講演:東浩紀(東京工業大学、批評家) 問題提起:千葉雅也(UTCP)「東浩紀とデリダ、ドゥルーズ、マラブーの三角形」 コメント:國分功一郎(高崎経済大学) 入場無料・参加登録不要 趣旨: デリダ研究『存在論的、郵便的』以後、東浩紀氏の仕事は、情報社会論、オタク文化論、文芸批評、そして新しい民主主義の構想へと拡がっているが、最新作の小説『クォンタム・ファミリーズ』は、そのすべてを総合しつつ、最初期の「ソルジェニーツィン試論」以来の関心である「確率的」な実存の引き受けを、可能世界実在論にもとづくSFによってあらためて問題化している。本シンポジウムでは、こうした展開において一貫する/あるいは変化してきた東氏の哲学のヴィジョンを、デリダそしてドゥルーズやマラブーといった20~21世紀フランス哲学の文脈と結びなおすことで再検討する。(文責:千葉雅也) ⇒【報告】 ⇒Poster Download