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  • 民主主義のエクササイズnote版|岸野雄一

    この原稿は、2021年6月16日発売の、新しい問いを考える哲学カルチャーマガジン「ニューQ・Issue 03名付けようのない戦い号」に掲載されたものです。 発売前の雑誌の原稿全文を、書籍が発売される2021年6月4日から6月16日までnoteに無料で全文が読めるという実験を行いました。この実験に関するレポートは改めて書くことにします。おかげさまで様々な反響をいただきました。この試みに賛同して実現に向けてご対応くださいましたニューQ編集部に感謝いたします。 発売日以降に読みたい方、紙で持っておきたい方は「ニューQ」誌をご購入ください。自分の原稿以外でも、今読むべき良い記事が満載されています。 なおweb上でも継続して読みたいという声が大きかったので、有料でも購読できる様にしました。 記事の内容としては、編集部の依頼に基づき、私がTwitterでチマチマとポストしてきたテキストを説明、補完する

      民主主義のエクササイズnote版|岸野雄一
    • 「リツイートしあうも他生の縁」 - シロクマの屑籠

      インターネットをとおして私はいったい何人と縁を結び、やがて別れていったろうか。 人生の半分以上を、インターネットと共に生きてきた。 いまどき、人生の半分以上がインターネットと共にあるなど珍しいことでもあるまい。が、四半世紀以上をインターネットと共に歩いてきた人は、いぜん少数派だろう。 手の甲に静脈が浮かびやすくなり、うるおいを失い、腱鞘炎になりやすい手でキーボードを叩きながら、過去に出会ってきた人たちのハンドルネームやアイコンを思い出す。あるいはオフ会で出会った記憶を。 パソコン通信や個人ウェブサイト時代に出会った人のなかには年上が多かった。彼らは昭和から平成初期の男性の振る舞いを身に付けていたり、古式ゆかしい「おたく」であったりした。古式ゆかしい「おたく」でも案外妻子持ちが多かった時代でもある。そうした年上のオタクから様々な古事や古典を教わったりもした。 テキストサイト時代に出会った人に

        「リツイートしあうも他生の縁」 - シロクマの屑籠
      • Web小説で生きていく 韓国発の“稼げる”サービス「ノベルピア」作家の声

        異世界転生、悪役令嬢、パーティー追放など、様々なトレンドを生み出し、今やネットカルチャーを語るうえで欠かすことができないものとなっている「Web小説」。 そして、「Web小説」が盛り上がりを見せているのは、何も日本だけではない。Web小説は、小説単体はもちろん、ドラマやWebToonなどの原作として世界で楽しまれている。 そんな折、2021年2月に韓国でローンチされたWeb小説サービス・ノベルピアは、2022年4月には登録者数100万人を突破し、2022年8月にはノベルピアジャパンをオープンさせた。 本稿では、Web小説の世界的な盛り上がりとともに、新進気鋭のサービスであるノベルピアを紹介していく。 取材・文:飯田一史 編集:小林優介 目次 1. 1PV=1円、業界最高水準のインセンティブ2. 書籍化やコミカライズも積極的に展開予定3. 実際に連載を行う作家たちの声4. 韓国のWeb小説シ

          Web小説で生きていく 韓国発の“稼げる”サービス「ノベルピア」作家の声
        • WindowsからWordPadが廃止! RTF(Rich Text Format)はどうなる?

          Windows 95/NT 4.0からあったWordPadがついに廃止 Windowsの標準アプリとして長らく含まれていた「WordPad」が廃止になる。今秋のWindows 11 Ver.24H2から同梱されなくなるようだ。これにより、Windows単体では、RTF形式のファイルを編集できなくなる。 といっても多くの人は、RTFファイルなんか使ってないだろう。まあ、Microsoftの考えも理解できないわけではない。ユーザーが少ないプログラムのメンテナンスをいつまでも続けたくないのだ。 すでに時計やカレンダーのプログラムがなくなり、電卓はオープンソースになった。Windowsに付属する「アプリケーション」と呼べるプログラムは段々と減っている。もっともWindows 1.0xの頃は、サードパーティアプリケーションがまったくなかったため、必要なものであった。 WordPadの廃止に関しては、

            WindowsからWordPadが廃止! RTF(Rich Text Format)はどうなる?
          • 世界が注目する「メタバース」で、日本企業は独自の存在感を見せることができるか(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            この2ヶ月間、ネット業界で流行語大賞のように急に話題になっているのが「メタバース」というキーワードです。 「メタバース」とは、最近ネット上で注目されている仮想空間や仮想世界を提供するサービスを総称する言葉として使われ始めているキーワードで、昨年ぐらいから徐々に使われるようになっていた業界用語でした。 それが、7月末にFacebookのザッカーバーグCEOが「メタバース」企業を目指すと宣言したことで、一気に言葉の認知度がアップ。 様々な企業が、「メタバース」への参入を明言しているのです。 「メタバース」という言葉は聞いたことがなくとも、7月に公開された映画「竜とそばかすの姫」や、細田監督の過去作「サマーウォーズ」が描いているのがまさにメタバース的世界、と言えば世界観がイメージできる方は少なくないのではないかと思います。 ここで日本人として気になるのは、この「メタバース」において日本企業は存在

              世界が注目する「メタバース」で、日本企業は独自の存在感を見せることができるか(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 「インターネット文学」が生まれ、二極化していった20年間のこと - いつか電池がきれるまで

              はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 僕がはじめて自分のホームページを作ったのは、1999年だから、もう20年以上前になる。 パソコン通信の時代には、そういうものがあるのは知っていたけれど、知らない人とやりとりするなんて怖いな、電話代もかかるみたいだし、という感じで、そんなに興味を持てなかった。 でも、職場でインターネットというものにはじめて触れて、雑誌に紹介されている個人サイトを覗いてみて、僕はインターネットの「日記」に魅了されてしまったのだ。 そこには、家族との日常を淡々と記録している人、趣味について書き続けている人、進行中の不倫や専門職での出来事を匿名で告白している人、婚活で出会った異性のことを赤裸々に紹介している人、などが存在していた。 他人の日常を覗き見ることには、背徳的な新鮮さがあった。 それまでは、プロの作家の「お金になる文章」以外を読む機会って、ほとんどなか

                「インターネット文学」が生まれ、二極化していった20年間のこと - いつか電池がきれるまで
              • 自主出版、ベルリン移住、マンガの準備マンガ。独自の生き方を試し続ける香山哲に聞く

                こんにちは。ライターの斎藤充博です。『ベルリンうわの空』というマンガをご存じでしょうか。日本からドイツのベルリンに移住した香山哲さんが、自分自身のベルリンでの経験を元にして描いたマンガです。 『ベルリンうわの空』(イースト・プレス)より ベルリンに行ったからといって、特になにもしていないというところから始まるこのマンガ。一見単なる日常系エッセイのように見えますが、登場人物に人間はほとんど出てこずに、みんなモンスターのような姿で描かれています。内容も事実と創作がまだらのように混じり合っています。 このおもしろさが世間に受け入れられて、『ベルリンうわの空』は「このマンガがすごい!2021年版オトコ編」や「第24回文部科学省メディア芸術祭第24回 マンガ部門 審査委員会推薦作品」などに選出されました。 さて、僕は10年以上前からそんな香山哲さんのファンです。香山さんが世間に知られつつあることがが

                  自主出版、ベルリン移住、マンガの準備マンガ。独自の生き方を試し続ける香山哲に聞く
                • ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ

                  メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 「ライトノベル」というジャンルはここ20年でますます拡大しているが、その特徴として欠かせないもののひとつがイラストレーションではないだろうか。そんなライトノベルの表紙イラストレーションの系譜をたどっていく本コラム。前編では、ライトノベルの起源と目されることも多いジュブナイル小説をはじめとした小説が、マンガ・アニメと接近していく過程を追う。 天野喜孝による『グインサーガ 20 サリアの娘』(栗本薫著、早川書房、1985年)の装丁画 天野喜孝『天野喜孝 想像を超えた世界』パイインタ

                    ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ
                  • メタバース温故知新|ねこます

                    概要 このセカンドライフの雑誌はだいぶ前に買ったのだが、雑誌の写真や内容をアップロードできないという都合からあまり触れてこなかった。(表紙は商品画像として公開されてるものなので原則OK) 初版発行は2008年4月25日と古い雑誌なのだが、2017年のVRChatブームから火がついたVRアバター文化や、Vtuber文化、そして最近もまだ新規にメタバースが勃興してる(NEOKET、ChilloutVR、Lavender、ConnectChat etc…)のを踏まえて読み返すと、見えてくる事も違うのかな?と思う。 で、今回の企画(?)はズバリ セカンドライフの雑誌から逆引き検索して、Webに残ってる情報をサルベージしてみよう!だ。 最初、雑誌の記事を書こうにも著作権があって見送っていたが、ふと(企業のプレスリリースとかならサルベージできるのでは?)と思い、Webに公開されてるならいけるぞ!という

                      メタバース温故知新|ねこます
                    • 若い人は知らないけど、僕がアニメからVTuberに流れていった理由 - あままこのブログ

                      premium.kai-you.net anond.hatelabo.jp 大学卒業した頃から、若者とは殆ど付き合わなくなってしまったので、今の若い人が実際にアニメからVTuberに流れていってしまっているかは、分からない。 ただ、1987年生まれの34歳の自分は、割と最近アニメを見ることが減って、その分VTuberの配信とかを見るのが多くなっている気がする。 なぜそうなったか。そこには主に2つの理由がある。 もともと自分がアニメに求めていたのが、「物語」そのものというより、「物語」をメタ視点から眺めるという楽しみだったわけだけど、Vtuberはより直接的にメタ的な楽しみができる アニメよりVTuberの方が、よりダイレクトに現実を反映しているように見える それぞれの理由について、解説していく。 アニメという「重い物語」と、VTuberという「軽やかな物語」 「アニメ実況」という文化がある

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                      • いまどきの国語辞典には『シュタインズ・ゲート』って書いてある!?──「世界線」「ラスボス」などを加え“日本語で現代を写す”『三省堂国語辞典』第八版に衝撃を受けたという話

                        いまどきの国語辞典には『シュタインズ・ゲート』って書いてある!?──「世界線」「ラスボス」などを加え“日本語で現代を写す”『三省堂国語辞典』第八版に衝撃を受けたという話 連載企画「ゲームが変えた日本語」、今回はいつもとは少々趣向を変えて、2021年末に発売された『三省堂国語辞典』(以下、公式ページの略称にならい『三国』とする)第八版を取り上げたい。 なぜか。筆者がこの『三国』八版を「買わずにはいられなくなった」からだ。手に取っていくつかの項目を確認した際に受けた驚きと衝撃をもとに、この記事を書いている。きわめて個人的な事情で恐縮ではあるが、なぜ筆者がこの『三国』八版に驚き、衝撃を受けたのか、まずはその話から始めてみよう。 文/タイニーP 「テレカ」の語が消える!? と話題になった『三国』八版 三省堂より『三国』八版の刊行が告知されたのは、やや時間をさかのぼる2021年秋のことだった。その後

