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ブックマーク / sivad.hatenablog.com (29)

  • 日米大学連合にみる提言力の差 - 赤の女王とお茶を

    文脈も違いますし、理学部長会議と大学協会の差もありますから、単純に比較するのはフェアではないと思いますが。 まず、11月23日に提出された全国10大学理学部長からの提言。 国立大学法人10大学理学部長会議の緊急提言 私達,国立大学法人10大学理学部長会議は,まず,事業仕分け前半でなされた科学技術・学術研究や次世代人材育成に関わる事業に対する判断の再考を求めます。事業仕分け後半においては,“短期的成果主義”から脱却し,基礎科学が有する特徴と,基礎科学を担っている国立大学法人を含む学術機関が置かれている現状に十分に配慮し,適切に判断されることを強く望みます。科学技術創造立国を目指す我が国が,人類の持続的繁栄に世界の先頭に立って貢献していくという観点からの議論を願うものです。 若い人にまっさきに任期制を導入しておいて「“短期的成果主義”から脱却」もなにもないだろう、というツッコミはさておき、総論

    日米大学連合にみる提言力の差 - 赤の女王とお茶を
  • 日本は21世紀、とんでもなく重要な役割を担いうるよ - 赤の女王とお茶を

    まあもちろんわれわれが逃げずに頑張れば、の話だけども。 大体だねー、世界を見渡しても日ほどの 科学技術教育レベル・文化芸術・社会的安定・そして安くて美味い事 を持った国がどんだけあるかと。そりゃあそれぞれトップではないかもしれないが、これだけのものを総合的に、しかも焼け野原から作り上げた潜在力はやはり恐るべきものです。 むろんボーっとしていれば過去の遺産をい潰すだけ、という意味で兜の緒を締めなおすことは必要です。 ただし20世紀的バブルを基準に物事を考えているようなアナクロな世界観では21世紀をリードすることはおぼつかない。 確かに規模の経済においては中国にかないません。 しかしこれから数十年、新興国で社会的安定が得られるでしょうか?おそらく一波乱、二波乱ありますよ。特に中国ではかなり大きな事が起こる。アジアにおいて最も信頼性の高い社会は依然日であり続けるでしょう。 そもそも、経

    日本は21世紀、とんでもなく重要な役割を担いうるよ - 赤の女王とお茶を
    mn_kr
    mn_kr 2009/05/02
    “規模で他に道を譲ることがあっても、日本は新たなコンセプトリーダーになり得るでしょう。先進国も、新興国も、今後「社会」と「質」の問題で必ず悩むことになる。それを先取りすることが日本には可能”
  • 上げ潮とかバラマキとかリフレとかについてざっくりまとめてみるメモ - 赤の女王とお茶を 2008-09-06

    まあ分からんなりに整理してみましょうか。政治の季節だしね。 あくまで素人談義ですので、専門家の皆さんフォローよろしくお願いします。 例えばこちらによると 経済政策において大きく4つの流派?があることになってるそうです。 1.財政再建派(増税派) 2.積極財政派(バラマキ派) 3.上げ潮派(構造改革派) 4.リフレ派(金融政策派) 1.財政再建派(増税派) ってのはまず最初に国の借金を返そうぜ派ってことで、となると増税しなきゃ始まらんよな、ということでしょうか。特に消費税を使うのが好きみたいですね。 確かに国の借金は膨大ですけど、こういうとこ http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-515.html にあるように、日国の借金は日国民に対する借金なので、すぐに怖いお兄さんが取り立てにくるような状況とは違うようです。 将来的に減らしてい

    上げ潮とかバラマキとかリフレとかについてざっくりまとめてみるメモ - 赤の女王とお茶を 2008-09-06
  • 市場・原理主義 or 市場原理・主義? - 赤の女王とお茶を

