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パソコン通信の検索結果81 - 120 件 / 446件

  • ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ

    メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 「ライトノベル」というジャンルはここ20年でますます拡大しているが、その特徴として欠かせないもののひとつがイラストレーションではないだろうか。そんなライトノベルの表紙イラストレーションの系譜をたどっていく本コラム。前編では、ライトノベルの起源と目されることも多いジュブナイル小説をはじめとした小説が、マンガ・アニメと接近していく過程を追う。 天野喜孝による『グインサーガ 20 サリアの娘』(栗本薫著、早川書房、1985年)の装丁画 天野喜孝『天野喜孝 想像を超えた世界』パイインタ

      ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ
    • メタバース温故知新|ねこます

      概要 このセカンドライフの雑誌はだいぶ前に買ったのだが、雑誌の写真や内容をアップロードできないという都合からあまり触れてこなかった。(表紙は商品画像として公開されてるものなので原則OK) 初版発行は2008年4月25日と古い雑誌なのだが、2017年のVRChatブームから火がついたVRアバター文化や、Vtuber文化、そして最近もまだ新規にメタバースが勃興してる(NEOKET、ChilloutVR、Lavender、ConnectChat etc…)のを踏まえて読み返すと、見えてくる事も違うのかな?と思う。 で、今回の企画(?)はズバリ セカンドライフの雑誌から逆引き検索して、Webに残ってる情報をサルベージしてみよう!だ。 最初、雑誌の記事を書こうにも著作権があって見送っていたが、ふと(企業のプレスリリースとかならサルベージできるのでは?)と思い、Webに公開されてるならいけるぞ!という

        メタバース温故知新|ねこます
      • 若い人は知らないけど、僕がアニメからVTuberに流れていった理由 - あままこのブログ

        premium.kai-you.net anond.hatelabo.jp 大学卒業した頃から、若者とは殆ど付き合わなくなってしまったので、今の若い人が実際にアニメからVTuberに流れていってしまっているかは、分からない。 ただ、1987年生まれの34歳の自分は、割と最近アニメを見ることが減って、その分VTuberの配信とかを見るのが多くなっている気がする。 なぜそうなったか。そこには主に2つの理由がある。 もともと自分がアニメに求めていたのが、「物語」そのものというより、「物語」をメタ視点から眺めるという楽しみだったわけだけど、Vtuberはより直接的にメタ的な楽しみができる アニメよりVTuberの方が、よりダイレクトに現実を反映しているように見える それぞれの理由について、解説していく。 アニメという「重い物語」と、VTuberという「軽やかな物語」 「アニメ実況」という文化がある

          若い人は知らないけど、僕がアニメからVTuberに流れていった理由 - あままこのブログ
        • きさらぎ駅、くねくね……新しい時代の怖い話を追いかけて 廣田龍平さん「ネット怪談の民俗学」インタビュー|好書好日

          ©GettyImages 「オカルト板」に入り浸っていた学生時代 ――『ネット怪談の民俗学』はネット発祥の怖い話=ネット怪談の全体像を、1990年代から2020年代までの歴史をたどりながら記した一冊です。こういう本を待っていました。 読者の皆さんでも「くねくね」や「きさらぎ駅」などの有名なネット怪談は知っていても、全体を把握している方は少ないでしょうね。ネット怪談の研究自体はこれまでも数多くなされているのですが、2ちゃんねるのオカルト板から現代のTikTokまで、ネット怪談の四半世紀にわたる歴史を俯瞰的に記した本はまだなかったので、書く意義があるんじゃないかなと思いました。 ――民俗学というと山村に住んでいる人に聞き取り調査をする、というイメージが強いですが、ネット空間との相性は? そもそも民俗学というのは、後世に名前が残らないような人々の日常生活を研究する学問です。口伝えでその土地に伝わ

            きさらぎ駅、くねくね……新しい時代の怖い話を追いかけて 廣田龍平さん「ネット怪談の民俗学」インタビュー|好書好日
          • いまどきの国語辞典には『シュタインズ・ゲート』って書いてある!?──「世界線」「ラスボス」などを加え“日本語で現代を写す”『三省堂国語辞典』第八版に衝撃を受けたという話

            いまどきの国語辞典には『シュタインズ・ゲート』って書いてある!?──「世界線」「ラスボス」などを加え“日本語で現代を写す”『三省堂国語辞典』第八版に衝撃を受けたという話 連載企画「ゲームが変えた日本語」、今回はいつもとは少々趣向を変えて、2021年末に発売された『三省堂国語辞典』(以下、公式ページの略称にならい『三国』とする)第八版を取り上げたい。 なぜか。筆者がこの『三国』八版を「買わずにはいられなくなった」からだ。手に取っていくつかの項目を確認した際に受けた驚きと衝撃をもとに、この記事を書いている。きわめて個人的な事情で恐縮ではあるが、なぜ筆者がこの『三国』八版に驚き、衝撃を受けたのか、まずはその話から始めてみよう。 文/タイニーP 「テレカ」の語が消える!? と話題になった『三国』八版 三省堂より『三国』八版の刊行が告知されたのは、やや時間をさかのぼる2021年秋のことだった。その後

              いまどきの国語辞典には『シュタインズ・ゲート』って書いてある!?──「世界線」「ラスボス」などを加え“日本語で現代を写す”『三省堂国語辞典』第八版に衝撃を受けたという話
            • 「X68000 Z」の実機を触り、あの時代にできた「なんだかよくわからないけど作って楽しかったこと」を思い出した(西田宗千佳) | テクノエッジ TechnoEdge

