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マスメディア 意味の検索結果201 - 240 件 / 1385件

  • インディーズバンド化した有機無農薬栽培といまどきの反抗|加藤文宏

    1970年代に登場した学生運動くずれのオーガニック派とも、趣味として家庭菜園を楽しむ人たちとも違う自然農法派の若者が登場している。彼らは何者で、どのような影響を世の中に与えるのだろうか。 構成・タイトル写真・本文写真 加藤文 ある貸し農園でのできごと 「農業デビュー79日目 常識や資本主義、エビデンス(似非)に洗脳された人たちには一生理解できないだろうど、農薬なんて使わなくても野菜は立派に育ちます。Q、大量生産できないのでは?A、稼げないかもしれないけど仲間がいれば大量に作れます。※繰り返しになるけど洗脳された人には理科不能だと思う」(原文ママ) これといって目立つことがなかったTwitterアカウントの投稿が話題を呼び、数日で1万を超えるフォロワーを獲得した。 話題になった理由は、貸し農園を使った趣味の菜園を「農業」と自称し、有機無農薬というには畑が雑草だらけの荒れはてた様子で、害虫の害

      インディーズバンド化した有機無農薬栽培といまどきの反抗|加藤文宏
    • 正直、ペルソナを設定する意味が未だにわからない。|小島 雄一郎

      マーケティングの仕事をして、もう17年経つ。 しかし今だに自分のことを「マーケティングができる人」と思うことができない。そのくらいマーケティングは難しいし、奥が深いし、「正直、やってみないとわからない」ことも多い。 そんなマーケティングの仕事で、ずっと引っかかっていることがある。 それが「ペルソナ」だ。 マーケティングの世界では頻出ワードであるこの「ペルソナ」。 簡単にいえば「商品やサービスのユーザー像」のこと。 似たような表現で「ターゲット」もあるが、このターゲットの解像度を上げたのが「ペルソナ」になる。 ちなみにターゲットという表現に対して、最近は「軍事用語を使うべきではない」という指摘もある。 さて、そんなペルソナだが、マーケティングの世界ではやたらと細かく設定する。 ・どんな家族構成の人か ・どんな仕事をしている人か ・どのエリアに住んでいる人か ・どんな雑誌を読んでいる人か ・世

        正直、ペルソナを設定する意味が未だにわからない。|小島 雄一郎
      • 合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション

        合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション現代美術の手法のひとつ「アプロプリエーション」は、過去の他者の作品の一部または全部を自身の作品に取り込むものとして、様々なアーティストたちが実践してきた。しかしアプロプリエーションをめぐっては裁判沙汰に発展するケースもある。そこで今回は過去の判例を紹介し、時代とともに変わるアプロプリエーションの受容のされ方を紐解く。 文=木村剛大 アンディ・ウォーホル 花 1964 出典=クリスティーズ・ウェブサイト (https://www.christies.com/lotfinder/Lot/andy-warhol-1928-1987-flowers-6141800-details.aspx) 1964年11月にニューヨークのレオ・キャステリ・ギャラリーで発表されたアンディ・ウォーホルの「花」シリーズ。コレクターの間で大人気となり1000点近

          合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション
        • デマや誤情報「実は健全な社会」? あいまいな情報「耐える力が必要」佐藤・京大教授 | 京都新聞

          黒枠のラベルは、コンテンツホルダー自身が付与したものです。グレー枠のラベルは本文解析で自動付与されたものです。 マスクの次はティッシュペーパーがなくなる。お湯をたくさん飲めば感染予防になる-。新型コロナウイルスをめぐって、根拠のない誤情報やデマが飛び交い、人々の行動にまで影響を及ぼしています。こうした状況をどう理解したらよいでしょうか。「流言のメディア史」などの著作で知られる京都大教授の佐藤卓己さんに聞きました。必要なことは「あいまいな情報に耐える力」だと説きます。 -いま人々は、未知の状況に直面し、パニックになっているように映ります。どこかでウソだと思いながらも、非合理な行動を取ってしまう。 果たしてパニックでしょうか。一人ひとりの消費者の立場で考えれば、手に入らなくなる前にモノを買っておくという行動は、極めて合理的な選択です。責められることではないでしょう。ただ、個々の合理的行動が集約

            デマや誤情報「実は健全な社会」? あいまいな情報「耐える力が必要」佐藤・京大教授 | 京都新聞
          • 美しき"英語発音の女王"Yumiさんとの大阪バイブス満開英語対談 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

            Yumiさんには「華」がある。帰国子女を思わせる流暢な英語を操り、その風貌たるや浅野温子と松田聖子、そして石田ひかりを足して三で割ったような美人英語講師Yumiさんは、すでに偉大な歴史を刻み、多くのバイリンガルを輩出してきたYumi's English Booy Campの主催者である。 https://englishbootcamp.jp/ TOKYO在住、美貌のバイリンガル Yumi さんの輝かしい足跡 Yumiさんこと明場由美子さんは英語学習関係に携わって、はや四半世紀に及ぼうとしている。英語学習の書籍も著し、フリーランス通訳・翻訳家であり、英語トレーナーやコンサルタントとしてのキャリアも並大抵ではない。 海外経験も豊富で様々な国際イベントに携わってきたYumiさんは、元々はイギリスの出版社の東京支部に勤務した後に独立を果たす。様々な英語習得法を取り入れたEnglish Boot C

              美しき"英語発音の女王"Yumiさんとの大阪バイブス満開英語対談 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々
            • 選挙中に訴えたことや嫌がらせなど - 増田かおる通信

