熊本県芦北町箙瀬では、大雨で浸水した自宅から一度は避難したものの、再び戻った78歳の女性が亡くなりました。ことし5月に亡くなり自宅に置いてあった息子の骨つぼを取りに戻ったのではないかとみられています。 レイ子さんは夫の守さん(75)と自宅で休んでいたところ、今月4日の午前3時半ごろ、近くの球磨川の水があふれ始め、午前4時ごろには水が家に迫ってきたため、2人で外へ避難しました。 しかし、その直後、レイ子さんは何もいわずに1人で自宅に引き返しました。 守さんは自宅前で戻ってくるのを待ちましたが、その間、水が増え続け、身の危険を感じたため、やむなく近くの人とともに高台へ避難したということです。 そして、昼すぎになって水が腰のあたりまで引いたことから自宅へ戻ってみると、玄関先でうつぶせの状態で水につかったレイ子さんが見つかりました。 レイ子さんは、両手でおなかのところに何かを抱きかかえたようにして