              1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 シャープのホビー向けPC「X68000」のレプリカ機である「X68000 Z」の出荷が始まった。正確には、クラウドファンディングを介して提供される「EARLY ACCESS KIT」が出荷を開始した……ということになる。 筆者もX68000に育てられたクチであり、クラウドファンディングに申し込んだ。「ひとこと、ぜひ」という先方の申し出に従い、応援コメントも提供させていただいている。 (なお、コメントは提供したが、金銭の授受などの関係は一切ないことを申し添えておく) 筆者の元にもEARLY ACCESS KITが、思いのほか大きな段ボールに入って届けられた。 ▲X68000 Z EARLY ACCESS KIT。フルサイズのキー

                「X68000 Z」の実機を触り、あの時代にできた「なんだかよくわからないけど作って楽しかったこと」を思い出した(西田宗千佳) | テクノエッジ TechnoEdge
              • 1995年頃のインターネット

                1995年頃、インターネットにどうやってつないでた、みたいな話題が盛り上がってたのでパソコン通信の話も混ぜて、いくつかまとめました(一部1980年代の話が混ざってます)

                  1995年頃のインターネット
                • 韓国のポップミュージックへの影響 | 渋谷系を掘り下げる Vol.11

                  1980年代末にその萌芽が見られ、やがて日本の音楽史に影響を及ぼすようになった渋谷系のムーブメント。その広がりをさまざまな視点から検証する本連載で今回舞台となるのは、2000年代に入ってから“渋谷系”のブームが巻き起こった韓国。ナビゲーターは、韓国を拠点にギタリスト、プロデューサー、DJとして活動する長谷川陽平だ。彼は95年に初めてソウルを訪れて以降、黎明期にあったソウルのインディーシーンで活動。のちに韓国インディーズの代表的バンドであるチャン・ギハと顔たちの正式メンバーとしても活躍する一方で、近年はDJとしても精力的に活動しており、韓国におけるシティポップDJの第一人者として人気を集めている。 渋谷というローカルな場所で育まれた音楽は、ソウルというもう1つのローカルに持ち込まれたとき、どのように変異していったのだろうか。その現場をつぶさに見つめてきた長谷川ならではの分析と共にお届けしよう

                    韓国のポップミュージックへの影響 | 渋谷系を掘り下げる Vol.11
                  • 庵野秀明が安野モヨコと出会って『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はこうなった?(ネタバレ) - ひたすら映画を観まくるブログ

                    シン・エヴァンゲリオン劇場版 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されてから3週間が経過し、鑑賞した多くの人の意見をざっと見てみたところ「きちんと終わって良かった」「いいエンディングだった」など、”概ね高評価”という印象ですね。 一方、批判的な感想も当然ながら見受けられ、特に旧劇場版(『Air/まごころを、君に』)が好きな人たちからは「安易なハッピーエンドに逃げている」「こんなのエヴァンゲリオンじゃねえ!」など、辛辣な意見がチラホラと…。 まあ、こういう気持ちも分からなくはありません。実は『シンエヴァ』で訴えているメッセージっていうのは旧劇場版とほぼ同じで「他者とのコミュニケーション」なんですが、その伝え方がもの凄くポジティブになってるんですよね。 前半のパートでは共同体の中で働くことの素晴らしさを訴え、主人公が他者との関係性を回復していく姿を

                      庵野秀明が安野モヨコと出会って『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はこうなった?(ネタバレ) - ひたすら映画を観まくるブログ
                    • 90年代ウェブ小説の書籍化|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                      オンライン小説の歴史は、パソコン通信やインターネットなどオンライン通信の歴史と同じくらいの長さがある。 たとえば1981年元旦に発足した小田原マイコンクラブのBBS「マイコンセンター」上に原田えりかによって85年8月頃から約3年にわたって毎日、全1038回書かれたSFファンタジー「シシャノミルユメ」がおそらく日本初のオンライン連載小説だろうと目されている(小口覺『パソコン通信開拓者伝説』小学館、98年、48-52p)。 本来ならばストレートにオンライン小説、なかでもWWW(ワールドワイドウェブ)上に書かれたウェブ小説の歴史自体を辿っていきたいところだが、サイトや作品は時代とともに消えていくことが多く、のちの世の人間が整理することは難しい。 そこで、この連載では奥付が刻印される「本」を軸に確実に辿ることのできる「ウェブ小説書籍化の歴史」、つまりウェブに書かれた小説はいかにして本になってきたの

                        90年代ウェブ小説の書籍化|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                      • 君、消え給うことなかれ|山本一郎(やまもといちろう)

                        まだ若い書き手でしょうに、なんて誠実な人なんでしょう…。 もちろん、界隈が狭いのは事実ですし、身バレを防ぐためにもボカして書いておられるとは思いますが、単なる身の上話で留まらない内容だったので、雑感のように思うことを書いてみたくなりました。 私は47歳、書き手としてのキャリアで言えば24年ほど、ネットでは高校時代からパソコン通信をやっていますので30年ぐらいやってきている、現役の書き手です。 最初に書かなければならないのは、実名である「山本一郎」で書いているのは「読者と一緒に歳をとっても良いオフィシャルの書き物」がほとんどです。文春や現代など、ウェブ連載や様々な媒体の特集記事は実名でやりますが、私の年代で活躍していた他の書き手さんがどんどん消えていって、なぜか生き残り組になりました。結果的に私の想定読者は主に、というかほとんど男性、35歳から50代後半ぐらいが8割という、媒体からは属性の分

