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ルソーの検索結果201 - 240 件 / 8501件

  • 「肉」フレーバーのウイスキーをつくる

    記事のコンテスト、デイリーポータルZ新人賞2020の優秀作品を掲載しています。 受賞作品一覧はこちらから↓↓↓ 前の記事:アイスボックスに1番合う酒を決めよう > 個人サイト デイリーポータルZ新人賞2020 結果発表 肉の香り “嗅覚は想像力の感覚である” - ジャン=ジャック・ルソー いまこの瞬間、肉の香りを鮮明に思い出してほしい。 あなたにはそれができるだろうか。 焼いた肉、血の滴るような生の肉、燻製されたベーコン…なんの香りを思い出そうとするかは人それぞれだが、「香りそのもの」を掴むことは難しい。 「家の近くの路地で一瞬だけする花の香り」「元彼が使っていたシャンプーの香り」「小学校の香り」など、世界には名前のない香りがたくさんある。 どこにあるかといえば、記憶の中だ。 私たちは香りを思い出すとき、自分の記憶を辿って、その残像を再生することになる。 そこで、一つの疑問がある。 記憶を

      「肉」フレーバーのウイスキーをつくる
    • しっきーのブログ

      平日の朝に都内の駅にいると、目眩がしそうなほど大勢の人間が歩いていて、その人たちが何かしらの生産活動に励んでいると考えると、圧倒されるような気持ちがする。さらにこれから、機械化が進み、AIが多くの業務を肩代わりしてくれるようになるとさえ言われている。そうやって、様々なものが生み出され、改善されていくなら、今日よりも明日のほうがラクで豊かな世界になっていていいはずだ。ていうか、とっくに週2くらいの労働で暮らせるようになっていてもおかしくない。 でもそうなるどころか、むしろどんどん苦しくなっている気がする。みんな頑張って働いてるように見えて、何か根本的に間違ったことをやっていないか。そう考えたことのある人は少なくないのではないか。 そんな素朴な問いは、多くの人が抱くものであると同時に、世界の複雑さと日々の忙しさによって立ち消えてしまうものでもある。あるいは、何かしらの説明で自分を納得させてやっ

        しっきーのブログ
      • マリー・アントワネット - Wikipedia

        マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アプスブール=ロレーヌ(フランス語: Marie-Antoinette-Josèphe-Jeanne de Habsbourg-Lorraine, 1755年11月2日 - 1793年10月16日)またはマリー=アントワネット・ドートリッシュ(フランス語: Marie-Antoinette d'Autriche[1])は、フランス国王ルイ16世の王妃(王后・王太后)。オーストリアとフランスの政治的同盟のためルイ16世へ嫁ぎ[2]、フランス革命で処刑された。 概要[編集] フランツ1世とマリア・テレジアの第15子(第11女)として1755年11月2日にウィーンで生まれた。フランスとオーストリアの同盟に伴う外交政策の一環により[2]、当時フランス王太子だったルイ16世と1770年に結婚し、彼の即位に伴って1774年にフランス王妃となった。オースト

          マリー・アントワネット - Wikipedia
        • 【2017.4.28_2325追記】死後の人文学者の蔵書問題~「桑原武夫蔵書 遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝罪」(毎日新聞より)から考える~ - 仲見満月の研究室

          <本記事の目次> 1.はじめに 2.「桑原武夫蔵書  遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝罪」の内容および桑原武夫と蔵書の問題 2-1.ニュース記事の冒頭 2-2.桑原武夫について 2-3.桑原武夫の蔵書と死後の人文学者の膨大な蔵書問題 3.自治体の図書館で人文学者の膨大な蔵書を管理・維持する困難さ 3-1.京都市の自治体図書館について~市立図書館がない理由~ 3-2.桑原武夫の蔵書破棄はどうして起こったのか? 4.人文学者の死後の蔵書はどうすべきか~結びに替えて~ 5.関連するtogetterまとめ(2017.4.28_2325追記) 1.はじめに 本日も様々なニュースが、私のところに届けられました。その中でも、人文学者の死後の蔵書を遺族や弟子等の周囲がどうしたらいいのか、私が考えさせられたのが、次のニュースでした: mainichi.jp 桑原武夫蔵書:遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝

            【2017.4.28_2325追記】死後の人文学者の蔵書問題~「桑原武夫蔵書 遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝罪」(毎日新聞より)から考える~ - 仲見満月の研究室
          • “時間価値”という補助線で浮かび上がる新しい経済秩序:日経ビジネスオンライン

            我々の目の前で日々起こっている企業の経済活動や各人の消費行動は、漠然と観察する限りにおいては種々雑多です。そして、細分化して分析すればするほど、その多様性や不規則性が強く主張され、構造としての法則性や科学性を発見することが至難の業に見えます。特に、企業や消費者の嗜好が加速度的に多様化している現在では、法則性や科学性の端緒さえ見えにくくなっています。 しかしながら、皆さんも小学校の算数や中学・高校の数学・幾何の授業で、「補助線」を引くことによって、今まで建付けがよく分からなかった表象が、瞬時にして明白な構造として大脳に映像化された経験があると思います。 今回スタートする「時間資本主義の時代」の連載は、「補助線」を提示することで、現在生じている経済活動や消費行動といった多様で不規則な事象を、分かりやすい構造として提示しようとする試みです。 この連載で扱う補助線は「時間価値」という考え方です。

