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" 人物評"の検索結果1 - 40 件 / 97件

  • 続・発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp 5月29日にはてな匿名ダイアリーに投稿された『発達障害やグレーゾーンの人の適職って?』という記事*1に、たくさんのはてなブックマークが付いていた。 文中で挙げられている"逐一支持しても単純作業しかできない人(もしくは単純作業も難しい人)"が実際に発達障害か、ここで判定することはできない。なんらかの発達障害に加え、二次障害を併発している人物を思い起こさせる記述ではある。が、この人が精神科を受診したら別種の精神疾患を診断されることはあり得るし、精神疾患の該当無し、と判断されることも絶対に無いとは言えない。 それにしても、と思う。 匿名ダイアリーの投稿者も、はてなブックマークでコメントを寄せている人々も、あまりにもナチュラルに発達障害という診断名を用いていて、くだんの人物をASDやADHDといった発達障害の概念に照らし合わせている。「グレーゾーン」という言葉を

      続・発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠
    • 夏目漱石の「吾輩は猫である」を笑って読破するためのガイド - 山下泰平の趣味の方法

      この記事はそれなりに時間をかけて書いたのだが、面白がってどうでもいいことを調べている間に、世の中は大変なことになっていた。 最早「吾輩は猫である」を読もうぜッ!! なんて雰囲気でもなさそうだ。ただし気が滅入って仕方がない時には、全然関係ないことをするのがお勧めなので、そのまま公開することにした。 最初に書いておくと私は漱石が好きなので、いつもよりも客観性に欠けたところが多くなっている。あと無駄に長い。当初はコンパクトにまとめようと考えていたのだが、どうでもいいことを調べながらダラダラ書いているうちに長くなり、結果的に15000文字程度になってしまった。どうもいいことが満載のこの記事を最後まで読めたとすれば、夏目漱石の「吾輩は猫である」なんて余裕で読破できると思う。他の作品を読みたい人はこちらも参考どうぞ。 cocolog-nifty.hatenablog.com 吾輩は猫であるを読もう 「

        夏目漱石の「吾輩は猫である」を笑って読破するためのガイド - 山下泰平の趣味の方法
      • 「東京都のマークがワイセツでけしからん!」といった理由で主人公の小池さんが怒るところから始まる藤子F不二雄先生の短編『カイケツ小池さん』について語ろうと思う。 - Togetter

        北信 @k_tash_n 藤子F不二雄先生の短編『カイケツ小池さん』について語ろうと思う。 物語は主人公の小池さんが怒るところから始まる。「東京都のマークがワイセツでけしからん!」といった理由だ。変更させる為ならば都知事に電話をかけるほどガチクレーマーな小池さん。 ……おや、どこかで見たような。 ↓ pic.twitter.com/BVbPetXYss 2020-02-15 20:32:06 北信 @k_tash_n 「ガーンと人をどなると、なんかこう、じぶんがえらくなったような……」 タバコ屋のお婆さんの人物評が鋭い。クレーマー人間の心理を正確に言い当てている。それに対して小池さん、 「ぼくがイカリを感ずるのは世の不正に対してだ」 なかなか立派なことを言う。しかし…… ↓ pic.twitter.com/WCzA8Od5LY 2020-02-15 20:32:08

          「東京都のマークがワイセツでけしからん!」といった理由で主人公の小池さんが怒るところから始まる藤子F不二雄先生の短編『カイケツ小池さん』について語ろうと思う。 - Togetter
        • 「岸田総理(宏池会エリート主義)」と「河野家的ヤクザ主義」の因縁の戦いは、日本国の方向を決める大きな分水嶺|倉本圭造

          (トップ画像は岸田文雄総裁選特設サイトより) ・ 自民党総裁選の結果、予想を大きく裏切る「決選投票前の段階で岸田氏が一位」の勢いのまま、「岸田文雄総理」が誕生することになりました。 私は8月31日に書いた記事↓ で、 もし岸田首相になったらその「変化」は、もしダークホースとして高市早苗さんが当選して初の女性首相が誕生するよりも、もっと大きな「変化」になるんじゃないか・・・と感じています。 …と書いていました。 とはいえこれは単にグダグダの頼りない何も決められない国になる危険性と隣合わせでもあるため、岸田総理になりゃそれでいいという話ではないわけですね。 単純に言えば、河野氏になるか、高市氏になるか、どちらにしても「わかりやすい」情勢ではあったわけです。 岸田氏になったらそういう「わかりやすい斬り方」はできなくなります。グダグダの何も決められない政治になる危険性だってある。 しかし、そういう

            「岸田総理(宏池会エリート主義)」と「河野家的ヤクザ主義」の因縁の戦いは、日本国の方向を決める大きな分水嶺|倉本圭造
          • 明後日のガンダム──『ガンダム水星の魔女 第一期』感想 - シロクマの屑籠

            <この文章は『機動戦士ガンダム水星の魔女』一期のネタバレを含みます。ネタバレが嫌な人は読まないようにしてください。> HG 機動戦士ガンダム 水星の魔女 ガンダムエアリアル 1/144スケール 色分け済みプラモデル BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)Amazon 今週、やっと『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を視聴できた。ねとらぼの記事が示しているように、『水星の魔女』の第一期最終話はツイッターのトレンドを埋め尽くすほど話題になって、ネタバレを避けるためにツイッターも避けなければならなかった。というよりトレンドを埋め尽くしていること、それ自体がネタバレで、波乱が予想された。 以下、ネタバレにまったく配慮せず、『水星の魔女』を視て思ったことを書き残していく。 感想を一言にまとめるなら、『水星の魔女』の第一期は「明後日のガンダム」だった。 これからのガンダムを模索しているという