    文をどこで区切るかで意味が変わってしまう言葉遊びを「ぎなた読み」、というそうです。 有名なのでは、 ・「ここではきものをぬいでください」→ここでは着物を脱いでください/ここで履物を脱いでください ・「ふたえにしてくびにかけるじゅず」→二重にして首にかける数珠/二重にし手首にかける数珠 ・「けいざいはきゅうこうか」→経済波及効果/経済は急降下 ・「おもいこんだら」→思いこんだら/重いコンダラ(?) なんかがありますね。 で、今回サブプライム問題から端を発したアメリカの金融破綻。 「市場原理主義の限界」「いややはり市場原理主義は生き残る」 などなど百家争鳴でなかなか面白いのですが、この「市場原理主義」って言葉も考えてみるとやっかいなものではないでしょうか。 市場・原理主義。 市場原理・主義。 ぎなた読み的に区切る場所を変えることで、ほとんど正反対に近いくらいに意味が変わってくるのです。 市場・

    市場・原理主義 or 市場原理・主義? - 赤の女王とお茶を
    mn_kr
    mn_kr 2008/10/11
    「ぎなた読み」|市場・原理主義から市場原理・主義へ
  • 倫理の根拠とお水のセカイ(本編) - 赤の女王とお茶を

    こちらの編。 まだまとまりきっていない話ですし、分かりやすくかけるか怪しいところですが。 「水伝」など多くのニセ科学批判の文脈で基となる考え方の一つに、「科学は倫理を与えない」というものがあります。あるいは、「である」は「べき」を導かない。ヒュームの法則、または自然主義の誤謬、とも表現します。 科学はセカイが”How”「どのように」「ある」かを明らかにするものであって、どのようにある「べき」か、つまり倫理や規範を定めるものではない、ということです。もちろん、ゴーヤの佃煮を作るときは五倍酢をつかう「べき」だ、コーヒー豆は封を開けたら冷蔵庫にいれる「べき」ではない、というように、ある状態を達成するための手順について科学が「べき」を与えることはあります。 しかし、どう生きるか、のような根源的なレベルにおける、向かうべき「目的」を科学知識そのものが規定することはないよ、というのが科学的思考にお

    倫理の根拠とお水のセカイ(本編) - 赤の女王とお茶を
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    mn_kr 2008/10/11
    “歴史的に人権が生まれた経緯というものはありますが、それは「である」の記述であって、「べき」を導くものではない”
  • 日本はそろそろノーベル賞のクレクレをやめてもよい国だと思う - 赤の女王とお茶を

    今年のノーベル賞はいろいろな意味で興味深かったし、質の高いエントリが沢山書かれたと思います。 研究の奥深さや学問の素晴らしさがアピールされる一方、ノーベル賞の不完全さにもスポットライトが当たった点が特に面白かったですね。 例えばこんな記事たち。 Douglas Prasher博士のケース、ノーベル化学賞の裏側で このかたは、下村博士のおられたところ同じ海洋研究所にいて博士がみつけたGFPタンパク質の遺伝子をつかまえてその配列やアミノ酸配列を決めたものでした。 それで、まさにこの遺伝子をもちいてチャルフィー博士など今回の受賞となった研究をしようとしたのだけれども、継続困難で、研究費を打ち切られ職もうしなってしまったのだそうです。 日にノーベル賞が来た理由 戸塚洋二博士(1942-2008.7.10)です。戸塚さんこそ、ノーベル賞をもらわないわけにはゆかない人でした。 なぜ「大してうれしくな

    日本はそろそろノーベル賞のクレクレをやめてもよい国だと思う - 赤の女王とお茶を
    mn_kr
    mn_kr 2008/10/11
    “そろそろ日本はサイエンスを「いただく」側から「生み出す」「与える」側に移ってもよい頃あいではないでしょうか。”|評価される側から評価する側へのシフト(という逆転)は可能かどうか問題
  • 動物は労働するか? - 赤の女王とお茶を