              (2022.11.27加筆) こんにちは、松戸市議会議員の増田薫です。 先の松戸市議員選挙において、1962名の方から再選をお認めいただき、3期目も仕事をさせていただけることになりました。私の役割を果たしていけるよう、精一杯頑張ります。 さて今日は、その松戸市議会議員選挙に関して、以下の3点を書きたいと思います。 1、訴えたこと 2、嫌がらせ 3、選挙違反 長くなりますが、どうか最後までお読みください。 1、訴えたこと 松戸市の税金の使い方と手続きの問題、 市民無視の政治を変えたい!ってこと 新松戸駅前での演説(動画) https://www.youtube.com/watch?v=W2BOGSJKofI 松戸市は3つの大型開発事業を抱えています。 ・松戸市庁舎の移転・建て替えと区画整理事業500億円以上?、 ・新しい焼却炉の建設400億円以上、 ・新松戸駅の快速列車停車と区画整理事業41

                選挙中に訴えたことや嫌がらせなど - 増田かおる通信
              • 日本の少子化対策はなぜ失敗したのか? - おたまの日記

                タイトルが強烈です。 『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか? 結婚・出産が回避される本当の原因』という新書を読みました。 帯には「もっと早く、せめて団塊ジュニアが結婚、出産期に入るまでに手が打たれていれば……」と書かれています。 著者の山田昌弘氏は家族社会学がご専門で、「パラサイト・シングル」という言葉を生み出した人でもあります。 私は、家族社会学者として、日本の少子化に関して、外国の研究者、政府関係者、ジャーナリストらからよくヒアリングを受ける。(中略) 欧米、特に北西ヨーロッパの研究者やジャーナリストからは、「なぜ、日本政府は、少子化対策をしてこなかったのか」という質問が出てくる。(中略) 一方、中国(香港、台湾を含む)や韓国、シンガポールの人たちは、「日本のようにならないためにはどうすればよいか」という点を聞いてくる。 (『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』p23~27より引用)

                  日本の少子化対策はなぜ失敗したのか? - おたまの日記
                • 汚れてしまった「絆」という日本語

                  東日本大震災から10年の節目を迎えて、テレビの画面や新聞の紙面には、震災回顧の企画が並んでいる。 似たようなトーンの番組に食傷する一方で、10年という時間的な尺度の有効さを、あらためて思い知らされている。 あわただしい日常に追われていると、どうしても視野が狭くなる。 日々の仕事に忙殺されている21世紀の人間は、だから、いつしか、過去を振り返ったり、未来に思いを馳せたりする作業を怠るようになる。 10年を区切りとしたタイムスケールは、そんな調子で近視眼的になっている私たちに好適な時間的視野を提供してくれる。 たとえば、自分の人生を10年刻みのブロックに分けて、そのひとつひとつに見出し(ヘッドライン、あるいは「章タイトル」)をつけてみるとわかりやすい。生まれてから現在までのひとかたまりの人生に、ひとつの決定的なタイトルをつけろと言われたら、誰であれ、途方に暮れるところだと思うのだが、自分の過去

                    汚れてしまった「絆」という日本語
                  • #サイコミ の改善か改悪か 元サンデー石橋氏のコラムとその批判

                    石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 @mikunikko ほぼ漫画業界コラム第24 回顧録13【サイコミ】 【出向社員】 2018年。僕は40歳になっていた。そしてその頃、僕は頻繁にCygamesの渡邊社長に会いに出入りしていた。Cygemesは漫画事業にも進出していた。その名はサイコミ。『グランブルーファンタジー』や『アイドルマスターシンデレラガールズ』などの自社ゲームのコミカライズを中心に展開している漫画アプリだ。渡邊さんはそこの漫画事業部の事業部長を探していたのだ。そして僕は小学館を辞め、それをやろうとしていた。事業部長…つまりはCygameの漫画事業部の完全な責任者だ。当時の漫画事業部は約100人。僕がマンガワンで組織崩壊を招いたときの最終的な人数は14人。小数で躓いてしまった僕がそんな数の人をまとめていくことが出来るのか? 大丈夫に感じた。僕は『三国志』を読

                      #サイコミ の改善か改悪か 元サンデー石橋氏のコラムとその批判
                    • なぜ本州のセイコーマートは茨城県にばかりあるのか|とさか

                      検索エンジンで『セイコーマート 茨城 なぜ』などのワードを用い本記事をご覧になった方へ 当記事はメディアでも専門家でも関係者でもなんでもないその辺のマニアが趣味で書いた文章です。活字中毒者の暇つぶしにはなりますが、正確な情報源ではございません。より正確な情報を知りたい方は茨城新聞記事を始めとした信頼のおける各種記事をご覧ください。 2023年3月現在、上記のようなワードで検索を行うと本記事がトップに出ますが、検索エンジンのアルゴリズム上の判断は正確性を担保するものではありません。 正確性以外の面も含め拙い文章ではございますが、よろしければどうぞお気軽にご覧ください。 【まえがき】 皆さまはセイコーマートをご存じでしょうか?北海道・札幌を拠点に展開する基本的に北海道ローカルなコンビニエンスストアチェーンで、道内では全国区の大手を差し置いて店舗数最多。また全国区の大手にも負けない独自色の強い商

