未来を生きる若者のひとりとして、ポートフォリオとAO入試の拡大に反対します。学力以外で華やかなアピールポイントをたくさんつくることが出来るのは、主に富裕層の子供たちです。貧困家庭で放課後に家事を手伝っているような子供には、大人ウケ… https://t.co/OydturqEWb
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小中学生のときに学校で必要なものは、いとこのお下がりばかりで新しく買うなんてことがなかった。 自分のものだけ色褪せていたり、デザインが一昔前のもので子供ながらに引け目を感じていた。 みんなが持ってるゲームを自分だけ持っていなかったり、漫画を買うことができないことはもちろんのこと、 何より辛かったのは買えない遊べないことよりも、周りの人たちの話題に入れず疎外感を覚え続けなければならなかったことかもしれない。 高校の進学先を決めるときには、公立しか選べないのはもちろんのこと、進学校かどうかではなく就職率が高いところを選ばなければならないような感じでしか決められず、 勉強を頑張ってきたにも関わらずランクを下げての進学になってしまった。 もしも余裕のある家庭だったのなら、ちゃんとした進学校に通って、ちゃんとした大学で好きなことを勉強しながらキャンパスライフをおくってみたかった。 就職してからは、同
世界と歴史の変化を意識する 歴史の変化を意識、なんて言うと大仰に聞こえますが、「時代が変化していく途中に自分たちがいることを自覚しよう」ということです。 世界の中に、そして歴史の中に私たちはいます。そして世界はつねに動いています。ですので当然のことながら、これからどう変化していくのか先が読めれば、自分たちがどう行動すべきかもわかってきます。 たとえば私は市長だったとき、まずは地球儀を見るように俯瞰ふかんし、日本のほかの地域や世界の国、都市に視野を広げてみました。そうすると、自分たちのまちに必要ないろいろな政策が具体的に見えてきます。 たとえば明石市で実施した無料のおむつ定期便は、滋賀県の東近江市がすでに行っていました。その制度をバージョンアップして、ただ届けるだけでなく、子育て経験のある人を担当者にして、毎回同じ人が届けて話を聞けば、育児をしている人も助かるのではと考え、自分たちの市により
「親ガチャ」という言葉に込められた怒り 「親ガチャ」という言葉がTwitterトレンドに入るほど流行していたとき、興味があってワード検索をかけてみると、ネガティブな反応や嫌悪感を露わにしているつぶやきが非常に多かった。例えば「生んでもらった親に対して敬意がない」「親を『ガチャ』という言葉で否定するなんて、親が聞いたら悲しむ」という風に、親サイドの目線に立って考えている人たちによる意見が目立ったように思える。 もちろん若者であっても、親が自分を生んで育て上げてくれたことに感謝し、今も良い関係を築けている人であれば「自分の親を『ガチャ失敗』などと例えるなんて」と、「親ガチャ」に対して拒否反応が出てもまったく不思議ではないだろう。 私個人としては「親ガチャ」という言葉を好んでは使わない。しかしながら、世の中で起こっているさまざまな不平等を解決しようとするとき、なくては語れないのが「生まれ育った環
子どもの貧困率は全国平均で7人にひとり。その多くが、離婚し母親だけで子どもを育てる、いわゆる母子家庭だ。 今回の極限メシでは、国内の貧困に目を向けてみる。話を聞いたのは、貧困シングルマザーの支援を行うNPO代表の山崎ちぐさ(仮名)さん。彼女が活動する西日本の中核都市は生活保護が20人に1人、所得水準は周囲の府県の中でも低水準に留まっている。正確なデータはないが、シングルマザーの数も周囲の市町村に比べて多いと言わざるをない状況だ。 彼女はなぜ貧困家庭に手をさしのべるのか。「食料支援」を軸とした活動の中身はいったいどうなっているのか。そこからどんな現状が浮かび上がってくるのか──。 ※プライバシー保護のため、取材対象者およびエピソード中の登場人物の個人情報は伏せてあります。ご了承ください。 支援先はSOSをくれたシングルマザーたち ※写真はイメージです ──実は私自身が関西出身で、木造モルタル
