並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 44件

新着順 人気順

デニソワ人の検索結果1 - 40 件 / 44件

  • 日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    レビュー 日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究 2024.07.24 内城喜貴 / 科学ジャーナリスト、共同通信客員論説委員 「日本人の祖先はどこからやってきたのか」。このロマンに満ちた問いに対しては、祖先は縄文人と大陸から渡来した弥生人が混血したとする「二重構造モデル」が長くほぼ定説となっていた。そこに日本人のゲノム(全遺伝情報)を解析する技術を駆使した研究が盛んになり、最近の、また近年の研究がその説を修正しつつある。 日本人3000人以上のゲノムを解析した結果、日本人の祖先は3つの系統に分けられる可能性が高いことが分かったと理化学研究所(理研)などの研究グループが4月に発表した。この研究とは別に金沢大学などの研究グループは遺跡から出土した人骨のゲノム解析から「現代日本人は大陸から渡ってきた3つの集団を祖先に持つ」と発表し、

      日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    • 約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった - ナゾロジー

      2023年現在、世界の人口は80億人を上回り、地球の環境や社会に対するプレッシャーが日増しに高まっています。 しかし、今でこそ増え続ける人類ですが、ニューヨーク市マウントサイナイ医科大学(Icahn School of Medicine at Mount Sinai:ISMMS)のワンジー・フー氏らの国際研究チームは、「約100万年前、人類は絶滅の危機に瀕し、10万年以上もの間、世界の人口はわずか約1300人程度で推移していた可能性がある」と指摘しています。 また、この絶滅危機は、私たち現生人類だけでなく、絶滅したネアンデルタール人やデニソワ人の進化にも影響を与えた可能性があるようです。 一体当時の人類に何があったのでしょうか。 今回の研究の詳細は、2023年8月31日付で科学誌『Science』に公開されています。

        約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった - ナゾロジー
      • 全ゲノム解析で明らかになる日本人の遺伝的起源と特徴

        理化学研究所(理研)生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チームの寺尾 知可史 チームリーダー(静岡県立総合病院 臨床研究部 免疫研究部長、静岡県立大学 薬学部ゲノム病態解析講座 特任教授)、劉 暁渓 上級研究員(研究当時:ゲノム解析応用研究チーム 研究員; 静岡県立総合病院 臨床研究部 研究員)、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター シークエンス技術開発分野の松田 浩一 特任教授らの共同研究グループは、大規模な日本人の全ゲノムシークエンス(WGS)[1]情報を分析し、日本人集団の遺伝的構造、ネアンデルタール人[2]およびデニソワ人[3]由来のDNAと病気の関連性、そしてゲノムの自然選択が影響を及ぼしている領域を複数発見しました。 本研究成果は、日本人集団の遺伝的特徴や起源の理解、さらには個別化医療[4]や創薬研究への貢献が期待されます。 今回、共同研究グループは、バイオバン

          全ゲノム解析で明らかになる日本人の遺伝的起源と特徴
        • 全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読

          理化学研究所、静岡県立大学、東京大学の研究で、大規模な日本人の全ゲノムシーケンスから日本人集団の遺伝的構造などが明らかとなった。 これらの結果は、日本人の祖先に関わる縄文系、関西系、東北系の三つの源流の起源を示唆し、「縄文人の祖先集団、北東アジアの祖先集団、東アジアの祖先集団の三集団の混血により日本人が形成された」という三重構造モデルを支持するものである。 次に、現生人類(ホモ・サピエンス)の最も近縁とされる古代型人類ネアンデルタール人やデニソワ人から受け継がれた遺伝子領域を調べた。ネアンデルタール人由来の領域が日本人集団における2型糖尿病、冠状動脈疾患、安定狭心症、アトピー性皮膚炎、グレーブス病、前立腺がん、関節リウマチなどの病気と関連すること、デニソワ人由来の領域も2型糖尿病と関連することを見出した。 最後に、日本人の遺伝子において進化的選択を受けた可能性のあるゲノム領域を特定したとこ

            全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読
          • 人類の祖先は約90万年前に約98.7%減少し絶滅しかけていたことが明らかに

            現在地球上で暮らす我々人間は「ホモ・サピエンス」と呼ばれる、約20万年~10万年前に誕生したヒト属の一種です。しかし現代から約90万年前に、人類の祖先となる種がわずか1280頭にまで激減し、絶滅の危機にひんしていた可能性があることが報告されています。 Genomic inference of a severe human bottleneck during the Early to Middle Pleistocene transition | Science https://www.science.org/doi/10.1126/science.abq7487 Human ancestors nearly went extinct 900,000 years ago https://www.nature.com/articles/d41586-023-02712-4 これまでの研究では、

              人類の祖先は約90万年前に約98.7%減少し絶滅しかけていたことが明らかに
            • 謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究