                        なぜ本州のセイコーマートは茨城県にばかりあるのか|とさか
                      • 小山田圭吾の「名誉回復」運動のために|外山恒一

                        【外山恒一の「note」コンテンツ一覧】 小山田圭吾の「名誉回復」を希求している諸君。 SNSなどでたまに見かけるように、太田出版だのロキノン社だのといったFラン出版社や、小山田の作品を取り扱うFラン音楽会社に、ひたすら平身低頭して世間様に許しを請う以外のマトモな対応を期待するのは無駄である。もちろん日本のFラン・マスコミに報道姿勢を改めることを期待するのはもっと無駄である。 Fラン国家・日本、Fラン民族・日本人は、有史以来、「外圧」に屈する以外の形で自己を改めたことなどない。 私はまあ単なる趣味としてはフリッパーズ・ギターやコーネリアスをそれなりに愛聴してきたとはいえ、もともとそれほど熱心なファンというわけでもなく、なんか行きがかりでつい小山田擁護の論陣を張ってしまっただけだし、他のことで忙しくなってきたし、しかも英語がほとんどできないので、あとは諸君に任せる。かなりややこしい日本語文だ

                          小山田圭吾の「名誉回復」運動のために|外山恒一
                        • 「「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題」出版のお知らせ - remcat: 研究資料集

                          『東北大学文学研究科研究年報』70号に論文「「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題」を掲載した。もう2か月近く前の話になってしまったのだが、現物を受け取って写真を撮ったので、ご報告。 田中 重人 (2021)「「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題」『東北大学文学研究科研究年報』70: 140-116. http://tsigeto.info/21a 論文本文は、3月15日に http://hdl.handle.net/10097/00130599 で公開されている。文中で参照した資料については http://tsigeto.info/21a#gov からリンクをたどれるようにしてある。 この論文は「3つの密」「3密」という概念 (の元になった発想) の出現から昨年4月までの経過を追ったもの。昨年10月には

                            「「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題」出版のお知らせ - remcat: 研究資料集
                          • 河野太郎沖縄相インタビュー全文

                            復帰49年沖縄の課題にどう取り組むか?河野太郎沖縄相インタビュー全文【WEB限定】 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1321874.html さすがに全文引用したら怒られそうなので、沖縄の貧困解決へ向けての取り組みについて、沖縄タイムスでは触れられなかった部分のみ引用する。 ―「子どもの貧困対策事業」については、貧困の連鎖の根本的な解決にならないとの声も上がる。今後の事業存続の可能性と、新たな貧困対策に取り組むべきかどうか。 (河野)「コア(中核)の原因にいかないといけない。対症療法だけではなくて根本をどうするという議論をしていかなければいけない。そういう意味で、母子世帯や子どもたちを支えていくということをしっかりやらないといけない。その問題を解決すると同時に、新たに生み出さないというところを強力に

                              河野太郎沖縄相インタビュー全文
                            • 【新型コロナウイルス 2020.04.第 4~5週】世界は中国の不透明な情報で揺れ続け、政府並びに都道府県は規制など準備を開始、GW を向かえ高まる警戒感、日本はさらに危険な状況へ | Φ-GRID

                              Home / Blog / 【新型コロナウイルス 2020.04.第 4~5週】世界は中国の不透明な情報で揺れ続け、政府並びに都道府県は規制など準備を開始、GW を向かえ高まる警戒感、日本はさらに危険な状況へ 【新型コロナウイルス 2020.04.第 4~5週】世界は中国の不透明な情報で揺れ続け、政府並びに都道府県は規制など準備を開始、GW を向かえ高まる警戒感、日本はさらに危険な状況へ 磯守 航史郎 8日 ago Blog, Lifehack, Review 【新型コロナウイルス 2020.04.第 4~5週】世界は中国の不透明な情報で揺れ続け、政府並びに都道府県は規制など準備を開始、GW を向かえ高まる警戒感、日本はさらに危険な状況へ はコメントを受け付けていません。 5,645 Views 参照:新型コロナウイルス感染者数の推移:朝日新聞デジタル 新型コロナウイルス が世界を席巻中で

                                【新型コロナウイルス 2020.04.第 4~5週】世界は中国の不透明な情報で揺れ続け、政府並びに都道府県は規制など準備を開始、GW を向かえ高まる警戒感、日本はさらに危険な状況へ | Φ-GRID
                              • 接戦区を増やしたが勝てなかった野党共闘 2021年衆院選の分析 | | 菅原琢 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                10月31日に行われた第49回衆院選では、自民党が議席を減らし、公明党を合わせた与党全体では300議席を割ったものの、安定多数を守り政権を維持することになった。今回と次回は、この2021年衆院選について分析する。 まず今回は、特に接戦区に着目して分析を行いたい。 「意外性」を生んだメディアの事前予測 今回の衆院選の結果については、自民議席減は事前に予測された通りであったが、その内容は予想とは異なった。多くのマスメディアの情勢報道では、小選挙区で立憲民主党が議席を大きく伸ばし、それにより自民党が議席を減らすとした。しかし、小選挙区における立憲民主党の伸びは限定的であった。 前回2017年衆院選の小選挙区において野党側は、立憲民主党18、希望の党18、共産党1、社民党1、野党系無所属21、維新の会3の、計62議席を獲得した。一方21年衆院選では、立憲民主党57、国民民主党6、共産党1、社民党1

                                  接戦区を増やしたが勝てなかった野党共闘 2021年衆院選の分析 | | 菅原琢 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                • #07 サイバースペースからの挑戦状、その後 ──あの「1995」から四半世紀を経て・ 前編|GUEST|松永英明

                                  石丸元章 『危ない平成史』 #07 サイバースペースからの挑戦状、その後 ──あの「1995」から四半世紀を経て・ 前編|GUEST|松永英明 GONZO作家・石丸元章が異形の客人と共に平成の「危ない」歴史を語り合う。今回のテーマは平成の“サイバースペース”。ゲストは松永英明(旧名:河上イチロー)。暴露サイト「デア・アングリフ」の元運営者であり、1995年にあのテロ事件を起こした宗教団体の元信者である。 平成前期のアンダーグラウンドに異形の花を咲かせたバッドテイスト・カルチャー。その立役者のひとりであるGONZO作家・石丸元章が、毎回、ひと癖もふた癖もある客人を招いて、過ぎ去りし平成の「危ない歴史」を振り返る当シリーズ。 今回のゲストである松永英明(旧名:河上イチロー)とは、1990年代のインターネット黎明期に暴露サイト「デア・アングリフ」を主催し、当時、新たな監視システムとして問題視され

