では、sk-44氏への直接の応答をはじめます。 1 不運にもあやまちをおかした者は ひざまずいて自己批判し たりぬときは刑にふくした 罪の負担を軽くしようと 喜んで処刑される者もたくさんあった 行きづまった一人の作家が 自己の愚かさに思いあまって 「自殺します」と手紙を書いたら 「すこし休暇をとれば きみの病気もなおるだろう」と やさしく答えたスターリン 最高に人間的だった同志スターリン ……………… あの頃はよかった なんでも知ってるスターリンがいて なんでも単純だったから 風の方向に とまどいすることもなかったから ……………… 鮎川信夫「世界は誰のものか」 より抜粋 この鮎川の「世界は誰のものか」という詩には、Tvardovskyという人物の以下の言葉が添えられています。 「われわれの書きものの大多数に見られる根本的欠陥は、真実を書いていないことである。何を書けば許され何を書けば許さ