              古代人類デニソワ人の研究で新たな事実が見つかった中国甘粛省の白石崖溶洞/Dongju Zhang’s group/Lanzhou University (CNN) 古代人類のデニソワ人はチベット高原で10万年以上にわたり生存、繁栄していた――。そんな新たな研究結果が発表された。2010年に初めて発見された謎の古代人類、デニソワ人への科学的理解を深める研究結果となった。 研究チームは中国甘粛省の夏河近郊、海抜3280メートルの白石崖溶洞で、数千点に上る動物の骨を発見した。この洞窟は絶滅したデニソワ人の居住が確認されている3カ所のうちの一つ。 研究結果からは、デニソワ人がケブカサイやブルーシープと呼ばれる羊、野生のヤク、マーモット、鳥を含む大小さまざまな動物を狩猟、屠殺(とさつ)、加工していたことが判明した。 白石崖溶洞で調査に当たる考古学者のチームはまた、4万8000年~3万2000年前にさ

                謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究
              • 早起きな人はネアンデルタール人からその遺伝子を受け継いだ可能性がある

                かつてホモ・サピエンスはネアンデルタール人と交配していたため、その遺伝子(DNA)の一部が現代人にまで受け継がれていることがわかっており、ネアンデルタール人のDNAが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化と関連していたり現代人の痛みの感受性に影響を及ぼしたりしています。オックスフォード大学出版局が発行する学術誌の「Genome Biology and Evolution(ゲノム生物学と進化)」に掲載された論文によると、ネアンデルタール人のDNAは日光への適応能力に影響しており、「早起きな『朝型人間』の人はネアンデルタール人から遺伝的変異を受け継いでいる」ことが判明しました。 Archaic Introgression Shaped Human Circadian Traits | Genome Biology and Evolution | Oxford Academic h

                  早起きな人はネアンデルタール人からその遺伝子を受け継いだ可能性がある
                • 名大、ホモ・サピエンスの石器技術がいつどのように革新してきたのかを究明

                  名古屋大学(名大)は2月8日、ホモ・サピエンス(現生人類)がユーラシアに拡散した約5~4万年前の文化進化について、「石器の刃部(じんぶ)獲得効率」という点から明らかにしたことを発表した。 同成果は、名大 博物館/同・大学大学院 環境学研究科の門脇誠二教授、同・束田和弘准教授、名大 博物館の渡邉綾美研究員、名大大学院 環境学研究科の須賀永帰大学院生、明治大学の若野友一郎専任教授らを中心に、産業技術総合研究所、木曽広域連合、ヨルダン考古局・観光局の国際共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 今回の研究の概要(出所:名大プレスリリースPDF) 現生人類と、旧人のネアンデルタール人やデニソワ人、原人のフローレス人などは、少なくとも20万年から4万年ほど前の時代までは共存しており、交雑していたことがわかっている。しかし5万~4

                    名大、ホモ・サピエンスの石器技術がいつどのように革新してきたのかを究明
                  • 約81万年から93万年前の更新世には、人類はわずか1,280人まで減少していた

                    約81万年から93万年前の更新世には、人類はわずか1,280人まで減少していた2023.09.04 22:00144,528 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( 岩田リョウコ ) よく80億人まで回復したもんですね…。 ボトルの首が細くなるように個体数が減少することを「ボトルネック現象」というのですが、これが更新世の約81万年前から93万年前にかけて発生し、人類が1,280人まで減少していたことがわかりました。 ボトルネック現象はなんと11万年も続いたそうです。その期間のアフリカとユーラシアの人類の化石の記録に大きな年代ギャップがあったことと一致しています。この研究はScience誌に発表されています。 ボトルネック現象で何が起こる?ボトルネック現象では、ある種の総個体数が深刻に減少し、その種全体の遺伝的多様性も全体的に減少してしまいます。 遺伝的多様性がな

                      約81万年から93万年前の更新世には、人類はわずか1,280人まで減少していた
                    • ネアンデルタール人とは?

                      概要 ネアンデルタール人は約20万年前にヨーロッパで出現し、ホモ・ネアンデルターレンシスとして知られています。ドイツのネアンデル渓谷で発見された彼らは、約4万年前まで生存し、ホモ・サピエンスと共存した後に絶滅しました。 文化と生活 毛皮をまとい、洞窟に住み、石器を用いた狩猟採集生活を送っていたネアンデルタール人。彼らの石器技術は、ルヴァロワ式石器文化として知られ、食人の証拠とされる遺跡も発見されていますが、埋葬された人骨からは、死者を悼む心を持っていたことが示されています。 絶滅の謎と最新知見 ネアンデルタール人はホモ・ハイデルベルゲンシスから進化し、約4万年前に絶滅しました。彼らの絶滅には複数の理由が考えられていますが、明確な答えはまだ見つかっていません。最新の研究では、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは長い期間共存していたとされています。 特徴と弱点 ネアンデルタール人は、ハイデル

                        ネアンデルタール人とは?
                      • 日本人の祖先は3つの系統に関わっていることが全ゲノム解析で明らかに : カラパイア

                        理化学研究所は、日本人の全ゲノム情報を解析し、日本人の祖先には大きく3つの系統が関わっているとする研究結果を報告した。日本人の祖先は縄文人と弥生人の他に、新たな3つ目の系統が発見されたという。 また現代の日本人は、ホモ・サピエンスだけでなく、ネアンデルタール人やデニソワ人といった絶滅した旧人類からも遺伝子を受け継いでいることも判明し、これが体の特徴や病気と関係していることがわかったという。