              明後日のガンダム──『ガンダム水星の魔女 第一期』感想 - シロクマの屑籠
            • 「ドン」がネットワークのくびれで機能する - やしお

              森喜朗元首相の女性蔑視の価値観・言動が問題視され、五輪組織委の会長辞任のニュースが流れている時に、たまたま森功『同和と銀行』を読んでいた。森喜朗はこれに近いと考えると分かりやすいのかもしれない、とふと思った。 20年前に数々の舌禍で内閣支持率7%で退陣したのに、再び公的な要職に就けるのは何なんだろう。再びその言動が批判されても、理事会からは退任させられることもなく、「余人をもって代えがたい」と擁護される。 普通に考えれば「余人」は絶対にいる。もっと若くて能力が高く、価値観や言動もふさわしい人物は確実に存在する。本人の意思による辞任ではなく、理事会が解任することで「この組織の価値観ではない」と示した方が良いだろうと思える。しかし周囲は森喜朗を高く評価して固執しているように見える。そのズレがどうして生じるのか、と不思議な気持ちになっていた。 「調整力」「影響力」「人脈」などが評価されるのだとし

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              • 兵庫県前知事を巡る問題とナラティブに脆弱なSNS|大戸

                斎藤元彦前知事の失職に伴う兵庫県知事選が佳境を迎えている。 今年序盤にパワハラ、おねだり等の問題が取り沙汰され、職員に自殺者を出す結果を招いた混迷の半年は今週末でようやく一定の決着を見ることになる。 ところが、当初県議会で全会一致の不信任が突きつけられた経過から惨敗が予想された前職の善戦が報じられている。選挙結果は開票が始まるまで分からないとはいうものの、当初から経過を見てきた多くの人はこの情勢報道に困惑しているだろう。SNSでこの問題に注目する人の中には兵庫県内に「陰謀論」の浸透を感じて民意の否定に走るような言説もまま見られる状況となっている。 元局長の告発文は妥当でない内容を含んでいるひどいことを言うなという感覚を持たれるかもしれないが、あれは怪文書であることは間違いない。 公務員として公益通報を行うのであればその内容はまず公益通報窓口に提出するのが筋だが、元局長はそれを行わず県議会や

                  兵庫県前知事を巡る問題とナラティブに脆弱なSNS|大戸
                • 私の記事「北村紗衣という人」(2024年8月30日付)が、通報削除されました。|年間読書人

                  たぶん昨日(2024年9月13日)のことです。無論、私自身が「削除」したのではありません。 「管理者」からの事前通告もなく、いきなりの削除でした。 昨日のお昼すぎ頃、私自身の別の記事を見たら、当該記事「北村紗衣という人」へのリンク部分が、 『note この記事は閲覧できません』 となっていたのです。 (これが、削除された「傷跡」)「閲覧」できないのではなく、要は、この記事で扱われた、「武蔵大学の教授」で「表象文化論学会」所属の学者でもある北村紗衣が、この記事に関し、「note」の管理者へ、「削除要請」の「通報」をしたから、記事が削除されてしまったのです。当人が「通報」しないことには、なかなか記事削除なんてされません。 (武蔵大学教授・北村紗衣先生の御著書)北村紗衣が、私の記事「北村紗衣という人」の削除を望んでいたというのは、この記事が、2週間ほどで「138」もの「好き」をいただいた人気記事

                    私の記事「北村紗衣という人」(2024年8月30日付)が、通報削除されました。|年間読書人
                  • 最悪のケースで3勝26敗……自公の選挙協力解消によって、次の衆院選東京選挙区で自民党を待ち受ける壊滅的結果へのシナリオとは(山本一郎)

                    「何も手を打たないと、自民党都連は29小選挙区で最悪3勝26敗」 「公明党と関係解消なら最善でも10勝19敗」 「東京比例代表、自民はギリギリ4議席。場合によっては3議席も」 自民党と公明党との協議が物別れに終わり、割と冷静で穏やかな人物評で知られる公明党の幹事長・石井啓一さんが記者による囲み取材で放った言葉が印象的でした。 東京での自公の信頼関係は地に落ちた。 この言葉を受けて、ちょうど月例の選挙情勢・地盤調査を走らせていた大手シンクタンクとメディアによる調査チームが「もし、本当に公明党からまったく支持を得られない自民党東京都連が、人口変動に伴う10増10減で小選挙区5議席増え、区割りが変更された後にどのような投票結果となるか」というチャレンジングなテーマで弾き出したのが冒頭の数字です。大変なことよね……。 もちろん、自民党が公認候補擁立を検討している29小選挙区において公明党が俗にいう

                      最悪のケースで3勝26敗……自公の選挙協力解消によって、次の衆院選東京選挙区で自民党を待ち受ける壊滅的結果へのシナリオとは(山本一郎)
                    • 新刊無料公開『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』 その1「序」|近代食文化研究会

                      新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中です。 新刊ではカツレツ、とんかつ、魚のフライ、コロッケの様々な謎を解き明かすとともに、嘘・デタラメだらけの日本西洋料理近代史を、膨大な資料をもとにゼロから書き直します。 それでは『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』、冒頭部分をお楽しみください。 1853年7月8日、黒船来航。1858年7月29日に日米修好通商条約が結ばれ、翌年横浜が開港することとなる。 外国人を迎えるにあたってまず日本人がしたこと。それは遊女街すなわち遊郭の設置であった。 日本各地から横浜に遊女を集めるとともに、饗応の場(揚屋)において西洋料理も提供されることとなり、メニュー表「横浜揚屋料理献立」が作成された。 (「横濱揚屋料理献立」 画像提供:京都の古書店・青羽古書店様)雑誌『食道楽 昭和6年5月号』記事「横濱開港當時の西洋料理」(高岸拓川)に、横浜開港の年、185

                        新刊無料公開『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』 その1「序」|近代食文化研究会
                      • 光秀=「温厚な常識人」は一つのベストセラーがつくった。呉座勇一、待望の新連載!「戦国武将、虚像と実像」 | カドブン