                                    #07 サイバースペースからの挑戦状、その後 ──あの「1995」から四半世紀を経て・ 前編|GUEST|松永英明
                                  • 【特別取材】「ストリーミングで日本の音楽市場はまだ伸びる」日本上陸したBelieveシルヴァン・ドランジェ氏が語る | Musicman

                                    世界の音楽市場でDXを進めてきたBelieveが日本に上陸した。TuneCoreの親会社でもあるBelieveはフランスに本社を置き、パリのユーロネクストに上場している世界有数のデジタル音楽企業だ。年間1400億円 (8億8000万ユーロ) 以上の売上を持ち、国によっては世界的なメジャー企業に比肩、あるいはそれ以上の売上シェアを達成している。 アジア太平洋地域を統括するシルヴァン・ドランジェ氏にインタビューしたが、今や同社はアーティスト育成とデジタル・マーケティングの専門家へと変貌を遂げ、音楽産業の成長に欠かせない存在になりつつあるのが見えてきた。 (インタビュアー:Musicman編集長 榎本幹朗 取材日:2024年3月13日) シルヴァン・ドランジェ(Sylvain Delange) Believeアジア太平洋地区社長。フランス生まれ。2013年初めにBelieveに入社して以来、アジ

                                      【特別取材】「ストリーミングで日本の音楽市場はまだ伸びる」日本上陸したBelieveシルヴァン・ドランジェ氏が語る | Musicman
                                    • 戦禍に社会科学はなにができるか|エカテリーナ・シュリマン/奈倉有里訳・解説|コロナの時代の想像力

                                      2022年2月24日、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まりました。 多くの人にとって到底信じがたい、許しがたい非現実的な出来事であり、不意打ちのように襲いかかったこの人為的災厄を前に、人々は恐怖と混乱と麻痺状態に陥りました。そのようななかでロシアの政治・社会学者エカテリーナ・シュリマンは、社会科学の知見にもとづいて状況を的確に説明し、市民の不安をやわらげ、戦争にあらがう手段を個々人に行動可能な範囲で示してくれたのでした。その声にどれだけの人が救われたかわかりません。 戦争から1年が経つにあたって、『世界』臨時増刊「ウクライナ侵略戦争」(2022年4月)に掲載されたシュリマンの講演集「戦禍に社会科学はなにができるか」を再掲します。ここで述べられていることはすべて、いまなお読むに値するものです。 戦争の原因を特定の国民性に帰したり、指導者個人の思惑や歴史観を推量したり、武器の名称を並べ立てて戦

                                        戦禍に社会科学はなにができるか|エカテリーナ・シュリマン/奈倉有里訳・解説|コロナの時代の想像力
                                      • 乙女ゲーム30年のあゆみ 第1回 「乙女ゲーム」という名称はどのように広まったのか? | MACC – Media Arts Current Contents

                                        向江 駿佑 女性向けに制作されるゲームで、男性キャラとの恋愛要素があるなどの特徴を持つ「乙女ゲーム」。ジャンルの歴史はもうすぐ30年の節目を迎えるものの、学術的な研究は発展途上にあるといえます。本連載では、ゲーム史における乙女ゲームの位置付けと影響について、作品や関連資料に基づいて振り返ります。第1回となる今回は、乙女ゲームの定義や名称が広まっていった過程を整理しながら、ジャンル名の確立がもたらした影響を考察します。 連載目次 第1回 「乙女ゲーム」という名称はどのように広まったのか? 第2回 理想の「女性向けゲーム」を求めて:「ネオロマンス」が築いた基礎(1985年〜90年代) 『電撃若 GIRL’S STYLE』『ぱふ』ほか 本連載の目的 本連載では、ゲーム史における「乙女ゲーム」と呼ばれるジャンルの位置付けと、影響について考える。どこを起点とするかにもよるが、一般にこのジャンルは『ア

                                          乙女ゲーム30年のあゆみ 第1回 「乙女ゲーム」という名称はどのように広まったのか? | MACC – Media Arts Current Contents
                                        • 「オリンピックを楽しんだ奴が金を払え」へという個人間対立の深まり - やしお

                                          新型コロナ対応における政府の「不作為犯」ないし「未必の故意」によって、個人間の無用の対立が発生した。「オリンピックでかかった金は、テレビ観戦で楽しんだ奴が払え」という言説をここしばらくネットでよく見かける機会があり、それもこの一種だった。あるいは「旅行に行った人」や「自粛要請に従わず営業する飲食店」を責めることも同様だ。 ベースで以下のような価値判断があり、私は個人(ないしは個人事業主)より政府を非難する。 責任は根本要因をもたらした側が負う 責任は主体の大きさに応じて負う 啓蒙主義的な思考は取らない 責任は根本要因をもたらした側が負う そもそもオリンピックがこの状況下で開催されていなければ、「テレビで楽しんだ人々」への憤りや憎しみは発生していなかった。最初から、「自粛」ではなく県外移動が制限されていれば、「旅行に行った人」はそうしなかった。「自粛」ではなく金銭的補償とセットになった営業制

                                            「オリンピックを楽しんだ奴が金を払え」へという個人間対立の深まり - やしお
                                          • 結局、上野千鶴子は「永遠の少女」だった|小山(狂)

