メディアやテクノロジーの進化によって、文化や表現はジャンルを超えて変化しつづけています。しかし、日本の表現の原動力やおもしろさの根底には、繊細さや軽やかさ、遊び心やものづくりの精神、独特な物語性やあふれる夢など、日本独自の文化や日本人ならではの感性が感じられます。 「日本のメディア芸術」は、キュレイターや専門家の方々が推薦する「日本らしさ」が感じられる作品をさまざまな視点から紹介するだけでなく、著名人とアーティストとのトークセッションを交えながら、日本の表現とは何かをあらためて探っていく、ウェブ上の企画展のシリーズです。 「これが普通」と思い込んでいる感覚や知覚を、一瞬ゆるがすインタラクティブアート、インスタレーションなどに注目。思い込みや既成観念から離れ、感覚の不思議を再発見し、日本人ならではの感覚の豊かさを見つめてみます。 トークセッション: 布施 英利(芸術学者)× 八谷 和