              “時間価値”という補助線で浮かび上がる新しい経済秩序:日経ビジネスオンライン
            • 東無双@民主主義2.0‐ニコニコ動画(ββ)

              あずまん無双@某生放送民主主義2.0やルソーやベーシックインカムについて東浩紀twitter→http://twitter.com/hazuma

              • 人文的な、あまりに人文的な(笑)

                http://anond.hatelabo.jp/20080313030006 読んでいると恥ずかしいゴミ本 (改題前 10代で読んでいないと恥ずかしい必読書) 「現代思想の遭難者」らしい、典型的な人文系アタマの悪いリストになっているので(そこが「つり」なのか)、ちょっといじってみる。 こういうリストに束ねられた本を指して「人文書」とか、言うのだろう。 「人文書」のダメなところは、改訂がないこと。 時代ごとに流行廃りがあって、差し替えはあっても、蓄積がない、進歩がない。 だから、情報の量質ともに(さらに読みやすさの点でも)ふつうの教科書に軽く負けてしまう。 教科書は、読者に受け入れられれば改訂があるし、メジャーな分野なら競争もある。さらには練習問題までついている。 でも、人は学校も教科書も嫌いだから、人文書を読むんだもんな。動機付けとして「つくる会」みたいだ 。 プラトン『国家』 →「国家

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                • 学校があるかぎり、いじめはなくなりません - デマこい!

                  重要なポイントは、大人も「いじめ」をするということ。 いじめは、あらゆる年齢層のあらゆる集団に存在している。にもかかわらず、いじめを学校の問題として語るのは、問題の矮小化にほかならない。いじめは子供だけの問題ではない。この社会に生きる私たち全員の病痾だ。 いまの学校は強制収容所だ。行きたくもないのに早起きをさせられて、会いたくもない連中と薄暗い部屋に閉じ込められる。学校に「通わせる」こと自体が、子供に対する人権侵害なのだ。学校に通わせることと、教育を受けさせることとは違う。現在はたまたま重なっているだけで、学校に通うことを強制する理由はない。 学校に行かないと社会性が身につかない――と、危惧する人もいるだろう。では、社会性(笑)を身につけた大人たちがどんな世の中を作っているのか。どんな生き方をしているのか。私たちが「社会性」だと思っている行動原理は、たぶん構造的にいじめを生む。 そんな社会

                    学校があるかぎり、いじめはなくなりません - デマこい!
                  • Talpa memorandum

                    橘玲の『「読まなくてもいい本」の読書案内』を読んだので、感想とメモをまとめておく。 この本、タイトルは『「読まなくてもいい本」の読書案内』だが、実際には「読まなくていい本」はほとんど紹介されていない。紹介されているのは、当たり前の話かもしれないが読むべき本だ。他の読書案内本と異なっているのは、”こういう本は読まなくて良い”と、ばっさり切り捨てているところ。読むべきか・読まなくてもよいかの基準は、20世紀後半に爆発的に進歩した科学研究の成果に置いている。著者は、この時期に起きた科学研究の大幅な進歩を”知のビッグバン”、”知のパラダイム転換”と呼び、これ以前に書かれた本は(とりあえず)読む必要がないと言い切る。古いパラダイムで書かれた本は捨てて、新しいパラダイムで書かれた本を読もうという話だ。ちょっと乱暴な分け方ではあるが、1980年代に大学生だった私には案外納得できるものだった。学生時代に最

                    • 『世界の名著』なんて元々は高校生に読めるようにって作ったんだからね!

                      まあ、なんにせよ、手に入りやすく読みやすかったのは確か。 今では少し手に入りにくくなったが、図書館には大抵ある。 もはや端本でしか手に入らない故、検索の便を考え、収録作品込みのリストを作ってみた。 こうして見ると、プラトンの1巻やデカルトの巻は実にお買い得だし、キケロの「スキピオの夢」が読めたり、ガリレオは「偽金鑑識官」が入っていたり、2つの仏典はもうこれだけでお腹いっぱいだし、「現代の科学」2巻の壮絶なラインナップに、続編のスタートが「中国の科学」ではじまるなど、なかなかのセレクションだった。最後の「近代の藝術論」なども圧巻。 なお、ご存知の通り、初代の「世界の名著」シリーズは小さいながらも箱入りでシリーズものの矜持を見せていたが、個人的にはソフトカバーの「中公バックス」版を良く手に取った。自分で買い集めるようになってからは、初代の箱なしに出会うことが多かったが。というわけで両方のリンク

                        『世界の名著』なんて元々は高校生に読めるようにって作ったんだからね!
                      • ニュースの社会科学的な裏側: 一般意志2.0は世論調査にも劣る