                                            上野千鶴子の結婚報道が、天地がひっくり返ったような大騒ぎを引き起こしている。当然ながら批判の声が多い。 代表的なのは「<おひとりさま>というライフスタイルを多くの女性に提示しておいて自分だけ結婚するのか!」というものだろう。SNSやWEBメディアで「バズ」を引き起こしているのは概ねそのような意見である。 はっきり言っておくが、筆者はそのような見解からは距離を取りたい。 まず上野千鶴子が「おひとりさま」というライフスタイルを推奨していた事実はない。上野の一貫した主張は(平均寿命の男女差や核家族化により)「いずれにせよ、女性は不可避的におひとりさまになる」というものである。女性は孤立した生活を営むべきと上野が主張したことは一度もない。 また婚姻制度への批判的なスタンスも、あくまで女性の性的自己決定権を擁護するという文脈であり、なにがなんでも結婚は避けるべきと主張していたわけでもない。婚姻時の上

                                              結局、上野千鶴子は「永遠の少女」だった|小山(狂)
                                            • ターゲティングできない、という価値。 - あしたメディア by BIGLOBE

                                              出典:elleair公式ホームページより https://www.elleair.jp/attento/talk/ 「40歳のあなたの目の下のブヨブヨにおすすめです!」 買い物に出かけて店員がこんな接客をしてきたら、あなたはどう思うだろう。もう二度とここには来ないと決意して、店を後にするのではないだろうか。 こんな無礼なセールストークをされることなんて、実世界ではありえない。しかし、それが平然とまかり通るのが、ウェブ広告の世界だ。 ターゲティング広告の功罪 ウェブ広告は、テレビや新聞といったマスメディアと違い、誰に見られるかをターゲティング(※1)することができる。ソーシャルメディアのアカウント情報、閲覧履歴、位置情報などから、今スマホを見ているのがどんな人なのかを推測する。そして、その人に合った広告を配信するのだ。 個人の詳細なデータがわかれば、より深い人間理解に基づいた広告表現ができそ

                                                ターゲティングできない、という価値。 - あしたメディア by BIGLOBE
                                              • 二宮和也の結婚相手が「一般女性」になった事情 - wezzy|ウェジー

                                                11月12日、嵐の二宮和也が結婚を発表した。相手は一般女性であり、マスコミあてのFAXには「かねてよりお付き合いをさせていただいている方と」と記されている。しかしその一般女性が、昨年3月に所属事務所を辞めた元フリーアナウンサーのA氏であることは確かだろう。 嵐は2020年いっぱいで活動休止するため、嵐メンバーの結婚は2021年以降になるはずだと見られていた。それゆえ突然の結婚発表に「デキ婚では」という疑問の声もわいたが、複数のスポーツ紙や週刊誌が「なお妊娠はしていない」と報じている。 正式な結婚発表に至るまで、周到な準備があった。マスコミ各社にはA氏の代理人弁護士から「通知書」が届いていたのだ。それは、彼女に関するweb上の記事について、私人のプライバシー侵害と名誉毀損を理由に削除を求めるものだった 昨年3月末日をもってA氏は芸能界を完全に引退しており、<芸能活動などを一切行っていない通常

                                                  二宮和也の結婚相手が「一般女性」になった事情 - wezzy|ウェジー
                                                • 社会心理学領域における「災害ボランティアの専門家」の言説の検討―令和6年能登半島地震をめぐるマスメディア報道の問題性に関連して―

                                                  《時評》 社会心理学領域における「災害ボランティアの専門家」の言説の検討 ――令和 6 年能登半島地震をめぐるマスメディア報道の問題性に関連して―― 宮 下 祥 子 はじめに 2024 年 1 月 1 日に発生した令和 6 年能登半島地震を、筆者は夫の実家がある石川県羽咋郡 志賀町で経験した。能登半島の入り口( 口口能登 に位置し最大震度 7 を観測した志賀町で、一 晩を避難所の小学校で明かした後、翌 2 日夜に自宅のある石川県金沢市に戻り、その後も何度 か夫の実家と自宅とを行き来しながら震災後を過ごしている。本稿は、被災者として、また日 本近現代史を専攻する研究者として、標記の問題について執筆するものである。本稿の脱稿日 は 2024 年 4 月 6 日であり1、 「現在」とはこの時点をさす。 1.筆者の見た被災地状況 ひとりの人間が体験したり見聞きできる範囲は、ごく狭いものに限られる。

                                                  • パッケージとライブ:音楽産業の6モデル

                                                    音楽業界は実は音楽だけ売ってる訳ではない 今コロナでどこも死にそうになってますがエンタメ業界は特に死にそうな業界の筆頭として残念な意味で話題になってます。要するにライブができないことが致命的なんですが、なんでライブができなくなっただけでみん... きっかけは、このブログに対する教え子からの質問だった。これまで起きていたことは、単純なモノから体験へのシフトなのか。むしろモノが購入されていた時代にも、リスナーは体験を求めてそのモノを購入していたのではないか、というものだ。 こうした点は講義でも著書でも触れてきたことだし、大学のゼミではこの数年、「情報化されないものの価値」について検討を重ねてきた。特に今年重点的に取り上げているテーマが「エンターテイメント」だったこともあり、この問題については少し整理したほうがいいように思う。果たして音楽業界は、「体験の価値」を売るモデルを放棄するべきなのか? 