                          いまどきの国語辞典には『シュタインズ・ゲート』って書いてある!?──「世界線」「ラスボス」などを加え“日本語で現代を写す”『三省堂国語辞典』第八版に衝撃を受けたという話
                        • 「X68000 Z」の実機を触り、あの時代にできた「なんだかよくわからないけど作って楽しかったこと」を思い出した(西田宗千佳) | テクノエッジ TechnoEdge

                          1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 シャープのホビー向けPC「X68000」のレプリカ機である「X68000 Z」の出荷が始まった。正確には、クラウドファンディングを介して提供される「EARLY ACCESS KIT」が出荷を開始した……ということになる。 筆者もX68000に育てられたクチであり、クラウドファンディングに申し込んだ。「ひとこと、ぜひ」という先方の申し出に従い、応援コメントも提供させていただいている。 (なお、コメントは提供したが、金銭の授受などの関係は一切ないことを申し添えておく) 筆者の元にもEARLY ACCESS KITが、思いのほか大きな段ボールに入って届けられた。 ▲X68000 Z EARLY ACCESS KIT。フルサイズのキー

                            「X68000 Z」の実機を触り、あの時代にできた「なんだかよくわからないけど作って楽しかったこと」を思い出した(西田宗千佳) | テクノエッジ TechnoEdge
                          • 1995年頃のインターネット

                            1995年頃、インターネットにどうやってつないでた、みたいな話題が盛り上がってたのでパソコン通信の話も混ぜて、いくつかまとめました(一部1980年代の話が混ざってます)

                              1995年頃のインターネット
                            • 韓国のポップミュージックへの影響 | 渋谷系を掘り下げる Vol.11

                              1980年代末にその萌芽が見られ、やがて日本の音楽史に影響を及ぼすようになった渋谷系のムーブメント。その広がりをさまざまな視点から検証する本連載で今回舞台となるのは、2000年代に入ってから“渋谷系”のブームが巻き起こった韓国。ナビゲーターは、韓国を拠点にギタリスト、プロデューサー、DJとして活動する長谷川陽平だ。彼は95年に初めてソウルを訪れて以降、黎明期にあったソウルのインディーシーンで活動。のちに韓国インディーズの代表的バンドであるチャン・ギハと顔たちの正式メンバーとしても活躍する一方で、近年はDJとしても精力的に活動しており、韓国におけるシティポップDJの第一人者として人気を集めている。 渋谷というローカルな場所で育まれた音楽は、ソウルというもう1つのローカルに持ち込まれたとき、どのように変異していったのだろうか。その現場をつぶさに見つめてきた長谷川ならではの分析と共にお届けしよう

                                韓国のポップミュージックへの影響 | 渋谷系を掘り下げる Vol.11
                              • 庵野秀明が安野モヨコと出会って『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はこうなった?(ネタバレ) - ひたすら映画を観まくるブログ

                                シン・エヴァンゲリオン劇場版 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されてから3週間が経過し、鑑賞した多くの人の意見をざっと見てみたところ「きちんと終わって良かった」「いいエンディングだった」など、”概ね高評価”という印象ですね。 一方、批判的な感想も当然ながら見受けられ、特に旧劇場版(『Air/まごころを、君に』)が好きな人たちからは「安易なハッピーエンドに逃げている」「こんなのエヴァンゲリオンじゃねえ!」など、辛辣な意見がチラホラと…。 まあ、こういう気持ちも分からなくはありません。実は『シンエヴァ』で訴えているメッセージっていうのは旧劇場版とほぼ同じで「他者とのコミュニケーション」なんですが、その伝え方がもの凄くポジティブになってるんですよね。 前半のパートでは共同体の中で働くことの素晴らしさを訴え、主人公が他者との関係性を回復していく姿を

                                  庵野秀明が安野モヨコと出会って『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はこうなった?(ネタバレ) - ひたすら映画を観まくるブログ
                                • 90年代ウェブ小説の書籍化|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                                  オンライン小説の歴史は、パソコン通信やインターネットなどオンライン通信の歴史と同じくらいの長さがある。 たとえば1981年元旦に発足した小田原マイコンクラブのBBS「マイコンセンター」上に原田えりかによって85年8月頃から約3年にわたって毎日、全1038回書かれたSFファンタジー「シシャノミルユメ」がおそらく日本初のオンライン連載小説だろうと目されている(小口覺『パソコン通信開拓者伝説』小学館、98年、48-52p)。 本来ならばストレートにオンライン小説、なかでもWWW(ワールドワイドウェブ)上に書かれたウェブ小説の歴史自体を辿っていきたいところだが、サイトや作品は時代とともに消えていくことが多く、のちの世の人間が整理することは難しい。 そこで、この連載では奥付が刻印される「本」を軸に確実に辿ることのできる「ウェブ小説書籍化の歴史」、つまりウェブに書かれた小説はいかにして本になってきたの

                                    90年代ウェブ小説の書籍化|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                                  • #07 サイバースペースからの挑戦状、その後 ──あの「1995」から四半世紀を経て・ 前編|GUEST|松永英明