                          君、消え給うことなかれ|山本一郎(やまもといちろう)
                        • まるでTwitterのような分散型SNS「Bluesky」招待コードを入手したので試してみた - ネタフル

                          Twitterの共同創業者のジャック・ドーシー氏が支援するという分散型SNS「Bluesky」のiOSアプリが数日前にリリースされました。利用には招待コードが必要ですが、昨日、たまたま「Nostr」で貰ったので、早速「Bluesky」を試すことができました。 もしかすると実際に試している日本語の記事というのは珍しいかもしれませんが「わあ、Twitterにとてもよく似ている!」というあたりをお伝えしようと思います。 「Bluesky」とは? 「Bluesky」は分散型SNSプロトコル「AT」をベースとしたアプリです(ブロックチェーン技術を利用したプロトコルではない)。 分散型SNSがどういうものかというと、非中央集権の仕組みを採用しており、Mastodonのように様々なサーバーが立ち上がるイメージです。 最近話題になった「Nostr」とも似ているのですが「Nostr」にはログインするという概

                            まるでTwitterのような分散型SNS「Bluesky」招待コードを入手したので試してみた - ネタフル
                          • 「面白そう!」から始まった81歳のアプリ開発。好奇心が自分の世界を拡大する|若宮正子の言葉 #ぼくらの履歴書 - ぼくらの履歴書|トップランナーの履歴書から「仕事人生」を深掘り!

                            AppleのCEO、ティム・クック氏は彼女を「世界最高年齢のアプリ開発者」と紹介しました。若宮正子さん、このとき82歳。「面白そう」の一心で、58歳でパソコンに触れ、やがてプログラミングを学び、独自にシニア向けスマホアプリ「hinadan」を開発し、リリースしました。 以降、講演や書籍執筆、ときに政府に招集された有識者など、幅広く活躍するようになりましたが、若宮さんは「面白そうと思うものに飛び込んでいったら、たまたまこうなった」と、きわめて自然体です。 今回は『ぼくらの履歴書』特別企画として、「履歴書」にとらわれることなく、人生を充実させる若宮正子さんに、その半生を振り返っていただきました。パソコン通信、インターネット、そしてVRなど、興味に導かれるままにテクノロジーに触れ、ご自身の世界を拡張し続ける若宮さんの、尽きない好奇心がどこからくるのか。若宮さんの言葉は、「これからを生きる人たち」

                              「面白そう!」から始まった81歳のアプリ開発。好奇心が自分の世界を拡大する|若宮正子の言葉 #ぼくらの履歴書 - ぼくらの履歴書|トップランナーの履歴書から「仕事人生」を深掘り!
                            • 『ライトノベル』とは何か?(1)

                              本コラム「『ライトノベル』とは何か?」は記事を三分割しています。 『ライトノベル』とは何か?(2)はこちら 『ライトノベル』とは何か?(3)はこちら 1 初めに 2『ライトノベル』の源流 3 ヤングアダルト・ジュブナイルの立ち位置 4 そして『ライトノベル』が生まれた 5『ライトノベル』の大流行 6 出版作品は応募だけでなくWebからも 7 膨張する『ライトノベル』 8 児童文学に進出する『ライトノベル』 9 現在の『ライトノベル』の問題点(1) 10 現在の『ライトノベル』の問題点(2) 11 現在の『ライトノベル』の問題点(3) 12 名興文庫が求める作品 1 初めに 『ライトノベル』とは何か? 辞書で意味を確認すれば「会話文が多く、イラストがあり、文体が軽めで読みやすい、若者向けの娯楽小説」と説明があります。確かにその通りだと思います。 しかし、これですべての『ライトノベル』が網羅さ

                                『ライトノベル』とは何か?(1)
                              • №1,387 韓流セレクション “ 猟奇的な彼女 原題:엽기적인 그녀 ” - d A G U ' s エ ン タ メ 通 信

                                ■ 目 次 序章 猟奇的な彼女  原題:엽기적인 그녀 終章 糸屯ちゃんのおまけ - Blog Ranking Lists 序章 おはよう、MCの白石です 本日のテーマは、 韓流セレクション になります おはようございます ☕ それでは、わたくしの方からお送りする韓流セレクションで、韓国映画のご紹介をさせて頂きます 猟奇的な彼女 原題:엽기적인 그녀 です! それでは、皆さん 楽しんでってくださいね (✿╹◡╹)b ワープ!!.   .    . . ............................................... き、きえるぅぅぅ。。。( ̄□ ̄ *)( ̄□:;.:... ( ̄:;..::;.:. :::;... ... .. . .  . . .      .    . 猟奇的な彼女  原題:엽기적인 그녀 『猟奇的な彼女』(りょうきてきなかのじょ 原題:엽

                                  №1,387 韓流セレクション “ 猟奇的な彼女 原題:엽기적인 그녀 ” - d A G U ' s エ ン タ メ 通 信
                                • [インタビュー]「ウルティマ オンライン」25周年特別企画。オンラインコミュニティの形成に心血を注いだSage Sundi氏の功績を振り返る