                        はじめに 織田おだ信長のぶながや豊臣とよとみ秀吉ひでよしや徳川とくがわ家康いえやすといった戦国武将に関しては、だいたいこういう人物だろうというイメージを皆が持っている。その人物像は小説やドラマ、映画などに淵源えんげんしていることが多いので、人それぞれ違う、ということはあまりない。秀吉は人たらし、家康は狸親父たぬきおやじといったイメージが世間一般に広く流通している。 だが、そうした人物像は必ずしも固定的なものではない。昔からずっと同じイメージで語られてきたわけではなくて、時代ごとにイメージは変わっている。我々が抱いている信長像や秀吉像は何百年も前に作られたものではなく、意外と最近、たとえば司馬しば遼太郎りょうたろうが作ったイメージに左右されている、ということが結構ある。そこでこの連載では、信長像や秀吉像が時代によってどう変遷したかということと、実際はどういう人だったのかということを、述べたい

                          光秀=「温厚な常識人」は一つのベストセラーがつくった。呉座勇一、待望の新連載!「戦国武将、虚像と実像」 | カドブン
                        • オバマ氏が回顧録で鳩山元首相を酷評? 不適切な翻訳と指摘も TBSはサイト修正(楊井人文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                          オバマ前大統領が回顧録を出版したことを伝えたニュースで、NHKが鳩山由紀夫元首相について「硬直化し、迷走した日本政治の象徴だ」と記している、などと報道して話題となっている。オバマ氏が鳩山氏を「感じは良いが厄介な同僚」と記したとの報道もある。いずれもオバマ氏が鳩山元首相個人を酷評したかのように報じられているが、実際のニュアンスとは異なる可能性が高い。 既にこの翻訳については問題があるとの批判や報道も出ている。当初、TBSは「オバマ前大統領、回顧録で鳩山元首相を痛烈批判」というタイトルをつけてニュースサイトに配信していたが、大きく修正されている。 「硬直化し、目的を失った政治の症状」が指しているのは… まずオバマ氏の回顧録の原文を確認してみる。オバマ氏は、2009年に就任後、初めて日本を訪問して鳩山元首相と会談したことについて触れた上で、次のように述べている。 A pleasant if aw

                            オバマ氏が回顧録で鳩山元首相を酷評? 不適切な翻訳と指摘も TBSはサイト修正(楊井人文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                          • 【2020年6月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                            2020年3月〜2020年6月の世界史関連の新刊の紹介 新型コロナの影響で、地方によっては本屋が閉まって本に触れる機会が減った方もいたかもしれません。逆に、図書館が閉まったせいで電子書籍やネット通販でガンガン本を買った人もいるかもしれません。後者は私のことです。 直近で出た世界史関連の新刊を紹介してまいります。やはり疫病に関する本が多く出ているのと、あと大学出版会から分厚めの専門書が多く出ています。 1. 「陸海の交錯 明朝の興亡 <シリーズ 中国の歴史>」 檀上寛 著  岩波書店 2020/5/20 陸海の交錯 明朝の興亡 (シリーズ 中国の歴史) 作者:檀上 寛 発売日: 2020/05/21 メディア: 新書 中華と夷狄の抗争、華北と江南の対立、草原と海洋の相克――明の時代とは、このような混沌とした状況に対する解答であった。第四巻は、一四世紀の元末から清が台頭する一七世紀まで、三〇〇

                              【2020年6月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                            • 「尾身さんを少し黙らせろ。後手後手に見えるじゃないか」“やり手”のはずの菅首相、新型コロナで無力な理由(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

                              「実務型」だと聞いていたけれども、まったくそんなことはなかった。菅義偉のことだ。 新型コロナウイルスについて「年末年始で感染状況のベクトルが下向きになると考えていた」、緊急事態宣言の効果は「1カ月で事態改善」と述べるなど、見通しの甘さが方々から指摘されている。おまけにビジネス関係者の入国が「首相の強い思い」によって継続したかと思えば停止になるなど、喋りも意思決定もおろおろしている状態だ。 【画像】「ガースー」の貴重な困り顔 こうなると、菅がなぜ総理大臣になってしまったのか、「実務型」「影の実力者」という神話はいったい誰が作ったか、そうした疑問が湧いてくる。 「尾身さんをもう少し黙らせろ。政府の対応が後手後手に見えるじゃないか」。週刊文春12月24日号によると、専門家たちが、完全なエビデンスまではないものの、「GoTo」と感染拡大の関連性を指摘することから、分科会の尾身茂会長は「GoTo」も

                                「尾身さんを少し黙らせろ。後手後手に見えるじゃないか」“やり手”のはずの菅首相、新型コロナで無力な理由(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
                              • 確実に●しましたか?確かに●したかどうか確認したいときにお使いいただけるチェックシートがこちら「役立たずじゃねーか」

                                リンク Wikipedia グリゴリー・ラスプーチン グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン(露:Григорий Ефимович Распутин グリゴーリィ・イフィーマヴィチュ・ラスプーチン、ラテン文字転写:Grigorii Efimovich Rasputin、1869年1月21日(ユリウス暦1月9日) - 1916年12月30日(ユリウス暦12月17日))は、帝政ロシア末期の祈祷僧。シベリア、トボリスク県ポクロフスコエ村出身。 奇怪な逸話に彩られた生涯、怪異な容貌から怪僧・怪物などと形容される。ロシア帝国崩壊の一因をつくり、歴史的な人物評は極め

                                  確実に●しましたか?確かに●したかどうか確認したいときにお使いいただけるチェックシートがこちら「役立たずじゃねーか」
                                • アンナ・ラーリナ『夫ブハーリンの想い出』 - 紙屋研究所