父は小卒、母は中卒の貧困家庭だった…前明石市長・泉房穂が「親ガチャに外れた」という言葉に違和感をもつ理由 「自分が何かをできていないこと」への言い訳にしていないか 選挙は「ハズレ」エピソードのほうが有権者に刺さる 選挙では、「ハズレ」であるこの貧乏が、大きな武器に変わります。というのも、どれだけ人々の共感を得られるかが重要だからです。貧乏話は人々の共感をよびます。実際には、貧乏の話そのものよりも、貧乏でくやしかったことや苦しかったことがみんなの共感をよぶようです。そもそも富裕層は国民の1割にも満たないのですから、当然といえば当然です。 一方、裕福な家庭で育った「アタリ」候補者は、少なくとも自分の経歴についてはそれほど語ることがないように思います。選挙で「私は金持ちの家に生まれました」なんて言ったら、人々から反感をもたれることでしょう。 これはあくまでも一例ですが、家が貧乏だからすべてマイナ
タレントのパックンは、実は投資歴25年のベテラン投資家だ。アメリカでの幼少期を貧しい家庭で過ごした彼は、そこから資産運用の大切さに気づいて投資を続けてきた。格差から抜け出したパックンの投資マインドに迫る。 ⇒【写真】タレントのパックン アメリカの貧困家庭出身の若者を変えた「お金の教え」――幼少期はどのような環境で育ったのですか? パックン:僕の家は母子家庭で、日本で言う生活保護を受けていた時期もあります。サマーキャンプの費用を稼ぐために7歳のときにお菓子の訪問販売を、10歳のときから8年間新聞配達をするなど、子供の頃から自分でお金を稼いでいました。 ただ、ラッキーだったのは、周りからの教育。「収入より支出が上回らないようしないと!」と、母から教わったし、株の話をする友人もいました。学校の先生もマネーリテラシーを教えてくれて、投資で資産が成長する“魔術”に気づかせてもらったことです。 数百万
貧困家庭に生まれ、いじめや不登校を経験しながらも奨学金で高校、大学に進学、上京して書くという仕事についたヒオカさん。現在もアルバイトを続けながら、「無いものにされる痛みに想像力を」をモットーにライターとして活動をしている。ヒオカさんの父は定職に就くことも、人と関係を築くこともできなかったそうで、苦しんでいる姿を見るたび、胸が痛かったという。第18回は「夏休み格差について」です。 【写真】ヒオカさんが大学のゼミ合宿で訪れた瀬戸内海。旅に行けるように * * * * * * * ◆私にとっての「夏休み」のイメージ 「夏休み」と聞くと、どんなイメージが浮かぶだろう。 紐づくワードは行楽、帰省、観光など、心躍るようなものが多い。 しかし、少なくとも私にとっては、夏休みはいいものではなかった。 学生時代、学校は決して好きとは言える場所ではなかった。 でも、かといって家にも居場所はなかった。 エアコン
最近、夫と貧困について考える機会がありました。 「子供の貧困」など「貧困」という言葉を目にする機会がありますが、そもそも貧困とはなんでしょう。 わが家は貧困家庭なのでしょうか。 今回は、貧困とわが家の暮らしについて書いていきます。 目次 貧困とは わが家は貧困家庭なのだろうか 幸せな節約生活 関連記事 スポンサーリンク 貧困とは ひん‐こん【貧困】(名・形動) 貧乏で生活に困るさま。貧窮。貧苦。「ー家庭」 内容のとぼしいさま。「政治のー」 出典:旺文社 国語辞典 1の意味の「貧困」は、国・地域、機関によってさまざまな定義があり、代表的な考え方として「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2つがあります。 絶対的貧困:人間が生きるのに必要な最低限の衣食住を欠く状態 相対的貧困:ある国・地域の中で平均的な生活レベルよりも著しく低い状態 もし、わが家が貧困家庭であるとすれば、相対的貧困になるのでしょう。