                                  [インタビュー]「ウルティマ オンライン」25周年特別企画。オンラインコミュニティの形成に心血を注いだSage Sundi氏の功績を振り返る 編集部:kawasaki 「ウルティマ オンライン」(Ultima Online 以下,UO)は,1997年に海外で最初にリリースされ,今年25周年を迎えたMMORPGである。UO以前にもMMORPGは存在してはいたが,商業的な成功かつその名を世界に広く知らしめたという点を踏まえると,この分野における始祖的な存在と言ってもけっして過言ではない。 数あるUOの特徴のなかでも重要なのが,他に類を見ないまでの自由度の高さである。そして,その多くはプレイヤー同士による何かしらのコミュニケーションによって実現していた。言い換えると,UOはコミュニティを特に大切にしていたMMORPGだ。 そしてMMORPGのコミュニティに欠かせないのが,裏方の存在である。UOの

                                    [インタビュー]「ウルティマ オンライン」25周年特別企画。オンラインコミュニティの形成に心血を注いだSage Sundi氏の功績を振り返る
                                  • ChromiumでないEdgeは消えるが、IEはまだまだ無くならない (1/2)

                                    Microsoft 365がIEサポートを終了するだけで IE自体のサポートが終了されるわけではない 先週、「IE終了」的な話題がいくつか出た。実際には、MicrosoftがMicrosoft 365(昔のOffice 365)でのサポートを止めるという話であって、実際には、IE11はWindows 10に同梱されているし、これからも入っているはずである。まあ、あと5年は現役でしょう。 元のブログ投稿はこちら。 ●Microsoft 365 apps say farewell to Internet Explorer 11 and Windows 10 sunsets Microsoft Edge Legacy https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-blog/microsoft-365-apps-say-farewell-

                                      ChromiumでないEdgeは消えるが、IEはまだまだ無くならない (1/2)
                                    • 「みのり伝説」から90年代のライター事情を思い出す - ダリブロ 安田理央Blog

                                      この記事は「書き手と編み手の Advent Calendar 2022」に参加しています。 adventar.org 「みのり伝説」1巻(尾瀬あきら) 1994年から1997年まで「ビックコミックオリジナル」に連載されていた尾瀬あきらの漫画『みのり伝説』。フリーライターの実態をテーマにした漫画は意外に少なく、本作がこのジャンルの代表作と言ってもいいでしょう。 1994年といえば、もう28年前。今、読み返すと時代の空気の違いを実感します。 主人公の杉苗みのりは28歳で、4年間努めた小さな出版社を辞めてフリーライターとして独立するのですが、「だってあたしたちもう22よ! このまま結婚もしないで25とかになっちゃってさぁ、まわりはもうみんな結婚して子供もいるのに自分だけひとり寂しく働いてるとかそうなったらどうする?」なんてセリフも出てきて、28歳のみのりは完全に「行き遅れ」扱いなのです。90年代

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                                      • インチキ、トンデモ技術 水が油になる!水と二酸化炭素が油になる! - 左巻健男&理科の探検’s blog

                                        【インチキ、トンデモ技術 水が油になる!水と二酸化炭素が油になる!】 画期的な技術なら一流科学誌に論文が載る。画期的ならサイエンス誌かネーチャー誌に。あるいはその分野の一流科学誌に載る。 そして画期的なほど追試が行われる。 発見者がそう信じて載せたはいいが、その後追試などでインチキだったことが判明したこともある(常温核融合が超有名)。 しかし、インチキ技術は、そのことを飛ばして公開実験なるものをする。 古くは、19世紀末に、ジョン・ウォレル・キリーが発明した「キリー・モーター」。原子と原子の間にあるエーテルの力から巨大な力を取り出しているとして、公開で電源をつないでいないモーターを回して見せた。 出資者から多額のお金をまきあげて死ぬまでペテンを通した。彼の死後、床下から圧縮空気を使った仕掛けが発見された。 その後も幾たびも同様の事がくり返されてきた。 中でもわが国では「水を油(燃料)に変え

                                          インチキ、トンデモ技術 水が油になる!水と二酸化炭素が油になる! - 左巻健男&理科の探検’s blog
                                        • 卓上ウォーゲーム/日本卓上ウォーゲーム略史 - legal alien wiki

                                          まえがき † プロの軍人による兵棋演習とは異なる「民間人のホビーとしての卓上ウォーゲーム」は、「19世紀にヨーロッパで誕生したミニチュアウォーゲーム」と「1950年代にアメリカで誕生したボードウォーゲーム」の二種類に大別される。 どちらも1960年代まではもっぱら欧米だけでプレイされていたが、1970年代にイギリスの模型メーカー、エアフィックスが模型雑誌「Airfix Magazine」でミニチュアウォーゲーム関連の記事を掲載したことをきっかけに、欧米以外にも広まっていった。 日本国内に限定しても、その歴史は既に半世紀を超えているが、その歩みは決して平坦なものではなかった。その長く曲がりくねった道を10年単位でまとめてみた。 1972-1981 模型から厚紙へ 輸入から国産へ † 1972年春、模型雑誌「月刊ホビージャパン」1972年4月号に、模型を作った後の楽しみ方としてミニチュアウォー

                                            卓上ウォーゲーム/日本卓上ウォーゲーム略史 - legal alien wiki
                                          • 「何をしたいか」が定まってない人は大成しない

