靖国神社前で「安倍晋三政権の軍国主義化」を非難する声明を発表しようと訪日した韓国の左派系野党、民主党の国会議員らは15日、神社に向かおうとしたが、警察に押しとどめられ、声明発表を断念した。 同党の李鍾杰(イ・ジョンゴル)議員ら4人は同日午前8時に神社前で声明を読み上げる予定で、都内のホテルからタクシーで出発したが、神社から南に約500メートルの交差点で警察に停止を求められた。 李議員らはその場で、安倍政権の閣僚の靖国参拝を非難する横断幕を広げ、「安倍政権の軍国主義化は日韓関係を阻害している」などと訴えた。しかし、右翼団体関係者らも集まり激しく抗議したため、「危険が及ぶ恐れがある」との警察の説得を聞き入れ、ホテルに引き返した。 報道陣に配布された声明は、「安倍政権は平和憲法を侵害して軍隊を保有し、日本の軍国主義化と同時に世界の緊張を高めるだろう」など批判し、安倍首相に「過去の歴史への謝罪」を