京成電鉄は21日、開業当時に「成田空港駅」だった東成田駅(千葉県成田市古込)で、普段は立ち入れない設備を報道陣に公開した。スカイライナー運行開始50周年企画として22、23の両日に同駅で開く「昭和・平成ノスタルジーミュージアム」で一般にも公開するが、当日券には限りがある。 京成電鉄によると、東成田駅は1978年に「成田空港駅」として開業。91年にターミナルへ乗り入れる今の成田空港駅ができたことで、最寄り駅の役目を終えた。 京成電鉄の東成田線と芝山鉄道の芝山鉄道線が乗り入れるが、昨年度の1日平均の乗降は1928人。全69駅のうち66番目で、地元住民以外の利用は少ないという。成田国際空港会社(NAA)が2029年3月を目標とする機能強化後の姿は定まっていない。 東成田駅は設備を往時のまま残しており、貴重な鉄道遺産。京成電鉄は、成田市制施行70年記念の協賛事業と位置付け、セレクトショップ「フリー