前回のお話 処方箋の有効期限が切れそうなため、慌てて出先で見つけた初めての薬局に立ち寄ったナメ江さん。 そこはイチイさんの調剤薬局でした。 ナメ江さんから血圧上昇の相談を受け、イチイさんはお薬手帳を確認します。 すると甘草を多く含む、2種類の漢方を服用していました。 「血圧の上昇やむくみの原因が、漢方薬の副作用かもしれないので、先生にお伝えてもよろしいですか?」 「副作用?漢方薬二?」 先生に伝える?漢方薬に副作用なんてあるのかしら? 「あ、こちらの医療機関はポ村のくまじろ先生ですね?」 「御存知ナノ?」 「ええ、ポ村で村長に紹介されたことがあります」 「マァ、ポ村ニ、イラシタ事ガ、アルノ?村長トモ、オ知リ合イ、ナノネ?」 「ええ」 ナメ江さんはその話を聞いて、なんとなく親近感が湧いて来たようです。 「アノ…薬剤師サン、先生ニ、連絡、オ願イシマス」 「はい」 ナメ江さんに許可を得たイチイさ