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進化生物学の検索結果161 - 200 件 / 295件

  • さようなら17年周期ゼミ、また会おう 大発生の狂騒に幕

    米メリーランド州アンドルーズ空軍基地で、大統領専用機近くの滑走路に止まるセミ(2021年6月9日撮影)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【6月30日 AFP】所構わず出現しては交尾相手を求めて木々の幹をはい回り、大きな羽音を立てて飛び交い、自動車事故を引き起こし、果ては米大統領の首に着地するなど、17年ぶりに米国人の頭痛の種となっていたセミの大発生に、ついに幕が下りようとしている。 4月から5月にかけて米東部メリーランド州や首都ワシントン、中西部オハイオ州までの一部地域で始まった、17年周期で羽化するセミの大発生。今年も、これまで同様、さまざまな被害が出た。うまく飛べないセミたちは、建物の窓や車、人にぶつかっては、腹を立てたように激しい騒音を立てた。 セミが最も注目を浴びたのは、6月9日に就任後初の外遊に出るため大統領専用機「エアフォースワン(Air Force O

      さようなら17年周期ゼミ、また会おう 大発生の狂騒に幕
    • 甲殻類がどんな進化をしてもカニのような形態に収斂してしまう「カニ化」(カーシニゼーション)という現象があるらしい「やはり旨くなるのかな?」

      超ジュラルミンおじさん(24) @ilovegrupan 「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 nazology.net/archives/84855 甲殻類の異なる種がそれぞれ独自にカニ化(収斂進化)してるの面白い。 「カニの形は最適解なのか、、」と思ったら脱カニ化してカニを辞めてる奴もいるらしく謎だ。 pic.twitter.com/VdKWzFpxbw 2022-07-29 08:28:16 リンク Wikipedia カーシニゼーション カーシニゼーション(英: carcinization)またはカニ化とは、カニに似ていない形態の甲殻類が、カニに似た形態に進化するという、収斂進化の一例である。 L・A・ボラダイルが "カニへ進化するための自然の試みの一つ" と表現し、進化生物学に導入したものである。多くのカーシニゼーションした甲

        甲殻類がどんな進化をしてもカニのような形態に収斂してしまう「カニ化」(カーシニゼーション)という現象があるらしい「やはり旨くなるのかな?」
      • 謙虚さは重要だよ、年齢や時代に関係なく。

        きっついお話を先月のbooks&appsで見かけた。 実力も謙虚さもない年配者は、もう居場所がない。 結局のところ、実力に関わらず「素直さ」、「学ぼうとする意欲」、「ちょっとしたチームへの貢献」というのは、年齢関係なく、歓迎されるといえる。 要は年配になっても「謙虚さ」を保てるかどうか、という話に帰着する。 だが「そんなの無理」という年配者もいるだろう。 だが、こう考えてみてほしい。謙虚にふるまえるかどうかは「死活問題」だと。 シニアになってからのQOLに直結する話なのだと。 冒頭リンク先のお話をワンセンテンスにまとめるなら「実力もなければ謙虚さもない、そんな無能で鼻持ちならないシニアは忌避されるぞ」といった内容だし、たぶんそのとおりだと思う。 そして年上には謙虚さや徳の高さが(年下に比べて)期待されがちで、それもまた能力のうちなので、無能なうえに謙虚も欠如したシニアは二重に無能だ、とさえ

          謙虚さは重要だよ、年齢や時代に関係なく。
        • 誰もが知っているダーウィンの名言は、進化論の誤解から生じた!(千葉 聡)

