「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」の醍醐聰東大名誉教授らは20日、国会内で記者会見し、安倍晋三首相に「TPP交渉からの即時脱退を求める要望書」を提出し、衆参両院の農林水産委員長に要望したと発表しました。 安倍首相への要望書では、環太平洋連携協定(TPP)の日米事前協議に関連し、日本郵政が米国保険会社アフラックのがん保険を全国の郵便局で販売することを受け入れたことは全面屈服だと指摘。「TPP交渉が米国ならびに内外の一握りの多国籍企業に日本の国民益を売り渡す屈辱的な壊国交渉であることが一層明白になった」として、「TPP交渉からの脱退」とともにTPP交渉と並行して行われる日米2国間協議を「直ちに打ち切る」ことを求めています。 衆参農林水産委員長への要請では、農産品5品目の「聖域」扱い、残留農薬・食品添加物の基準、漁業補助金の維持、ISD(投資家対国家紛争処理)条項に合意しないこ