                        東浩紀氏の提唱している『一般意志2.0』は、ルソーの一般意思とは異なり意思決定メカニズムでは無く、「情報技術によってサポートされた、世論調査を遥かに超えた、細かい精度をもった民意の可視化システム」だそうだ(BLOGOS)。定義不可能な“民意”は論理的に可視化できない(もしくは“民意”から“正解”は導き出せない)わけだが、それを置いたとしても、世論調査をSNSデータのテキスト・マイニングが超える事は無い。 1. サンプリング・バイアスの問題 「分布の状態を調べる上でランダムサンプリングであることほど重要なことはねぇんだよ」と端的に指摘している人もいる(唐突に分布の話をしているように思えるが、東氏が『「一般意志2.0」のシステムで出てくるのは、どちらかというと、様々な意見がどのように分布しているかという一つの地図』と説明している)のだが、もう少し平易に補足してみよう。Twitterや2chやニ

                          ニュースの社会科学的な裏側: 一般意志2.0は世論調査にも劣る
                        • ものすごい勢いで無駄知識書いてけ:哲学ニュースnwk

                          1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/22(火) 20:46:50.90 ID:ujxU6bbt0 ブッダの生没年がわからないのは、 インドには「何かを記録に残す」という文化がそもそもないため 2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/22(火) 20:47:35.86 ID:G84/qiDq0 寺のもともとの意味はブッダの墓 3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/22(火) 20:47:36.05 ID:WG1R6dXz0 モナ・リザが書いてあるのは、木の板 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/22(火) 20:48:51.41 ID:ujxU6bbt0 戦時中、アメリカ人は山本五十六を56番目の 子供だと勘違いしてものすごく驚いたことがある 18:

                          • 平野啓一郎氏の「分人主義」についてのメモ - ARTIFACT@はてブロ

                            平野啓一郎氏が『ドーン』で提唱した「分人主義」についてメモ。簡単にいえば、人間関係で規定されるペルソナ。 ドーン (講談社文庫) 作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/05/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (18件) を見る平野啓一郎氏自身による解説。 『クローズアップ現代』再放送 - 平野啓一郎公式ブログ 「個人」の中には、対人関係や、場所ごとに自然と生じる様々な自分がいる。それを僕は、「本当の自分が、色々な仮面を使い分ける、『キャラ』を演じる」といった考え方と区別するために、「分人(ディヴ)」と言っています。 好きな友達や家族の前での自分は、必ずしも「演じている」、「キャラをあえて作っている」のではないし、逆にあわない人間の前では、イヤでもある自分になってしまうわけで、人間が多様である以上、コミュニケーションの過程では、

                              平野啓一郎氏の「分人主義」についてのメモ - ARTIFACT@はてブロ
                            • 【書評】『日本よ、永遠なれ 止めよう、民主党政権の独裁と暴走』山谷えり子著 - MSN産経ニュース

                              ■亡国…心底からの危機感 「それについては、あんただけには口を出してもらいたくないよ」 ということがある。例えばまともな家庭を作ったことのない人に、家族に関する法律作りには口を出してもらいたくないということである。(神父、修道女などは別だ) ところが戦後の日本で声高に家族や子供の教育を論ずる女性の中には、まともな結婚、まともな子供の育て方、まともな親の面倒見などしたこともなく、またする気のない人がヤケに目につく。現内閣でも福島大臣や千葉大臣などがその種類に属する女性とお見受けして暗い気持ちになっている。こういう人たちはルソーやレーニンの後継者だ。ルソーは人類が「よきもの」としてきたものを全面否定した。家族も私有財産も文明もすべて悪である。そして彼は家庭を作らず、女に産ませた数人の子供は孤児院の前に捨てた。こんな人の思想を金科玉条とする人たちが日本の官僚におり、閣僚にいることがいかに日本にと

                              • 宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで

                                社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』が、リアルサウンド運営元のblueprintより刊行された。同書では、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。 このたびリアルサウンド映画部では、著書の宮台真司にインタビューを行った。前作『正義から享楽へ』発表直後に誕生した米トランプ政権に対する評価から、「存在論的転回の再考」に至った学問的経緯、さらに映画批評へと本格復帰を果たすまでの思想的変遷につ

                                  宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで
                                • SYNODOS JOURNAL : 「一般意志2.0」を現在にインストールすることは可能か?(最終回) 東浩紀×荻上チキ

                                  2011/12/200:1 「一般意志2.0」を現在にインストールすることは可能か?(最終回) 東浩紀×荻上チキ ■ナローバンド言説を拡張することはできるのか 荻上 これまでの日本は「政局談義」か、抽象的な思想談義、「べき論」が支配していた。だからシノドスでは、そのあいだを埋める政策論議ができるメディアをつくりたいんですね。一方で東さんは『一般意志2.0』で、そうではないやり方も必要だと指摘している。要は、政治の議論の参加の仕組みそのものを見直すことも必要だろうと。 最近の思想のムーブメントが、社会へのコミットメントをせず、「俺には世界はこう見えている」という見え方のプレゼンテーションに引きこもっている状況もある。要は人生観をダベってるわけです。それを、「動物」を論じる東さんが懐疑を唱えたように、政治論そのものを拡張するような動きは有意義だと思うんですが。 東 そう思っていますよ。強くそう

