ウクライナ各地でロシア軍による攻撃が続く中、現地に軍隊を派遣してウクライナ側を助けようとする国が出てこない。 筆者が住む英国はウクライナ側に武器を提供してきたが、自国の軍隊派遣は想定外だ。米国もほかの欧州各国も、直接の派遣は避ける方針だ。 ロシアとウクライナの間では何らかの妥協策を見つけるべく話し合いが続いているものの、1週間前に始まった侵攻は止まっていない。 「軍隊を現地に投入しない」という方針の理由を見てみよう。 CNNの報道によると(3月2日付け報道、一部抜粋) 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は2月27日、CNNに対し、バイデン政権はウクライナに米軍を投入しない方針を明確にしてきたと説明。「米国人兵士を危険にさらすつもりはない」と述べた。米国はあらゆる機会にロシアの行動を非難しているものの、バイデン大統領は米軍がウクライナ入りしてロシアと直接交戦することはないと努めて強調し