                                    石丸元章 『危ない平成史』 #07 サイバースペースからの挑戦状、その後 ──あの「1995」から四半世紀を経て・ 前編|GUEST|松永英明 GONZO作家・石丸元章が異形の客人と共に平成の「危ない」歴史を語り合う。今回のテーマは平成の“サイバースペース”。ゲストは松永英明(旧名:河上イチロー)。暴露サイト「デア・アングリフ」の元運営者であり、1995年にあのテロ事件を起こした宗教団体の元信者である。 平成前期のアンダーグラウンドに異形の花を咲かせたバッドテイスト・カルチャー。その立役者のひとりであるGONZO作家・石丸元章が、毎回、ひと癖もふた癖もある客人を招いて、過ぎ去りし平成の「危ない歴史」を振り返る当シリーズ。 今回のゲストである松永英明(旧名:河上イチロー)とは、1990年代のインターネット黎明期に暴露サイト「デア・アングリフ」を主催し、当時、新たな監視システムとして問題視され

                                      #07 サイバースペースからの挑戦状、その後 ──あの「1995」から四半世紀を経て・ 前編|GUEST|松永英明
                                    • 君、消え給うことなかれ|山本一郎(やまもといちろう)

                                      まだ若い書き手でしょうに、なんて誠実な人なんでしょう…。 もちろん、界隈が狭いのは事実ですし、身バレを防ぐためにもボカして書いておられるとは思いますが、単なる身の上話で留まらない内容だったので、雑感のように思うことを書いてみたくなりました。 私は47歳、書き手としてのキャリアで言えば24年ほど、ネットでは高校時代からパソコン通信をやっていますので30年ぐらいやってきている、現役の書き手です。 最初に書かなければならないのは、実名である「山本一郎」で書いているのは「読者と一緒に歳をとっても良いオフィシャルの書き物」がほとんどです。文春や現代など、ウェブ連載や様々な媒体の特集記事は実名でやりますが、私の年代で活躍していた他の書き手さんがどんどん消えていって、なぜか生き残り組になりました。結果的に私の想定読者は主に、というかほとんど男性、35歳から50代後半ぐらいが8割という、媒体からは属性の分

                                        君、消え給うことなかれ|山本一郎(やまもといちろう)
                                      • まるでTwitterのような分散型SNS「Bluesky」招待コードを入手したので試してみた - ネタフル

                                        Twitterの共同創業者のジャック・ドーシー氏が支援するという分散型SNS「Bluesky」のiOSアプリが数日前にリリースされました。利用には招待コードが必要ですが、昨日、たまたま「Nostr」で貰ったので、早速「Bluesky」を試すことができました。 もしかすると実際に試している日本語の記事というのは珍しいかもしれませんが「わあ、Twitterにとてもよく似ている!」というあたりをお伝えしようと思います。 「Bluesky」とは? 「Bluesky」は分散型SNSプロトコル「AT」をベースとしたアプリです(ブロックチェーン技術を利用したプロトコルではない)。 分散型SNSがどういうものかというと、非中央集権の仕組みを採用しており、Mastodonのように様々なサーバーが立ち上がるイメージです。 最近話題になった「Nostr」とも似ているのですが「Nostr」にはログインするという概

                                          まるでTwitterのような分散型SNS「Bluesky」招待コードを入手したので試してみた - ネタフル
                                        • 「面白そう!」から始まった81歳のアプリ開発。好奇心が自分の世界を拡大する|若宮正子の言葉 #ぼくらの履歴書 - ぼくらの履歴書|トップランナーの履歴書から「仕事人生」を深掘り!

                                          AppleのCEO、ティム・クック氏は彼女を「世界最高年齢のアプリ開発者」と紹介しました。若宮正子さん、このとき82歳。「面白そう」の一心で、58歳でパソコンに触れ、やがてプログラミングを学び、独自にシニア向けスマホアプリ「hinadan」を開発し、リリースしました。 以降、講演や書籍執筆、ときに政府に招集された有識者など、幅広く活躍するようになりましたが、若宮さんは「面白そうと思うものに飛び込んでいったら、たまたまこうなった」と、きわめて自然体です。 今回は『ぼくらの履歴書』特別企画として、「履歴書」にとらわれることなく、人生を充実させる若宮正子さんに、その半生を振り返っていただきました。パソコン通信、インターネット、そしてVRなど、興味に導かれるままにテクノロジーに触れ、ご自身の世界を拡張し続ける若宮さんの、尽きない好奇心がどこからくるのか。若宮さんの言葉は、「これからを生きる人たち」

                                            「面白そう!」から始まった81歳のアプリ開発。好奇心が自分の世界を拡大する|若宮正子の言葉 #ぼくらの履歴書 - ぼくらの履歴書|トップランナーの履歴書から「仕事人生」を深掘り!
                                          • 『ライトノベル』とは何か?(1)

                                            本コラム「『ライトノベル』とは何か?」は記事を三分割しています。 『ライトノベル』とは何か?(2)はこちら 『ライトノベル』とは何か?(3)はこちら 1 初めに 2『ライトノベル』の源流 3 ヤングアダルト・ジュブナイルの立ち位置 4 そして『ライトノベル』が生まれた 5『ライトノベル』の大流行 6 出版作品は応募だけでなくWebからも 7 膨張する『ライトノベル』 8 児童文学に進出する『ライトノベル』 9 現在の『ライトノベル』の問題点(1) 10 現在の『ライトノベル』の問題点(2) 11 現在の『ライトノベル』の問題点(3) 12 名興文庫が求める作品 1 初めに 『ライトノベル』とは何か? 辞書で意味を確認すれば「会話文が多く、イラストがあり、文体が軽めで読みやすい、若者向けの娯楽小説」と説明があります。確かにその通りだと思います。 しかし、これですべての『ライトノベル』が網羅さ

