シアニン📚図解×言語化力 @antoshia2n ストレスフルで忙しいあなたへ。アメリカカウンセリング学会推奨のストレス解消法を、100個図解しました。 pic.twitter.com/NFsyybJQAu
7歳長女は、些細なことで不機嫌になるタイプだ。 そのせいで揉めることが多く、でも本人に悪気はないし…と悩んでたんだけど、 最近長女と一緒に編み出した対応策がすごく良かったので書き留めておこうと思う。 その対応策は、"不機嫌になった後にハグする"こと。 下に詳しく解説書くので、すごく長くなるけど、ぜひ読んで欲しいし、よければ参考にして欲しい。 長女の性質 私の長女は本当に「え!?」と思うことで傷ついて不機嫌になる(ちなみに眠い時は傷つきやすさ5割増になる) どうも言葉を深読みしすぎて、こちらが意図してない形で受け取ってしまうらしい。 たとえば下の子が泣いた時に「赤ちゃんを産んだ後の女の人って、赤ちゃんの泣き声を聞くとすごく辛い気持ちになるんだよ」と言うと「じゃあ私なんていなくてもいいんだ!」と言ったり(下の子の方が可愛いと言われたと思い込んだらしい) 会話の中でふと昔のお笑いネタを思い出して
► 2025 ( 97 ) ► 04/06 - 04/13 ( 1 ) ► 03/30 - 04/06 ( 7 ) ► 03/23 - 03/30 ( 7 ) ► 03/16 - 03/23 ( 7 ) ► 03/09 - 03/16 ( 8 ) ► 03/02 - 03/09 ( 7 ) ► 02/23 - 03/02 ( 7 ) ► 02/16 - 02/23 ( 8 ) ► 02/09 - 02/16 ( 7 ) ► 02/02 - 02/09 ( 7 ) ► 01/26 - 02/02 ( 8 ) ► 01/19 - 01/26 ( 9 ) ► 01/12 - 01/19 ( 7 ) ► 01/05 - 01/12 ( 7 ) ► 2024 ( 393 ) ► 12/29 - 01/05 ( 9 ) ► 12/22 - 12/29 ( 8 ) ► 12/15 - 12/22 ( 8
仕事は挑戦の連続です。経験を積み、スキルが上がり、評価されるほど、難易度が高い仕事に関わるようになります。そこには必ず苦難があり、ストレスが待ち構えています。 ストレス学説の生みの親であるカナダ人生理学者のハンス・セリエ氏は、「ストレスは人生のスパイスである」という名言を残しています。確かにストレスは必ずしも悪いものではありません。 例えばパフォーマンスとストレスレベルは、逆U字の関係にあります。あるレベルまではストレスレベルの高まりに従ってパフォーマンスは向上し、あるレベルを超えるとパフォーマンスは低下します。この法則は心理学者ロバート・ヤーキーズとジョン・ドットソンの名前を取り、「ヤーキーズ・ドットソンの法則」と呼ばれています。 この法則に従えば、仕事で高いパフォーマンスを発揮したいなら、ストレスをゼロにするのではなく、適度なレベルにコントロールしなければなりません。そのために必要なの
むかし、「35歳を過ぎると、急に頑張らなくなる」という話を書きました。 「中年の危機」です。 なぜ35歳を超えると頑張らなくなるのか。それはロールプレイングゲームの終盤と同じだから。 私の世代であれば、ドラゴンクエストや、ファイナルファンタジーといったRPGに熱中した方も多いだろう。 だが、私は「最後までやりきったゲーム」が異常に少ない。 なぜなら、いつもラストダンジョンになると、やる気を失ってしまうからだ。 序盤はとても面白い。自分が強くなる実感が得られるし、新しい世界が次々に広がっていく。 ところが、中盤を経て、終盤になると、とたんにゲームはつまらなくなる。 作業的なレベル上げ。 探検しつくされた世界。 有り余るお金。 そうだ。 操作するキャラクターは強くなっているはずなのに、そこには「可能性」が無くなっているのである。 キャラクターが育ち、謎がとけ、世界の広がる可能性だ。 「可能性」
人間が備えている認知バイアスのうちもっとも凶悪なものは、自分の経験した苦労はそれがどれほど無意味なものであろうと有益だったと考えたがる傾向だろう。生が本質的に不合理なものである以上、僕たちは不可避的に全く無意味な労苦や不幸に見舞われる―――しかもこれといった理由もなく。人は、そういった不合理が耐えがたいために、自分の経験した不幸や労苦には何らかの意味があったと正当化することで精神の平衡を保とうとするのだ。 たとえば、ある会社の新入社員は毎年全く根拠のない精神論的訓練で構成された研修で人格否定を受けるのが習わしになっているとしよう。罵倒されたり大声を出したり走り回ったりわけのわからない文言を復唱させられたりする。これらの経験はその時ばかりは耐えがたい屈辱、無意味な苦行に過ぎないが、時間を経るほどに記憶に対してはこの経験を正当化しなければならないという力がはたらく。すると、これらの苦痛の経験が
