衆院予算委員会は10日の理事懇談会で、山岡消費者相が閣僚就任前の2008年6月に、マルチ商法(連鎖販売取引)業者のイベントであいさつをした映像を収めたDVDを視聴した。 DVDは自民党が提供したもので、山岡氏が「日本では実に運が悪かった。ネズミ(講)と勘違いされ、ずっと遅れてしまった」などと話す内容だ。自民党の石破茂理事は視聴後、「山岡氏は、消費者を守る消費者相にふさわしくない」と述べ、山岡氏の自発的辞任や更迭を求めていく考えを示した。 自民党は山岡氏に対し、今国会で参院に問責決議案を提出する方針を固めており、他の野党にも協力を呼び掛けている。