                                  • <帝国>とは共産主義者が書いたもうひとつの悲観的な「WEB進化論」かも - アンカテ

                                    「WEB進化論」の楽観主義に抵抗を感じた人は、これを読むとよいかもしれない。 <帝国> グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性 「WEB進化論」はさまざまな読み方が可能だが、現代社会を政治的な観点から分析した「権力構造の構造的変化」という視点で読むことも(かなり偏った読み方だが)できなくはない。そうとらえた場合、ちょうどこれを補完する悲観的な観点(とそこから脱出する手掛かり)をこの本が与えてくれるかもしれない。 とは言っても もし、<帝国>がつねに絶対的な肯定性であり、マルチチュードの統治の実現形態であり、絶対的な内在装置だとしたら、それは、このような定義とは対立する他の何らかの必然性や超越性のせいではなく、まさにこの定義の地勢上でこそ危機にさらされるということだ。危機とは、内在性の平面上でのオルタナティブな可能性のしるしである--つまり、それは必然的ではないがつねに生じうる危機な

                                      <帝国>とは共産主義者が書いたもうひとつの悲観的な「WEB進化論」かも - アンカテ
                                    • フランス人は65歳から70歳が人生で一番幸せ: 極東ブログ

                                      先日NHKラジオ深夜便でフランスからの話を聞いていて、へえと思った。フランス人は65歳から70歳が人生で一番幸せだというのだ。年を取るとあまり幸せなことってないなと自分は思っていたので、意外でもあった。 話は個人的な感想といったものではなく、国立統計経済研究所の発表によるものらしい。同研究所はINSEEというので、ネットでオリジナル情報を探してみたが、サイトはわかったが該当情報はわからなかった。インターネットはフランス語の情報になるとてきめん不便になるような気がするが私がフランス語ができないせいものあるだろう。 統計は、1975年から長期にわたっての分析とのことで、特定の世代や景気の要素は排除されているらしい。つまり、フランス人にしてみると、概ね、65歳を過ぎると人生最高の幸せの時期となるとのことだ。いや、単純になぜなんだろ、うらやましいな、なにか秘訣でもあるのかとしばし思いを巡らした。

                                      • 黒人差別の丸山議員が「民主主義は戦勝国の論理」とトンデモ発言…自民党に蔓延する「国民主権廃止」思想 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

                                        「例えばいま、アメリカは黒人が大統領になっているんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って」 自民党の丸山和也参議院議員がアメリカのオバマ大統領を念頭に「黒人奴隷」と発言した問題は、海外メディアでも「日本のトランプ氏?」(CNN)などと報じられ波紋を広げている。丸山議員は「大変誤解されている」「批判は不条理で非常に怒りを覚える」などと逆ギレしているが、発言が人種差別を想起させると考えもしなかった時点で、人権問題に対する意識があまりにも低すぎると言わざるを得ない。 だが、実は、丸山議員は今回の「オバマは黒人奴隷」発言以前にも、こんなことを言っていたのをご存知だろうか? 〈参議院予算委で、一年間民主主義とは何かを長谷川三千子先生を講師に勉強したことを述べたが、いわゆる民主主義は第一次世界大戦の戦勝国を正当化するために作り出された用語であることを学問的にしった。17条の憲法や五

                                          黒人差別の丸山議員が「民主主義は戦勝国の論理」とトンデモ発言…自民党に蔓延する「国民主権廃止」思想 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
                                        • ジョン・ロールズ - Wikipedia

                                          ジョン・ボードリー・ロールズ(John Bordley Rawls、1921年2月21日 - 2002年11月24日)は、アメリカ合衆国の哲学者。主に倫理学、政治哲学の分野で功績を残し、リベラリズムと社会契約の再興に大きな影響を与えた。 1971年に刊行した『正義論』(A Theory Of Justice)は大きな反響を呼ぶ。当初は、アイザイア・バーリンらが「政治理論はまだ存在するのか?」(1962年)と吐露するほどに停滞しきっていた当時の政治哲学業界を再興させるのに大きく貢献した。そのため、英語圏における正義論以降の政治哲学(規範政治理論、normative political theory)業界は「ロールズ・インダストリー」(Rawlsian industry)などとしばしば呼ばれる。 生涯[編集] 1921年、メリーランド州ボルチモアに生まれた。ボルチモアの学校にしばらく通った後、

