党員を前にマニフェストを説明する自民党の細田幹事長=仙台市青葉区のホテルで2009年8月7日午後3時27分、伊藤絵理子撮影 7日、仙台市で開かれた自民党マニフェスト(政権公約)説明会で、県議や党員らから「麻生降ろし」などを巡って混乱した自民党への批判が噴出し、細田博之幹事長が20分にわたって立ち往生する場面があった。 細田氏は民主党のマニフェストについて、「造花のバラだ」といつもの批判を始めた。さらに「自公政権の景気対策の効果が出るのはこれから」と理解を求めたが、質疑応答に移ると、「現場に立てば今回の衆院選の厳しさがわかる」などと厳しい意見が続出。畠山和純県議会議長は「政権は命がけで守るもの。幹事長には情熱が足りないのではないか」と痛烈に批判し、自治体の首長も自民党の混乱ぶりに不満をぶつけた。 出席者からも「(有権者を)説得しても、今度こそだまされないと言われる。申し訳ないと言ってほしい」