          最近のゲノム科学や理論研究が示した答えは次のようなものだ。 集団レベルの性質ならば、多様でかつ現在の環境下では生存率の向上にあまり貢献していない“今は役に立たない”遺伝的変異を多くもつことである。個体レベルの性質なら、ゲノム中に同じ遺伝子が重複してできた重複遺伝子を数多く含むこと、複雑で余剰の多い遺伝子制御ネットワークをもつことである。 要するに、常に変化する環境に適応し易い生物の性質とは、非効率で無駄が多いことなのである。これはたとえば、行き過ぎた効率化のため冗長性が失われた社会が、予期せぬ災害や疫病流行に対応できないことと似ている。 だから、もしこのダーウィンの言葉と誤解されているフレーズが、どう変化するか予想が困難な社会環境のもとで、組織や業務の〝選択と集中〟や、効率化を進めることを正当化するために用いられるなら、それは明らかに誤りであり不適切である。 きっと、研究まで興味を持たれて

            誰もが知っているダーウィンの名言は、進化論の誤解から生じた!(千葉 聡)
          • ちゃんとした「進化生物学ブックガイド」: かめふじハカセの本草学研究室

            リンク張るのもバカバカしいので敢えてここで明示はしないけれども、「進化生物学ブックガイド」なる単語がTLに流れてきたので見に行ったらそこにはかめふじ文庫トンデモ本コレクションにも収蔵されている有名なトンデモ本が複数含まれていた。 かめふじ文庫の闇、瘴気溢れるトンデモ本コレクション。 よりによってこんなもんを進化生物学本として紹介してくれるなバカが。 自分が進化生物学者か?と問われるとそれはそれで烏滸がましい…と思ってしまう程度ではあるけれども、まぁ一応進化生物学関連の論文も出したことがないわけでもない。非常勤ではあるけれども大学で学生さんたち相手に進化の内容について講義もしている立場から、こんなトンデモブックガイドをのさばらせておくことなく、きちんとマトモな「進化生物学ブックガイド」を公開することは、微々たるものではあっても世間の自然科学理解の向上に貢献するものだろうと考えて、読みやすくて

            • 暗黒×IDW×海賊…「啓蒙」の後で何を信じるのか?(片岡 大右)

              ニック・ランドの「暗黒啓蒙」 ジョージ・フロイド殺害事件(2020年5月25日)を機に米国の根深い黒人差別が改めて告発され、#BlackLivesMatter運動が国際的に注目を集めている。 また日本では、政権与党が政治的意図実現のために進化論を歪めつつ利用したことが、学会による反対声明(6月27日)によって批判されたばかりだ。 そんななか、ニック・ランド『暗黒の啓蒙書』(講談社、2020年5月)は、うってつけのタイミングで翻訳刊行されたということもできる。 なにしろ本書の核をなす議論は、ダーウィンの進化論の帰結として引き出されるものとされる「人間の生物学的多様性」(Human Biological Diversity: HBD)の主張であり、しかもそれが、#BlackLivesMatter運動が生まれるきっかけとなったトレイヴォン・マーティン射殺事件との関係で論じられるのだから。 「人種

                暗黒×IDW×海賊…「啓蒙」の後で何を信じるのか?(片岡 大右)
              • サクサクした食べ物が好きなのは、祖先が昆虫食だったから『美食のサピエンス史』

                サクサク(crispy)した食べものは、みんな大好きだ。たとえば、唐揚げやフライドチキン、ポテトチップスは、世界各国で好まれる。 この、サクサクした食感を好む傾向は人類共通らしい。 なぜ、私たちはサクサクを好むのか? 本書によると、かつて我々の先祖が、昆虫を好んで食べていたからだという。 つまり、外はサクサク、中はトロ~りした食べものが好まれるのは、外骨格に身を包み、タンパク質や脂肪を豊富に含んだ昆虫を食べてきた名残りなのだというのだ。 昆虫食は異常? アジア、オーストラリア、アフリカ、南アメリカ、中東では、昆虫は優れたタンパク質源であり、薬剤としても利用されている(※1)。そういえば、わたしが子どもの頃、祖母が作った「イナゴの佃煮」や「ハチノコ」が食卓に並んでいた。 いっぽう、欧米人は、昆虫食をありえないと決め付けるのだが、その理由が興味深い。 昆虫を「きたならしく、吐き気をもよおす」か