皆さん、家計改善ブロガー「akatown」です。前回の限定公開記事(そろそろ消します・・・) でご存知の方も多いかもしれませんが、私はウキウキな気分で2023年をスタートしております!! ↓ (*´▽`*)未来のパートナーと行った初詣は【末吉】でもウキウキしております♪ ・・・(;゚Д゚) いざ、【凶】とかでたら凹んでたかもしれませんが(汗) 凶は、あ・・・違った・・・今日は、ガチガチの本気記事(?)の予告です。何故、敢えて⇩こちらの予告を挟んだのか?それは・・・⇩ ■新NISA記事投稿:予告をわざわざはさんだ理由■ 「お得すぎて読まなかったら「数千万円の損(機会損失)をするような内容だから」※注:釣りではありません というわけで、今回は家計最強の味方【NISAシリーズ】についての予告投稿とプラスで【前から気になっていたグーグルアドセンスブロガーさんへのご報告】をします⇒※ただの、おせっか
中学2年生の子どもがいる神奈川県内世帯の貧困率が10・1%に上ることが19日、県が初めて実施した調査で明らかになった。子どもの貧困は学力や進学率と相関関係があるとされ、黒岩祐治知事は「約10人に1人が厳しい経済環境の中で暮らしている。年齢に応じた生活状況や支援ニーズを幅広く把握したい」と述べ、分析結果を施策などに反映させる考えを示した。 県次世代育成課によると、調査は昨年8~9月、県内で中学2年生の子どもがいる家庭のうち無作為抽出した4320件を対象に実施。1715件(39・7%)から回答を得た。 貧困率は、2022年の世帯所得の中央値の半分(187万5千円)以下で暮らす世帯の割合。19日の県議会本会議で、立憲民主党の赤野孝之氏の代表質問に答えた。 保護者や中学生が望む支援は
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 コロナ
私にはいつも、居場所がなかった。 私は、中国地方の出身で、超ど田舎の超貧困家庭で育った。 幼い頃から、家では障害を抱えた父の暴力が止まず、家には本やゲームも、エアコンもなかった。 家には、学習できるどころか、安心できる居場所がなかった。 父の怒鳴り声を聞きたくなくて、いつもどうしたら家にいる時間を減らせるか考えあぐねていた。 山奥で育った私は、中学1年のとき、事情があって、引っ越しはせずに、家から車で20〜30分の距離にある街中の中学に入学することになった。 それが、私の人生の転機となる。 小学校からの人間関係がなくなった中学生活で、いじめにあったのだ。 こうして私は、家だけでなく、学校でも「居場所」を失ったーー。 中1の5月から始まったいじめによる不登校生活期待と不安が入り混じった入学式。そんな中学生生活は、わずか1カ月で終わりを告げる。 入学当初に関わるようになったのは、スクールカース
私は家賃1万5千円の地方の県営住宅、父の年収が100万円という家庭で育った(母もパートタイマーをしていたが、年収は把握できていない)。父は精神障害があり、複数回の事故や病気で体が弱い。そんな状況で、姉を含めた4人で暮らしていた。 物心がついた時から父はアルバイトや障害者雇用を転々とし、どれも長く続かず時折無職になった。それゆえ我が家は慢性的な貧困状態にあった。 幼少期から、“お金がない”ことがデフォルトであり、それを受容して生きてきた。そこに反発する気力は初めからなかったように思う。学習面や人付き合いなど、あらゆる面で選択肢の無い悔しさや、明日の見えないどうしようもない不安を味わってきた。 有り余るエピソードの中から、今回は衣食住の「衣」の部分に絞って、自分の経験を切り取ってみようと思う。 私の家と友人の家の「違い」 周囲との違いを感じ始めたのは、小学生くらいだろうか。周りの友達は市外にあ