                                              『ライトノベル』とは何か?(1)
                                            • №1,387 韓流セレクション “ 猟奇的な彼女 原題:엽기적인 그녀 ” - 糸屯 ち ゃ ん の エ ン タ メ 通 信

                                              ■ 目 次 序章 猟奇的な彼女  原題:엽기적인 그녀 終章 糸屯ちゃんのおまけ - Blog Ranking Lists 序章 おはよう、MCの白石です 本日のテーマは、 韓流セレクション になります おはようございます ☕ それでは、わたくしの方からお送りする韓流セレクションで、韓国映画のご紹介をさせて頂きます 猟奇的な彼女 原題:엽기적인 그녀 です! それでは、皆さん 楽しんでってくださいね (✿╹◡╹)b ワープ!!.   .    . . ............................................... き、きえるぅぅぅ。。。( ̄□ ̄ *)( ̄□:;.:... ( ̄:;..::;.:. :::;... ... .. . .  . . .      .    . 猟奇的な彼女  原題:엽기적인 그녀 『猟奇的な彼女』(りょうきてきなかのじょ 原題:엽

                                                №1,387 韓流セレクション “ 猟奇的な彼女 原題:엽기적인 그녀 ” - 糸屯 ち ゃ ん の エ ン タ メ 通 信
                                              • ChromiumでないEdgeは消えるが、IEはまだまだ無くならない (1/2)

                                                Microsoft 365がIEサポートを終了するだけで IE自体のサポートが終了されるわけではない 先週、「IE終了」的な話題がいくつか出た。実際には、MicrosoftがMicrosoft 365(昔のOffice 365)でのサポートを止めるという話であって、実際には、IE11はWindows 10に同梱されているし、これからも入っているはずである。まあ、あと5年は現役でしょう。 元のブログ投稿はこちら。 ●Microsoft 365 apps say farewell to Internet Explorer 11 and Windows 10 sunsets Microsoft Edge Legacy https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-blog/microsoft-365-apps-say-farewell-

                                                  ChromiumでないEdgeは消えるが、IEはまだまだ無くならない (1/2)
                                                • 「みのり伝説」から90年代のライター事情を思い出す - ダリブロ 安田理央Blog

                                                  この記事は「書き手と編み手の Advent Calendar 2022」に参加しています。 adventar.org 「みのり伝説」1巻(尾瀬あきら) 1994年から1997年まで「ビックコミックオリジナル」に連載されていた尾瀬あきらの漫画『みのり伝説』。フリーライターの実態をテーマにした漫画は意外に少なく、本作がこのジャンルの代表作と言ってもいいでしょう。 1994年といえば、もう28年前。今、読み返すと時代の空気の違いを実感します。 主人公の杉苗みのりは28歳で、4年間努めた小さな出版社を辞めてフリーライターとして独立するのですが、「だってあたしたちもう22よ! このまま結婚もしないで25とかになっちゃってさぁ、まわりはもうみんな結婚して子供もいるのに自分だけひとり寂しく働いてるとかそうなったらどうする?」なんてセリフも出てきて、28歳のみのりは完全に「行き遅れ」扱いなのです。90年代

                                                    「みのり伝説」から90年代のライター事情を思い出す - ダリブロ 安田理央Blog
                                                  • [インタビュー]「ウルティマ オンライン」25周年特別企画。オンラインコミュニティの形成に心血を注いだSage Sundi氏の功績を振り返る

                                                    [インタビュー]「ウルティマ オンライン」25周年特別企画。オンラインコミュニティの形成に心血を注いだSage Sundi氏の功績を振り返る 編集部:kawasaki 「ウルティマ オンライン」(Ultima Online 以下,UO)は,1997年に海外で最初にリリースされ,今年25周年を迎えたMMORPGである。UO以前にもMMORPGは存在してはいたが,商業的な成功かつその名を世界に広く知らしめたという点を踏まえると,この分野における始祖的な存在と言ってもけっして過言ではない。 数あるUOの特徴のなかでも重要なのが,他に類を見ないまでの自由度の高さである。そして,その多くはプレイヤー同士による何かしらのコミュニケーションによって実現していた。言い換えると,UOはコミュニティを特に大切にしていたMMORPGだ。 そしてMMORPGのコミュニティに欠かせないのが,裏方の存在である。UOの

                                                      [インタビュー]「ウルティマ オンライン」25周年特別企画。オンラインコミュニティの形成に心血を注いだSage Sundi氏の功績を振り返る
                                                    • 「何をしたいか」が定まってない人は大成しない

                                                      アップロードの楽しさを教えるブラジルの教育 尾原 和啓(以下、尾原):実は、ネットの黎明期を知っている人ほど、インターネットのいちばんの不幸は、ダウンロードするほうが楽すぎたことだと言うんです。インターネット以前のパソコン通信時代からやっている人間は、ダウンロードしたくても、そもそも情報がなかったので、まず自分からアップロードする必要があった。 それに、いまみたいに簡単に検索できるグーグルのようなものもなかったから、自分で発信する人には、「おもろいこと発信しているやん、たぶんこれも好きやで」と教えてくれる人がいた。つまり、発信する人の熱量によって情報が集まってくる経験を、古くからネットに入り浸っていた人ほどしているんです。 ところが、インターネットが普及してから入ってきた人たちは、すでにネット中にあふれていた情報をダウンロードするだけで楽しめた。あまりにダウンロードが楽になってしまったので

