ソフトバンクグループのグリーンシル・キャピタルへの債権額が11億5000万ドル(約1253億円)であることが、事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった。 管財人のグラント・ソーントンが19日の電話会議の後に発表した資料によると、債権者の請求総額は17億5000万豪ドル(約1480億円)超となった。次回の債権者集会は4月22日に予定されており、グリーンシルの今後について意思を示す機会になるという。 オーストラリアで開催されたグリーンシルの初の債権者集会には59の債権者が出席し、55分で終了した。この電話会議には、ドイツの銀行協会のほか同国やオーストラリアの証券当局も出席していた。 金融ベンチャーのグリーンシルは先週、英国で再建型倒産手続きを申請した。クレディ・スイス・グループやソフトバンクなどグリーンシルを支えた企業も、同社が提供する融資を疑問視する動きがあった。 ソフトバンクGに電話取材