「間違った事をやった人をグーで殴ったら犯罪だけどさ、知識でもって他人を詰めたら、それは”正しさ”として処理されるのは何でなんだろう?」 かつてある人がこう言っていたのを聞いて、確かになぁと思った事がある。 知識の力で他人を殴る魅力に取り憑かれた人の話 以前、自分の同僚に非常に勤勉で情熱的な仕事をする人がいた。 その人は連日日夜、早朝から遅くまで働き、他を圧倒するパフォーマンスを出していた。 最初の頃はその人の仕事っぷりに尊敬の念を抱いていた。 だが、ある時、僕を含む様々な人に対して”正しい”知識でもって攻撃的な態度を示していたのをみて、ちょっとした違和感をおぼえるようになった。 その人の言っている事は、確かに科学的な意味において正しい。誤った事をしていたのは、その人の周囲の人だったのは、間違いなく事実ではある。 ただ…その正しさでもって他人を攻撃する様は暴力的であった。その人は僕を含む様々
たいていの人間は幸せでありたいと願う。では、幸せを感じる「要素」あるいは「尺度」は何なのか。既に、多くの人がこの問題を考えている。 私は、このほどこの問題に暫定的な結論を得た。人の幸福感は殆ど100%が「自分が承認されている感覚」(「自己承認感」としておこう)で出来ている。そう考えざるを得ない。 現実には、例えば衣食住のコスト・ゼロという訳には行かないから「豊かさ・お金」のようなものが必要かも知れないが、要素として些末に見える。また、「健康」は別格かも知れないが、除外する。 「自由度+豊かさ」、「富+名声」、「自由度+豊かさ+人間関係」、「自己決定範囲の大きさ+良い人間関係+社会貢献」、「自由度+豊かさ+モテ具合」、などなどいろいろな組み合わせを考えてみたが、まとめてみた時に何れも切れ味を欠いた。 <「モテ具合」の特殊性> ただ、一点「モテ具合」という項目が異質で且つ重要であることが分かっ
By Matthew Yohe, CC BY-SA 3.0十代の子たちの不幸を説明するもっとも有望な要因「テレビなんてぶち壊せ / 新聞なんて投げ捨てろ / 田舎に行こう / 家を建てよう」――ジョン・プライン アメリカで広まっている十代の不幸について,興味を引く議論が続いている.発端は,疾病対策予防センター (CDC) の調査報告だ.これによると,アメリカの高校生たちのあいだで,哀しみや無力感が増えてきている.とくに女の子で顕著だ.たんに,聞き取り調査に対してみんながこれまでとちがう回答をしているだけじゃない.十代の自殺者も増えているし,不安や鬱の症状も増えている.2012年~2013年ごろから,事態が悪化しはじめている: Source: Twenge (2020)考えうる理由のひとつは,「2011年よりも世の中がずっとひどくなってしまったから」というものだ.テイラー・ローレンツが言うよ
めっちゃ自慢したいけど、親とか友達とかまわりの誰にも言えないからここで自慢するわ。 あ~~子なし専業主婦だけど、ほんっっと毎日最高にラクで平和だわ~~~ 旦那は優しくて大雑把だから家事も適当でいいし、毎日洗濯ぐらいしかしてないわ~~ あとは人の金で漫画買ったり、新宿御苑に散歩しに行ったり、デパ地下でケーキ買って食べるくらいしか予定がない~~最高~~~ 社会と繋がってないし、勉強もしてないし、運動もしてないし、履歴書のブランク絶賛更新中だけど、もはやどうでもよくなってきた。 転勤族と結婚する前は「成人した人間はサスティナブルな労働をし続けなけばならない」とか思ってて、 氷河期の地獄就活を経て、22歳から29歳まで、ブラック気味な中小企業で一生懸命働いて、 転職して給料あげたり、頑張りすぎて鬱になったりして苦しんでたけど、 いざドロップアウトして専業主婦というニートしてみたら、生きててまじでま