                                                        「何をしたいか」が定まってない人は大成しない
                                                      • インチキ、トンデモ技術 水が油になる!水と二酸化炭素が油になる! - 左巻健男&理科の探検’s blog

                                                        【インチキ、トンデモ技術 水が油になる!水と二酸化炭素が油になる!】 画期的な技術なら一流科学誌に論文が載る。画期的ならサイエンス誌かネーチャー誌に。あるいはその分野の一流科学誌に載る。 そして画期的なほど追試が行われる。 発見者がそう信じて載せたはいいが、その後追試などでインチキだったことが判明したこともある(常温核融合が超有名)。 しかし、インチキ技術は、そのことを飛ばして公開実験なるものをする。 古くは、19世紀末に、ジョン・ウォレル・キリーが発明した「キリー・モーター」。原子と原子の間にあるエーテルの力から巨大な力を取り出しているとして、公開で電源をつないでいないモーターを回して見せた。 出資者から多額のお金をまきあげて死ぬまでペテンを通した。彼の死後、床下から圧縮空気を使った仕掛けが発見された。 その後も幾たびも同様の事がくり返されてきた。 中でもわが国では「水を油(燃料)に変え

                                                          インチキ、トンデモ技術 水が油になる!水と二酸化炭素が油になる! - 左巻健男&理科の探検’s blog
                                                        • もし、阪神大震災の時に、Twitterがあったら

                                                          ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2023年1月7日から13日までの7日間について集計し、まとめた。 先週のアクセス1位は、Twitterの有料サービス「Twitter Blue」の記事だった。月額980円、iOSから申し込む場合は1380円かかる。 Twitter Blueに加入すれば、広告が「半分」に減るといった特典があるのだが「この値段なら広告をゼロにしてほしかった」という意見も目立つ。 もし、阪神・淡路大震災の時に、Twitterがあったら ところで、明日1月17日で、阪神・淡路大震災からまる28年経つ。1995年当時はインターネットは黎明期だったが、もしあの時にTwitterがあったらどうだっただろう……考えてみたい。 筆者は当時高校1年生で、西宮市甲子園に住んでいた

                                                            もし、阪神大震災の時に、Twitterがあったら
                                                          • 卓上ウォーゲーム/日本卓上ウォーゲーム略史 - legal alien wiki

                                                            まえがき † プロの軍人による兵棋演習とは異なる「民間人のホビーとしての卓上ウォーゲーム」は、「19世紀にヨーロッパで誕生したミニチュアウォーゲーム」と「1950年代にアメリカで誕生したボードウォーゲーム」の二種類に大別される。 どちらも1960年代まではもっぱら欧米だけでプレイされていたが、1970年代にイギリスの模型メーカー、エアフィックスが模型雑誌「Airfix Magazine」でミニチュアウォーゲーム関連の記事を掲載したことをきっかけに、欧米以外にも広まっていった。 日本国内に限定しても、その歴史は既に半世紀を超えているが、その歩みは決して平坦なものではなかった。その長く曲がりくねった道を10年単位でまとめてみた。 1972-1981 模型から厚紙へ 輸入から国産へ † 1972年春、模型雑誌「月刊ホビージャパン」1972年4月号に、模型を作った後の楽しみ方としてミニチュアウォー

                                                              卓上ウォーゲーム/日本卓上ウォーゲーム略史 - legal alien wiki
                                                            • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第38回 追悼・小牧雅伸さん(元アニメック編集長)

                                                              去る年1月24日、元アニメック編集長として知られる小牧雅伸さんが急逝された。前ぶれのない第一報で、心底激しい衝撃を受けた。享年67歳、早すぎる。実を言うといまだ気持ちの整理はできていない。 アニメックと言えば「機動戦士ガンダム」の1979年本放送時に富野由悠季監督直撃インタビューや、型式番号RX-78など設定の裏づけを出版面で支えて初期の人気拡大に貢献した。その方針を決めた編集長であり、2019年にはKADOKAWAから「アニメック ガンダム40周年記念号」も出ている。それは井上伸一郎さんを筆頭に同編集部からの人材を輩出したからで、歴史的な流れは追って整理されるであろう。 自分にとってはいろんなことを教えていただいた先達であり、師匠的存在で恩人でもある。今回は心よりご冥福をお祈りしつつ、私的に故人を追悼してみたい。 まずWikipediaを開いてみたら、いきなり大間違いが書いてあって驚いた

                                                                【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第38回 追悼・小牧雅伸さん(元アニメック編集長)
                                                              • インターネットとのなれそめ(インターネット老人会 Advent Calendar 2023・2日目) - 世界の果てのはてな