                                            ジョン・ロールズ - Wikipedia
                                          • テクノロジーは幸福をもたらすか

                                            テクノロジーは幸福をもたらすか 2005年12月 6日 コメント: トラックバック (0) Tony Long 2005年12月06日 ゴールドラッシュの1850年代初め、あなたは東部のコネチカット州グリニッチに住んでいるとしよう。兄は数年前に家を出て、幸運を求めてカリフォルニア州に金鉱掘りに行った。すべてを賭けて西へ向かった大多数の人々と同様に、兄はすっからかんになってしまった。身動きが取れなくなった兄は、サンフランシスコの湾岸地区にある安酒場で働き、無謀な夢を抱く百万長者志願者にスチームビール[高温で発酵させて作るカリフォルニアの伝統的なビール]を注いでいる。 あなたは羽根ペンを手に取り、羊皮紙(あるいは、この頃には紙も出回ってはいるが、木材パルプが混じってでこぼこの紙)に兄あての手紙を書く。 ポニーを乗り継ぐ速達便はまだ存在しないし(最初の便がミズーリ州セントジョーゼフを出発したのは

                                            • 歴史のトリビア語ってけ:哲学ニュースnwk

                                              2011年02月17日03:30 歴史のトリビア語ってけ カテゴリ歴史読み物 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 21:38:21.14 ID:Q/pIGfO50 マリー・アントワネットの発言として有名な 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」 は本当はマリー・アントワネットの発言ではない 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 21:39:25.50 ID:CxGExqzX0 もっと言うとケーキというのは パンとほとんど変わらない 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 21:43:30.23 ID:Q/pIGfO50 >>2 原文は、仏: “Qu'ils mangent de la brioche”、 直訳すると「彼らはブリオッシュを食べるように

                                              • 平成28年度学部入学式 式辞 (2016年4月7日)

                                                本日、京都大学に入学された2,997名の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。ご列席の理事、副学長、学部長、部局長、および教職員とともに、皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。同時に、これまでの皆さんのご努力に敬意を表しますとともに、皆さんを支えてこられましたご家族や関係者の皆さまにお祝い申し上げます。 ここ京都は、三方を山に囲まれた盆地で、京都大学はその東の端に位置し、近くに吉田山や大文字山が望める風光明媚な場所にあります。この季節は、さまざまな木々が芽吹き、新緑が山々を彩ります。人々はこの鮮やかな色彩に心を躍らせ、新しい学びの場や職場でそれまでに蓄えてきた気力や体力を発揮して活動の舞台に臨むのです。本日入学式にお集まりいただいた皆さんも、この春の季節の明るい光とみずみずしい風に乗って、新しい活躍の舞台に上がろうとされているのだと思います。京都大学はそれを心から歓迎すると同時に、皆さ

                                                  平成28年度学部入学式 式辞 (2016年4月7日)
                                                • 【さやわか×東浩紀×海猫沢めろん鼎談】「10年代の状況とコンテンツ」 - イベントレポート | ジセダイ

                                                  2010年代を「残念」というキーワードで総論した『一〇年代文化論』を、4月に星海社新書から上梓した評論家・ライターのさやわか。「さやわか式現代文化論」は、そんな彼が、昨年11月から毎月、作家・思想家の東浩紀が運営するイベントスペース・ゲンロンカフェにて行っているトークイベントだ。 7月12日に開かれた第9回目は、デビュー作にして伝説のカルト作と名高いエログロメタ美少女ゲームミステリ『左巻キ式ラストリゾート』が6月に星海社で文庫化された、作家・海猫沢めろんと、この本に解説を寄せた東浩紀をゲストに迎え、「コミュニケーションは想像力を超えるか----ゼロ年代の終わりと10年代の行方」とのタイトルで行われた。 イベントタイトルにある「想像力」とは、コンテンツと言いかえることができるだろう。東浩紀は前述した星海社文庫版『左巻キ式ラストリゾート』の解説において、コンテンツとコミュニケーションを対比させ

                                                    【さやわか×東浩紀×海猫沢めろん鼎談】「10年代の状況とコンテンツ」 - イベントレポート | ジセダイ
                                                  • 勉強ができない「あたまがわるい人」でさえ圧倒的に一人勝ちできそうな方法 - はっはっは

                                                    id:RPMさんの才能に刺激を受けて、「頭の良し悪し」や「勉強ができる・できない」に関係なく適用・応用できる方法を、自分なりにピックアップしてみた。1.ひたすら馬鹿の一つ覚えのように「ブーメラン」を指摘し続けろ(・ิω・ิ )b 「馬鹿というお前こそが馬鹿だ!」と主張するのは、馬鹿でもできる。「ブーメラン」が便利なのは、自分で大したことを考えなくても済ませることができるからだ。ただ相手が言ったことを<鸚鵡返し>し続けていれば、いずれ相手も折れるだろう。 このネット用語の猿知恵は、数論や意味論で言われる「自己言及的パラドクス」に似ている。だが自己言及的パラドクスの形式は、それ自体も自己言及的なパラドクスに陥る。たとえば、共時的に相手の自己言及的パラドクスを指摘して優越感に浸っている馬鹿でも、通時的には不可避的に自己言及的パラドクスに直面してしまう。だから、「自己言及的パラドクスを指摘するお前

