3月10日、1月経常収支が4カ月連続の赤字となり、2013年度には現行統計で初めて赤字転落する可能性が出てきた。写真は2012年3月、都内で撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 10日 ロイター] -1月経常収支が4カ月連続の赤字となり、2013年度には現行統計で初めて赤字転落する可能性が出てきた。同時に政府債務の国内ファイナンスが盤石とも言えないとの声が浮上している。 経常黒字に裏打ちされてきた国内貯蓄超過は、政府総債務残高が家計の純資産を間もなく上回る状況となり、怪しい雲行きとなってきた。国内貯蓄の大半は高齢者が保有し、金利の急上昇は起こりにくいとされているが、大幅な円安進行や、財政信認の崩壊に直面した場合、資産の海外流出が加速するリスクに注意を促すべきとの指摘も出ている。
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