16日、理科大エスキスチェック。淡々と模型をバージョンアップさせて来ている人もいるが、「家具」のフェイズになって足踏み状態となる者も出て来た。 よくCADだと寸法が身に付かない、と言われるが、これまでイマイチ理解できなかった。コンピュータ=ヴァーチャル=寸法感覚の欠如、というのはいささか図式的すぎるではないか、と思っていたが、理科大の学生を見ていると、本当にそうなのでびっくりしている。 個人の能力もあるだろうが、昨今はゆるゆるの平面に家具と洗濯物と植木鉢をばらまくのが流行だということもあり、寸法で空間を構築していく設計のイメージがそもそも湧かないらしい。 コンピュータ世代にとってそれは深刻な問題のように響くが、自分の経験に照らしても単にいくつか基本的な寸法を覚えればいいだけの話で、問題はそこまで深くない。コンピュータ化と寸法感覚の欠如は直接的には関係なく、単にコピペが簡単に出来るので自分で