                                                                いつもお世話になっております!シャス! この記事はインターネット老人会 Advent Calendar 2023・2日目の記事です。 adventar.org 現在40歳の私のインターネットとのなれそめ。 結論から先に書くと、多分、1997年に友達の家でネットスケープコミュニケーター使ってFF7の攻略掲示板スレッドを見てたのが該当するかと思います。 もう何もかもうろ覚えなんですがエアリスのネタバレそこで見ちゃってた気もする。 エアリスのネタバレは先に進んでた兄貴のプレイ見てたからかも……もう何もかもうろ覚え。当時のエアリスネタバレ周りのことを書き始めるとキリがないのでやめます。リメイクではどうなるんすかね〜。 話が終わってしまった。 結論だけ知りたい人と二次元オタク文化に興味ない人はここから先を読む必要はないです。 以下年表形式で書かせていただきやす。シャス。 1994年(小6) 紙の日記

                                                                  インターネットとのなれそめ(インターネット老人会 Advent Calendar 2023・2日目) - 世界の果てのはてな
                                                                • 個人的なインターネット前史と東京BBSについて: 不倒城

                                                                  この記事は、「インターネット老人会 Advent Calendar 2023」13日目の記事です。 https://adventar.org/calendars/8729 子どもの頃、「あだ名」で呼ばれることがあまりありませんでした。 私の本名は「しんざき」ではなく、比較的ありふれた苗字・名前なのですが、小中学校の頃は大体苗字か名前そのまんま、ほぼ本名で呼ばれていました。 理由はよく覚えていないのですが、小学校の方針か何かで「友達のことは苗字にさん付けで呼びましょう」みたいなものがあって、私は学校以外でもそのまんま呼ばれていたような気がします。持ち上がりの中学校でもそれがほぼ定着していた、というようなことでしょうか。 ですから、東京BBSで最初に思ったことも、「この人たち、なんか変な名前で呼び合ってる!!」ということでした。私の「ネット原体験」は、まず「ハンドルネーム文化への驚き」から始ま

                                                                  • 急にやってきたリモートワーク時代に知っておいて欲しいたった一つのSlackリテラシー|えふしん

                                                                    コロナの影響で、急にリモートワークブームがやってきた。 僕はもういいおっさんですが、高校一年生の時にパソコン通信を始め、趣味としてネットワークにアクセスして、掲示板の管理者をやったりする中で、たくさんの人と出会い、たくさんの人と喧嘩したり軋轢を生んできた経験があります。最初の自己紹介で、いずれ炎上する人がそこそこ見極められる感覚なんてのもあった記憶があります。 オンラインコミュニケーションの中で生きてきたと言う自負はあるのですが、仕事でもたくさんの人がSlackを使うようになって、当時の趣味の世界で起きていた問題やみんなのお悩みが、仕事という日常でも起きるようになって、「あぁ昔起きたことを見てるようだ」となることが増えています。その中でも枝葉の議論ではなく、これを持ち続けると、うまく楽しくやっていけるよ、と言うことを書いてみたいと思います。 それは、 オンラインコミュニケーションに期待しす

                                                                      急にやってきたリモートワーク時代に知っておいて欲しいたった一つのSlackリテラシー|えふしん
                                                                    • みかかとはパソコン通信時代によく使われていた変換文字で『NTT(エヌティーティー)』になる?

                                                                      ブログを始める時にアカウント名をどうしようか?考えてた時に電話工事やフレッツ光の回線工事をしているので何となく思いつきmikaka(みかか)としました。 このブログ本業である電話・フレッツ光など通信回線についての記事をメインにかいているのですが読んだことがある方ならもしかして?と分かってる方もいるのではないかと思いますがなぜ 「みかか」➡「NTT」になるのか紹介したいと思います。 みかかとはみかかとは(mikaka)とは日本のパソコン通信用語でNTT(東日本電信電話サービス・西日本電信電話サービス)を指す言葉で JISキーボードにおいてカナ入力モードで「NTT」と入力すると「みかか」となりパソコン通信やインターネット初期に多様されたネットスラング・ネット用語です。 2000年代前半頃まではよく使われていましたが2020年代ではNTTフレッツ光・KDDI・au・NUROなど競合サービス会社が

                                                                      • ホロライブとにじさんじ、その「凄すぎる実力」「ビジネスモデルの中身」「意外な違い」を全分析…!(小島 健輔) @moneygendai

                                                                        17年頃から注目され始めたUTuberやVTuberが今や結構なビジネスに発展し、VTuberプロダクションのIPO(株式上場)が相次いでいる。昨年6月8日に東証グロースに上場した「にじさんじ」のANYCOLOR社に続き、3月27日には「ホロライブ」のカバー社も東証グロースに上場する。 YouTubeやTikTokを楽しんでいる若者には知られていても中高年にはピンと来ないかも知れないが、IT業界がAIと並ぶ次の本命と期待するメタバースも睨んで、さらなる成長を目論んでいる。そんな両社をネットエンタメにも詳しい流通ストラテジストの小島健輔氏が解説する。 「UTuber」と「VTuber」は何が違うの…? どちらもYouTubeやTikTokに動画投稿するエンターテナーだが、UTuberが本人が顔出しして活動するのに対し、VTuber(Virtual YouTuber)は2Dや3Dのアバターキャ

                                                                          ホロライブとにじさんじ、その「凄すぎる実力」「ビジネスモデルの中身」「意外な違い」を全分析…!(小島 健輔) @moneygendai
                                                                        • 『劇場版SHIROBAKO』ネタバレ考察&解説&感想 SHIROBAKOは”アニメの今”を描くことから逃げなかった - 物語る亀

