著名なところでは、村上世彰さんが日本を出てシンガポールで活躍されていたりしますが、日本で法律ギリギリの線の事業をやって収益を上げ、業界が丸ごと規制されたり摘発の対象となりそうになると会社を手放して突然引退して東南アジアに出て逝ってしまうケースが散見されます。 その当代の人生としては、それでいいかと思うのですが、西武の堤家然り、世代というのは繋がっておりますので、うまく着地をしないとその下の代がすべての代償を払うことになるわけです。 受け入れる側も、いまは景気が良いので満面の笑顔でこういう人を迎えることもあるわけですが、そう遠くない将来、成長が横ばいになった、どこぞで戦争でも起きそうな緊張が生まれそうだ、という話に一度なれば、一番末端にぶら下がっている資産家から切り離していくんですよ。 本当に先方の社会に根を下ろし、子々孫々まで現地社会、先方の経済に寄与するつもりで移住するのであれば、それは