熊本県水俣市議会は4日、日本共産党の平岡朱市議の水俣病被害者救済を求める質問中の発言の取り消しを求めた動議をチッソ系議員や自民党などの賛成多数で可決しました。 取り消されたのは平岡氏の6月25日の一般質問。水俣病問題について「国が水俣病特措法で被害地域とそうでない地域を一方的に分けたことは、まさに不当な線引きだ」としたうえで、線引きにより救済から取り残され苦しんでいる被害者のあたう限りの救済に向け、早急な不知火(しらぬい)海沿岸地域の健康調査を実施するよう市から国に働きかけることを求めたものです。 動議を出したのは最大会派「真志会」の真野頼隆市議。真野氏は議会運営委員会で、救済地域の線引きは「特定の団体との協議が行われ、一方的なものではなく事実に反する」として、取り消しを求めました。 これに対し平岡氏は改めて「発言取り消しには応じない」として、「協議は言葉通り『特定の団体』と行われたもので
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