                                  長い休みの間、不破哲三『スターリン秘史』を読み直し、スターリンの大テロルについて関連の本をあれこれ読んでいる。 不破の本の中で紹介されているのが、本書である。 ぼくは身近にいる、ある左翼活動家の女性に「ブハーリンって知ってますか?」と聞いたのだが「いえ、知りません」と言われた。ぼくと同じくらいの年代で、ぼくと同じくらいの活動歴がある、のに。そっかー。 夫ブハーリンの想い出 上 作者:アンナ ラーリナ 岩波書店 Amazon ニコライ・イヴァノヴィチ・ブハーリンは、ロシア革命の指導者の一人で、理論家肌のボルシェヴィークである。スターリンの大テロルの犠牲となり、無実の罪を着せられて1937年に銃殺される。フルシチョフのスターリン批判の際にも名誉回復がなされず、ゴルバチョフのペレストロイカのもとで1989年にようやく名誉回復がなされた。もっともその2年後にソ連共産党は解体してしまうのだが。 本書

                                    アンナ・ラーリナ『夫ブハーリンの想い出』 - 紙屋研究所
                                  • 「菅義偉氏は苦労人」というイメージは本当か?(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                    自民党総裁選で主要派閥に推され、その戦いを有利に進めている菅義偉氏。ここにきて、「叩き上げ」「苦労人」「庶民派」「集団就職」という人物評が闊歩し、中には「田中角栄にも通じる庶民派」などという評価が出ている。しかしこのイメージは本当なのだろうか?確かに「苦労人」の解釈は人それぞれであるが、稲作を妻に任せて博打に明け暮れ、借金苦であった田中角栄の実家と、菅義偉氏のそれは明らかに違っている。 菅義偉氏の父・菅和三郎は秋田県雄勝町(現・湯沢市)の町議会議員を菅氏の中学校卒業頃から連続で4期務め、同時にいちご栽培で成功し、1959年(菅氏が10歳のころ)には地元組合の長となって以後51年間、独自のいちごブランドを育てる。2010年に死去すると、旭日単光章を叙勲されたほど成功した地元の名士である。明らかに貧農で、進学さえままならなかった角栄とは根本的に異なっている。 菅義偉氏を支持する人々は、「安倍路

                                      「菅義偉氏は苦労人」というイメージは本当か?(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                    • 横田めぐみさん写真展での奇怪な出来事2 - 高世仁のジャーナルな日々

                                      「娘に会いたい」と題する横田早紀江さんと有本明弘さんの座談会は、「めぐみちゃんと家族のメッセージ」展初日の8月2日(水)の午前11時30分から、日本橋髙島屋8階ホールで行われた。 早紀江さんと明弘さん(8月2日)写真展は主催=あさがおの会、共催=朝日新聞社、後援=東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、東京都中央区、川崎市、東京都中央区教育委員会 座談会会場(産経新聞より) 座談会からお二人の話を少し紹介しよう。これまでの記者会見などではあまり聞かれない興味深い話が満載だった。 はじめ、「どんな娘さんでしたか」と私がお二人に聞いた。(以下、一部言葉を補った) 有本明弘さん:子どもは6人おりました。きょうだい喧嘩するでしょう。すると恵子は逃げて親の膝にひょっと乗るような子やった。 (外語大学に行って)外国の子(ペンフレンド)と手紙のやりとりするようなこと覚えて、やりおったな。 (恵子さんが英国に留

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                                      • 特集ワイド:ああ、永田町 現金配って「地盤培養」 「オヤジは出しました」と地方議員が要求 元外相・田中真紀子さん | 毎日新聞

                                        自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で大揺れの政界に対し、ここ最近は静かだった「あの人」が噴火した。無所属で政治生活をスタートし、自民党時代は無派閥だった田中真紀子元外相だ。今後も与野党に改革案を提言していくつもりだという。相変わらずしれっとしている岸田文雄首相の人物評からこう切り出したのである。 「岸田さんはまるで下手な手品師。何回やってもダメなのでお客さんが席を立って帰り始めているのに、『次こそうまくやりますから』と、失敗する手品を平気で国民に見せ続けているようなものです」。1人で数千万円とされる裏金疑惑の規模は「普通の国民の感覚からずれ過ぎています」と強調する。 ああ、永田町。今秋の内閣改造以降、文部科学政務官ら政務三役がドミノ辞任に追い込まれた。「適材適所の正反対。任命する前に身体検査しなかったのかしら」。くだんの疑惑に際しては東京地検の捜査を受け、自民党最大派閥の清和政策

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                                        • 『麻雀漫画50年史』を読んで その2|福地誠

                                          「その1」を書いてからずいぶん経っちまいましたけど、この本の良かった点を語っていきます。鬼の執念で調べてる以外の部分を。今回も形としては有料にするけど、最後まで無料で読めるようにしておきます。 事実ベースに語りつつ踏み込む漫画を論評するときって、つき詰めると、面白かったorつまらなかったになっちゃうわけだけど、ただそう書かれても、読者にとっては何も参考にならない。どういう部分がどういいのか書いてもらわないと、追体験する手がかりにならない。 何かを説明するプロの人って、主観語じゃなく客観語を使うトレーニングをしてるもの。あそこのラーメン屋はめちゃ美味しいと言われても、それはお前の主観だろって話になるけど、行列が20人いたと事実を提示したら、単なる主観であることは乗り越えられてる。 とつげき東北紹介具体的には、たとえばとつげき東北という人の人物紹介↓ 麻雀の数理研究に先鞭をつけたとつげき東北自