コロナ失業8万人時代。最も深刻な影響を受けているのが、子育て中の困窮家庭の親たちだ。減収に失業……。 再就職への意欲はあっても、「ネット環境がない」「テキストが買えない」「交通費が払えない」ため、情報にアプローチすら出来ずにいるのだ。また、国や行政による就労支援にも大きな壁があった。 困窮家庭の子どもたちへの学習支援などを行ってきたNPO法人キッズドアは1月13日、記者会見を開き、全国の同団体利用者で、高校生までの子どもを持つ保護者1233人を対象に、コロナの影響について行ったアンケート調査の結果を発表した(調査期間は2020年11月から2021年1月まで)。 休校などで子ども関連の支出が増える一方、保護者は「減収」や「失業」、そして「再就職できない」ことに追い詰められていた。 ・派遣社員だった為、人員削減で失業。 ・契約社員だったが、コロナの影響で契約が終わった。 ・昨年、病気て
私は中国地方の片田舎で育った。精神障害のある父は、定職に就くことができず、アルバイトや障害者雇用を転々とし、時折無職。年収は100万円ほどだった。 そんな貧困家庭で育った私の体験を書き綴った記事をnoteで出したところ、たくさんの声をが寄せられた。賛否含めて、多数の反響をいただいたことキッカケに、現代ビジネスでも自身の体験談を寄稿させていただいている。 今回は幼少期からの学習環境を振り返り、その中で感じてきた貧困家庭であるがゆえの教育機会の格差について書き綴ってみたいと思う。 「習い事がしたい」は贅沢 私は物心ついた時から知的好奇心が旺盛で、なんでも知って体験してみたい、そんな性格だった。 小学生になったころ、周りにはこどもチャレンジなどの通信教育を始めた友人がたくさんいた。その上、バレーボールクラブやピアノ教室など、少なくても何か一つは習い事をやっていたように思う。中学にあがると塾に行く
Published 2024/04/07 16:32 (JST) Updated 2024/04/07 16:45 (JST) 子育て中の困窮世帯の1割が家庭にインターネット回線がない―。こうした実情が、子どもの貧困対策に取り組むNPO法人「キッズドア」(東京)の調査で明らかになった。オンライン空間での子どもの居場所づくりに注目が集まる中、所得を問わずデジタル環境にアクセスできるよう支援が必要だと訴える。キッズドアによると、同様の調査は前例がないとしている。 調査は昨年9~10月、キッズドアのサポートを受けている世帯の保護者916人に実施。主に年収300万円未満で、母子世帯が大半を占める。家庭でのネット回線の有無に関し、85人(9.3%)が「ない」と答えた。通信データ容量が使い放題の回線が「ある」は最多の686人(74.9%)で、容量の制限付きの回線が「ある」は138人(15.1%)だった
貧困と子どもの脳や能力にはどのような関係があるのか。脳科学を専門にする細田千尋さんは「親の経済力や貧困と子どもの脳の関係については多くの研究がされてきましたが、今年に入って、因果関係を示す初めての論文が発表されました」という――。 貧しい環境で育った子のほうが認知機能、非認知能力ともに低い 「貧困」は、子どもの脳や能力と強い関係があることが多くの研究から示されています。そして、つい最近、貧困家庭にお金を支給すると、その家の子どもの脳に変化があったとする論文が発表されました。 これまでの研究で、「言語能力」「空間的関係の認識」「真実と出来事の記憶」「認知制御」「短期記憶」は、貧しい環境で育った人ほど低いことが示されています。さらに、育った地域が、貧困地域かそうでないかで、子どものIQが違ってくることも明らかにされています。貧困地域で子どもを育てた場合、子どもの平均IQは96(通常IQは100
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一般家庭の子どもたちとの格差をなくそうと取り組む児童養護施設、至誠学園(東京都立川市)。 撮影:ヒオカ 生い立ちの環境によって、圧倒的ハンデを持つ子どもたちがいる。 その属性はいくつかあるが、貧困家庭、ヤングケアラー(大人が担うことが想定されている家事や家族の世話を日常的に行う子どもたち)、そして今回取りあげる児童養護施設の子どもたちも、象徴的な例だろう。 「普通」を手に入れるための途方もない道のり 筆者の父親は精神的な疾患を抱え、定職に付くことができなかった。父は障がい者雇用やアルバイトを転々とし、時折無職となった。筆者はそうした貧困家庭で育った。その後なんとか公立の大学に進学したが、その過程で、一般家庭の子どもたちとの違いを色濃く感じる場面が幾度となくあった。 その体験を克明に書き記したnoteを公開したところ、数百件のメッセージが届き、「日本にこんな貧困があると知らなかった」「貧困は