                                                    • [書評]いまこそルソーを読み直す(仲正昌樹): 極東ブログ

                                                      ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau)については、翻訳だが私もそれなりに主要原典を読んできた。カントのように「エミール」(参照上巻・参照中巻・参照下巻)には一種の衝撃も受けた。これは難しい書物ではない。先入観なしに誰でも読むことができる。長編の割に読みやすく、おそらく読んだ人誰もが人生観に影響を受けるだろう。特に娘をもった父親には影響が大だろう。他、「告白」(参照上巻・参照中巻・参照下巻)は、ツイッターで元夫の不倫をばらすような近代人の猥雑さが堪能できる奇書でもある。 そして、と紹介していくのもなんだが、私はこうしたルソー本人への関心と、政治哲学の基礎文献でもある「人間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫)」(参照)や「社会契約論/ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫)」(参照)などの理解とは旨く像が結びつかない。前者の人文学者としてのルソーへの共感と、後者の

                                                      • Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく

                                                        オックスフォード大学出版会のVery Short Introductionという有名な入門書シリーズがある。短くて内容も平易なので、まずはこの1冊という感じで推薦されることも多いシリーズだ。 さて、このシリーズは当然ながら邦訳もたくさん出ているのだが、複数の出版社がそれぞれの形で刊行しているため、どれがVery Short Introductionの邦訳なのか分からないという問題がある。 ありがたいことにオックスフォード大学出版会が以下のページに邦訳の一覧をエクセルのファイルで貼ってくれているが、ちょっと見にくい。*1*2 Very Short Introductions - Oxford University Press www.oupjapan.co.jp ということで、このページではVery Short Introductionの邦訳を一覧の形でまとめてみた。無秩序に並べていくのもな

                                                          Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく
                                                        • ケーキを食べればいいじゃない - Wikipedia

                                                          この記事は言葉を濁した曖昧な記述になっています。Wikipedia:言葉を濁さないおよびWikipedia:避けたい言葉を参考に修正してください。(2015年5月) マリー・アントワネットが語った言葉と広く考えられているが、現在では自身の言葉ではないと判明している 「ケーキを食べればいいじゃない」とは、フランス語の語句 Qu'ils mangent de la brioche !(「ブリオッシュを食べればいいじゃない」の意)を踏まえた英語の慣用句 Let them eat cake を日本語に訳したもので、農民が主食として食べるパンに事欠いていることを知った「あるたいへんに身分の高い女性」(une grande princesse) が言ったとされる台詞である。一般には、その女性はマリー・アントワネットとされるが、実際にはこれはアントワネット自身の言葉ではないことが判明している。 意訳のバ

                                                            ケーキを食べればいいじゃない - Wikipedia
                                                          • 10代のための「民主主義とは何か」 - on the ground

                                                            こんにちは。いきなりで申し訳ありませんが、これから民主主義の意味について話すことにします。決して短くはありませんが、あなたが民主主義について知りたいのなら、役に立てるはずです。ただし、ここでは10代のみなさんに向けて話すことにしますから、どうしても、とてもやさしく、ゆったりとした口調になります。それを小馬鹿にされているように感じるとか、まだるっこしいなどと思う人は、同じことを「大人向け」に圧縮して書いている「民主主義とは何か」を読んでください。そちらを読んでみて、もしわからないことがあれば、こちらに戻ってきて確認することをおススメします。あるいは、ここでの話をひととおり聞いた後で、もの足りないなと思ったら、あちらもあわせて読めば、より理解が深まるかもしれません。 言葉の意味――民主主義・民主政・デモクラシー さて、本題に入りましょう。「民主主義」とは何でしょうか。何かを考えるときには、言葉

                                                              10代のための「民主主義とは何か」 - on the ground
                                                            • 言ってない(明確なソースがない)のに言ってることになってる名言

                                                              スティーブ・ジョブズ「stay foolish stay hungry」←言ってるけど厳密には他者の発言の引用 マーク・ザッカーバーグ「Done is better than perfect.」←facebook社の社是ではあるが発言者は不明 マリー・アントワネット「ケーキを食べればいいじゃない」←ジャン=ジャック・ルソーの自伝がソース

                                                                言ってない(明確なソースがない)のに言ってることになってる名言
                                                              • ジャン=ジャック・ルソー - Wikipedia

                                                                ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau, フランス語発音: [ʒɑ̃ ʒak ʁuso]、1712年6月28日 - 1778年7月2日)は、フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した[注釈 1]哲学者、政治哲学者、作曲家[2][3][4]。 生涯[編集] ジュネーブでの幼年期[編集] ルソーの生家 ジャン=ジャック・ルソーは、1712年6月28日、ジュネーヴのグラン・リュ街にて誕生した。父はイザーク・ルソー、母はシュザンヌ・ベルナール[5]。 ルソー家の先祖はパリ近郊モンレリ(英語版)に由来し、1549年にディディエ・ルソーがプロテスタント弾圧から逃れるためにジュネーヴに移住したことに起源がある。ジュネーヴはカルヴァン派のユグノーが構成するプロテスタントの都市共和国であり、当時はまだスイス誓約者同盟に加盟していなかった[6]。ジュネーヴはルソ

                                                                  ジャン=ジャック・ルソー - Wikipedia
                                                                • 話の噛み合わない馬鹿なコメントする奴〇ねよ