                                            『麻雀漫画50年史』を読んで その2|福地誠
                                          • 吉田豪 箕輪厚介を語る

                                            吉田豪さんが2023年3月13日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんについて話していました。 (宇多丸)ということで、今回は幻冬舎の敏腕編集者・箕輪康介さんについてということですが。まずは箕輪さんのプロフィールの紹介、熊崎くんからお願います。 (熊崎風斗)はい。箕輪康介さんは1985年東京都生まれ。早稲田大学を卒業後、2010年、双葉社に入社。雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』を創刊し、Amazon総合ランキング1位を獲得。2014年、編集部に異動後は見城徹さんや堀江貴文さんの本を担当されます。そしてその後、幻冬舎に移籍し2017年NewsPicks Bookを立ち上げ、編集長に就任。、創刊1年で100万部を突破。幻冬舎の社員であると同時に、会員数1000名を超えるオンラインサロン箕輪編集室を主宰されたり、テレビのコメンテーターも担当するなど多方面で活

                                              吉田豪 箕輪厚介を語る
                                            • イラン・米国衝突で「ソレイマニ英雄論」を唱えた日本メディアの限界(松岡 久蔵) @gendai_biz

                                              「イランの公式見解」に偏る不可解 年明け早々、世界中を騒がせた中東における米国とイランの対立は、両国政府が戦争回避の構えを見せたことで、軍事的衝突がエスカレートする事態は避けられた。そんな中、日本の大手新聞やテレビの報道には首をかしげざるを得ないものも少なくなかった。 「どうして日本のメディアは、そろいもそろってイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を『英雄』とばかり報じるんですか?」 東京の支局にいる、某米国メディアの外国人特派員は年始、こう言って動揺を隠さなかった。 米国とイランとの対立は、1月3日夜に米国がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことから始まった。その日から、新聞各紙はソレイマニ氏を「『清貧の軍人』として市民からたたえられる」「国民的英雄」(いずれも朝日新聞、1月3日配信記事より)というトーンで報じた。 共通していたのは、「米国はこのような『英雄』を殺害するという暴挙

                                                イラン・米国衝突で「ソレイマニ英雄論」を唱えた日本メディアの限界(松岡 久蔵) @gendai_biz
                                              • 脱資本主義と脱成長論(公開版)|飯田泰之

                                                家の中にあるもの資本主義じゃなきゃまず入手できてないものばかりで興味深い笑 https://t.co/OqT0lEPn54 — 飯田泰之 (@iida_yasuyuki) February 13, 2023 元tweetはスウェーデンの自動車部品メーカーに転職して,スウェーデン情報を発信したり,移住・転職エージェントをされている方の発信.(単に営業tweetなのかもしれないのでさらにツッコむのは野暮ではある^^) 住居費がバカ高い/給料はたいして高くない東京に住み続けることのデメリットについては本マガジンでも繰り返してきたところ.海外の話までもちださんでも,そして金銭的な貧富に限定しても東京は豊かな地域とはいいがたい.「所得中央値-住居費中央値」でみると東京は47都道府県中40位以下です. なので,元ツイートの人の満足さは理解できる・・・けど,これ「脱資本主義」ではなく「バッキバキに資本主

                                                  脱資本主義と脱成長論(公開版)|飯田泰之
                                                • 香港民主活動家、黄之鋒氏の素顔は | 麗しの島から | 福岡静哉 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                                  香港の民主活動家、黄之鋒(英語名ジョシュア・ウォン)氏(23)は、欧米などで香港民主派を代表する人物として知られる。逮捕を恐れず、長年にわたり最前線に立つ姿から、その日常は「運動一色」のように見える。だが2人で食事をしながら話を聞いてみると、別の素顔が見えた。 アニメやゲームが大好きな「少年」 「遅れてごめんなさい」。8月14日午後1時7分。香港中心部の繁華街・銅鑼湾にある日本料理店に現れた黄氏はまず、そう言って頭を下げた。予定より7分遅れただけだったのに。知人の記者からは「少し横柄だ」との人物評も耳にしていたが、実際に会ってみると腰が低い好青年だと感じた。 黄氏は、得意の英語を生かして民主派の訴えを英語圏に伝える役割を果たしている。18歳で米紙「タイム」の表紙を飾り、米CNN、英BBCなど数多くの欧米メディアにも登場してきた。香港民主派の中で国際的に最も著名な活動家と言える。日本でよく知

                                                    香港民主活動家、黄之鋒氏の素顔は | 麗しの島から | 福岡静哉 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                                  • 叩かれる作品の特徴

                                                    脇が甘いが、何がしかの情熱を喚起させる作り。 増田に一番多いたたき要因かと。ともかく重箱の隅のターゲットにされる。もともとマニア受けで、コンテキストが理解できないやつが叩く系列。 文学じみた作品も多い。逆に大衆向けでマニア層が叩く系列。最近では鬼滅の刃。長くはワンピースなど。1.に関する事項だが、設定重視、非破綻重視層が、シナリオの面白さを優先したことを理解しない。 理屈が明瞭・緻密で納得できないと即駄作認定する。アストラなどの炎上事例。 緻密にして面白さが担保される保証はまるでない。 この手の人たちはファイブスターなどを推してくる。なんか集英社ばかりになったが、特に集英社好きなわけではない。 追記: ブコメの布団、太鼓、鯖だけ意味不明。なんだあれ。 それと、作者の人物評を評価軸に入れた内容かなこれ? dalmacija 叩かれる作品というフレーミングをする人の特徴 よくいる俯瞰目線のつも

                                                      叩かれる作品の特徴
                                                    • 菅前首相の支持、裏目に出た河野太郎氏の落とし穴 | 政史探訪 | 中川佳昭 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                                      自民党総裁選が終わった。党員の人気が高かった河野太郎氏が失速し、岸田文雄氏が新総裁に選出され、10月4日召集の臨時国会で、第100代の首相に選出された。菅義偉前首相の迷走に始まった今回の政局。河野氏の敗因と岸田内閣の今後を考えてみたい。 「七・三の構え」 河野氏は今回、所属する麻生派の麻生太郎会長(現副総裁)らの慎重論を振り切って、出馬に踏み切った。麻生氏は「今はまだ出馬の時期ではない」と諭したが、河野氏は「いや今です」と振り切った。 河野氏の心象風景を考えると、自分の国民的人気が高い今こそ、河野一族の悲願である首相の座を勝ち取る時期だと判断したのだろう。祖父一郎氏は農相、建設相、副総理格国務相、父洋平氏は副総理・外相、自民党総裁と首相まであと一歩のところで、挫折した。太郎氏には「今回を逃せば、チャンスは巡ってこない」という焦りが色濃くあったと思われる。 河野氏をコロナ対策でのワクチン担当