                          日本人の祖先は3つの系統に関わっていることが全ゲノム解析で明らかに : カラパイア
                        • 欧米ネトウヨ事情 過激主義は「無理ゲー社会」への異議申立て – 橘玲 公式BLOG

                          ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2022年3月24日公開の「「白人至上主義」などすべての過激主義は「無理ゲー社会」への異議申立て」です(一部改変)。 Johnny Silvercloud/Shutterstock ****************************************************************************************** 1999年公開の映画『マトリックス』に、主人公のネオが謎の組織の男モーフィアスから、ブルーピルかレッドピルかを選ぶよう迫られるシーンがある。モーフィアスはネオにいう。 「青い薬(ブルーピル)を飲めば、話はここで終わる。おまえはベッドで目覚め、

                          • ネアンデルタール人などのタンパク質をAIで予測することで「絶滅した」抗生物質を復活

                            ペンシルベニア大学の生物工学者であるセザール・デ・ラ・フエンテ氏らが、現生人類のホモ・サピエンスと旧人類の絶滅種あるいは亜種と考えられているネアンデルタール人やデニソワ人のタンパク質を、AIを用いて構造予測するという研究を行いました。分析の結果、病気の原因となる細菌を殺せる分子を特定しており、人間の感染症を治療するための新薬のヒントとなる可能性も示されています。 AI search of Neanderthal proteins resurrects ‘extinct’ antibiotics https://www.nature.com/articles/d41586-023-02403-0 抗生物質の開発は過去数十年にわたって減速しており、現在処方されている抗生物質のほとんどは、30年以上前から販売されているものです。一方で、抗生物質に対する抵抗力が高い耐性菌が増加しているため、新しい

                              ネアンデルタール人などのタンパク質をAIで予測することで「絶滅した」抗生物質を復活
                            • なぜヒトは閉経後も長く生きられるのか…進化生物学が解き明かした「おばあちゃん仮説」をご存知か シニアがいたからホモサピエンスは生き残れた

                              チンパンジーに「老後」はない ――日本ではいま、人口の3割を65歳以上の高齢者が占めています。そのなかでシニア世代にはどのような役割があるのか。小林先生は生物学的視点から、どのように考えていますか? 【小林】動物学的には、子どもを産めなくなった時期、つまりメスの閉経を「老化」、それ以降を「老後」としています。その定義で言えば、ヒト以外の哺乳動物で老後があるのは、シャチとゴンドウクジラだけなんです。ヒトとゲノムが99%同じチンパンジーでも、死ぬ直前まで排卵があって生殖可能なので、老後はありません。寿命は40~50歳です。 ではなぜヒトの女性は、50歳前後で閉経した後も30年以上生きるのか。進化学の世界ではその理由の一つを、おばあちゃんは若い世代の子育てを手伝うなどの役に立つからだとしています。これを「おばあちゃん仮説」といいます。もう少し詳しくお話ししましょう。 ヒトのご先祖様は今で言うとこ

                                なぜヒトは閉経後も長く生きられるのか…進化生物学が解き明かした「おばあちゃん仮説」をご存知か シニアがいたからホモサピエンスは生き残れた
                              • 約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった (2/2) - ナゾロジー

                                約11万7000年もの間、人類は約1280人だった100万年近く前に発生したボトルネックを推測するために研究者が使用した公式 / Credit:Shanghai Institute of Nutrition and Health, CAS研究チームのフー氏は、「私たちの祖先は長い間、厳しい状況に直面していました。人口が一時的に激減し、絶滅する寸前だったのです」と、語っています。 今回の研究によると、約11万7000年もの間、繁殖可能な人類の個体数は、約1,280人だったと推測されています。 しかし、なぜこんなにも人口が減少したのでしょうか。 研究者たちは、この人口激減の時期は、氷河が出現し、海水温が低下して、アフリカとユーラシア大陸に長期間の干ばつが起きた、深刻な寒冷化の時期と一致していると語ります。 そのため厳しい気候変動が人類祖先の個体数を大きく減少させた原因である可能性が高いと考えら

                                  約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった (2/2) - ナゾロジー
                                • 【最新人類史】縄文人と渡来人の混血比率や東アジア人の分岐と混血の歴史など日本人の起源を出アフリカにまで遡り解説/朝鮮半島の縄文人とは/縄文人とホアビニアンとの繋がり/Y染色体ハプログループDの謎

                                  東アジア人類集団人の形成過程に関する研究はヨーロッパに比べ遅れていましたが、ここ数年で東アジアでも古代DNAデータが揃いつつ有り、多くの研究成果が報告されています。 今回は近年の研究で明らかになってきた東アジア人と日本人の起源について解説していきます。 参考書籍 人類の起源-古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」 https://amzn.to/416LMkx Kindle版 https://amzn.to/3S7C2CK 交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス史 https://amzn.to/3WLzvie Kindle版 https://amzn.to/3RcJyvD #東アジア人の起源 #日本人の起源 #新モンゴロイド 関連動画 https://youtu.be/pzLQVY-xOmQ ヨーロッパ人と東アジア人は同一集団の子孫~2022年の研究で明らか