    ポスト・ヒューマンの魔術師のkimuraさんからコメントをいただきました。 以前私がつけたブックマークコメントに関して、動物が労働するのか否か、という点についての質問ということです。 ぶっちゃけそれは動物・人間・労働の定義次第ではあるのですが、kimuraさんの立脚する定義を完全に把握するのは大変なので、すみませんがとりあえずその辺なんとなくで進めてみます。 まず、例えばですが「腹が減ったので木の実をもいでべる」、というのは多分ここでの「労働」には含まれないでしょう。こういう、単純に自分の生理的欲求を満たす行動ならもちろん動物もやりますよね。 しかし人間社会、特に現代における「労働」というのは高度に社会化された行為です。それは組織や集団や社会の中の一部分として何らかの役割や機能を担い、生活時間の大半をその役割に費やす、ということです。 こういうことを動物がやるでしょうか。 組織や集団の部

    動物は労働するか? - 赤の女王とお茶を
    mn_kr
    mn_kr 2008/09/30
    “人間は、抽象的な概念や思考によって、はじめて遺伝的同一性に囚われず「社会」や「人間」という単位を構築でき、動物には不可能なレベルの巨大な組織的活動が可能”⇒人間概念の終演は社会維持を不可能にする
  • マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を

    ケーキ 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か 別に誰を批判というわけではなく、これらを読んでふと思いついたことですが。 fuku33さんのエントリにhokusyuさんがナチズムを持ち出してきて、確かにいきなりの飛躍のように思えるのですが、考えてみるとそもそもfuku33さんの教えておられる経営学、創始者はかのピーター・ドラッカー。 そしてドラッカーのキャリアはナチズムへの批判と分析から始まっていたりするのです。 ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/11/16メディア: 単行購入: 2人 クリック: 58回この商品を含むブログ (30件) を見るナチズムを体験したドラッカーはアメリカへ渡ってこの書を出版し、二度とあのような事態を引き起こさないための組織・社会運営の方法について考え始めます。

    マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を
    mn_kr
    mn_kr 2008/05/28
    “ナチズムを体験したドラッカーはその回避の為の組織・社会の運営方法を考える→マネジメント、近代経営学|「負担であるから社会政策を削る」というのは、ドラッカーのいう「マネジメント」の真逆(=反経営)”
  • アメリカの閣僚が優秀な本当の理由 - 赤の女王とお茶を

    明日は日曜だから官僚の俺が独り言を書いてみる などを読んでいて。 官僚氏、なかなか熱い。 いろいろと理想を持ちながら、そもそも「官僚が国を動かす」ということ自体が間違っていることに気づいて政治志向になっていく様子がよくわかります。この人いずれやめそうだなぁ。 例によってアメリカとの比較がいろいろ出てくるんですが、 クリントン政権の全閣僚31人のうち、20人は弁護士、6人はPh.D持ち、6人は学者。 ベスト&ブライテストじゃないですが、確かに向こうの政治家には専門家クラスや博士号持ちがウジャウジャしています。 なぜか? 先日アメリカで開催されたAAASの年会に出席された方の報告の中に、ロビイストに関するかなーり面白い話があったのでご紹介します。 あ、ちなみにAAAS(American Association for the Advancement of Science)とは日の理系が敗北す

    アメリカの閣僚が優秀な本当の理由 - 赤の女王とお茶を
  • 「世の中は変えられないから自分が変わる」という人は自分で檻を作って自分で檻に入っている - 赤の女王とお茶を

