2019年4月と2021年10月の2度のクーデターのあと軍事政権を分かち合ってきた国軍と民兵団が、2023年4月15日に決裂して戦闘を始め、スーダンは内戦に突入した。遠因は19世紀のエジプトによる征服以来の首都と地方の格差と、国として統一性を考えない統治にある。エジプト、ロシア、アラブ首 (...) →
本ブログに関して、個人的な友人に対してはあまり知らせていないのだが、昨日の会話で2名程度の読者は増えることになるかもしれない。まぁ、本人に知らせるちょっとした業務連絡である。なお今回のエントリはそれを受けたものでもない。別に更新が急いで必要なわけでもないし、たまには前向きな話題も書きたいと思っただけである。このリベリアにまつわる話は以前の経緯が陰惨なものであっただけになおさらである。 安全保障理事会は、4月27日にリベリアのダイヤモンド輸出を解禁する決定をした事が報じられている(参照1)いわゆる「ブラッド・ダイヤモンド」問題は映画の影響もあって国際的にも批判されていた。通常の一次産品(例えば原油が典型)と比較して、商品に至るまでの生産設備の問題が少ないことは、むしろ外国勢力による利権の問題を少なくさせた。正確に言うと政治的障害となる構造ではなかったというところか。いずれにせよこの問題での禁
既に様々なページで話題になっているが、Google Earthはダルフール紛争に関する新レイヤーを追加したと報じられている(参照1)この試みは大変に有意義なものだ。情報とそれによる人の意識の変化のみがこの種の問題を解決するからだ。本ブログでも何回か取り上げているこの問題だが、簡単ながら状況の推移を記しておきたい。 前回のエントリでICCの対応を取り上げた。その後戦争犯罪であることは間違いないということになり、代表的人物として容疑者も名指しして引き渡しを求めることになった。しかしスーダン政府はこれを拒絶している。(参照2)これは政治的に大きな情勢の変化と言えるだろう。信頼性の高い人物の情報がソースとなり、公式な国際機関からの正式な要請を拒絶したという事実が残るからだ。 にもかかわらず、昨年国連の組織改編の一環として成立した国連人権理事会の対応はお寒い限りである。理事国の顔ぶれはこのようなもの
フランスの次期大統領候補、フランソワ・バイル元教育相(仏民主連合)とセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相(社会党)が、スーダン政府が関与したダルフール地方の紛争をめぐり、これを非難する国連制裁を妨げているとして、中国を批判している。二人は北京オリンピックのボイコットも呼びかけている。 北京五輪ボイコット論も スーダン制裁 仏大統領候補が批判 [FujiSankei Business i. ] パリで22日までにダルフール問題解決を目指す民間団体主催の会議が開かれ、シラク大統領は国連部隊の展開に消極的なスーダンへの制裁を主張。これまで以上に踏み込んで同国を批判した。 これに関連し、次期大統領候補のバイル元教育相(仏民主連合)は「中国が安保理決議に反対するなら、北京五輪をボイコットすべきだ」と明言。ロワイヤル元環境相(社会党)も「北京五輪を利用して(中国に)圧力をかけるべきだ」と強調した。 仏大統領
全体構図が今一つ読めないのだが、このあたりでパキスタン情勢についてメモがてらエントリを書いておいたほうがよさそうな感じがする。そう思ったきっかけはワジリスタン情勢だ。国内ニュースでは共同”武装勢力と戦闘、30人死亡 パキスタン部族地域”(参照)がある。 パキスタン軍報道官は20日、アフガニスタン国境に近い北西部部族地域の南ワジリスタン地区で、地元部族とウズベク人中心の武装勢力による戦闘があり、約30人が死亡したことを明らかにした。国際テロ組織アルカーイダに関係する武装勢力とみられる。 日本だと一部の奇妙な情報発信のせいなのか、アルカイダを米国が創作したフィクションのように捉えるむきもあり、ましてブログで扱ってもそういうヘンテコな意見に混ざってしまいがちなので、書くのがおっくうになる。が、気を取り直す。 同ニュースにもあるが、今回の戦闘はその前日に始まっており、襲撃されたのは学校バス。死者に
うまくいかない日に仕込むラペ 「あぁ、今日のわたしダメダメだ…」 そういう日は何かで取り返したくなる。長々と夜更かしして本を読んだり、刺繍をしたり…日中の自分のミスを取り戻すが如く、意味のあることをしたくなるのです。 うまくいかなかった日のわたしの最近のリベンジ方法。美味しいラペを…
Last Updated: Wednesday, 6 December 2006, 16:17 GMT The conflict in Darfur in western Sudan began in 2003 after rebel groups began attacking government targets, saying their communities were being discriminated against in favour of Arabs. Darfur, which means land of the Fur, has faced many years of tension over land and grazing rights between the mostly nomadic Arabs, and farmers from the Fur, Mas
国内報道をあまり見かけないのだが、ダルフール危機についてブログしておく時期かもしれないと思うのでごく簡単に。 前段の話としては「極東ブログ: ダルフール危機がチャドに及ぶ」(参照)を参照されたい。あるいはカワセミさんの「カワセミの世界情勢ブログ: スーダン情勢に関する観察(4)及び中央アフリカへの波及」(参照)のほうが的確だろう。エントリ中「この問題に持続的に関心を寄せている人がむしろ疲れ果てていて、それを感じ取れないという事もままある話だ」との指摘は痛切に感じられる。 現状だが、ダルフール危機がチャドに及び、ルワンダ・ジェノサイド(genocide)と同類の危険性があるとの警告がUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)から出された。UNHCRのサイトではわかりづらいのでBBC"Chad may face genocide, UN warns"(参照)より。 Chad may face ge
2007年02月09日19:30 カテゴリ 静岡空港建設と焼却灰不法投棄に抗議し焼身自殺 青山貞一 静岡空港建設と焼却灰 不法投棄に抗議し 焼身自殺 青山貞一 私(青山)も地元住民や住民団体の依頼で何度か現地にでかけ、また中村敦夫参議院議員(当時)や佐藤謙一郎衆議院議員(当時)ら国会議員と石川静岡県知事に抗議に静岡県庁に出向いたこともある静岡空港問題そして静岡市吉津の高濃度ダイオキシンを含む焼却灰の野積問題に関連し抗議し、住民が県庁前で焼身自殺をはかった。 ◆清流ネット静岡のホームページ ◆青山貞一:静岡市吉津の「放置17年、焼却灰の山」 ◆青山貞一:地方空港建設事業と財政・環境問題 出典:静岡県空港建設局パンフレットより 撮影:市村拓斗氏 焼身自殺をはかったのは、「清流ネット静岡」事務局長で「空港はいらない静岡県民の会」の事務局員の井上英作さんである。 こころから井上さんのご冥福をお祈
このところ、各エントリーのコメント欄に大量の匿名の書き込みが続いていて、すごく困ってます。 ほとんどは、「早く左翼教、文学教を脱して、あなたも現世教の信者に!」といった趣旨の内容で、「間に合ってます」という感じなんですが、いくつかすごく気になったコメントがありました。 それらについて、少し思ったことを書いてみます。 ひとつは、『06年最後のエントリーは、労働運動について考える』と題をつけた昨年12月31日のエントリーのコメント欄から。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20061231/p3 こんなふうに書いてあります。 さっきからさ。”イメージ”だの、”思う”だの あいまいな言葉ばかりつかってるけどさ・・・ 実際に働く人に接したことないの? 働く人たちの組織に接して彼らの意見を じかに肌に触れて感じたことないの? かれらの息遣い感じたこと無いわけ? 彼らの愚痴聞い
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