                                            アップロードの楽しさを教えるブラジルの教育 尾原 和啓(以下、尾原):実は、ネットの黎明期を知っている人ほど、インターネットのいちばんの不幸は、ダウンロードするほうが楽すぎたことだと言うんです。インターネット以前のパソコン通信時代からやっている人間は、ダウンロードしたくても、そもそも情報がなかったので、まず自分からアップロードする必要があった。 それに、いまみたいに簡単に検索できるグーグルのようなものもなかったから、自分で発信する人には、「おもろいこと発信しているやん、たぶんこれも好きやで」と教えてくれる人がいた。つまり、発信する人の熱量によって情報が集まってくる経験を、古くからネットに入り浸っていた人ほどしているんです。 ところが、インターネットが普及してから入ってきた人たちは、すでにネット中にあふれていた情報をダウンロードするだけで楽しめた。あまりにダウンロードが楽になってしまったので

                                              「何をしたいか」が定まってない人は大成しない
                                            • もし、阪神大震災の時に、Twitterがあったら

                                              ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2023年1月7日から13日までの7日間について集計し、まとめた。 先週のアクセス1位は、Twitterの有料サービス「Twitter Blue」の記事だった。月額980円、iOSから申し込む場合は1380円かかる。 Twitter Blueに加入すれば、広告が「半分」に減るといった特典があるのだが「この値段なら広告をゼロにしてほしかった」という意見も目立つ。 もし、阪神・淡路大震災の時に、Twitterがあったら ところで、明日1月17日で、阪神・淡路大震災からまる28年経つ。1995年当時はインターネットは黎明期だったが、もしあの時にTwitterがあったらどうだっただろう……考えてみたい。 筆者は当時高校1年生で、西宮市甲子園に住んでいた

                                                もし、阪神大震災の時に、Twitterがあったら
                                              • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第38回 追悼・小牧雅伸さん(元アニメック編集長)

                                                去る年1月24日、元アニメック編集長として知られる小牧雅伸さんが急逝された。前ぶれのない第一報で、心底激しい衝撃を受けた。享年67歳、早すぎる。実を言うといまだ気持ちの整理はできていない。 アニメックと言えば「機動戦士ガンダム」の1979年本放送時に富野由悠季監督直撃インタビューや、型式番号RX-78など設定の裏づけを出版面で支えて初期の人気拡大に貢献した。その方針を決めた編集長であり、2019年にはKADOKAWAから「アニメック ガンダム40周年記念号」も出ている。それは井上伸一郎さんを筆頭に同編集部からの人材を輩出したからで、歴史的な流れは追って整理されるであろう。 自分にとってはいろんなことを教えていただいた先達であり、師匠的存在で恩人でもある。今回は心よりご冥福をお祈りしつつ、私的に故人を追悼してみたい。 まずWikipediaを開いてみたら、いきなり大間違いが書いてあって驚いた

                                                  【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第38回 追悼・小牧雅伸さん(元アニメック編集長)
                                                • インターネットとのなれそめ(インターネット老人会 Advent Calendar 2023・2日目) - 世界の果てのはてな

                                                  いつもお世話になっております!シャス! この記事はインターネット老人会 Advent Calendar 2023・2日目の記事です。 adventar.org 現在40歳の私のインターネットとのなれそめ。 結論から先に書くと、多分、1997年に友達の家でネットスケープコミュニケーター使ってFF7の攻略掲示板スレッドを見てたのが該当するかと思います。 もう何もかもうろ覚えなんですがエアリスのネタバレそこで見ちゃってた気もする。 エアリスのネタバレは先に進んでた兄貴のプレイ見てたからかも……もう何もかもうろ覚え。当時のエアリスネタバレ周りのことを書き始めるとキリがないのでやめます。リメイクではどうなるんすかね〜。 話が終わってしまった。 結論だけ知りたい人と二次元オタク文化に興味ない人はここから先を読む必要はないです。 以下年表形式で書かせていただきやす。シャス。 1994年(小6) 紙の日記

                                                    インターネットとのなれそめ(インターネット老人会 Advent Calendar 2023・2日目) - 世界の果てのはてな
                                                  • みかかとはパソコン通信時代によく使われていた変換文字で『NTT(エヌティーティー)』になる?

                                                    ブログを始める時にアカウント名をどうしようか?考えてた時に電話工事やフレッツ光の回線工事をしているので何となく思いつきmikaka(みかか)としました。 このブログ本業である電話・フレッツ光など通信回線についての記事をメインにかいているのですが読んだことがある方ならもしかして?と分かってる方もいるのではないかと思いますがなぜ 「みかか」➡「NTT」になるのか紹介したいと思います。 みかかとはみかかとは(mikaka)とは日本のパソコン通信用語でNTT(東日本電信電話サービス・西日本電信電話サービス)を指す言葉で JISキーボードにおいてカナ入力モードで「NTT」と入力すると「みかか」となりパソコン通信やインターネット初期に多様されたネットスラング・ネット用語です。 2000年代前半頃まではよく使われていましたが2020年代ではNTTフレッツ光・KDDI・au・NUROなど競合サービス会社が

                                                    • ホロライブとにじさんじ、その「凄すぎる実力」「ビジネスモデルの中身」「意外な違い」を全分析…!(小島 健輔) @moneygendai

                                                      17年頃から注目され始めたUTuberやVTuberが今や結構なビジネスに発展し、VTuberプロダクションのIPO(株式上場)が相次いでいる。昨年6月8日に東証グロースに上場した「にじさんじ」のANYCOLOR社に続き、3月27日には「ホロライブ」のカバー社も東証グロースに上場する。 YouTubeやTikTokを楽しんでいる若者には知られていても中高年にはピンと来ないかも知れないが、IT業界がAIと並ぶ次の本命と期待するメタバースも睨んで、さらなる成長を目論んでいる。そんな両社をネットエンタメにも詳しい流通ストラテジストの小島健輔氏が解説する。 「UTuber」と「VTuber」は何が違うの…? どちらもYouTubeやTikTokに動画投稿するエンターテナーだが、UTuberが本人が顔出しして活動するのに対し、VTuber(Virtual YouTuber)は2Dや3Dのアバターキャ

