小学校高学年から高校あたりまでの思春期は、自分の体型を気にして、女性が人一倍多感になる時期。そんな時に、「デブ」とか「太ってる」と周りに言われると、深く傷つきます。 そんな精神的な傷が、9年という長い時を経ても、心理的ストレスとして残ってしまうということが、アメリカで行われた大規模な研究で明らかになりました。 ■「太い」と言われた人は9年後も太い傾向に 1,213人のアフリカン・アメリカンと1,166人の白人、合計で2,379人の少女を対象に、アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者が行った調査で、驚くべき事実が明らかになりました。 対象者のうち、まず58%が10歳の時に家族や友達、先生などに「太り過ぎ」と言われた経験がありました。そして、その経験がある人は、当時と9年後に身長体重の測定を行った結果、9年後の19歳になった時点でも、他の女性に比べて1.66倍も太っていたのです。