                                                      パッケージとライブ:音楽産業の6モデル
                                                    • 日本学術会議任命拒否問題がもたらしている言論空間の歪み(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                      言論の自由には、フラットな言論空間が必要だが…。(提供:Panther Media/アフロイメージマート) 「学問の自由」と同時に「表現の自由」の問題 日本学術会議の任命拒否を巡り、多くの識者・表現者が声を上げた。 当初は「学問の自由の侵害だ」という学者からの声明や談話が続いたが、時間を経るにつれ、この問題の影響は社会の広範囲に及ぶことが見えてきた。ジャーナリストや作家など、「大学」に所属する学者ではない表現者が声を上げていることには当然の理由がある。 憲法23条「学問の自由」は、「大学の自治」を中心的な要素としているが、専門的な学問の世界は学会などを通じてその外にも広がっている。中でも日本学術会議は、「学術」の名にあるとおり、学問にたずさわる人々の見識を政府のために提供するべく設置され、法的にも認められた公的機関である。 大学や影響力のある学者は狙い撃ちされやすく、その心理的影響は広く社

                                                        日本学術会議任命拒否問題がもたらしている言論空間の歪み(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                      • ピープルのいないところにポピュリズムあり?/酒井隆史

                                                        ピープルのいないところにポピュリズムあり?——「健全な病理」としてのポピュリズム 1, あいまいな「ポピュリズム」 ポピュリズムという言葉から、ここ日本ではどのようなイメージが浮かぶでしょうか? メディアの劇場政治を通して単純なフレーズで人気取りをおこなう政治家と、それに踊らされる愚かな大衆、といったところが、一般的通念でしょうか。 おそらく、現代の世界の政治の一番の特徴はなにか、と問われるならば、まっさきにあがる答えのひとつが、ポピュリズムであるとおもいます。現代が、ポピュリズムの時代であることはまちがいないのです。 しかし、この言葉は、少し前まで、研究者にはなじみのあるものでしたが、日本語で一般的に流布していたとはいいがたいものでした。ここにはひとつ興味ぶかい示唆があるとおもいます。つまり、おそらく、日本は少なくとも戦後半世紀ほどのあいだは、ポピュリズムを経験していないのです。それが変

                                                          ピープルのいないところにポピュリズムあり?/酒井隆史
                                                        • 「ALPS処理水海洋放出は環境悪影響で危険・反対」への教示:福島第一原発 - 事実を整える

                                                          教示です。行く道を指し示さん。 ランキング参加中社会 「ALPS処理水海洋放出は環境影響で危険反対」への教示 1:汚染水を海洋放出だと!許さん!⇒処理水です 2:薄めた(希釈した)だけ!⇒放射性物質を取り除く浄化処理 3:トリチウムが多く残存!7割が基準値超え!について トリチウムの人体・環境への影響力と安全性 海洋放出時のトリチウム濃度は、法令基準の40分の1を予定 世界では福島原発の100倍以上のトリチウム濃度もあるが環境への悪影響は報告されていない 4:有機結合型トリチウム(OBT)が危険!影響力考慮してもWHO【飲料水基準】を下回る 5:トリチウム以外の核種が隠されて危険!⇒告示濃度以下で放出します 6:複数の核種は核燃料棒に触れて他に無い種類だから危険!について 核燃料棒に触れたために生じた核種は存在する 核燃料の再処理工場でも排水され海外で福島処理水と同じ核種を確認 7:政府や

                                                            「ALPS処理水海洋放出は環境悪影響で危険・反対」への教示:福島第一原発 - 事実を整える
                                                          • 熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』第一章(下)を公開します - シロクマの屑籠

                                                            熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』第一章(上)を公開します - シロクマの屑籠の続きです。 【「誰が救済されるべきマイノリティなのか」という問題】 もうひとつは、こうした救済の対象は、医療や福祉が可視化したもの、あるいは世間の人々が可視化したものに限られる、という点である。 世の中には、障害者やマイノリティとすでに認定され、医療や福祉がサポートし、社会全体で配慮すべきとみなされている属性やカテゴリーがいくつもある。重度の精神障害や知的障害、身体障害は昭和時代からそのような対象だったし、大人の発達障害のように、最近になって対象に加わったものもある。マイノリティの側でいえば、たとえばLGBTのように、最近になって配慮すべき対象としてとみに知られるようになったものがある。 だが裏を返せば、弱者やマイノリティと認定されなければ、あるいは医療や福祉の対象と認定されなけれ

                                                              熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』第一章(下)を公開します - シロクマの屑籠
                                                            • ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)

                                                              「黒いノート」の衝撃 今年の4月から1年間の予定でドイツ・ミュンヘンに滞在している。もっともその目的は一昔前のように、単純にこちらで何か最新の研究動向を仕入れて日本で紹介するといったものではない。 そもそも私の研究対象のハイデガーは日本のほうがよほど研究は盛んで、逆にドイツではほとんど関心の対象から外されているので、こちらで何かを学ぶという感じにはまったくならない。それでは留学の意味がないじゃないかと思われるかもしれないが、さすがに図書館の文献資料はこちらのほうが豊富だし、またドイツ社会におけるハイデガー受容のあり方を実感できるのも自分の研究にとっては非常に貴重な経験だ。 こちらでは夏学期以降、ミュンヘン大学で私を受け入れてくれたブフハイム教授のセミナーに毎週、参加してきた。その授業は学部、修士課程、博士課程の学生が論文のプランを発表して、指導教授や参加者のコメントを受けるといったものであ

                                                                ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)
                                                              • 「ガラパゴスと評されている」ことは認識できても「ガラパゴスである」ことが認識できなくなっている…… - apesnotmonkeysの日記

