エイホ–コラシック法(英: Aho–Corasick algorithm)とは、1975年にアルフレッド・エイホと Margaret J. Corasick が発見した文字列探索アルゴリズムである[1]。 エイホ–コラシック法は、入力テキストについて有限の文字列群(辞書)の各要素を探す辞書式マッチングアルゴリズムの一種である。全パターンのマッチングを一斉に探索するため、そのアルゴリズムの計算量はパターン群の長さに対しても対象テキストの長さに対しても線形であり、さらに見つかったマッチングの数に対しても線形である。全てのマッチングを検出するため、パターン群にサブ文字列があれば、重複して検出される点に注意されたい(つまり、辞書が a, aa, aaa, aaaa で、入力テキストが aaaa の場合など)。 大まかに言えば、このアルゴリズムはトライ木を構築し、サフィックス木的に文字列(例えばab