この調査の最大の特徴は「近所の家が留守のとき、その家(およびペット)を見守るか」という質問(研究内では“TOTORO”と呼称)を操作変数として取り入れたことだ。 他人のペットを世話することで、ペット飼育の喜びや価値を直接体験し、自分もペットを飼いたいという意欲が高まる。一方でペットの世話をしなくても、そもそも近所と良好な関係を持つ人は生活満足度が高く、生活満足度が高い人がペットを飼ったにすぎないと推測できる。 TOTOROを操作変数として使用することで「幸せな人がペットを飼う傾向がある」のか、あるいは「ペットの存在が人を幸せにする」のかという因果関係の方向性を統計的に推定することが可能になる。分析結果からも、TOTOROはペット飼育と統計的に有意な正の相関関係を示しており、操作変数として適切に機能していることが確認されている。 分析の結果、猫と犬の飼育はともに生活満足度を大幅に向上させるこ
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 法政大学の研究チームが発表した「猫と共に探求する新たな睡眠価値の創出」は、寝床がいつも変わる猫の横で寝る睡眠手法を検証した論文だ。猫の横に寝袋を敷き24日間一緒に寝た際に、身体的・心理的にどう影響するかを従来のベッドや布団で寝る睡眠スタイルと比較し考察した。 猫の睡眠場所は、お気に入りの場所がある程度決まっているが、複数の要因(触感、温度、灯、賑わい、狭さ、気分など)でさまざまな場所を都度選択する。この予想できない多様性を利用して、被験者の飼い猫5匹と24日間一緒に寝る実験を行った。5匹のうち、毎晩1匹を任意に選択し、その猫のすぐ隣に寝袋を敷いて寝床とする。 睡眠中はFitbitを装着し、
2015年に、社員の最低年収を770万円に設定すると発表したダン・プライス氏が、5年が経ち、ビジネスが成功していることを報告した。(フロントロウ編集部) 社員の最低年収を770万円に 2015年に、自身の年収を1億2,000万円(110万ドル)から770万円(7万ドル)に減らし、代わりに社員の最低年収を7万ドルにすると発表した決済代行会社Gravity PaymentsのCEOダン・プライス氏。当時30歳という若さで大きな決断をした彼は称賛され、一躍時の人となったけれど、一方で、社会主義的だ、売名行為だ、といった批判も多かった。 彼はその決断をした理由の1つに、友人の家の家賃が約2万円(200ドル)あがることになり、その支払いに苦労している様子を見たことがあると、英BBCのインタビューで明かしている。また、従業員にも直接給与について意見を言われ、長らくアメリカで問題となっている、経営者と従
最新の「ジェンダーギャップ指数」によれば日本の男女不平等ランキングは156カ国中120位。統計データ分析家の本川裕氏は「マスコミは女性がひどく差別される国=日本という論調ですが、国連の『ジェンダー不平等指数』では162カ国中24位で、米英などより順位は上でした。また、日本の男性より女性のほうが一貫して幸福度が高いという調査もあります」と指摘する――。 「日本はひどく女性が差別される国」は正しいのか 日本の男女不平等ランキングは、156カ国中120位……。 3月31日、スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」が作成した「ジェンダーギャップ指数」の最新データが公表された。「経済」「教育」「政治参加」といった分野での男女格差を指数化したものだ。日本の男女不平等の総合ランキングが156カ国中120位で、突出した男性優位社会(女性差別社会)という結果をマスコミ各社は大きく取り上げ、社説のテーマにし
今回の通り魔事件を受けて #幸せそうという理由で私たちを殺さないで、というハッシュタグで 幸せそうな写真を投稿しようというトレンドがフェミニストを主導に起こっており、 続々とインスタっぽいリア充感あふれる女性の写真が投稿されている。 https://twitter.com/fuemiad/status/1423839849925148674 弱者男性とフェミニストの見えてる世界のあまりの断絶に言葉を失っている。 恵まれた人を憎んだ犯行に対する抗議として幸せそうな写真を次々アップすることで フェミニストは社会をどの方向に導きたいのだろうか。 今回の犯罪は厳罰に処するべきだと思う。 ただ、犯人は社会の底辺に追いやられて、クソみたいな人生を送ってきたと自供している。 おそらく彼のような弱者男性は多くいるのだろう。そして、その多くは犯行に及ばず自殺するか、ホームレスになるかしているのだと思う。 彼