                                                        菅前首相の支持、裏目に出た河野太郎氏の落とし穴 | 政史探訪 | 中川佳昭 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                                      • そもそも、なぜ異例の出世ができた? 黒川前検事長が陰で呼ばれていた「意外なニックネーム」:時事ドットコム

                                                        1月31日に“前代未聞”の定年延長が閣議決定されてからおよそ4カ月。検察ナンバー2だった黒川弘務・前東京高検検事長の引責辞任で騒動は一応の決着を見た。 黒川弘務氏 ©時事通信社 法務・検察関係者が語る。 「検察庁法では検事総長を除く検察官の定年を63歳、総長を65歳と規定していますが、現在の稲田伸夫総長は1956年8月生まれのため、最長で来年8月まで今のポストにいられる計算になります。ただ、総長在任は2年間が相場のため、この夏までです。検察内部で従前から稲田総長の後任と目されてきた林真琴・名古屋高検検事長は1957年7月生まれなので、63歳を迎えようとするこの夏までのタイミングで“禅譲”が行われるはずだったのです。 しかし、安倍政権が政権ベッタリの黒川氏を総長に据えようと、稲田総長に退任をいくら迫っても総長がどうしても首を縦に振らなかったことから、黒川氏が63歳の定年を迎える2月8日を前に

                                                          そもそも、なぜ異例の出世ができた? 黒川前検事長が陰で呼ばれていた「意外なニックネーム」:時事ドットコム
                                                        • 「ある音楽プロデューサーの死をめぐって」|岸野雄一

                                                          音楽プロデューサーのフィル・スペクター(Phil Spector)が、収監先のカリフォルニア州立刑務所内で、米現地時間の2021年1月16日に、新型コロナウイルスによる合併症により享年81歳で亡くなった。 この固有名詞に馴染みのない人でも、上記の記述だけで、もうすでに映画を観ているような感触があるかもしれない。映画畑の人にフィル・スペクターについて説明するには、「イージーライダー」の最初の方のシーンで、ピーター・フォンダとデニス・ホッパーからヘロインを買う役の男だといえば、ああ、あいつか、と思い出すかもしれない。デニス・ホッパーは取材で「あのシーンはバカ受けだった」と答えているが、フィル・スペクター本人としての出演であり、それが受けたということは、ヒッピーからヘロインを買う落ちぶれた音楽プロデューサーというのが、アメリカ本国でのパブリック・イメージだということだろう。 ハリウッド・バビロン

                                                            「ある音楽プロデューサーの死をめぐって」|岸野雄一
                                                          • 安倍元首相のスピーチライターが見た「アベノミクスの光芒と無念」

                                                            「高村さん」と、麻生太郎氏は高村正彦氏に呼びかけたという。2012年9月の自民党総裁選に立った有力三候補、石破茂、石原伸晃、それに安倍晋三各氏について、麻生流人物月旦(人物評)が始まろうとしていた。 石破、石原の両氏についてひとしきり一流の批評をしたあと、こう言ったらしい。「でもね高村さん、腹が悪いのは、クスリで治るらしいよ」 先立つこと5年前、07年9月突如として総理の座を退いたときの安倍氏は、持病の潰瘍性大腸炎が悪化し粥(かゆ)さえ受けつけない状態だった。 新薬で持病克服、生まれ変わった安倍氏 2年後の09年9月、スイスのティロッツ・ファーマという医薬品メーカーを折からの円高をテコに買収したゼリア新薬工業は、ティロッツ製で長年同病に悩む患者が待ち望んでいたクスリ「アサコール」の承認・販売にこぎつける。 服用を始めた安倍氏における薬効たるや顕著で、安倍氏は2010年ごろ、それ以前の40年

                                                              安倍元首相のスピーチライターが見た「アベノミクスの光芒と無念」
                                                            • 廃仏毀釈の跡に見る美 鹿児島の廃寺跡を探し歩く写真家・川田達也さん - 鹿児島フリーライターのブログ

                                                              人知れず埋もれゆく鹿児島の廃寺跡を探し歩き、撮影し続ける人がいる。 幕末から明治にかけて行われた廃仏毀釈。これにより鹿児島から寺が消滅した。 かつての古寺跡の一部は史跡や神社になっているが、ほとんどの跡地が一般の墓地となり、時代の流れで人々から忘れられつつある。 写真家の川田達也さんは、そんなかつての廃寺跡を巡ってブログ「薩摩旧跡巡礼」に記録を残し続けている。 川田さんの撮影する廃寺跡は、静謐な美しさが漂う。 雪の福昌寺跡の景色は大変美しいものでした。境内は静寂に包まれ、現代文明の音は聞こえません。音といえば雪の降る音や風の音、木から雪が落ちる音、自分の足跡のみ。カメラのシャッター音だけが現代文明を思い出させます。―「薩摩旧跡巡礼」福昌寺雪景より 昔はこの一帯全てが岩屋寺境内であったそうです。大伽藍は姿を消しましたが、お寺の荘厳な空気は全く失われていません。今まで訪れた廃寺跡の中で随一の空

                                                                廃仏毀釈の跡に見る美 鹿児島の廃寺跡を探し歩く写真家・川田達也さん - 鹿児島フリーライターのブログ
                                                              • 異色の経済学者 小宮隆太郎氏は何を残したか | NHK | ビジネス特集

