東京都議選の立候補予定者の激励に回っている麻生首相が20日、「必勝を期して」というべきところを「惜敗を期して」と言い間違える一幕があった。 首相は文京区から立候補を予定している前職の事務所を訪れた際、「前回、僅差(きんさ)で惜敗を喫したが、ぜひ皆さん方のお力添えをいただいて、今回は必ず惜敗を期して」とあいさつ。隣にいた深谷隆司元通産相から何度か耳打ちされ、「再び勝って、必勝を」と言い直した。 首相は7月12日投開票の都議選を「衆院(総選挙)に直接つながる大事な選挙」と位置づけ、7日から自民党の立候補予定者の事務所を回っている。20日は8カ所を訪れる強行軍だった。