幸せに感じる人間関係を築くにはどうすればよいか。心理学者の内藤誼人さんは「親しく付き合うような強い絆などなくとも、うわべの付き合いからでも、私たちの幸福感は十分に高まることが心理学の研究でわかっています」という――。 ※本稿は、内藤誼人『気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。 人間関係に濃さや深さは関係ない 「上っ面の人間関係ではダメだ」 「人間関係というのは、濃さや、深さが大事なんだ」 もし読者のみなさんがこのように考えているのなら、それは間違いだと申し上げておきましょう。人間関係というものは、うわべの付き合いでも十分なのです。 もちろん、濃密な人間関係を否定するものではありません。ものすごく親密な付き合いができるのなら、そうしてください。 だけど現実問題として、職場の人や、ご近所の人たちと、そんなに濃密な付き合いができるもの
自分で作ったくせに鈍臭いやつだ 私は今日はお休みだったから届けてやろうかと思ったけど「昼休みに家に帰って食べるからいい」というから放っておいた 夫の職場は車で15分の距離 帰ってきて食べるのもまあ可能だ 昼になって待ってると夫が帰ってきたので、いっしょに昼ごはんを食べた 夫は弁当で、私はレンチンするだけの麻婆豆腐とご飯 食べ終わったらもう職場に戻る時間 忙しない 出発前にハグとチューをする いやお前それ朝もしたろ 何回するんや さらに「弁当忘れたおかげでいっしょにご飯食べれてよかった。元気出た」とかいうし 新婚夫婦か? いや違う もう結婚してからかれこれ10数年は経っている 恥ずかしいわ そもそもいつも「かわいい」とか「好きだ」とか言いすぎ こちとら小学生の子どもがいる普通のおばさんなんだよ 恥ずかしいわ でもまあ、悪い気はしないけど そろそろ夫が帰ってくる時間 晩御飯は好物のハンバーグに
今回は東大卒の幸福度が上がりにくい理由に関して考えてみたい。 東大を卒業して結構な年数が経過し、今でも多くの東大卒と業務上でもプライベート上でも関係を有している。業務上では、深い話をすることはないが、プライベートになるとやっぱりそこでは、色んな悩みを聞くことがある。 世間一般では、「東大に入ると」「東大を卒業すると」幸福で豊かな人生が待ち受けていると考えられている。 筆者自身は必ずしもそうではないと思うし、周りの東大卒と話していると複雑な気持ちになる瞬間が多い。 今回はこれまでの筆者自身の経験を基に東大卒の幸福度が上がらない要因に関して、考察してみたいと思う。 結論としては以下の要素を挙げることが出来る。 【東大卒はその肩書にふさわしい進路選択を要求される】 【勤務地が都心に限定され、可処分所得や時間が増えない】 【ギリギリ上が見えてしまう微妙なポジショニング】 【高校で医者を選択した同期
結婚は孤独の解決策になるのか 結婚を支持する人たちは、カップルとして生きること、あるいは家族で生きることは、孤独を防いでくれると主張する(※1)。 しかしながら、結婚生活が本当に孤独を減少させるかどうかという問いとそれへの答えは、検証が可能であり、また、検証するべきものだ。もちろん、幸せな子どもたちのいる、幸せな結婚生活で、家族が愛しあっているなら、当然、恩恵はあるだろう。 問題は、あらゆる年齢層のすべての人々にとって、さまざまなシチュエーションにおいて、たとえば、別離や離婚、配偶者の死亡に終わった場合であっても、結婚が平均的に見てすぐれた解決策かどうか、ということだ。 それを考慮に入れて、結婚は孤独に対するよいソリューションかという質問への回答をシンプルな図にまとめてみた(しかし、もっと複雑な事情があることは、後に紹介する)。図表1を見てほしい。 結婚はシニアの生活を孤独にするという衝撃
でら(十勝で子育てどうでしょう) @aerolitkurofune 北海道の十勝で細々と家族4人(妻、娘6y2m、息子3y6m)で暮らしています。相模国出身、憧れの北海道に住んで10年以上。 十勝での子育ての様子をゆるく投稿。時々物申します。元せんせー。 ⑪☆育児垢さん大歓迎です☆⑪ でら(十勝で子育てどうでしょう) @aerolitkurofune 子どもを授かった以上、キチンとご飯を食べさせたり、色んなところ連れてったり、色々してあげるし、しなきゃいけないと思うんだけど、 子どもにはそれを親だから当たり前!と思って欲しくないんだよなぁ。 このモヤモヤわかる人おらん? 2023-08-11 20:55:51