                                                                3月14日に都内で開かれた小宮隆太郎氏のお別れの会。 日本の経済界を代表するそうそうたる面々が集まっていた。 弔辞を読んだのは、元日銀総裁の白川方明氏と前日本商工会議所会頭の三村明夫氏。 三村氏は小宮氏の遺影を前に、「常識的に正しいと思われることでさえ、疑問を発する態度はゼミ生に多大な影響を与えた」と語り、信念を貫いた小宮氏の学究的な姿勢をしのんだ。 参列者を見回すと、元日銀副総裁の中曽宏氏、“ミスター円”とも呼ばれる元財務官の榊原英資氏の姿もあった。 しばらくすると、このとき日銀総裁への就任を控えていた植田和男氏も花を手向けに来た。 全員が小宮氏の教え子だ。 経済記者として、さまざまな経済学者を取材する機会も増えた。 世代が異なるため、私は小宮氏から直接話を聞く機会には恵まれなかったが、デスクとの会話の中では「この人は小宮ゼミの出身だっけ、それとも宇沢ゼミだっけ」などと聞かれることも多い

                                                                  異色の経済学者 小宮隆太郎氏は何を残したか | NHK | ビジネス特集
                                                                • 2022年 映画本回顧放談|髙橋佑弥

                                                                  2021年のこと。新刊映画本情報が少なすぎるという苛立ちから、ぼく(=髙橋)とパートナー(=山本麻)は「毎月、その月あるいは前月に刊行された新刊映画本を5冊読む」ことに決め、「月例映画本読書録」と題してクロス(ショート)レビュー方式で紹介していく……という習慣をnoteで始めた。にもかかわらず情けなくも、掲げられた「月例」の言葉むなしく、1年と経たずに更新遅滞が常態化し、ついには途絶えてしまった。しかし、いまも変わらず毎月5冊を選んでは買い求め、必死になって読んでいる。書くほうへ手が回らないのだから、もはやなぜ意地になって「5冊」の決まりを厳守しているのかわからないのだが。 とうとう2022年は単に読んでいるだけで終わった。けれど、それではさすがに寂しいじゃないかということで、せめて1年間の映画本を振り返っておくことにした。毎月5冊、すなわち年間60冊。むろん全てに満遍なく触れることはでき

                                                                    2022年 映画本回顧放談|髙橋佑弥
                                                                  • 【自己コントロール】人への怒りや批判は「判断」のしすぎなのかも - ちょっとずつ 一歩ずつ

                                                                    どうも皆さんこんにちは、ぐりです。 今日はちょっと私の所属する人事部の紹介から入ります。前回に引き続き情報入手を優先する方は、①番からお読み下さいませ~ ⓪最近の人事部 ①何故他人を批判せずにいられないのか ②無駄に「判断」してません? ③何故判断をしすぎるのか ④判断から脱却する為に ④-1.判断に気付きクッション言葉を使う ④-2.相手はいつでも変化している ⑤最後に ⓪最近の人事部 人事部の濃い面々 私-クセ強 A氏-クセ最強 B子-クセ日本一 C子-A氏の肝入りで配属したA氏の式神 B子とC子は以前研修でいざこざがあって、強烈に仲が悪いのですが、A氏が社長(義兄)におねだりすれば通らない事なんてこの会社には存在しないので、あっという間にC子は人事部に入閣となりました。去年までB子は「C子が来るならやめる!」とさんざん言ってましたが、どうにかこうにか奇跡的に今もいる訳です。 ・・・で

                                                                      【自己コントロール】人への怒りや批判は「判断」のしすぎなのかも - ちょっとずつ 一歩ずつ
                                                                    • 太宰治「右大臣実朝」近習が明かす鎌倉殿の裏側…実朝、義時、公暁の人物像

                                                                      こんにちは。夢中図書館へようこそ! 館長のふゆきです。 今日の夢中は、太宰治「右大臣実朝」近習が明かす鎌倉殿の裏側…実朝、義時、公暁の人物像…です。 「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみませんか? ■右大臣実朝 今日とり上げる一冊は、太宰治著「右大臣実朝」。 鎌倉幕府3代将軍にして武士として初めて右大臣に任じられた源実朝を描く歴史小説です。 文豪・太宰治がこんな歴史小説を執筆してたんですね…。太宰は少年の頃から実朝を書くことを念願していたといいます。 実朝の悲劇的な生涯が太宰を惹きつけたのでしょうか、戦時下という当時の時代背景が背中を押したのでしょうか…。 右大臣実朝/太宰治 「右大臣実朝」は、3代将軍源実朝の人生を、その近習が回想して語るという形で展開していきます。 ところどころに「吾妻鏡」などの史書の記述を

                                                                        太宰治「右大臣実朝」近習が明かす鎌倉殿の裏側…実朝、義時、公暁の人物像
                                                                      • 今日もあいつが炎上している。

                                                                        近年ではリモートワークの流れもあって、ほぼほほコミュニケーションはチャットツールでのやりとりになっているが、そうなる前から彼は炎上していた。事あるごとに過激な発言をして同僚に不快な思いをさせたり、些細なことで大げさに話を膨らませて、無意味な罪悪感を与えて同僚に謝罪させたりする。それがおわると、まるで時代劇のように悪事を成敗してやったと言わんばかりの口ぶりである。歯に衣着せぬ言動が自分の役割であるかのように、それらの出来事を自慢気に語るのだ。 話はそれるが、もちろん彼にも良いところはある。特定の分野に関する広い知識を有しており、それを任せているうちは成果を出せるのだ。 だから、組織にとって全く無用な存在というわけではない。ただし総合的に見て、悪影響を与える人物であることは間違いがないと言える。だから今回は「活用できない組織が悪い」とか言う話ではない。後述するが、他人に対して、必要以上に不快な