                  サクサクした食べ物が好きなのは、祖先が昆虫食だったから『美食のサピエンス史』
                • ピーター・ターチン「集団淘汰を巡る血で血を洗う論争」(2012年3月13日)

                  Science Red in Tooth and Claw March 13, 2012 by peter turchin 1980年代初頭、私がデューク大の大学院に在学していた時、ミシガン州からやってきた若い教授が集団選択について話してくれたことを覚えている。むろんその教授は、デイヴィッド・スローン・ウィルソンに他ならない。当時、集団選択という火中の栗を拾おうとしていた唯一の人物だったからだ。彼の考えは非常に理に適っていると私は思ったのだが、私以外の院生は誰も賛成していないのには驚いた。集団選択は、当時の私の研究テーマと特に近いものではなかった(昆虫の個体群行動について研究していた)が、私は集団選択をフォローし続けることになった。1980年代から90年代に私が聞いていたのが、集団選択を批判する執拗なまでのタコ殴り音だった。ジョージ・クリストファー・ウィリアムズやリチャード・ドーキンスとい

                    ピーター・ターチン「集団淘汰を巡る血で血を洗う論争」(2012年3月13日)
                  • 人類の絶滅 - Wikipedia

                    この項目では、未来学における人類の絶滅について説明しています。人類の滅亡に関する思想や予言については「終末論」をご覧ください。 核戦争は、人類滅亡をもたらす原因としてよく取り沙汰される。 本項では未来学における人類の絶滅に関する諸仮説と、それに対して提示されている考察や対応策について述べる。「絶滅」の原因として考えられているものは、自然現象によるものと、人類自身の活動の結果によるものの二つに分けられる。自然現象としては隕石衝突やスーパーボルケーノによるものなどが考えられるが、これらが発生して人類が滅亡に追い込まれる事態が起きる確率は極めて低いと考えられている[1]。 人為的なものとしては、核によるホロコースト(英語版)や生物兵器戦争、パンデミック、人口過多[2]、生態系の崩壊、気候変動、汎用人工知能の暴走などの仮説シナリオが提唱されている。こうした理由によって例えば百年以内に人類が滅亡する

                      人類の絶滅 - Wikipedia
                    • 細胞の理論生物学の学び方(学部前期向け)

                      独学をする時の注意点 ここに記載した教科書はあくまで目安です。 前提となる知識や定番の記法やお約束がわからずに教科書や論文を読んでも理解はできません。特に初学の場合は、自分に馴染みのある問題を手がかりにした教科書を探すほうが早いです。いきなり分野の名著を無理に読むより、学生向けに書いたテキストのほうがよっぽど理解は進みます。 また数学や物理の基礎の場合は、必ずしも最新の教科書がいいわけではなく、昔の教科書のほうが良いこともしばしばあります。今の自分にあった教科書を見つけられるのは自分だけなのです。 数学基礎 理論生物学の教科書を読む場合、どうしても最低限必要となる数学(微分方程式・線形代数・ベクトル解析・確率統計など)があります。ここではその基礎的な数学をまとめます。 また志賀先生の30講シリーズは、数学的厳密さより各分野の気持ちを重点的に記載しており副読本として使うととてもよいです。 数

                        細胞の理論生物学の学び方(学部前期向け)
                      • 今週のはてなブログランキング〔2021年6月第4週〕 - 週刊はてなブログ

                        はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング。6月20日(日)から6月26日(土)〔2021年6月第4週〕のトップ30です*1。 # タイトル/著者とブックマーク 1 プライムデーのKindle本から使い勝手の良い6冊 - 本しゃぶり by id:honeshabri 2 インターネット(はてな)から人がいなくなってる気がした - orangestarの雑記 by id:orangestar 3 B'z稲葉浩志は全388曲中どれだけ「アゥイェエェァ!」と叫んでいるのか調べた - kansou by id:ikdhkr 4 育児休業中の金銭事情について - ゆとりずむ by id:lacucaracha 5 入門 GitHub Actions - メドピア開発者ブログ by id:MedPeer 6 野村vsIBM事件控訴審 東京高判令3.4.21(平31ネ1616) - IT・システム