                                    【最新人類史】縄文人と渡来人の混血比率や東アジア人の分岐と混血の歴史など日本人の起源を出アフリカにまで遡り解説/朝鮮半島の縄文人とは/縄文人とホアビニアンとの繋がり/Y染色体ハプログループDの謎
                                  • ネアンデルタール由来のタンパク質を組み込むとマウスの「骨格」が変化すると判明! - ナゾロジー

                                    ネアンデルタール由来のタンパク質を組み込むと「骨格」が変化するようです。 これまでの研究で、ネアンデルタール人やデニソワ人などの絶滅人類は「GLI3(グリ・スリー)」というタンパク質に変異を持つことが分かっていました。 そして京都府立医科大学は今回、絶滅人類のGLI3をマウス胚に組み込んだところ、通常とは異なる骨格を持ったマウスが生まれることを発見したのです。 このタンパク質変異は一部の現生人類にも受け継がれており、人種ごとの「遺伝子や見た目の多様化」に寄与していると見られます。 研究の詳細は、2023年11月2日付で科学雑誌『Frontiers in Cell and Developmental Biology』に掲載されました。

                                      ネアンデルタール由来のタンパク質を組み込むとマウスの「骨格」が変化すると判明! - ナゾロジー
                                    • 絶滅人類デニソワ人の遺伝子、パプアニューギニアで受け継がれ活躍していた! - ナゾロジー

                                      パプアニューギニアの健康は「デニソワ人の遺伝子」によって守られていたようです。 エストニア・タルトゥ大学(University of Tartu)を中心とする国際研究チームはこのほど、パプアニューギニアの人々が絶滅人類のデニソワ人から受け継いだ遺伝子の恩恵を受けていたことを新たに発見。 しかもその機能は低地住民と高地住民で異なっており、低地では白血球を増やしてマラリアなどの病原体に対する免疫力を強化しており、高地では赤血球を増やして低酸素症への抵抗力を高めていたのです。 研究の詳細は2024年4月30日付で科学雑誌『Nature Communications』に掲載されています。 Genetic adaptations have impacted the blood compositions of two populations from Papua New Guinea https://

                                        絶滅人類デニソワ人の遺伝子、パプアニューギニアで受け継がれ活躍していた! - ナゾロジー
                                      • ネアンデルタール人が絶滅し、我々「ホモ・サピエンス」だけが繁栄できた理由とは? 名古屋大学などの研究(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        石器時代にはネアンデルタール人などが絶滅し、ホモ・サピエンスが生き残った。その理由の一端が、従来から述べられてきた石器技術などの「革命」ではなかったのでは? という学説が名古屋大学などの研究グループによって出された。我々の祖先が、なぜ繁栄できたのか、その理由についての議論は続く。 ホモ・サピエンスの「革命」とは 石器を作るのは人類の専売特許ではない(※1)。だが、かのチャールズ・ダーウィンが言うように、人類の祖先が二足歩行を始めて両手が自由になって石器などの道具を使うことで、その後の進化につながったのは明らかだろう(※2)。 最初に石器を使用したのは、約260万年前のオルドワン石器(Oldowan Stone Tools)だが、約330万年前にもプレ・オルドワンの石器を作っていたという調査研究もある(※3)。このオルドワン石器から進化し、約180万年前に出現したとされるアシュール石器(Ac

                                          ネアンデルタール人が絶滅し、我々「ホモ・サピエンス」だけが繁栄できた理由とは? 名古屋大学などの研究(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • 注目の論文 | Nature Portfolio

                                          toggle navigation 日本語 English 中文(简体) 出版誌 Nature Nature ダイジェスト リサーチ誌 Nature Aging Nature Astronomy Nature Biomedical Engineering Nature Biotechnology Nature Cancer Nature Cardiovascular Research Nature Catalysis Nature Cell Biology Nature Chemical Biology Nature Climate Change Nature Communications Nature Computational Science Nature Ecology & Evolution Nature Electronics Nature Energy Nature Food

                                          • 【人類学】人類の祖先は約90万年前に約98.7%減少し絶滅しかけていたことが明らかに(Science) [すらいむ★]

                                            0001すらいむ ★2023/09/01(金) 22:33:44.22ID:hzBvquEN 人類の祖先は約90万年前に約98.7%減少し絶滅しかけていたことが明らかに 現在地球上で暮らす我々人間は「ホモ・サピエンス」と呼ばれる、約20万年~10万年前に誕生したヒト属の一種です。 しかし現代から約90万年前に、人類の祖先となる種がわずか1280頭にまで激減し、絶滅の危機にひんしていた可能性があることが報告されています。 Genomic inference of a severe human bottleneck during the Early to Middle Pleistocene transition | Science https://doi.org/10.1126/science.abq7487 (以下略、続きはソースでご確認ください) Gigazine 2023年09月01日

                                            • マックス・プランク進化人類学研究所 - Wikipedia

                                              マックス・プランク進化人類学研究所(Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology, Max-Planck-Institut für evolutionäre Anthropologie)はマックス・プランク研究所のうちの1つ。 概要[編集] ドイツザクセン州ライプツィヒに所在する。1997年に設立される。 以下の6つの部門に分かれている。 考古遺伝学部門(Department of Archaeogenetics) 比較文化心理学部門(Department of Comparative Cultural Psychology) 進化遺伝学部門(Department of Evolutionary Genetics) 人類行動生態文化学部門(Department of Human Behavior, Ecology and Cultur

                                              • アスダル年代記シーズン2は実在(実話)の人物?史実や時代設定の違いも調べてみた|パンチャパンチャK-POP!

