前回のお話👇 mishablnc.hateblo.jp たもとに来たいきさつ、ラテの場合 ☆作者あとがき☆ ☆おまけ~へそ天キック~☆ たもとに来たいきさつ、ラテの場合 真っ白な毛並みの母猫からラテはきょうだいとともに生まれました。 目が開いてすぐに見えたのは 銀灰色の冷たい質感の壁に覆われたところでした。 そこは冷たい質感の壁とはうらはらに暖かい場所でした。 少しづつ歩けるようになり、外に出ると、 柔らかい質感の「土」というもの。 そこに生えている「植物」というもの。 その横には硬い質感の「道」というもの。 小さな体ではとても回り切れない広い世界が広がっていました。 大きな壁の向こうから二本足で歩く大きな体の生き物が出てきました。 人間は「あるもの」を下に置くと扉の向こうに消えていきました。 母猫はそれを食べ始めました。 ラテたちも真似をして食べてみました。 ころころと小さい石のような