先日、僕の主催しているPLANETS Schoolで、占部まりさんと議論した。テーマは「これからの医療とコミュニティ」だ。占部さんは宇沢弘文の長女であり、宇沢経済学の「社会的共通資本」という観点を交えながら医療とコモンズやウェルビーイングといった概念とのかかわりについての議論を展開してくれた。詳細はPLANETS Schoolの動画アーカイブを確認してほしいが、今日はそこから派生した別の議論について考えてみたい。 会員募集中です!そもそもの問題として、僕は「ウェルビーイング」という発想が実は苦手だ。もっと言ってしまえば、批判的ですらある。というのも、この「ウェルビーイング」という発想自体が、愚行権を軽視しているというか、「幸福」というものについて根本的に取り違えてしまっているところがあるのではないかと、僕にはどうしても気になってしまうからだ。 この「ウェルビーイング」という発想はどこかで、
人はなぜ物を欲しがるのか:私たちを支配する「所有」という概念 作者:ブルース・フッド白揚社Amazon人間にとって「所有」とは重要な概念だ。何一つ持たずに暮らしている人などそうそういるはずもないし、年末年始には毎年何を買って(所有して)良かったのかの振り返りが上がる。車や家など、所有がそのまま人生やその人の価値観や立場をあらわすステータス、象徴になるものも多い。所有しているものは自分の一部なのである。 われわれは新しいモノを買って所有しても、次はさらにもっと良いものを所有できないかと考える。その欲求には終わりがない。モノを所有することで、人はそれが奪われたり損なわれたりするのを恐れるようになり、行動に歪みが出ることもある。 モノを所有することで幸せになれると私たちは考える。だがむしろ、所有によってかえって惨めさが増すことも少なくない。富の蓄積にやっきになった一生をふり返り、「ああ、いい人生
僕は経済学研究科に所属する大学院生です。 ただし経済学の中でも特殊な領域を専攻しており、「どんな社会が”良い"社会か?」「”公平な"資源の配分とは何か?」など哲学的な問いを扱っています。 この記事では、初歩的な数学以外は前提知識なしに、社会的選択理論(経済学の一分野。社会についての哲学的な問いに対して数学でアプローチする)のイメージを共有してみたいと思います。具体的にはより細かいテーマとして最近取り組んでいるPopulation Ethicss(人口倫理)について取り上げます。 Population Ethicのモチベーションを紹介しながら、Ng(1989)によって示された不可能性定理を証明も含めて説明します。 「数学をこんな問題を考えるのに使っているんだ!」「経済学の中にはこういう領域もあるんだ」みたいなことを共有できたら嬉しいです。 長い旅にはなりますが、ぜひ経済学の中でも特殊な世界を
(2018年に「知の見取り図」というwebサイトからインタビューを受けて公開された(少し反響もあった)ものなのだけど、どうも本家のサーバーがずっと落ちているようなのでこちらに転載することにしました。インタビューの文脈としては「哲学科の学生は岩波文庫を全部読め」といった趣旨のことを言っている先生がいたので私は全く反対ですという意見をtwitterに書いたら多少バズってしまってそれで依頼が来たのだと思う。インタビュアーの方も政治哲学の知見をかなり持っている方で楽しくお話しできました。) 以下、本文 小難しい本を何冊も読むことが哲学を始める最初の一歩として相応しいわけではない。どんな順番でどんな本を読んだら良いのか、それらを推薦する理由は何か。慶應大学で倫理学を教える長門さんからお話を伺った。 目次 [hide] 1 自己紹介とこれまでの経緯 2 哲学や倫理学にまつわる偏見 3 長門さんの研究内
人間の脳には移動に喜びを感じる特別な幸福回路がある 幸福回路は記憶を司る海馬と快楽を支配する線条体の間に配線されていた 新しい移動を行うことで誰でも幸福回路を強化できる 「散歩に出歩いて、ちょっと新しい道を進んでみたらすごく楽しかった」―― 新たに行われた研究では、そんな幸福体験を科学的に裏打ちするような結果が得られました。 研究では、人間の脳は「多様性や新規性のある移動」を検知すると報酬系を作動させ、喜びや幸福感を生み出すことが分かりました。 これまでにも、マウスなどの動物によって移動が脳の報酬系を活性化させることは知られていましたが、人間で同じような、「幸福発生回路」がみつかったのは初めてです。 では、最大の幸福感をうみだすにはどのような移動が最適なのでしょうか?