                                                2019年に放送された韓国ドラマ『アスダル年代記』がシーズン2『アラムンの剣』として、遂にスタートしましたね! 時代ものの作品だとつい、実話なのか実在の人物なのか気になってしまいませんか? ぴよ吉 気になっている方もきっと多いよね! そこで今回は、『アスダル年代記シーズン2』は実話なのか史実や時代設定の違いについてお届けしたいと思います。 題して、『アスダル年代記シーズン2』は実在(実話)の人物?史実や時代設定の違いも調べてみた! お楽しみいただけるよう、お届けしていきますので最後までご覧くださ~い♪ アスダル年代記シーズン2は実在(実話)の人物? 期待に違わず 練られた脚本と演出で面白さが倍増している #アスダル2#アラムンの剣 イジュンギはアクションめちゃうま シンセギョンでタニャの神秘性が増した チャンドンゴンは威厳といいホントはまり役 ストーリーを牽引しているテアラのキャラは アク

                                                  アスダル年代記シーズン2は実在(実話)の人物?史実や時代設定の違いも調べてみた|パンチャパンチャK-POP!
                                                • ホモ・ボドエンシスの分類に関するその後〓改定案がよく分からん、と却下されたっぽい

                                                  久しぶりにホモ・ハイデルベルゲンシス(Homo heidelbergensis)の名前を聞いたついでに、数年前の論争のその後について確認してみた。 ホモ・ハイデルベルゲンシスというのは現生人類とネアンデルタールとデニソワ人の共通祖先とされる分岐点の種族。 で、このヒト族について、「今までホモ・ハイデルベルゲンシスとして分類してたものの中にネアンデルタールがけっこう混じってた」という問題が分かってきている。かつては見た目の形状で分けていたのが、DNAで種族を分析できるようになったことでより正確に分けられるようになった、ということ。 人類の系統樹にまた一つ名前が増えた。ホモ・ボドエンシス登場にまつわるあれこれ https://55096962.seesaa.net/article/202111article_20.html で、これどうなったのかなぁ…とその後を確認してみたところ、思いっきり却

                                                    ホモ・ボドエンシスの分類に関するその後〓改定案がよく分からん、と却下されたっぽい
                                                  • 「朝型」の人にはネアンデルタール人の遺伝子? 研究結果が示唆(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

                                                    一部の人が「朝型」である理由は、太古の昔に現生人類の祖先と交配したネアンデルタール人など旧人類の遺伝子にある可能性があることが、学術誌Genome Biology and Evolutionに発表された新たな論文で示された。 米国のバンダービルト大学、ペンシルベニア大学などの研究チームは、旧人類と現生人類の「概日リズム」に関する遺伝子に違いがあったことを示す証拠を探した。概日リズムは「概日時計」や「体内時計」とも呼ばれ、体が浴びる光に基づいて覚醒・睡眠サイクルを調整する脳の機能だ。 研究チームによれば、人が朝型かどうかは、概日時計が短いことと関連している。概日時計が短いと、日照時間が長い夏の間、覚醒・睡眠サイクルを光などの外的な合図にすばやく体を合わせられるため、高緯度地域に住んでいた旧人類にとって有益だったとみられる。一方、7万年前にアフリカからユーラシア大陸に初めて移住した現生人類の祖

                                                      「朝型」の人にはネアンデルタール人の遺伝子? 研究結果が示唆(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
                                                    • 洞窟が語る交雑の歴史:現生人類、ネアンデルタール人、デニソワ人|福岡 浩二

                                                      現生人類は大体20-25万年前に誕生したと推定されています。 ただ、独立した進化の道を歩んだわけではありません。 21世紀に発達した古代ゲノム解析で、我々現生人類にはネアンデルタール人やデニソワ人とDNA含まれている、つまり交雑していたことも明らかになりました。過去記事を載せておきます。 現生人類2,000人とネアンデルタール人3人、デニソワ人1人のゲノムを使用して、過去25万年間のヒト属グループ間の遺伝子の流れを地図化したのがこちらです。 上記記事内の図要点を書き下しておきます。 ・現生人類は約60万年前にネアンデルタール人の系統樹から分岐し、その後約25万年前に現代の身体的特徴を進化させた。 ・約 20 万~ 25 万年前の最初の接触の波、10 万~ 12 万年前の別の接触の波、そして約 5 万~ 6 万年前の最大の接触の波があった。 ・ネアンデルタール人は想定よりも人口が少なく(数千

                                                        洞窟が語る交雑の歴史:現生人類、ネアンデルタール人、デニソワ人|福岡 浩二
                                                      • 古代ゲノムデータから推測される現生人類の進化