                                                        ホロライブとにじさんじ、その「凄すぎる実力」「ビジネスモデルの中身」「意外な違い」を全分析…!(小島 健輔) @moneygendai
                                                      • 「テレホマン」の元ネタにもなった「テレホーダイ」が終了へ。先駆的に「定額制」を導入しインターネットの普及に貢献したサービスに幕

                                                        東日本電信電話株式会社と西日本電信電話株式会社は、2024年1⽉より順次「固定電話のIP網の移行する」ことについての今後のスケジュールについて発表し、そのなかでインターネットサービスの「テレホーダイ」が終了予定であることを明かした。 (画像は「固定電話のIP網への移⾏後のサービスについて」(PDF)より) 「テレホーダイ」とは、1995年に開始した深夜・早朝帯(23時から翌日8時までの9時間)に限りユーザーが選択した2つの電話料金が定額となる割引サービス。「テレホ」とも略される。また「INSテレホーダイ」は、テレホーダイのISDN版である。 パソコン通信やインターネット黎明期では、接続時間による従量課金が主流だった。そのため電話回線を使うダイヤルアップ接続では、インターネットをやりすぎてしまうと10万円を超える額の電話代が請求されてしまうということがしばしばあった。 そのため通信時間に関わ

                                                          「テレホマン」の元ネタにもなった「テレホーダイ」が終了へ。先駆的に「定額制」を導入しインターネットの普及に貢献したサービスに幕
                                                        • 鳴かず飛ばずから世界のRubyへ 広がるきっかけとなったRailsとまつもとゆきひろ氏今後の展望

                                                          つよつよチャンネルは、bravesoft CEO&CTOの菅澤英司氏がエンジニア的に「おもしろい話」や「ためになる話」を届けるチャンネルです。第2回は、Ruby開発者であるまつもとゆきひろ氏がRubyがどうやって世界に広がっていったのかについて話しました。前回の記事はこちら。 公開2週間で200人がRailsコミュニティに参加 菅澤英司氏(以下、菅澤):前回はRubyを開発したという話を聞きました。サーバーにアップしたらどんどん広まっていったという話はちょっとワクワクしますね。 まつもとゆきひろ氏(以下、まつもと):ありがとうございます。すごく伸びた感じでもないんですけど、80年代から90年代にかけてNetNewsというのがあって、1990年代だと自分のソフトウェアをインターネットで公開して配ることはそんなに珍しくはなかったんですよね。 菅澤:あるんですね。 まつもと:誰も使わなくなってき

                                                            鳴かず飛ばずから世界のRubyへ 広がるきっかけとなったRailsとまつもとゆきひろ氏今後の展望
                                                          • 【Web3考】ヤクザ組織から半グレと言うDAOな未来|えふしん

                                                            昔一緒に働いていた金城さんがWeb3に関する記事を書き始めた影響で、Web3について考えることが増えた。 金城さんが書くDAOの特徴としては、 DAOは「Decentralized Autonomous Organization」の略であり、日本語では自律分散型組織と訳されます。それだけ聞いても「?」という感じですが(僕もそうでしたw)、簡単にいうと社長のいない会社のようなものです。 株主、経営陣、役員などのような管理者がいなくても、ミッション実現に向かってメンバーが自ら自律的に価値提供をして、事業を推し進めていく組織のことをDAOと言います(この組織(Organization)の部分はCommunityやCompanyとも言い換えることができDACと呼ばれることもあります)。 DAOにはコア開発者(コントリュビューター)というプロジェクトの方向性を提示する中心メンバーが存在し、基本的には

                                                              【Web3考】ヤクザ組織から半グレと言うDAOな未来|えふしん
                                                            • 「時代に傷をつける」のか、「一握りの砂」になるのか - シロクマの屑籠

                                                              インターネットは明るくなってしまった | Books&Apps goldheadさんの文章がbooks&appsに投稿されていた。約半分は「インターネットが明るくなった」話で約半分は「ブログでも動画配信でもなんでもいいから、自分の刻み付けたライフを見せつけろ、時代に傷をつけろ」といった話だと受け取った。ブログを書く者として、どちらの話も共感しかない。ただ、そのレトリックの力強さに眩しさは感じた。 インターネットが明るくなった話はいつからあったのだろう? とりあえず、自分がいつ頃からインターネットが明るくなったと書きはじめているか"シロクマの屑籠"を検索してみたら、2011年1月にそのような過去記事があった。 “日向”になったインターネット - シロクマの屑籠 インターネットが日向化した要因としては、「インターネットの多数派が日陰者から日向者に変わった」を挙げないわけにはいきません。天気予報

                                                                「時代に傷をつける」のか、「一握りの砂」になるのか - シロクマの屑籠
                                                              • 日本の99%のトラフィックを生む、1%のWebサイトのSEOを支える辻正浩ができるまで。 - ミエルカマーケティングジャーナル