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                        • 書評 「進化政治学と戦争」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                          進化政治学と戦争 自然科学と社会科学の統合に向けて 作者:伊藤 隆太芙蓉書房出版Amazon 本書は社会科学と自然科学のコンシリエンスを追求する進化政治学者伊藤隆太の2冊目の著書になり,進化政治学とはどのような営みなのか,そしてそれは戦争についてどう説明するかを扱っている.基本的に政治学の中の古典的リアリズムの立場を進化生物学,進化心理学で基礎づけるという試みで,具体的テーマとしては戦争原因が取り上げられ,ヒトの進化適応から説明する仮説を提示するものになる. 序章 進化政治学と社会科学の科学的発展 序章では進化政治学とは何かが解説される.進化政治学は(それまでの社会科学の暗黙的前提であった)心身二元論,高貴な野蛮人,ブランクスレートによらず,進化生物学*1,進化心理学とのコンシリエンスを目指す政治学ということになる.そして先駆者たち(マクデーモット,ジョンソン,セイヤーなど)の業績*2が簡

                            書評 「進化政治学と戦争」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                          • もっと女性の性的欲求を認めれば、男性の性的欲求にも寛容になるんだろうか? - 頭の上にミカンをのせる

                            honeshabri.hatenablog.com べらぼうに面白かったwww さすが骨しゃぶりさんやで。「性欲の科学」即注文したから私も読みます とはいえ、この結論はそれはそれで違和感がある。 男女を逆転させるならば「心の通じる高スペックなイケメン」を持ってこい。 なんというかこの結論だと、女性に根深くビルドインされてしまっているルッキズムの問題が埋もれてるような気もする。 骨しゃぶりさんの努力に対して、こちらがファクトが示せないのは大変に申し訳ないのだが、女性のほうが「わかりにくい」だけで、実際のところルッキズムは女性のほうに強く強く内面化されていると思う。 web.archive.org この記事とかその典型で、いろいろ書いてるけど「ブスでもいいが、「かわいい」を目指さないものがいい男を手に入れることは許さない」という怨念のようなものを感じた。 この感覚がまともだと思って疑わないあた

                              もっと女性の性的欲求を認めれば、男性の性的欲求にも寛容になるんだろうか? - 頭の上にミカンをのせる
                            • 「好き」を追い続けると、世紀のスクープに出くわすこともある。どこへ飛ぶのか“ちょうちょ記者”|NHK取材ノート

                              幼少期に出会った1頭のモンシロチョウが導いた憧れの地、ブータンの秘境。NHKの報道現場で好きなことを追い続けて20年、変わり種と言われながら40半ばの今も新たな情熱と興奮が止まらない。そんな私の「取材ノート」をご覧ください。 鉄道少年が「チョウ」と衝撃の出会いはじめまして斎藤基樹といいます。チョウが好きでこれまでの人生をチョウと過ごしてきました。 子どものころは駅近くの小さなアパートに暮らし、毎日母親にせがんでは線路沿いの金網にへばりついて電車を見るのが好きな鉄道少年でした。それが唐突にチョウに目覚めることになったあの時の光景は、40年以上たった今も脳裏に焼きついています。 母親と買い物に出かけようと外に出たとき、日暮れてピンクや青や黄色の混ざった複雑な色の空を見上げた私の目に、不意に緩やかに舞うものが像を結びました。「そいつ」は残照の光を浴びて銀色に鈍く輝きながら、止まろうともせずふわふ

                                「好き」を追い続けると、世紀のスクープに出くわすこともある。どこへ飛ぶのか“ちょうちょ記者”|NHK取材ノート
                              • 日本は人口減少社会を恐れるな / ジャレド・ダイアモンド(『銃・病原菌・鉄』)|文藝春秋digital