ロバート・D・パットナム著『われらの子ども』を読みました。 英語原題は"OUR KIDS -The American Dream in Crisis"です。分厚い、でもとても示唆に富んでいて面白い本でした。全米でベストセラーになったのも納得です。 われらの子ども:米国における機会格差の拡大 作者:ロバート・D・パットナム 創元社 Amazon この本の主題と、ロバート・D・パットナム教授について 著者は1941年生まれ、ハーバード大学教授で、7人の孫がいる白人男性です。この本は彼の同級生たちへのインタビューから始まり、2010年代の子どもたちへのインタビューへとつながります。主題は、「この半世紀で、米国では人種格差・ジェンダー格差は減少している。一方で階級格差は拡大しており、もはや ”貧しい出身でも努力によって立身出世を成し遂げられる” というアメリカンドリームは崩壊している」ということで
2009年 にNPO法人キッズドアを立ち上げ、貧困、虐待、障がい、いじめ、⾃殺、不登校、過疎、少⼦化、ネグレクト(育児放棄)など、子どもをめぐる問題点から悩む方々を支える活動を続けている渡辺由美子さん。立ち上げから12年経つ今も、貧困問題は解決するどころか、コロナの影響もあってますます格差が広がっているという。現状と解決しない理由を考察し、改めて渡辺さんに寄稿いただいた。 年収200万円未満、貯蓄額10万円未満での子育て 「食料も困っていますが、支払いが止まっているので、給付金があればと願うばかりです」 これは、私が運営するNPO法人キッズドアが企画した、新型コロナウィルス 感染症に感染したり、濃厚接触になったり、保育園や学校が休校になって仕事に行けなくなってしまった困窮子育て家庭のための食糧支援の申込に寄せられた声です。 2020年3月2日の全国一斉休校、その後の緊急事態宣言以後、困窮子
中学2年生の子どもがいる神奈川県内世帯の貧困率が10・1%に上ることが19日、県が初めて実施した調査で明らかになった。子どもの貧困は学力や進学率と相関関係があるとされ、黒岩祐治知事は「約10人に1人が厳しい経済環境の中で暮らしている。年齢に応じた生活状況や支援ニーズを幅広く把握したい」と述べ、分析結果を施策などに反映させる考えを示した。 県次世代育成課によると、調査は昨年8~9月、県内で中学2年生の子どもがいる家庭のうち無作為抽出した4320件を対象に実施。1715件(39・7%)から回答を得た。 貧困率は、2022年の世帯所得の中央値の半分(187万5千円)以下で暮らす世帯の割合。19日の県議会本会議で、立憲民主党の赤野孝之氏の代表質問に答えた。
「おまえらみたいなサルがいるから、この大学はダメなんじゃ!」 ――濱井さんは「9浪」と言いつつ、2009年にストレートで大阪の私大の経済学部へ入学しています。“憧れ”の大学生活はどうでしたか。 濱井 実は入学後すぐ、その大学に失望してしまったんです。というのも、学生たちがうるさすぎて授業が聞き取れないし、教授には「おまえらみたいなサルがいるから、この大学はダメなんじゃ!」と怒鳴られるし……屈辱でしたね。地元を出て高校の下劣な奴らと離れたのに、また同じレベルの人間に囲まれた気がして。 ©志水隆/文藝春秋 ――これじゃ、高校時代と変わらないと。 濱井 はい。あと、他大の学生はどんな雰囲気かを確認したかったので、インカレサークルに入ってみたんです。 そこで知り合った京大や同志社の学生はみんな優しくて、物事の考え方も多面的で、自分の周りにいた学生と全く違うことに心底驚きました。高校までは怒鳴られた