    といえるのかもしれません。女性に限らずね。 自分で檻を作って自分で檻に入った奇妙な獣 社会システムというものが権力によって構築されるとするならば、その仕組みは当然、権力を利するようになっているはず。 つまり権力を持たないものが単純にシステムに「適応」することは、権力者を直接間接に利することに他ならず、「自分の首を絞めている」と見ることも可能です。 そうはいっても、目の前の権力や強者やシステムに適応・迎合した方が都合がいいという判断は個人・短期のレベルでは十分にありえます。 クラスでは空気に合わせて道化を演じた方が居場所を確保できるし 職場ではサービス残業に励んだ方が上司の心象がいいし アメさんに成果主義といわれれば成果主義、フラット化といわれればフラット化を所与にしておいた方がいいだろう そして 男性がカネや権力を握っているなら、それを男性と奪い合うより共有する立場に立った方がトクだろう

    「世の中は変えられないから自分が変わる」という人は自分で檻を作って自分で檻に入っている - 赤の女王とお茶を
    mn_kr
    mn_kr 2008/02/15
    檻には二つの使い方がありますよ。一つは猛獣を閉じこめるため、もう一つは猛獣から逃れるため。
  • 男女文化差の根源は生理と腕力?

    「根が理系」の女性が少ない理由 が興味深いです。まあもちろん生物的な差、文化的な差、社会状況、ない交ぜになっているのは前提として。 同じくmichyさんのエントリで女の子が子供を産むために払っている犠牲の一例があるんですが、私はこの辺がクリティカルなんじゃないかと感じます。 排卵前片頭痛 排卵痛 月経前緊張症(PMS) 月経痛 月経の終わり頃にも片頭痛 これらの現象はストレスで容易に悪化します。仕事で疲れてるときや精神的に参ってるときはもっとひどいです。 (sivadによる部分引用) 思春期以降毎月毎月、これほどの体調悪化に必ず見舞われるわけです。子供を産む産まない以前に、女性は自分の「身体的快・不快」に注意を向ける・向けざるを得ない機会が男性よりはるかに多い。 畢竟、何かを考える際に「ソレが自分・人間の快・不快にどう影響するのか」という点(=全体的視点?)に関心が向きやすくなるのでは、と

    男女文化差の根源は生理と腕力?
    mn_kr
    mn_kr 2008/02/15
    男性‐腕力‐権力志向/女性‐生理(月経)‐快不快への敏感性。その一方で、こうしたことを生物学的要因へと容易に還元してしまうことの危険性。
  • 赤の女王とお茶を セックスは生殖のためにあらず

    とまでは言いすぎなんでしょうけど。 Inspired by 日及び海外婚姻事情. 大体、「種の子孫を残すため」にしては「セックス」という行為は手間ヒマかかりすぎると思いませんか? 有性生殖が大事ならチャッチャと手早く済ませればいいものを、ことに高等動物の「セックス」というやつは何かと面倒な手続きが多い。 何故か? それは、セックスとは「性淘汰」における「戦場」だからなのです*1。 戦うのは誰か? そこには二つの戦いがあります。 1.異性間での戦いと、2.同性間の戦いです。 異性間の戦いとはつまり「いかにうまく異性を惹き付けるか」であり、同性間の戦いとは「いかにうまく他の同性を出し抜くか」の争いを意味します。 ただ高等動物の場合メスが出産や産卵というコストを担っているため、そこには非対称性が生じます。 1.においては、オスはいかにメスを惹き付けるか、そしてメスはいかに自分(の子)に都合のよ

    赤の女王とお茶を セックスは生殖のためにあらず
    mn_kr
    mn_kr 2008/02/15
     セックスとは単なる生殖行動ではなく、高等生物においては「性淘汰」の「戦場」となる
  • 日本をグーグル化する5つの方法 - 赤の女王とお茶を