遠藤シマ子さんは、86歳の今も現役のヘルパーだ。毎週2回、早起きしてバスで全身まひの男性宅へ通い、身の回りの世話全般を担当する。帰宅は深夜になることも多い。 東京・新宿区の都営団地「戸山ハイツ」で独り暮らしをしている。総戸数約3千戸の大規模なマンション群は、1960~70年代に建てられた。当時は、好立地や手ごろな価格から爆発的な人気を呼んだが、現在は住民の半数以上が65歳以上の高齢者とみられている。都心に生まれた局所的な「超高齢社会」。遠藤さんは昨夏、友人を失った。孤独死だった。「明日はわが身だわって思ったの」。日本の「未来の縮図」のような場所で今、何が起きているのか。(共同通信=鷺沢伊織) ▽70年代は入居時に抽選、1500倍 戸山ハイツは、JR新宿駅の北東約2キロの地点にある。戦後の住宅難を解消するため、GHQの提唱によって旧陸軍の学校跡地に平屋が建てられた。その後、中高層住宅への建て
東京高校受験主義 @tokyokojuken Xはヤンキー的文化を毛嫌いする人は多い。しかし、マイルドヤンキー層が根付く郊外を経験すると、彼らこそが日本の土台を支えていると痛感する。むしろ、この層が増えることで少子化が抑えられ、幸福が広がるのではないかとさえ思う。彼らをこちらの価値観に引き込むことに、深い罪悪感を覚える。続 2025-02-08 03:25:22 東京高校受験主義 @tokyokojuken 貧困エリアとマイルドヤンキーエリアは、似て非なるものだと思う。前者には「救わなければ」という切実な想いが湧く。教育という手段で「未来の可能性」を示してあげたくなる。一方、後者には「彼らの幸せの定義を乱していいのだろうか」という葛藤を抱く。 2025-02-08 03:25:22 東京高校受験主義 @tokyokojuken かつて、マイルドヤンキー地域で塾講師をしていた。中3以降、救い
増田の夫です。妻がちょっとバズってて嬉しくなりました。 妻は文章にも天真爛漫で能天気な性格がそのまんま表れててすごいなあ。 (小学生みたい、とか猫かな、とかコメントに書かれてるけど、リアルな妻もそのままで頷くばかり) たくさんのコメントを読んでて、思うことがあったので妻に便乗して書いてみようと思います。 「本当に働かなければならないのか?」と「2人の関係の多様性」について。 まず妻は僕の良い面ばかり書いてくれているけれど、実際他の人から見ても良い夫かと言うと微妙だと思います。 幼少期から何か突き詰め続けていくようなことが得意だったので、自然と勉強に熱中して東大に入れたけど、まぁコミュ障なので、 周りに興味を持ったり、人との関係を自分から作りに行ったりとかはすごく苦手で、能力の出来不出来が激しいので(勉強も含む)、 普通に合わせろと言われるとやや生きづらい、そんなタイプです。 仕事や勉強に特
国公立大学医学部医学科、それは入るだけで将来が約束される夢の学科。 私立大学の学費が数千万円という大金にも関わらず、国立大学の学費は年間52万円ほどと格安。 奨学金を借りれば、一銭もお金をかけずに入学、卒業することも可能。 医師国家試験の合格率は90%程度と卒後は医師としての道が約束される。 もちろん年収1000万円超えも約束される。 そんなバグった好条件の大学の競争率が低いわけがない、 当然多くの高校生が国立大学医学科を目指す、 中には5浪というツワモノもいる、それ以上も.... そんな人生保証レールだが今現在、他の大学に大差をつけて、最も入りやすいであろう国立医学部が存在する。 タイトル通り徳島大学である。 それではその理由について説明していく。 今回は徳島大学医学科に入りやすい理由を述べるだけで、他の大学については言及しない。 それでは始める。 まずはボーダーを見ていこう。 パスナビ
良い気分が長続きしない、残念な理由The Atlanticが伝えたところ、イェール大学「心理学と幸せな人生」の授業を担当しているサントス教授によれば、 私たち人間は生まれながらにして大きく分けて2つのバイアスを抱えています。 そのバイアスが人生で起こる素晴らしい出来事に対して喜び、そして感謝する気持ちを継続させることを難しくさせているのです。 この2つのメインバイアスについて、よく理解し、そのうえで日々どのようなことに気をつけて過ごすべきかを考えると良いのだそう。 最初のバイアスは「私たちの脳は何度も繰り返して起こることに順応してしまう癖がある」こと。 サントス教授によれば、これは心理学用語では「快楽順応」と呼ばれ、何か素晴らしい出来事が起こったときには最高な気分になるのに、少し時間が経つにつれてその状態に慣れてしまい、最初のころに感じていた高揚感がなくなってしまう、というもの。 これは誰