                                                                火曜日 -毎日新聞 2020年1月22日 「大津園児死傷 地裁、被告の保釈取り消し 論告求刑やり直しの見通し」 このニュースにはさすがに驚きました。「起訴内容を争う」とはいっても事故を起こしたこと自体を否認しているのではなく、先行する報道によれば事故に巻き込まれた「直進車の過失について新たな主張をしたい」とのことにすぎません。被告人の言動はワイドショー的な関心を掻き立てるようなものであるようですが、保釈取り消しはいかなる意味でもペナルティーであってはならず、単に捜査や公判維持の便宜のためにしかあってはならないことです。 カルロス・ゴーンによって日本の「人質司法」への国際的な関心が高まっているときにこのような決定が下ることは、日本が「人質司法」への批判に対して開き直っているというメッセージを国際社会に送ることになるでしょう。 ゴーンの逃亡をうけて、マスメディアでは日本の刑事司法が「ガラパゴス

                                                                  「ガラパゴスと評されている」ことは認識できても「ガラパゴスである」ことが認識できなくなっている…… - apesnotmonkeysの日記
                                                                • TVアニメ『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』とオリンピック批判の最前線:アスリートとの連帯は可能なのか|髙橋優

                                                                  TVアニメ『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』とオリンピック批判の最前線:アスリートとの連帯は可能なのか はじめに最も肉体と共同体に近いものでありながら、同時に最もそれから遠いものにもなりうる文化感性のきわどい接合部がスポーツと、そしてファンの世界(ファンダム)である……その異様な盛り上がりは、誰しもすぐにそれと分かるいかにもという倒錯趣味などより、一見健康に見える分、よほど「世紀末的」な兆候なのだ。 (高山宏『ガラスのような幸福:即物近代史序説』五柳書院、1994年、173頁) 新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなかで強行された2021年の“TOKYO 2020”によって、オリンピック・パラリンピックの抱える無数の矛盾と欺瞞が人々の目に明らかとなっている。そんな折、オリンピック批判と受け取れるTVアニメが製作・放送されていたことは注目に値する。東京オリンピック開幕の直前、2

                                                                    TVアニメ『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』とオリンピック批判の最前線:アスリートとの連帯は可能なのか|髙橋優
                                                                  • ジャニーズ性加害問題の本質はテレビ局の堕落 「視聴者がそういう番組を欲しているから」の言い訳はもはや通用しない(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)

                                                                    2019年に死去したジャニーズ事務所の創業者で元社長のジャニー喜多川氏による性加害問題は、企業がジャニーズタレントのCM起用をとりやめるなど、いまだ収束する気配が見えません。 建築家で、文化論に関する多数の著書で知られる名古屋工業大学名誉教授・若山滋氏は、「問題の本質はテレビ局の文化的堕落にあるのではないか」と指摘します。若山氏が独自の視点で語ります。 ジャニーズ事務所の問題を巡って、「外部専門家による再発防止特別チーム」が公表した調査報告書の内容は、そうとうに踏み込んだものであった。このような、特に当事者側が設置した検証組織の結論は、忖度を含んだ玉虫色に落ち着きがちだが、今回、前検事総長の林真琴弁護士を中心とした3委員のハッキリした言明には、ある種の覚悟が感じられた。 うすうす気づいていたことが具体的な言葉になる衝撃である。性的な(それも正常ではない)事件を赤裸々に語る「司法の言葉」の衝

                                                                      ジャニーズ性加害問題の本質はテレビ局の堕落 「視聴者がそういう番組を欲しているから」の言い訳はもはや通用しない(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)
                                                                    • [増田保存部] 柴田道子 被差別部落の生活と伝承 (ちくま文庫)を読んだ。

                                                                      https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210810181919 https://web.archive.org/web/20210810225700/https://anond.hatelabo.jp/20210810181919 原著の刊行は71年、当時の部落解放同盟書記長の中山氏とともに長野県内の被差別部落の古老たちを訪れて聞きとり調査したもので、現代よりずっと差別が苛烈で激しかった時代や大正デモクラシーの波にのった解放運動の記憶もまだ生々しく覚えている人が多く、本当に大変貴重な証言ばかりだった。 (まず基礎知識ですけど、部落をよく知らない人はなんとなくイメージで、関西にしか無い、関東は関係ないと漠然と思っている人が多いみたいですが(私もそうでした)葬儀や処刑人、農村で使ってる牛馬の解体処理など死に関わる仕事(ケガレの仕事

                                                                        [増田保存部] 柴田道子 被差別部落の生活と伝承 (ちくま文庫)を読んだ。
                                                                      • 「state」をリリースしました|qanta

                                                                        ソーシャルネットワークサービスをつくって公開したので、リリースとして文章を書いてみます。 今のソーシャルメディアに対する自分の考え方とか、どういう感じで開発してたのか、みたいなことはいろいろあるんですが、そのへんはサービス利用する上で関係ない情報なので、あとの方に書きます。まずは、どんなサービスなのか、というところのご説明をします。 このサービスの機能つくったのは、「state」というサービスになります。stateという単語にはいろんな意味があるんですけど、このサービスにおける「state」っていうのは「状態」っていう意味です。「状態」っていう名前のサービスということになりますね。 「自分がいま何をしているのか?(=状態)」をペロッと投稿することに特化したサービスです。 Twitter(X)と何が違うんだ、という話なんですが、かなり違います。 最新の投稿しか見えない。まず、一番特徴的なのが

                                                                          「state」をリリースしました|qanta
                                                                        • 「投資はギャンブル」派からみた、「投資を信仰している人々」の危うさについて - いつか電池がきれるまで