「どうすればダイエットできるか」必要な3つのルール 現代社会においてもっとも意志力を問われるのがダイエットであることは間違いない。行動遺伝学は、体重は身長と同じく(あるいはより以上に)遺伝の影響を強く受けることを明らかにした。背の高い親の子どもが高身長になるのと同じように、親が太っていれば子どもも同じように太る可能性が高いのだ。 一般に、遺伝率の高い形質を個人の努力で変えるのはきわめて難しい。遺伝的に足の遅い子どもは、どんなに努力してもウサイン・ボルトにはなれない。同様に遺伝的に太る体質のひとは、どれほど努力してもモデル体型にはなれないのかもしれない。 ただし体重管理には、身長などの身体的特徴はもちろん、運動神経や音楽的才能、知能などとも大きく異なる要素がある。当たり前の話だが、食べなければ誰でもやせるのだ。これが、ダイエットが現代において意志力を測る指標にされる理由だろう。 しかし現実に
昨年のクリスマスプレゼント用に寄せられた品物を仕分けするボランティアたち。望んだ贈り物が届かない子供も少なくなかった=茨城県龍ケ崎市(未来の子どもネットワーク提供) 生活が苦しい家庭の子供たちにクリスマスプレゼントを届けている茨城県龍ケ崎市のNPO法人が、贈り物を充実させるための資金をインターネットの「クラウドファンディング(CF)」で募り、寄付額が目標の100万円に達した。資金集めを始めたきっかけは、ある女の子が漏らした一言だった。「サンタさんってお手紙が読めないの?」-。 CFを実施した「未来の子どもネットワーク」は平成12年に発足し、子供たちの学習支援などを行ってきた。昨年のクリスマスには、市民から提供された食料品やおもちゃなどを市の就学支援対象者186人にプレゼントした。 代表の笠井広子さんには心を痛めていることがあった。 数年前のクリスマスの直後の出来事だ。子供食堂にやってきた小
新型コロナウイルスの感染拡大を受けたカタリバのオンライン上の子どもの居場所作り活動の中で始めた、生活困窮世帯の子どもたちにパソコンとWi-Fiを無償貸与する「あの子にまなびをつなぐ」プロジェクト。集まったクラウドファンディングでの寄付額は、初期目標の1500万円は達成しました。ニーズの増加に応えるため、ただいまネクストゴール3000万円にチャレンジ中です。 そのドリームサポーターとして参加してくれるのは、俳優の有森也実さん。芸能生活37年目を迎え、多くの人にとっては、ドラマ『東京ラブストーリー』の「関口さとみ」役としての印象が記憶に残っているのではないでしょうか? 有森さんはどうしてこのプロジェクトを支援してくれているのでしょうか? 家庭問題を扱った様々な映像作品に出てこられたプロの俳優としての有森さんと、一個人としてのプライベートな有森さん。その両方の「ちょうど真ん中にいる有森さん」とし
学歴があれば「勝ち組」なのか? 月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、博士課程中退で借金1000万円、ロースクールを経て「ヒモ」に、日本に馴染めない帰国子女、教育費2000万円かけたのに無職…… なぜ高学歴でも生きづらいのか? 発売即3刷重版が決まった話題書『高学歴難民』では、「こんなはずではなかった」誰にも言えない実態の数々に迫っている。 ここでは、「ギャルから博士課程へ、月10万円生活の行方」と題した40代女性へのインタビューをお届けする。 ※本記事は阿部恭子『高学歴難民』から抜粋・編集したものです(登場人物は仮名で、個人が特定されることのないよう一部エピソードに修正を加えています)。 高学歴貧困家庭で育つ 私は1970年代後半、東京都で生まれ育ちました。両親は高学歴難民カップルで、父親は40歳目前、ようやく大学に職を得て、直後に私が生まれました。母親は出産を機に研究
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