時々、時間が取れる折に、心がけて実行していることがある。ぶらっと本屋に行き、“土地勘”がない分野の本、特に、その領域を深く深く掘り込んだような雑誌を何冊も買ってきて読んでみるのだ。 よくクリエーティビティに関する書籍に、「普段と全く違う通勤経路を取ったり、通ったことのない道を歩いてみたりする」ことの重要性が書かれている。脳の違った部分を刺激することで、新しい発想がわくことがあるということなのだろう。 これと似たような話だが、私自身、全く関係のない異分野の事柄を組み合わせることで、自分の専門領域で思いあぐねていた課題について、ぱっと明かりが差すという経験をしたことが何度もある。 余談ながら、永らく続けさせていただいているこのコラム自体、振り返ってみると様々なトピックについて、普通とはちょっと違う、いわば「補助線」を引くことで新しいアングルから見てみよう、というテーマのものが大半を占めている。
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