16年五輪の開催候補地視察で、東京を訪れている国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会への説明をした石原慎太郎都知事は16日夜、都内であった記者会見で、「ヨーロッパの国によるアジアの植民地統治に比べ、日本の統治は公平だったと聞いた」と述べた。 英国人記者が「石原知事は日本の朝鮮半島への行為を矮小(わいしょう)化しているため開催地に選ばれるべきではないという、韓国での報道があるのを知っているか」と質問。石原知事は「日本の韓国の統治がすべて正しかったと言った覚えはまったくない」としたうえで、「日本のやったことはむしろ非常に優しくて公平なものだったということを朴大統領(朴正熙(パク・チョンヒ)・韓国元大統領)からじかに聞いた」と述べた。