                                                                          今日もあいつが炎上している。
                                                                        • 十二人の怒れる男  - 悪魔の尻尾

                                                                          画像はAmazonより 1957年の映画で全編モノクロです。 私もまだこの世に生を受けていませんが、この映画のタイトルは子供の頃から聞いたことがありました。 はじめて観たのは大学生の頃だったか、就職して間もない頃だったかだと思います。 当時モノクロの映画にハマったわけではないですが、ヒッチコックの「サイコ」とかも観て、モノクロの映画でも楽しめる作品があると思いました。 法廷ものと呼ばれる映画ですが、そのジャンルの中でこの映画を超えるものってあるのでしょうかね。 それくらい素晴らしい出来栄えだと思います。 この映画の解説をするほど何度も見たわけでもないのですが、とても印象に残っています。 おそらくこの映画の影響を受けた作品は多く、「12人の~」というタイトルの映画や劇などもとてもたくさんありますよね。 Amazonプライムで見られるようになったので、この機会に見ていない人は是非見てください。

                                                                            十二人の怒れる男  - 悪魔の尻尾
                                                                          • [人物評]夏侯和:晋王朝のフィクサーになり損ねた理由とは?

                                                                            「魏(ぎ)」といえば夏侯といわれるほど縁の深い一族。 夏侯和(かこうわ)は、その将軍である夏侯淵(かこうえん)の4人目の子どもとして生を受けました。ここでは史実を中心に夏侯和の深謀遠慮(しんぼうえんりょ)なキャラクターに迫っていきます。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。 コンテンツ制作責任者 おとぼけ(田畑 雄貴) PC関連プロダクトデザイン企業のE

                                                                              [人物評]夏侯和:晋王朝のフィクサーになり損ねた理由とは?
                                                                            • 生田よしかつ魚屋のおっチャンネルで安倍晋三前総理が出演:オバマ・トランプ・プーチンの一面など - 事実を整える

                                                                              安倍晋三前総理が60分間生出演しました。 生田よしかつ魚屋のおっチャンネルで安倍晋三前総理が出演 番組中に安倍晋三議員から出た話題まとめ オバマ・トランプ・プーチンの一面など アベノミクスに関する第二回もありうるか 生田よしかつ魚屋のおっチャンネルで安倍晋三前総理が出演 豊洲市場で魚屋を営む生田よしかつ氏が運営するYouTube「魚屋のおっチャンネル」の『平・木原の地上波いらず 名前の順序は仮』という番組のライブ配信において、2021年4月27日、安倍晋三前内閣総理大臣がゲスト出演しました。 他の出演者は生田よしかつ氏、平将明衆議院議員、木原誠二衆議院議員です。 約60分の間に内政・外交・防衛について語りました。 番組中に安倍晋三議員から出た話題まとめ 各国首脳の一面 TPP交渉の顛末 特定秘密保護法と国内報道・米軍との信頼関係・5アイズ・セキュリティクリアランス構築 集団的自衛権の議論・

                                                                                生田よしかつ魚屋のおっチャンネルで安倍晋三前総理が出演:オバマ・トランプ・プーチンの一面など - 事実を整える
                                                                              • 「確信犯だよ。スポンサーから金を引き出すために…」登山家・栗城史多が“単独無酸素での七大陸最高峰登頂”という“嘘”をつき続けていたワケ | 文春オンライン

                                                                                2009年の2月上旬。番組企画が流れたことへの栗城さんの抗議メールから4日後のこと。私は彼のマンションの前にいた。朝一便で東京に向かう彼を取材するためだ。 やがて「おはようございます」と栗城さんが現れた。目は合わせなかったが、私の前でいったん立ち止まって少し頭を下げた。普段見せない仕草だった。 《少しは反省しているのかな》と私は思った。 栗城さんの人物評を尋ねると、こう答える人が多い。 「憎めないヤツ」 一方で、山の先輩Gさんや、初期の応援団長だった札幌の某弁護士のように、心のメーターが「かわいさ余って……」に振り切れた人もいる。 私自身はどうかというと、彼を目の前にするとそれまで抱えていた不満や怒りが萎えていく感覚があった。どうも強く言えないのだ。持って生まれた愛嬌もあるだろうが、それだけではない気がする。 酸素ボンベを使って登るのは8000メートル峰だけ 一つ告白しておかなければならな

                                                                                  「確信犯だよ。スポンサーから金を引き出すために…」登山家・栗城史多が“単独無酸素での七大陸最高峰登頂”という“嘘”をつき続けていたワケ | 文春オンライン
                                                                                • IT業界のタブー、蔓延する架空循環取引の全容解明へ…関与の大手企業社員は議員秘書に転身

                                                                                  「ネットワンシステムズ HP」より 昨年暮れあたりから取り沙汰されてきた、IT業界を舞台とする架空循環取引の全容が概ね明らかになってきた。不正行為の中心にいたのは、ネットワンシステムズのシニアマネージャーだった人物とみられている。過去を振り返れば、IT業界では2004年から2008年頃にかけ大規模な架空循環取引が次々と明らかになったことがある。じつはこの時もキーマンの1人として暗躍していたのは、ネットワンシステムズの幹部社員だった。そんな業界に蔓延る闇の系譜を紐解いてみよう。 まずは今回明らかになった架空循環取引である。不正行為発覚の端緒は、東京国税局が昨年11月に行った税務調査だった。それを機に各社の社内調査が本格化した。これまでに関与が判明した企業はネットワンシステムズのほか、日本製鉄系の日鉄ソリューションズ、東芝系の東芝ITサービス、富士電機系の富士電機ITソリューション、ダイワボウ

                                                                                    IT業界のタブー、蔓延する架空循環取引の全容解明へ…関与の大手企業社員は議員秘書に転身