                                                                様々な領域の「知」を求めて、有識者の皆さんと対談する連載「 #知の探索 」。今回から体制が少し変わりまして、インタビュアーは当社本田卓也が務めます。 そして今回のゲストは、SEO専門家の辻正浩さんです。日本のSEO従事者で知らない人はいないであろう辻さん。支援するサイトの月間検索流入は合計5億回にものぼり、これは日本の月間検索数の約5%にもなるのではないかとのこと。皆さんが今日、何気なく開いたサイトも辻さんが関わっているかもしれません。 本田と辻さんは、10年以上の付き合いでもあります。辻さんがどのような経緯でSEOに関わるようになったのか、今の日本のSEO業界に何を思うのかをたっぷりと伺いました。 (執筆・撮影:サトートモロー 進行・編集:本田卓也) 20歳まで生きられないと宣告された辻、ハードワークに目覚める 本田: こんなかしこまってインタビューも恥ずかしいのですが(笑)実はあまり聞

                                                                  日本の99%のトラフィックを生む、1%のWebサイトのSEOを支える辻正浩ができるまで。 - ミエルカマーケティングジャーナル
                                                                • すがやみつる『コミカライズ魂』【夏目房之介のマンガ与太話 その15】 | マンバ通信

                                                                  『コミカライズ魂 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史』 私と同じ1950年生まれのすがやみつるさんは、とんでもない人である。マンガの話を研究者などとしていると、「あ、それはね…」といって、誰も知らないような内輪話を始める。あっけに取られていると、じつは石ノ森章太郎、ジョージ秋山などのアシスタント経験があるとか、69年頃大手出版社の下請け的な〈日本初のマンガ専門編集プロダクション〉(P.72)と名乗る鈴木プロに就職して宮谷一彦の原稿を扱っていたとか、様々な現場にいちいち出没し関わってきた経験談を語る。そんなの誰もかなわない。 現場叩き上げの典型みたいな人で、その交友や現場体験は、どれも60年代末~70年代の激変するマンガ出版界の貴重な証言なのである。しかも異常なほどの記憶力で、細部まで憶えている。なので私は彼を、畏敬をこめて「マンガ界のフォレストガンプ」*1と呼んでいる。 70年代前半にマ

                                                                    すがやみつる『コミカライズ魂』【夏目房之介のマンガ与太話 その15】 | マンバ通信
                                                                  • 「教員は学生を育てるクリエイター」~すがやみつる氏に聞く研究者・教育者としての足跡

                                                                    マンガ『ゲームセンターあらし』をはじめ、数々の人気作で知られるマンガ家・小説家のすがやみつる氏。2020年には新刊『ゲームセンターあらしと学ぶプログラミング入門 まんが版こんにちはPython』を上梓し、注目を集めた。またすがや氏は、京都精華大学マンガ学部の教授として、多くの学生を世に送り出してきた人物でもある。2021年3月の退職を機に、研究者・教育者としての足跡について聞いた(写真はすべてすがや氏提供)。 INTERVIEW_小野憲史 / Kenji Ono EDIT_三村ゆにこ / Uniko Mimura(@UNIKO_LITTLE)、海老原朱里 / Akari Ebihara 大学の教員を退職し、再びクリエイター活動へ CGWORLD(以下、CGW):遅ればせながら、京都精華大学を退職おめでとうございます。 すがやみつる氏(以下、すがや):2020年3月に専任教員を定年退職して、

                                                                      「教員は学生を育てるクリエイター」~すがやみつる氏に聞く研究者・教育者としての足跡
                                                                    • ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(後編) - メディア芸術カレントコンテンツ

                                                                      メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 青少年向け小説における表紙イラストレーションは、1970年代中盤からマンガやアニメと接近しはじめ、1990年代前半までには、その絵柄に近い印象の表紙を持つ小説が定着した。この頃から一部のパソコン通信のコミュニケーションではライトノベルという言葉も使われるようになり、ジャンルとしての輪郭が形づくられていく。そんななかで、イラストレーションにはどのような変遷があったのだろうか。後編では前編では触れられなかった、1990年代後半以降の状況を概観したい。 いとうのいぢ、谷川流原作『いと

                                                                        ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(後編) - メディア芸術カレントコンテンツ
                                                                      • 優れたプロダクトは「学び」から生まれる――“アジャイルもどき”で失敗しないために組織に必要なマインドセットとは?

                                                                        はじめに 近年、ネットベンチャーのみならず、多くの企業がアジャイルな手法を取り入れた「プロダクト思考」での製品開発、サービス開発に取り組んでいる。不確実性が高く、変化のスピードが加速し続ける市場で、より高い競争力を持ったプロダクトを生みだすための手段として期待されているためだ。その一方で、そうした新しい形でのものづくりになかなか取りかかれない、取りかかっていたとしても思ったような成果を生み出せないといった声も聞く。企業にとって競争力となる、高い価値を生みだすプロダクトづくりが阻害されたり、成果を挙げられなかったりする理由は何か。また、そうした問題を効果的に改善する方法はあるのか。 今回、エムスリーで執行役員 VPoE兼プロダクトマネージャーを務める山崎聡氏と、レッドジャーニー代表として企業のDXやプロダクト開発支援を手がけ、アジャイルによるプロダクト開発の方法論に明るい市谷聡啓氏(Prod

                                                                          優れたプロダクトは「学び」から生まれる――“アジャイルもどき”で失敗しないために組織に必要なマインドセットとは?
                                                                        • ライトノベルの歴史における遡及範囲の検討と、ゼロ年代ライトノベルの定義についての持論 - ハテナのごとく!