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています とってもかわいい、Twitter発の漫画『ちいかわ』。今ではグッズも多数販売されあちこちで見掛ける人気キャラクターです。つぶらな瞳のかわいらしい姿は、作品は知らなくても一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。 『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』1、2巻 マスコットが過ごす優しい世界っぽさのある『ちいかわ』。けれども『ちいかわ』をTwitterや単行本でちゃんと読んでいる読者はみんな、知っているはず。『ちいかわ』の世界は全然優しい世界じゃなくて、だいぶ過酷だということを。 ちいかわ、ハチワレ、うさぎの仲良し三人を中心にした、メルヘンな作品なのは間違い有りません。作品の半分くらいは、この世界でのんびり過ごす3人のほんわかストーリーです。ただそのバックボーンになる世界観がだいぶハードコア。 最近だとちいかわの更新と一緒に、『ゴール
日立製作所は、人の幸福度を計測して企業などに提供する新しい会社を設立することになりました。新型コロナウイルスをきっかけに働き方が大きく変わる中で、幸福度を高めることで組織の活性化を支援するねらいです。 この会社が手がけるアプリはスマートフォンの加速度センサーを使って、本人が気付かない体のわずかな動きや揺れを計測し、他の人とのコミュニケーションをどのように取ったか分析します。そして、周りの人の幸せにどれだけ貢献したかを「ハピネス関係度」と名付けて数値で表示します。 日立が10年以上にわたって実証実験を重ねた結果、数値が高い人が多いほど組織が活性化するといった関連性が確認されたということです。 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにテレワークが普及するなど、働き方が大きく変わる中、新会社は社員の幸福度の計測と分析を行い、具体的な改善策を提案するといった事業を検討する方針です。 新会社の代表を
21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー晶文社Amazon 去る12月、『21世紀の道徳』という書籍が出版された。筆者は、日本暮らしのアメリカ人にしてブログ『道徳的動物日記』を書いているベンジャミン・クリッツァーさんで、これまでも活発に議論をしてらっしゃった方だ。 そういう出自の方がアップトゥデイトな書籍と古典を紐解きながら、現代の道徳的問題を縦横に論じたのが本書、である。 とはいえ、同書を21世紀の道徳ダイジェストとみるのはたぶん違うと思う。いや、もちろん同書には『学問の意義』『動物倫理』『ジェンダー』『進化論とリベラル』といった道徳と縁の深い話題が並び、さまざまな書籍が紹介されているのだけど、総花的に紹介されているわけではなく、たとえば『ブルシット・ジョブ』や現代フェミニズムの書籍の幾つかなどは、かなり批判されている。でもって、通読すると筆者の道徳観が浮かび上がってきて、「なる
YouTubeで「TEDカンファレンス」の映像を見て、背筋が震えるほどの感動を覚えました。「人生を幸せにするのは何?」……なんとシンプルに最も大切で重要なことを伝えているのだろう! と。 一生を通して私達を健康で幸福にしてくれるのはなんでしょうか。 ――最高の未来の自分のために投資するべきものとは? ――自分の時間とエネルギーを使うべきものとは? ――最も大切な人生の目的とは? これはハーバード大学が1938年から約80年、724名の男性を調査し続けた史上最も長期間にわたって成人を追跡した研究です(ハーバード成人発達研究)。そして4代目所長のロバート・ウォールディンガー教授によると、その答えは…… 「私達を健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」なのです。 はぁ? と感じる人もいるかも知れませんが、50歳を超えた多くの人はうなずき、共感することでしょう。私も人間育成の仕事に34年従事し
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く