                                                                  書いた人間じゃないが、 片山さつきに人権思想を教える上から目線の愚かさ http://anond.hatelabo.jp/20121213140521 を読んで、ブコメ見て、うんざりする。 馬鹿が居るから。 まあ馬鹿は至るとこに居るが、目に付いたので罵っておく。 まず元増田が言ってるのは要約するとこうだ。 1・片山さつきは学歴やキャリアから考えて、ルソーだの人権思想だの全部知っててああいう発言をしている。 2・だから片山さつきの発言を無知のゆえだと思って教え諭そうとしてる人達はナンセンス。 (彼女の知識や理解は説教しようとしてるだいたいの人より上なのだから) 3・馬鹿や無知なのではなく曲学阿世の徒であるから、彼女(達)を動かすには利益を見せるべき。 一言にまとめると「馬鹿なんじゃなくて打算的クズなんだよ」ってことですね。 じゃあブコメを上から順に見てみよう。 ncc1701 ネットの世界で

                                                                    話の噛み合わない馬鹿なコメントする奴〇ねよ
                                                                  • 電子辞書の「実際に名言を使ってみる」の男が悲惨すぎる件について : 暇人\(^o^)/速報

                                                                    電子辞書の「実際に名言を使ってみる」の男が悲惨すぎる件について Tweet 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/08(水) 18:12:19.02 ID:4FsUnWMi0 1:上司にガミガミ怒られた時 「セミは幸せだ。なぜなら物言わぬ妻がいるから(妻を上司に置き換える)」 ソクラテス 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/08(水) 18:16:10.99 ID:4FsUnWMi0 2:会社を辞めたいと部下に相談された時 「優れた騎手は人が敬遠する馬にあえて乗る。その馬を乗りこなせるようになれば、 どんな馬でも乗りこなせるようになるからだ。同じである。 あの女に耐えることができれば、この世の誰ともうまくやっていけるようになるだろう。 (「私があの女と別れないのも」を「私がこの会社を辞めないのも」に置き換える)」 ソクラテス 4

                                                                      電子辞書の「実際に名言を使ってみる」の男が悲惨すぎる件について : 暇人\(^o^)/速報
                                                                    • 哲学・倫理学用語集 PHILOSOPHY AND ETHICS WORDBOOK

                                                                      倫理学風研究に戻る / 生命倫理学用語集 / トップページに戻る 哲学・倫理学用語集 はじめに あいまいで無意義な語法や言語の誤用が長く学の秘義とされてきて、 ほとんど、あるいはまったく無意味な、難解もしくは不正な言葉が、 長い慣行で深遠な学識・高邁な思索と間違えられる権利を得てしまったので、 そういう言葉を話す者にせよ聞く者にせよ、そうした人たちを説いて、 それらの言葉が無知をおおい、 真の知識を妨げるものに過ぎないと承服させることは容易でないでしょう。 ---ジョン・ロック あらゆる学問のさけられない運命なのか、 哲学や倫理学の本においても、 われわれ一般人にはわかりにくい単語が多用されています。 多くの一般人は、哲学や倫理学の本を読もうとして、 「物自体」とか「実在」とか「表象」とか、 生まれてこの方見たこともない単語を目にして気を失なってしまうか、 あるいは「これは日本語ではない」

                                                                      • シモーヌ・ヴェイユ (哲学者) - Wikipedia

                                                                        ベルナール&セルマ・ヴェイユ(両親)、アンドレ・ヴェイユ(兄)、アラン、ジュール・ラニョー[1]、プラトン、ギリシア神話、ギリシア文学、マルクス・アウレリウス、ルネ・デカルト、ジャン=ジャック・ルソー、バールーフ・デ・スピノザ、ニッコロ・マキャヴェッリ、レフ・トルストイ、ラシーヌ、オノレ・ド・バルザック、ウィリアム・シェイクスピア、ピエール・ジョゼフ・プルードン、カール・マルクス、トーマス・エドワード・ロレンス、新約聖書、聖フランチェスコ[要曖昧さ回避]、十字架のヨハネ、鈴木大拙、バガヴァッド・ギーター、マイスター・エックハルト、ウパニシャッド、グノーシス派、カタリ派など シモーヌ・ヴェイユ(ヴェーユ、Simone Weil, 1909年2月3日 - 1943年8月24日)は、フランスの哲学者である。父はユダヤ系の医師で、数学者のアンドレ・ヴェイユは兄である。 ヴェイユは第二次世界大戦中に

                                                                          シモーヌ・ヴェイユ (哲学者) - Wikipedia
                                                                        • ニセの問題の見分け方/ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』について - 学者たちを駁して

                                                                          上手に問題を出す 答えを出すことよりも質問することの方が難しい。質問の仕方が不味ければ正しい答えを出せるはずもないし、答えが見つからずに悩んでいる時は質問の仕方がそもそも良くない場合が非常に多い。或る問題が一向に解決を見ないのは、答えばかり知ろうと焦るあまりに、問題を上手に立てることをおろそかしているからではないだろうか。 ちきりんでも室井佑月でも、なんか学校でいた「この問題わかんないから答え教えて! 難しいことわからないので答えだけでいいから!」っていう友達思い出すんだよねえ。お前、答えだけ聞いてわかったつもりになっても、なんでその答えになるか考えられないと意味ないだろう、みたいな。— 津田和俊@てっぽう撃つでぇ (@kaztsuda) 2015年1月6日 たとえ正しい答えを知ることができたとしても、その答えを出すに至るまでのプロセスを知らなければ、学生がよくやる一夜漬けのその場しのぎと

