ヒトの環境世界は脳機能から生じた写像でしかないわけです。なぜなら、認識可能な環境世界は写像でしかなく、その写像世界とのインタラクションとして行為や知覚も脳機能から生じた写像なのですからとうぜんより強い構造化=脳化へと向かうわけです。 われわれは構造化が運命づけられた写像世界に閉じ込められているわけです。これを打ち破るには脳を壊すしかないわけです。壊れた脳の写像世界Bのヒトは、正常なAの世界では適応できなくなります。 知覚情報が脳を通過することで、人の営みが生じるのですから、産出されるものは脳癖=人臭さを潜在させています。人工物と自然物の違いは一瞬でわかりますよね?つまり、写像世界意味論では、文化は脳の糞です。 ポイントは情動です。情動はヒト脳のコントロールをすり抜けるからです。つまり、黒幕です。ヒト脳がつかまえる情報=意識なわけですが、そのつかまる手前で情報が写像世界に漏れてしまうわけです