                                                        古代ゲノムデータから推測される現生人類(Homo sapiens)の進化に関する解説(Bennett, and Fu., 2024)が公表されました。本論文は、初期現生人類やネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)および種区分未定のホモ属であるデニソワ人(Denisovan)といった古代型ホモ属(非現生人類ホモ属)のゲノムデータから、現生人類の進化と世界規模の拡大を検証します。古代ゲノム研究は近年飛躍的に発展しており、最新の情報を追いかけていくのは厳しいので、本論文のような近年の研究を踏まえた概説はたいへん有益だと思います。今後も当ブログでは、本論文のような解説を時に取り上げていくつもりです。 ●要約 古代型のヒト【非現生人類ホモ属】と現生人類のゲノムから得られる証拠が増えつつあり、現生人類の出現への新たな洞察をもたらしています。本論文は、現生人類への進化的経路に関

                                                        • 理研が全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解明

                                                          理化学研究所(理研)、静岡県立総合病院、静岡県立大学、東京大学(東大)の4者は4月18日、大規模な日本人の「全ゲノムシークエンス」(WGS)情報を分析し、日本人の祖先に関わる3つの源流(縄文系祖先、関西系祖先、東北系祖先)の起源を解明、さらに現生人類(ホモ・サピエンス)の最も近縁とされる旧人ネアンデルタール人やデニソワ人から受け継いだ遺伝子領域を特定したことを共同で発表した。 同成果は、理研 生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チームの寺尾知可史チームリーダー(静岡県立総合病院 臨床研究部 免疫研究部長/静岡県立大学 薬学部ゲノム病態解析講座 特任教授兼任)、同・劉暁渓研究員(現・上級研究員)/静岡県立総合病院 臨床研究部 研究員兼任、東大 医科学研究所附属 ヒトゲノム解析センター シークエンス技術開発分野の松田浩一特任教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学振興協会が刊行

                                                            理研が全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解明
                                                          • 奇妙な特徴をもつ「未知の旧人類」の頭蓋骨が中国で発見される | AppBank

                                                            中国科学院(CAS)の国際的な科学者チームが、中国で発見された古代人の化石について発表しました。それは、ネアンデルタール人、デニソワ人、そして我々現生人類のいずれにも似ていない系統でした。この化石は、現在の人類家系図にもうひとつ枝が必要であることを示唆しています。 *Category:サイエンス Science *Source:sciencealert ,Science Direct ,nature アジアで発見された新しいヒト科の系統 まだ分類されていないヒト科のこの化石はHLD6と名付けられ、2019年に東アジアの華龍洞で、顎、頭蓋骨、脚の骨が発見されました。その後数年間、CASの専門家たちは、この遺骨の分類に苦労しました。このヒト科は、75万年前にホモ・エレクトスから分かれた現生人類の系統とよく似た顔の構造をしています。しかし、この個体には顎がないため、40万年以上前にネアンデルター

                                                              奇妙な特徴をもつ「未知の旧人類」の頭蓋骨が中国で発見される | AppBank
                                                            • 初期人類は人口減少により、絶滅寸前だった可能性

                                                              80万年前から90万年前の間に絶滅寸前 研究者たちによれば、80万年前から90万年前の間に、初期人類の祖先(原人)は、深刻な進化の狭まりによって絶滅寸前までいったという。 実際に研究者が3000人以上の現生人類をゲノム解析した結果、人類の祖先の人口(または子孫を残せる人数)は約11万7000年の間、約1280人にまで激減していたことが示唆されたそうだ。 研究者たちは、極端な気候変動がボトルネック(人口動態の狭まり、人口減少)を引き起こし、祖先の系統を絶滅の瀬戸際に追いやった可能性があると考えている。 存亡の危機により新種が出現か? 研究では、アフリカの10集団とアフリカ以外の40集団の、現在生存している3154人のゲノム配列を分析したという。 そもそも集団全体の遺伝子の異なるバージョンを調べることで、特定の遺伝子がいつ出現したかを大まかに知ることができるそうだ。 そして時間の経過とともに遺

                                                                初期人類は人口減少により、絶滅寸前だった可能性
                                                              • 現生人類、ネアンデルタール人とどこで交雑? ノーベル賞のペーボ教授、沖縄で講演(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース

                                                                「ネアンデルタール人のゲノムと現生人類の進化」をテーマに講演するペーボ教授=7日、恩納村・沖縄科学技術大学院大学 2022年のノーベル生理学・医学賞を受賞した沖縄科学技術大学院大学(OIST)非常勤教授のスバンテ・ペーボさんが7日、沖縄県恩納村のOIST講堂で「ネアンデルタール人のゲノムと現生人類の進化」をテーマに講演した。約500人が来場し、DNA解析に基づく古代人類学について知識を深めた。 【写真】「ジョークだと思った」ノーベル賞受賞の知らせを振り返るペーボ博士 ペーボ教授は約4万年前に絶滅したネアンデルタール人の骨の一部からDNAを抽出し、ゲノム(全遺伝情報)の解読に成功した研究を紹介。その結果から、ネアンデルタール人の遺伝子が現代人に受け継がれていると判明し、人類の祖先はネアンデルタール人と交雑したと結論付けた。 また「アフリカを移動したホモ・サピエンスは、ユーラシア大陸の西側でネ