                                                                            ニセの問題の見分け方/ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』について - 学者たちを駁して
                                                                          • ナウシカあるいは旅するユートピア

                                                                            ナウシカあるいは旅するユートピア ――ロバート・ノージック、笠井潔、そして宮崎駿―― 稲葉振一郎 『季刊窓』22号(1994年12月) はじめに このほど完結したマンガ『風の谷のナウシカ』(徳間書店、以下マンガ『ナウシカ』と略記)を通読してみれば、この10余年を通しての宮崎駿という一人の表現者の凄まじい思想的苦闘をそこにみて取ることができる。 雑誌『アニメージュ』(徳間書店)でのマンガ『ナウシカ』連載開始が1982年であるから、完結までに要した時間は単純計算で12年間ということになる。しかもこのマンガ『ナウシカ』のアニメーション化であり、「宮崎駿」という名前を世間一般で通用するブランドとすることともなった劇場用アニメーション『風の谷のナウシカ』(徳間書店=博報堂、以下アニメ『ナウシカ』と略記)の興行が1984年であったから、本来マンガ家ではなくアニメーター、単独の芸術家的職人ではなくチーム

                                                                            • 20世紀の倫理-ニーチェ、オルテガ、カミュ - 内田樹の研究室

                                                                              『ペスト』がいきなり売れ出したということで、集英社の伊藤さんからカミュ論の旧稿をウェブに上げたいという提案を頂いたけれど、これがとてもそのままではお目にかけられるようなクオリティではない。その時にHDの筐底から「こんなもの」が出て来た。たぶん1995年くらいに大学のリレー講義の一部で、「20世紀の倫理」というのを3回くらい担当したことがあって、その時に作ったノートである。そのあと大学の紀要に載せたのだけれど、単行本には採録されていないと思う。カミュ論の部分はのちに改稿して『ためらいの倫理学』という論文になって、同名の論集に収録されている。前半の「倫理についての思想史的概説」は学生向けに書いたので、たいへんにわかりやすい。 1・倫理なき時代の倫理 神戸の小学生殺人事件のあと、あるトーク番組で「なぜ人を殺してはいけないんですか?」と発言した中学生がいて、物議をかもしたことがあった。おそらく、彼

                                                                              • 往年の名画と現代の絵師がコラボレーション! 画集「絵師で彩る世界の名画」が時間を超えた美しさ

                                                                                現代の絵師さんたちが歴史的な名画を模写した作品を1冊にまとめた「絵師で彩る世界の名画」が、5月26日にサイドランチより発売されます。 絵師で彩る世界の名画 模写の歴史は古く、かつてはゴッホやモネ、ルノアールなどの印象派の画家たちが日本の浮世絵を賛美し、模写を行いました。同書では日本のアニメや漫画文化を支える「絵師」たちが往年の名画の模写に挑んでいます。 今回登場する名画は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、ゴッホの「ひまわり」、ムンクの「叫び」、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」など43作品。模写をしたのは漫画「ヤマノススメ」の作者しろ先生や、イラストレーターの和遥キナ先生、メダロットの原作者でメカデザイナーのほるまりん先生など43人の絵師さんです。 真珠の耳飾りの少女、ひまわり、ディヴァン・ジャポネ、日傘をさす女 フォリー・ベルジュールのバー 蛇使いの女 イラストの近くには元になった名画や

                                                                                  往年の名画と現代の絵師がコラボレーション! 画集「絵師で彩る世界の名画」が時間を超えた美しさ
                                                                                • 性善説と性悪説 - Wikipedia

                                                                                  性善説(せいぜんせつ)と性悪説(せいあくせつ)は、「人はみな生まれつき善の性質をもつ」とする説と「悪の性質をもつ」とする説。 古代中国の儒家の『孟子』と『荀子』の説に由来する。日本では明治時代に西村茂樹や井上哲次郎が哲学・倫理学の問題として再解釈した[1][2][3]。そこから派生して、現代の日本では様々な文脈や意味合いで使われる。 本項では、世碩の性有善有悪説、告子の性無善無悪説、王充や韓愈の性三品説(せいさんぴんせつ、せいさんぽんせつ)[4]といった、関連する他の説についても述べる。 解説[編集] 現代の日本では、性善説は「人はみな善人である」という楽観主義、性悪説は「人はみな悪人である」という悲観主義、といった意味合いで広く使われる[5][6][7][8]。しかし本来は、楽観主義や悲観主義ではなく[5][6][7]、どちらも「教育の重要性」を主張するための説だった[7](詳細後述)。

                                                                                    性善説と性悪説 - Wikipedia