                                                                          anond.hatelabo.jp honeshabri.hatenablog.com 僕自身の投資経験のはじまりは、20年前くらいにさかのぼります。 銀行の人に勧められて元本保証の10年契約の金融商品(10年預けておけば、最低限元金は保証します。運用益がうまく出ればその分増えます、という商品。もちろん、途中解約の場合には減ることあり)と毎月分配型の投資信託を持って、分配金をもらうだけで放っておきました。そのときに持った分配型の投信って、良い時には毎月8万円くらいの分配金があって、これをたくさん買えば、働かずに食べていけるのではないか、と思っていたのですが、その後分配金は少しずつ減っていき、僕自身もお金が必要なことがあって少しずつ売ってしまったので、現状(まだ少しだけ持っている)は、もらった配当も含め、総額で元金の5%くらいプラスです。 ちなみに、10年契約のほうは、10年持ち続けたのです

                                                                            「投資はギャンブル」派からみた、「投資を信仰している人々」の危うさについて - いつか電池がきれるまで
                                                                          • フェイスブックで分かった「ネット右翼」の素顔 『ネット右翼とは何か』 | BOOKウォッチ

                                                                            ネット右翼とは、ネット上で極端な愛国的・排外主義的な書き込みをする人たちのことだ。本書『ネット右翼とは何か 』(青弓社ライブラリー)はその実像に迫ったもの。「誤ったネット右翼像を刷新する」というキャッチが付いている。2018年6月に東京で開催した研究者たちによるシンポジウム「ネット右翼とは何か」がもとになっている。 学者が分析 まず本書の章立てと著者陣を明らかにしておこう。 ・第1章 「ネット右翼とは誰か――ネット右翼の規定要因」(永吉希久子・東北大学大学院文学研究科准教授) ・第2章 「ネット右翼活動家の『リアル』な支持基盤――誰がなぜ桜井誠に投票したのか」(松谷満・中京大学現代社会学部准教授) ・第3章 「ネット右翼の生活世界」(樋口直人・徳島大学総合科学部准教授) ・第4章 「ネット右翼と参加型文化――情報に対する態度とメディア・リテラシーの右旋回」(倉橋耕平・立命館大学ほか非常勤講

                                                                              フェイスブックで分かった「ネット右翼」の素顔 『ネット右翼とは何か』 | BOOKウォッチ
                                                                            • アメリカ選挙のトランプ問題、ガチで闇が深い : 哲学ニュースnwk

                                                                              2021年01月11日16:11 アメリカ選挙のトランプ問題、ガチで闇が深い Tweet 1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/01/11(月) 12:22:57.393 ID:TzgukYTD0 アメリカ選挙を前にしてQアノンという思想集団が現れる これは「トランプは悪魔崇拝者である世界の黒幕と戦う真の英雄である」という思想を根幹にした陰謀論 この陰謀論は突然広まったため、金持ちの世論操作ゲームではないかと予想されていた ↓ 選挙目前にしてトランプがQアノン関連のツイートを百以上リツイートする Qアノン、その内容の過激さからFBI指定テロ脅威へ ツイッターにてトランプのアカウントの機能が一部制限され、フェイスブックでは選挙操作のデマアカウントを大量にBANする事件が発生する ↓ トランプ、選挙でバイデン相手に劣勢へ 不正があったと抗議する ↓ トランプ、支持者を扇動

                                                                                アメリカ選挙のトランプ問題、ガチで闇が深い : 哲学ニュースnwk
                                                                              • ジャニーズ性加害報道を避けるテレビ朝日──『Mステ』忖度と、テレ朝内にあったジャニーズ「レッスン場」(松谷創一郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                ジャニーズ事務所の対策 5月26日、故・ジャニー喜多川前社長の性加害疑惑について、ジャニーズ事務所が3つの対応策を発表した。その内容は、「心のケア相談窓口の開設」、「外部専門家による再発防止特別チームの設置」、そして3人の「社外取締役」である。 筆者をはじめ多くのひとが望んだ第三者委員会の設置は見送られ、その代替としてこの3つの施策になったと考えられる。なかでも「再発防止特別チームの設置」とは、暗にジャニー氏の加害行為を認めたと認識できるだろう。 今後は、「再発防止特別チーム」の中心となる前検事総長の林眞琴弁護士がどれほどの調査・検証をするかが注目される。ただし、ひとつ前の検察トップを迎え入れたこの人選は、検察の捜査に対する牽制とも読み取れる。 とどまるも地獄、離れるも地獄 一方、そのジャニーズ事務所の発表直前まで外国特派員協会(FCCJ)でおこなわれていたのは、被害を訴える元ジャニーズJ

                                                                                  ジャニーズ性加害報道を避けるテレビ朝日──『Mステ』忖度と、テレ朝内にあったジャニーズ「レッスン場」(松谷創一郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 政府やメディアが刷り込んだ“消費税の目的”の嘘 - 斎藤貴男|論座アーカイブ

                                                                                  10月から消費税が8%から10%に上がります。メディアでは軽減税率やポイント還元策などが話題になっていますが、ことの本質はそこなのでしょうか。長年、消費税のあり方を追及してきたジャーナリストの斎藤貴男さんが、消費税が抱える根源的な問題についてシリーズで考えます。(論座編集部) 全世代型社会保障改革を掲げた新内閣 「新しい社会保障制度のあり方を大胆に構想してまいります」と安倍晋三首相は胸を張った。 9月12日、第4次再改造内閣発足に臨む記者会見。「全世代型社会保障改革」を新内閣の“旗”に掲げ、その担当を兼務する西村康稔経済再生相(56)を中心に、「70歳までの就労機会の確保や年金受給年齢の選択肢の拡大」などの“改革”を進めるという。 いわゆる年金カット法(年金制度改革法)に基づくマクロ経済スライド方式の強化をはじめ、医療費や介護費用の自己負担比率増大、介護保険制度の利用者制限、生活保護の生活

                                                                                    政府やメディアが刷り込んだ“消費税の目的”の嘘 - 斎藤貴男|論座アーカイブ