    やたら流行りのようですが、究極の自己啓発といえばライフ八苦だけに「八正道」で決まりでしょう。 それはそうと、日屈指の知性が自分ハックばかり説いてるんじゃあつまらない。せっかくならジャパンハックくらいのことは言ってもらいたいもんです。 でまあ、件のはまだ読んでないのですが、思いつきで以下、「日グーグル化する5つの方法」。 1.科学的思考を身につけよう グーグルが博士号を重視するのは、「地頭」の良さのみならず博士号取得によって訓練された科学的思考や探求の方法に意味があるから。単に処理するだけではない、主体的で頑丈な思考。 科学的探求のプロセス自体を学ぶべく「科学教育」を推進しましょう。 2.ミッションを定めよう 「世界政府のやるべきこと」だとか「邪悪なことはしない」だとか。実際のところどこまで当かは知りませんが、少なくとも多様な知性をまとめるには大まかな「向かうべき方向」と、「向かっ

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    mn_kr
    mn_kr 2008/02/15
    “八苦”
  • 体罰専門教員てなどう?

    ってなスローガンをここんとこよく目にしますね。いやまあ志は素晴らしいと思いますが、何だか「元気」を履き違えてるんじゃないかって気もします。 威勢の良さや派手な生活だけが「元気」じゃあありませんよ。 穏やかな日常、一人で読書、ぼーっとする午後、なんてのが「元気」である人だって決して少なくはないはずです。ここんとこを間違えてると、日は総体としては決して「元気」にはならないんじゃないか、と思います。 久々にテレビをつけてみると、教育なんたらのダメ番組が。 例によって体罰の話になってました。自信満々で「指導」ガンガンしてます、なんて教員が出てきてウンザリ。 ちょっと前に甲子園関連で http://plus-ultra.cocolog-nifty.com/ultra/2005/08/post_8480.html http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050827/p1

    体罰専門教員てなどう?
    mn_kr
    mn_kr 2008/02/15
    「ぐっと力を入れて子どもの両肩を押さえ、真正面から顔をつきあわせて問いかけることができる大人は子どもに体罰が不要なくらいの力が伝達できる。」
  • 「名誉」はゲーム続行のからくりなのかも - 赤の女王とお茶を

    なと思ったり。 囚人のジレンマによると、 ゲームの繰り返し回数nを両方の囚人がともに知っていた場合は、全ての回で囚人がともに「裏切り」を選択する事が分かっている。 不確定要素はゲームにおける戦略・振る舞いに強い影響を与えますが、特に「残り回数」というのは大きなファクターだと考えられています。 「残り回数」。 いやな言葉ですが、人間にも「残り回数」は厳然として存在します。 人間の死亡率は今のところ100%なわけで、どんな人であろうとゲーム/関係の機会は有限です。とはいえ、若い時から自分の残り人生をカウントすることはあまりないでしょうし、カウントしてもブレが大きいのでその量的な有限性を明確に意識することはありません。 しかし、40を超え、50にたどり着く辺りから、「カウント」の冷たい音がカチカチと聴こえはじめます。 もはや漠然とした有限性ではなく、確実で明確な「残り回数」が見え始める。 ここで

    「名誉」はゲーム続行のからくりなのかも - 赤の女王とお茶を
  • 思想解析だって - 赤の女王とお茶を

    思想解析的な脳内メーカー なかなか面白いすね。 東浩紀が入ってるのか。。バルトはロラン・バルト? ハートってどのハートだろう。ダーウィンはズバリです。素晴らしい。これはやっぱどっかからブログの内容が反映されてるんでしょうかね〜。 ちなみに東浩紀を入れてみると… 東浩紀の41%は謎の電磁波の影響を受けています 東浩紀の39%は大川隆法の影響を受けています 東浩紀の8%は八木秀次の影響を受けています 東浩紀の7%はバタイユの影響を受けています 東浩紀の5%はマルクスの影響を受けています …これはひどい。 ダーウィンだと、 ダーウィンの96%はむつごろうさんの影響を受けています ダーウィンの4%は韮澤潤一郎の影響を受けています …これもひどい。というかむつごろうさんは流石。 ところで、お茶アイコンつけてみました。これならなんとなく落ち着きます。

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  • 知性にオッカムの剃刀は入らない - 赤の女王とお茶を

