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ブックマーク / gaikichi.hatenablog.com (4)

  • 再録 - 電氣アジール日録

    かつて雑誌『TONE』第2号(2005年6月刊行)に執筆した原稿。 ■「戦争」を描いたヴィジュアル作品レビュー10 (2)中沢啓治『はだしのゲン』(1973年) 【啓蒙的反戦漫画? これは変わらぬ日人へ呪いだ】 「原爆を憎んで、なぜかそれを落としたアメリカを憎まず」……考えても見ればおかしなものだ、しかし、それが戦後平和主義の教えだった。結果的に、この教えを普及させた一端は多分『はだしのゲン』だろう。 だが、この漫画を文部省PTA日教組御用達にした奴らなんかどうでもいい。この漫画で、終盤大人になるにつれ思想がはっきりしてくる以前の、子供のゲンにとって、無人格の「ピカ」以外で最大の悪役は誰だったか? それは東條英機でもなければマッカーサーでもない。それを今一度考えることは、無駄ではないかも知れない。 『はだしのゲン』は長らく、小学校の学級文庫で唯一読める漫画だった。全身焼けただれた被爆者た

    再録 - 電氣アジール日録
    maangie
    maangie 2013/08/25
    中沢啓治。
  • 2011-12-23

    先日、今さらネット世論での麻生太郎人気について述べたが、あえて今さらついでに「オタクは右傾化したのか」について考えてみたい。 ハッキリ言って「オタクと右翼・左翼」という話は、それで一冊が書けるだけの(しょーもない)論題になるが、俺のような泡沫の書き手にそんな原稿を依頼する酔狂な編集者もいないか。 1980年代当時から「右翼とか左翼とかいう語句は将来死後になる」とさんざん言われてきたが、今のネット世論では一向に死語にならない。どーしてもそういう分類をしたがる人がいなくならないわけだ。 結論から言ってしまえば「オタクに右翼も左翼もない。自分の趣味をスノッブに権威づけするため、時代状況によって都合良く、左翼っぽいことを言うオタクと右翼っぽいことを言うオタクがいただけ」というのがわたしの持論だ。 何の文化ジャンルでも、ジャンル自体に右も左もない。たとえば文学者にも、三島由紀夫みたいな右派と大江健

    2011-12-23
    maangie
    maangie 2011/12/24
  • 相対的な世界観 - 電氣アジール日録

    KKベスト新書『100文字でわかる日地図』(isbn:4584121680)刊行。今回は 1章.日の自然・環境 2章.日の生活・文化 3章.日政治・経済 4章.日の産業 5章.日の社会・制度 という構成で、わたしはおもに1、3、5章の詳細部分を執筆、というか、もうほとんど全部の章にタッチしてます。 皆様は、夕張市に続いて倒産危険度の高い地方自治体はどこかご存知か? 東日と西日では医師数が多いのはどちらかご存知か? フリーターや派遣社員が多い県はどこかご存知か? はっきりいって、書いた自分自身、今回調べて初めて知ったことは多い。 というか、東京在住ではいかに気づけないことが多いかと痛感する。 総務省刊行の統計や各省庁の白書などを見れば、都道府県別の、高齢者の比率でも生活保護受給者の比率でも、農産物の収穫量でもなんでも、数値だけはわかる。 問題は、なぜそういう数値になるかだ

    相対的な世界観 - 電氣アジール日録
  • 2007-12-13

    PHP文庫『裁判所へいこう! 』(asin:4569669220)刊行。 要するに裁判傍聴入門ですね。 今回は、冒頭の、そもそも裁判所とはどのような場かといった概説のほか、刑法裁判の各種例(殺人罪、放火罪、窃盗罪、詐欺罪etcetc)、世界の法学史上のトリビア(珍判決の例、動物や無生物を被告にした欧米の宗教裁判の歴史、今でもある決闘罪etcetc)、あと巻末の裁判官鑑賞参考用ブックガイド&シネマガイド(『半落ち』『それでもボクはやってない』etcetc)などを担当。 書の執筆中は、実際、何度か東京地裁に見学にも行った(傍聴マニアの間では有名な阿蘇山大噴火氏とエレベーターの前ですれ違ったりした)。 被告は悪人そうに見えない場合も多い。家宅侵入強制わいせつ事件の裁判を見たら、意外に傍聴者に女性が多く(他人事ではなく、女性の敵許すまじ、という意識のためか?)、また被告が意外にイケメン風だった

    2007-12-13
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