                                                                  現生人類、ネアンデルタール人とどこで交雑? ノーベル賞のペーボ教授、沖縄で講演(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース
                                                                • 日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

                                                                  レビュー 日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究 2024.07.24 内城喜貴 / 科学ジャーナリスト、共同通信客員論説委員 「日本人の祖先はどこからやってきたのか」。このロマンに満ちた問いに対しては、祖先は縄文人と大陸から渡来した弥生人が混血したとする「二重構造モデル」が長くほぼ定説となっていた。そこに日本人のゲノム(全遺伝情報)を解析する技術を駆使した研究が盛んになり、最近の、また近年の研究がその説を修正しつつある。 日本人3000人以上のゲノムを解析した結果、日本人の祖先は3つの系統に分けられる可能性が高いことが分かったと理化学研究所(理研)などの研究グループが4月に発表した。この研究とは別に金沢大学などの研究グループは遺跡から出土した人骨のゲノム解析から「現代日本人は大陸から渡ってきた3つの集団を祖先に持つ」と発表し、

                                                                    日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
                                                                  • 2022年ノーベル生理学・医学賞「古代DNAの解析」とは?

                                                                    古代DNAの解析とは? 2022年のノーベル生理学・医学賞を受賞したのはスウェーデン出身でドイツのマックス・プランク研究所のスバンテ・ペーボ博士です。ペーボ博士はゲノム比較によって、現代人のゲノムに絶滅したネアンデルタール人やデニソワ人の遺伝情報の一部が残っていることを明らかにしました。このことは、現生人類(ホモ・サピエンス)と旧人類が交配していた可能性を示唆し、世界に衝撃を与えました。これは「古ゲノム学」という新しい学問領域を世に知らしめた研究でもありました。世界各地の異なる年代の生物遺骸からDNAを取り出し、比較、分析することで、遺跡や骨の形状だけではわからない古代の人々の交流や移動が、遺伝情報に基づいて研究できるようになりました。人類の進化をひもとく新しいアプローチとその結果に対してノーベル賞が贈られたのです。 「人類はどこから来たのか、いかにして現在の人類へと進化してきたのか」につ

                                                                      2022年ノーベル生理学・医学賞「古代DNAの解析」とは?
                                                                    • 全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読 | 大学ジャーナルオンライン

                                                                      Published 2024/05/18 07:54 (JST) Updated 2024/05/18 12:24 (JST) 理化学研究所、静岡県立大学、東京大学の研究で、大規模な日本人の全ゲノムシーケンスから日本人集団の遺伝的構造などが明らかとなった。 研究グループは、全国7地域(北海道、東北、関東、中部、関西、九州、沖縄)からバイオバンク・ジャパンに登録された3,256人分の日本人のゲノム情報を解析した。まず、日本人の集団構造として三つの祖先集団(K=3)に分けられることを示した。K1は沖縄、K2は東北、K3は関西で最も高い値を示す集団である。さらに縄文人、東アジア(主に漢民族)の祖先、北東アジアの祖先の遺伝データとの関連を調べると、縄文人と沖縄で遺伝的親和性が高いこと、漢民族と関西地方で遺伝的親和性が高いことがわかった。東北地方は、縄文人や古代韓国人とも高い遺伝的親和性を示した。

                                                                        全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読 | 大学ジャーナルオンライン
                                                                      • 40歳以降は「おまけ」の人生?! 生物学者が語る「在るべき生き方」(池田 清彦)

                                                                        人間の自然寿命は38歳 とりわけ40代以降という人生の後半において、より善い生き方とはどのようなものなのでしょう。その問いに対するヒントは、生物学の中に見いだすことができます。 自然のままの生物としての寿命を「自然寿命」といい、人間の自然寿命は38歳と推定されます。40歳以降は本来ならとっくに死んでいるはずです。ちなみに、観察されている限り、ほかの生物たちでは、自然寿命と実際の寿命がほぼ一致します。人間だけが自然寿命の倍以上も生きられるのです。 生物学的には自然寿命を超えた40歳以降はいわば、「おまけ」のようなものだとわかります。「おまけ」があることに感謝するのなら、みずからの規範に基づいて自分自身の人生を生きることが、いいかえれば、社会の束縛や拘束から少しでも自由になって、自分の欲望を解放しながら楽しく、面白く生きることが、40代以降の人間に求められる生き方だと思うのです。 そのことを納

                                                                          40歳以降は「おまけ」の人生?! 生物学者が語る「在るべき生き方」(池田 清彦)
                                                                        • 現生人類の拡大に伴うネアンデルタール人からの遺伝的影響の時空間的差異