                                                                          はてなブログ用の前書き (必読) はじめに 概要 背景 ライトノベルが未だ未定義な3つの理由 1.先行研究の少なさと、そこに見る未定義の許容 2.SFもまた未定義である 3.越境するライトノベル アプローチ 先行研究 東浩紀が与えた「消費」の概念 「動物化」とは何か 「データベース消費」が示すサブカルチャーの変遷 「シミュラークル」により坩堝と化すサブカルチャー 『デ・ジ・キャラット』に見る「萌え要素」の消費 児童文学とライトノベル ライトノベルの起源はどこまで遡れるのか? ライトノベルの「現実逃避」に至る物的証拠 子供の人権意識から見る、ヤングアダルトの産声と背景 子供の「解放」としての児童文学 児童文学との比較に見るライトノベルの定義 従来のライトノベルの定義の問題点 ライトノベルをあえてベタに読む意味 スノビズムがライトノベルにもたらしたもの おわりに 脚注・出典 はてなブログ用の前

                                                                            ライトノベルの歴史における遡及範囲の検討と、ゼロ年代ライトノベルの定義についての持論 - ハテナのごとく!
                                                                          • ディスクファックスのコト | Colorful Pieces of Game

                                                                            太古の時代、ISDN回線でフロッピーディスクのデータをまるまる転送できるFDトランスファーという驚異のマシンが存在していた。電子メールで1MB以上のデータを送るのも憚られた時代だった。 pic.twitter.com/7o2j28MD8w — Watanabe (@nabe1975) September 2, 2020 これは、初期のISDN回線(64K)を使ってフロッピーのデータをやりとりできる、という代物。 ISDNは64キロビット=秒8キロほどの転送速度なので2HDの約1000キロバイトだと、だいたい2分ちょっとぐらい通信時間はかかることになる。 でも、当時使っていた人たちは、みんな(僕も含めて)数分以上かかったという記憶があるので、たぶんエラーチェックのやりとりまで含めると数分以上かかっていた、ということだろう。 ついでに書いておくが、これでも当時最高速に近かった28800ボーのモ

                                                                            • 4000本目の記事: 極東ブログ

                                                                              自分を紹介するとき、「ブロガー」と書くことがあった。「アルファブロガー」というのもあった。まあ、それなりに、そう言ってもいいかもしれないとは思ったが、嘘くささは感じていた。いったい何本のブログ記事を書いたら、一人前のブロガーと名乗れるのだろうかね。そんなことを考えながらブログの投稿画面を開いていたら、ふと気がついた。この記事が4000本目になる。単純計算で、1日1本書いたとして11年くらいになるはずだが、私の場合は20年以上の歳月をかけての到達だ。たいしたことないじゃないか。そうか? まあ、その間、4人の子どもたちは成長し、全員が成人して親離れもした。時の流れとはなんと不思議なものだな。 よく「継続は力なり」と言うが、というか、これは赤尾好夫の言葉なんだけど、この4000本に特別な継続という実感はない。そもそも人に何かを伝えることの困難さは、ブログを始める前から知っていた。それでも書き続け

                                                                              • 現代人がSNSの影響を受けるといっても色々で…… - シロクマの屑籠

                                                                                20240704 - 退屈なエピローグはつづく 2024年初頭、まだ寒い京都のカフェで私は上掲リンクの筆者、ちろきしんさんにお会いする機会を得た。その前には、ちろきしんさんの同人誌制作を少しお手伝いするご縁もあって、その同人誌は90~10年代ぐらいにかけてのビジュアルノベルやエロゲーについて記したものだった。 で、上掲リンク先である。 私がちろきしんさんに「ひと昔前にいたような青年」という印象、それから懐かしさを感じた。上掲リンク先でちろきしんさん自身が書いているように、ちろきしんさんの関心と懊悩はSNS時代の自意識や悩みとして以上に、90~00年代的な自意識や悩みとして現れている。 90~00年代的な悩みや自意識も、いちおう近代に属する産物なのだろう。個人主義的で進歩的で、連続性や統一性のあるひとりの人間の内側で葛藤しがちな自意識、ひいては自己だ。とはいえ近代的な自意識にもいろいろとある

                                                                                  現代人がSNSの影響を受けるといっても色々で…… - シロクマの屑籠
                                                                                • Web小説の歩みをパソコン通信時代から大コミカライズ時代まで ①1980年代~1990年代|岡田勘一[編集者・ライター]

                                                                                  これは2015年8月に刊行された『このWeb小説がすごい!』で書いた、インターネット上で書かれ/読まれてきた小説群にまつわる流れをまとめたものです。 約5年前に書いたものなので、そこから情報をアップデートしたり、情報を追記するなどしていきました。現在は爛熟期にあると思われるWeb小説を、パソコン通信時代の黎明期に遡って見ていきます。 Web小説はどこから来て、どこへ行くのか■パソコン通信の時代 1980年代 Web小説――あるいはネット小説、オンライン小説、オンラインノベルなどと呼ばれる――は、いまでは誰もが気軽にインターネット上に公開できるようになった。 パソコンから投稿するのはもちろん、スマートフォンのみで小説を書き、投稿している作者も珍しくない。 2020年現在、それらのWeb小説の書籍化(そしてコミカライズ)が爆発的に増加しているが、そもそもWeb小説とはどういうものなのか。その歴

                                                                                    Web小説の歩みをパソコン通信時代から大コミカライズ時代まで ①1980年代~1990年代|岡田勘一[編集者・ライター]