                                                                          はい、では『劇場版シロバコ』のネタバレ考察&解説記事といきましょう! 今回も非常に重い記事となっております カエルくん(以下カエル) 「一時期は『これ、何万字いくんだろうね?』と思っていましたが、なんとく1万字ちょっとで納めました!」 主 「読み応えは抜群、その分内容にも気合入ってます!」 カエル「この記事は全編ネタバレありとなりますので、ご注意ください! では……記事のスタートです!」 ”リアル”と”嘘”の狭間の思い 構成と冒頭で語られる”覚悟” 明らかに変化した映像 ”日常的表現”へ挑む意味 水島努監督について 水島監督のテンポ 水島努の狂気 リアルな世界を描くメリットデメリット スタッフのリアルも描く あまりにもリアルすぎるが故の違和感 完成形しか普段は見えない世界 ”空白の4年間の厚み”を感じさせてくれる作品に 実在感を描き出す もう1人の主人公? の遠藤 誰の背中を追うのだろうか

                                                                            『劇場版SHIROBAKO』ネタバレ考察&解説&感想 SHIROBAKOは”アニメの今”を描くことから逃げなかった - 物語る亀
                                                                          • 「テレホマン」の元ネタにもなった「テレホーダイ」が終了へ。先駆的に「定額制」を導入しインターネットの普及に貢献したサービスに幕

                                                                            東日本電信電話株式会社と西日本電信電話株式会社は、2024年1⽉より順次「固定電話のIP網の移行する」ことについての今後のスケジュールについて発表し、そのなかでインターネットサービスの「テレホーダイ」が終了予定であることを明かした。 (画像は「固定電話のIP網への移⾏後のサービスについて」(PDF)より) 「テレホーダイ」とは、1995年に開始した深夜・早朝帯(23時から翌日8時までの9時間)に限りユーザーが選択した2つの電話料金が定額となる割引サービス。「テレホ」とも略される。また「INSテレホーダイ」は、テレホーダイのISDN版である。 パソコン通信やインターネット黎明期では、接続時間による従量課金が主流だった。そのため電話回線を使うダイヤルアップ接続では、インターネットをやりすぎてしまうと10万円を超える額の電話代が請求されてしまうということがしばしばあった。 そのため通信時間に関わ

                                                                              「テレホマン」の元ネタにもなった「テレホーダイ」が終了へ。先駆的に「定額制」を導入しインターネットの普及に貢献したサービスに幕
                                                                            • 鳴かず飛ばずから世界のRubyへ 広がるきっかけとなったRailsとまつもとゆきひろ氏今後の展望

                                                                              つよつよチャンネルは、bravesoft CEO&CTOの菅澤英司氏がエンジニア的に「おもしろい話」や「ためになる話」を届けるチャンネルです。第2回は、Ruby開発者であるまつもとゆきひろ氏がRubyがどうやって世界に広がっていったのかについて話しました。前回の記事はこちら。 公開2週間で200人がRailsコミュニティに参加 菅澤英司氏(以下、菅澤):前回はRubyを開発したという話を聞きました。サーバーにアップしたらどんどん広まっていったという話はちょっとワクワクしますね。 まつもとゆきひろ氏(以下、まつもと):ありがとうございます。すごく伸びた感じでもないんですけど、80年代から90年代にかけてNetNewsというのがあって、1990年代だと自分のソフトウェアをインターネットで公開して配ることはそんなに珍しくはなかったんですよね。 菅澤:あるんですね。 まつもと:誰も使わなくなってき

                                                                                鳴かず飛ばずから世界のRubyへ 広がるきっかけとなったRailsとまつもとゆきひろ氏今後の展望
                                                                              • 【Web3考】ヤクザ組織から半グレと言うDAOな未来|えふしん

                                                                                昔一緒に働いていた金城さんがWeb3に関する記事を書き始めた影響で、Web3について考えることが増えた。 金城さんが書くDAOの特徴としては、 DAOは「Decentralized Autonomous Organization」の略であり、日本語では自律分散型組織と訳されます。それだけ聞いても「?」という感じですが(僕もそうでしたw)、簡単にいうと社長のいない会社のようなものです。 株主、経営陣、役員などのような管理者がいなくても、ミッション実現に向かってメンバーが自ら自律的に価値提供をして、事業を推し進めていく組織のことをDAOと言います(この組織(Organization)の部分はCommunityやCompanyとも言い換えることができDACと呼ばれることもあります)。 DAOにはコア開発者(コントリュビューター)というプロジェクトの方向性を提示する中心メンバーが存在し、基本的には

                                                                                  【Web3考】ヤクザ組織から半グレと言うDAOな未来|えふしん
                                                                                • ネットや2ちゃんでは「男/女」というより「自分語り」が嫌われていた…という議論

                                                                                  ひろゆきさん、どうして「今の日本では“フェミニズム”って言葉を使わないほうがいい」のですか? https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e3cb7f5c5b6b70886fd0627 髙崎:西村さんは、2000年代始めのネット黎明期に巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」を運営されていましたが、あの頃の2ちゃんねるの運営で、ユーザーの性別を想定されていましたか? 西村:「2ちゃんねる」は性別登録が必要ないようにしてましたし、運営にあたり性別を意識するってことは特になかったですね。ていうか、初期のインターネットって男性ユーザーが圧倒的に多かったんです。 家でパソコンをすることが、そもそも「男の子の趣味」だった。あの頃だと安いパソコンでも20万円近くしていて、おいそれと始められるものでもなかったし。 女性の名前をハンドルネームに使っていたとしても、男性

                                                                                    ネットや2ちゃんでは「男/女」というより「自分語り」が嫌われていた…という議論