血液型本が今年の出版界を席巻−。出版流通大手の「トーハン」は3日、年間ベストセラー(昨年12月〜今年11月)を発表した。総合ランキングトップ10には血液型本シリーズの4作品がランクイン。1位はJ・K・ローリング著、松岡佑子訳のファンタジー小説「ハリー・ポッターと死の秘宝」(静山社)で、発行部数は185万部だった。「2008年 年間ベストセラー」一覧 血液型本はJamaisJamais著「B型自分の説明書」が155万部を売り上げた。続刊のO型は130万部、A型は125万部、AB型は90万部が売れ、累計発行部数は500万部に達した。 昨年9月に「B型〜」の初版が出て以後、年明けから爆発的に人気が広がり、血液型本のブームを呼んだ。 部門別では、単行本・文芸部門で東野圭吾の「流星の絆」(講談社)▽「聖女の救済」(文芸春秋)▽「ガリレオの苦悩」(同)がトップ3を独占した。 トーハンは「1人の著者の作