    ノーベル賞博士が差別発言「黒人、知能で白人に劣る」 コレねぇ。まあワトソン博士は社会的発言がアレということでは有名ではあったけど、齢ってさらに脇が甘くなったといいますか。 ただ社会的といいましたが、これは科学的にも十分アレな話なわけで。 例えばこれが「IQ」の話であれば、IQの統計的な平均値は アジア人>白人>黒人*1 らしいので、まあ黒人が劣る、というのは嘘ではありません。 しかし原文を見てみると*2 He says that he is “inherently gloomy about the prospect of Africa” because “all our social policies are based on the fact that their intelligence is the same as ours ? whereas all the testing sa

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  • 赤の女王とお茶を - なぜ研究者は貧乏なのか

    似たようなことを最近よく思う 週末の記録 研究って面白い? 「研究」という仕事には、人生を狂わせる危険な構造が潜んでいます。 まずはこちらをごらんあれ。 ハンス・アビング『金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか』 ここでの「芸術」を「学問」だとか「研究」に変えてみると・・ 何だかんだいって学問には威信があり、愛好者は無論のこと、それを需要しない人々でさえその権威を認める。ゆえに市場ベースでは採算がとれずとも研究には支援や公的助成がなされる。そして人材は供給過剰となり、一部の勝ち組を除けば貧困に甘んじざるを得ない。その貧困にもかかわらず研究者志願は、一部はそのリスク愛好性ゆえに、また一部は学問そのものの威信へのより強いコミットメントゆえに、市場からなかなか去らない――。 あら不思議。なんの違和感もありません。 真理の探究だとか学問の面白さだとか、それ自体は素晴らしいものです。 しかしそれが職

    赤の女王とお茶を - なぜ研究者は貧乏なのか
  • ”キモさ”の政治学 - 赤の女王とお茶を

    文字通りの印象論。 北村弁護士の演説のこと やっぱりこういうアジは小泉さんが図抜けていて、余人が真似すると小さく見えてしまいますね。麻生さんですら小物に見えてしまうのだから、小泉さんの扇動力は53万を軽く超えているに違いありません。 で、確かに扇動手法の基は万国共通なんですが、つらつら見てきた感じ、日には他国にない独特の傾向があるように思います。 それは キモい方が負ける といういたってシンプルなもの。 逆に言えば、キモくない方が勝つ。 そのあたりはさすが小泉さんで、通常の扇動手法に加えてキチンとこの「キモ史観」をも押さえていました。なんせ小泉さんが設定した「抵抗勢力」のキモいことキモいこと。 こうなるともう勝って当たり前、テロリストに対するセガールの如し。 その点、安倍さんはぬかっていました。あろうことか、自らの内閣の中に「キモさ」を発生させてしまった。「美しい国」に始まり、教育再生

    ”キモさ”の政治学 - 赤の女王とお茶を
  • 赤の女王とお茶を - 5分でわかるドーキンスvsグールド

    ドーキンス VS グールド (ちくま学芸文庫) 作者: キム・ステルレルニー,狩野秀之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/10/07メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 45回この商品を含むブログ (70件) を見る久しぶりに再読。やはり面白いです。 せっかくなんで生物学界の二大プレゼンテーター、リチャード・ドーキンスと故スティーブン・J・グールドの生物進化観と、その論争について簡単にまとめてみましょう。 「利己的遺伝子」のドーキンス。 「断続平衡説」のグールド。 なんといっても二人を特徴付けるのはこれらの斬新なキャッチフレーズでしょう。 しかし同時に多くの誤解を生んだのもこの言葉たち。まずこの2つのフレーズについて、よくある誤解と正しい理解をチェックしておきましょう。 ・利己的遺伝子 あまりにも有名なこのフレーズ。「ミーム」と並んで、ドーキンスのコピーライターとしての才能

    赤の女王とお茶を - 5分でわかるドーキンスvsグールド