                                                                          現生人類のアフリカからの拡大に伴うネアンデルタール人からの遺伝的影響の時空間的差異を推定した研究(Quilodrán et al., 2023)が公表されました。ネアンデルタール人と現生人類との遺伝的混合は今では広く認められており、ネアンデルタール人からの遺伝的影響度について、非アフリカ系現代人集団では大きくはないものの有意な地域差があり、具体的にはヨーロッパよりもアジア東部の方でネアンデルタール人由来のゲノム領域の割合が高い、と示されています(関連記事)。この問題についてはさまざまな仮説が提示されてきましたが、本論文は古代ゲノムデータの分析により、その要因を推定しています。 ●要約 現生人類(Homo sapiens)の世界規模の拡大は、ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)の消滅前に始まりました。両種は共存して交雑し、ヨーロッパ人よりもアジア東部人の方でわずか

                                                                          • 絶滅したデニソワ人がチベット高原で16万年の間、生き延びていたことが遺骨の発見で明らかに : カラパイア

                                                                            image credit:Dongju Zhang via Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0) 最新技術により、旧人類の絶滅種「デニソワ人」が、過酷な地で16万年に渡り生き延びていた可能性が明らかとなった。その証拠は標高3280mに位置するチベット高原の洞窟にあった骨の化石の分析から得られたという。 デニソワ人はネアンデルタール人やホモ・サピエンスと同時期にアジア全域に住んでいた古代人類だが、これまで発見された骨はほんのわずかで、彼らがいつ絶滅したのかなど、詳しいことはわかっていない。 今回、新たな技術で発見されたデニソワ人の骨を分析したところ、彼らは、約20万年前から4万年前の氷河期を含む過酷な気候の中、この洞窟で生存していたことがわかったそうだ。

                                                                              絶滅したデニソワ人がチベット高原で16万年の間、生き延びていたことが遺骨の発見で明らかに : カラパイア
                                                                            • 考古学:チベット高原でデニソワ人が活動していたことを示す動物の骨 | Nature | Nature Portfolio

                                                                              デニソワ人は、ヤギの一種であるブルーシープなどの動物を屠殺して食べることで、チベット高原で生き延びていたことを示唆する論文が、Natureに掲載される。今回の研究は、デニソワ人の行動を浮き彫りにし、彼らが過酷で変わりやすい環境にどのようにして適応していたかを明らかにしている。 古代人の絶滅種であるデニソワ人は、ネアンデルタール人と近縁で、更新世の末期にかけてユーラシア大陸東部の広範な地域で生活していた。今回、Huan Xia、Frido Welkerらは、デニソワ人が住んでいたことが知られる標高の高いチベット高原の白石崖溶洞(Baishiya Karst Cave)から発掘された2500点以上の骨を調べた。今回の研究では、分子解析と視覚的解析を組み合わせて用いることで、ほとんどの骨がブルーシープ(バーラルとも呼ばれるヤギの一種で、現在のヒマラヤ山脈でよく見られる)のもので、他の断片は肉食動

                                                                                考古学:チベット高原でデニソワ人が活動していたことを示す動物の骨 | Nature | Nature Portfolio
                                                                              • 【大学受験】医学部面接に頻出!2023年ノーベル生理学・医学賞をおさえておこう!

                                                                                【大学受験】医学部面接に頻出!2023年ノーベル生理学・医学賞をおさえておこう! 公開日:2023/10/10 そもそもノーベル賞とは? ダイナマイトの発明で知られる、スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルの遺言から始まった、100年以上の歴史を持つ栄誉ある賞です。 受賞者にはメダルと1億円ほどの賞金が贈られ、かつては故人も表彰の対象でしたが、1974年以降は存命の人間のみとなっています。 ノーベルは破壊力のあるダイナマイトが戦争の抑止力になると考えていましたが、結果的には戦争の激化を加速させてしまい、「死の商人」と称されることもありました。 意図せぬ形で評価を下げてしまったために死後の評価が気にかかってしまい、遺言という形で未来の発明家や研究者たちのためにノーベル賞を設立した、というわけです。 元々遺言にあるのは「物理学」「化学」「生理学・医学」「文学」「平和」の5分野でしたが、19

                                                                                  【大学受験】医学部面接に頻出!2023年ノーベル生理学・医学賞をおさえておこう!
                                                                                • 「朝型」の人にはネアンデルタール人の遺伝子? 研究結果が示唆 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                                  一部の人が「朝型」である理由は、太古の昔に現生人類の祖先と交配したネアンデルタール人など旧人類の遺伝子にある可能性があることが、学術誌Genome Biology and Evolutionに発表された新たな論文で示された。 米国のバンダービルト大学、ペンシルベニア大学などの研究チームは、旧人類と現生人類の「概日リズム」に関する遺伝子に違いがあったことを示す証拠を探した。概日リズムは「概日時計」や「体内時計」とも呼ばれ、体が浴びる光に基づいて覚醒・睡眠サイクルを調整する脳の機能だ。 研究チームによれば、人が朝型かどうかは、概日時計が短いことと関連している。概日時計が短いと、日照時間が長い夏の間、覚醒・睡眠サイクルを光などの外的な合図にすばやく体を合わせられるため、高緯度地域に住んでいた旧人類にとって有益だったとみられる。一方、7万年前にアフリカからユーラシア大陸に初めて移住した現生人類の祖

                                                                                    「朝型」の人にはネアンデルタール人の遺伝子? 研究結果が示唆 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)