鬱(うつ)気味のときは何もしないでゆっくり休むが正解とされるようになって、よい風潮だと思っている。そうなんだけれど、いざ休むとなると、罪悪感にさいなまれ、休んでいる自分にメンタルをさらにやられる、ということもあったりする。 実は、余暇研究の知見からは、余暇時間が増加するほど、幸福度が低下するという研究結果が出されている。考えられる理由として、過重労働文化の影響があって、平日に何もしないことでかえって罪悪感が増すのではとも言われている。休むのも辛い、という状況はこれではないかと。 例として、この韓国の成人を対象とした大規模データ分析による研究。 Lee, K.J., Cho, S., Kim, E.K. et al. Do More Leisure Time and Leisure Repertoire Make Us Happier? An Investigation of the Cur