知られざる「日本の住宅とその性能」について焦点をあてる本連載。今回のテーマは「断熱・気密性能」。家を新築される9割以上が日本の住宅性能は優れていると思われているようですが、実際のところ、住宅の基本性能である「断熱・気密性能」に関して、日本は先進各国のなかで大幅に劣っている状況にあるのです。詳しく解説していきます。 \著者登壇セミナー|9月28日(土)開催/ 日本製鉄独自技術「NSスーパーフレーム工法」で実現する 長期的に資産価値が落ちない 新発想の〈高気密〉〈高断熱〉賃貸マンション経営 「日本の住宅性能は優れている」という勘違い 筆者の肌感覚としては、家を新築される人の9割以上の人は日本の住宅性能は優れていると思っているようです。残念なことに事実はこの逆で、一般的に建てられている日本の住宅の基本性能、特に断熱・気密性能は、先進国で大幅に劣っている状況にあります。欧米はおろか、今や韓国や中国