                                ジャレド・ダイアモンド氏(82)の名を一躍、世界に知らしめたのは、ピューリッツァー賞を受賞した著書『銃・病原菌・鉄』(草思社)だった。さまざまな資料を駆使して「西洋が経済的に優位に立ったのは、人種の優劣ではなく地理的な要因だ」と喝破し、「ヨーロッパ人は優秀」という人種差別的な偏見に反論する内容で世界的なベストセラーとなった。ダイアモンド氏は、ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めたあと、進化生物学、鳥類学、人類生態学へと研究領域を広げた。複数の言語を操り、パプアニューギニアでの長年のフィールドワークを続けるなど、学際的な研究で得た独自の視座による著作はいずれも世界的に高い評価を得ている。 最新刊は『危機と人類』(日本経済新聞出版社)。これまで国家がいかにして危機を乗り越えたのかを幅広い事例で検証し、今、人類が直面する危機にどう立ち向かうべきかについての示唆に富む1冊だ。 世

                                  日本は人口減少社会を恐れるな / ジャレド・ダイアモンド(『銃・病原菌・鉄』)|文藝春秋digital
                                • 【月イチ宮台】黒川弘務問題と新型コロナ問題にみる日本の劣化|2020.05.12放送 - MIYADAI.com Blog

                                  MIYADAI.com Blog (Archive) > 【月イチ宮台】黒川弘務問題と新型コロナ問題にみる日本の劣化|2020.05.12放送 « 文字起こし:文化放送サキドリ!|日本人と日本政府のダメさ & 誰が生き残るか? | 【大竹メインディッシュ】なぜ日本は確実に終わるのか?|2019.12.11[コロナ前] » 【月イチ宮台】黒川弘務問題と新型コロナ問題にみる日本の劣化 JAM The World | J-WAVE|2020.05.12(火)放送 青木理さん:ジャーナリスト 宮台真司 :社会学者/東京都立大学教授 (文字起こし:立石絢佳さん Twitter:@ayaka_tateeshi) ※若干の語句の変更と補いがあります ▶️『#検察庁法改正案に抗議します』は安倍のヘタレっぷりが招いた結果 (前半) 青木理(以下、青木): 今夜は火曜日の月一恒例企画になりました「月イチ

                                  • 最悪の2020年、次に起きる大事件とは?米抗議デモを的中させた専門家の警告=高島康司 | マネーボイス

                                    10年前から2020年の米国が混乱状態になることを予測し、見事に的中させた歴史学者ピーター・ターチンの最新の発言を紹介したい。氏は歴史には明らかに再帰的なパターンが存在していると発表している。今後の米国抗議デモの行方と、ひいては世界経済がどう動くのかを見通す参考になるはずだ。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司) ※本記事は有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』2020年6月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 すでに科学的に予見されていた2020年の内乱 今回はすでに10年前から2020年のアメリカが混乱状態になることを予測し、見事に的中させた歴史学者ピーター・ターチンの最近の発言について紹介したい。 ピーター・ターチンについては、当メルマガでトランプが大統領になった少し後

                                      最悪の2020年、次に起きる大事件とは?米抗議デモを的中させた専門家の警告=高島康司 | マネーボイス
                                    • 異なる種同士をかけ合わせた「雑種」が持つ特徴に共通点はあるか? – 動物分類群を横断したメタ解析で明らかになったこと

                                      異なる種同士をかけ合わせた「雑種」が持つ特徴に共通点はあるか? – 動物分類群を横断したメタ解析で明らかになったこと 雑種個体が持つ特徴 生物は別の種の個体と交配する「交雑」をしばしば起こします。両親の遺伝子が足し算的に子の特徴を決める、という私たちが無意識に持っている先入観からすれば、異なる種同士の両親から生まれる雑種第1世代の個体は、両親の平均的な特徴を持つことになるでしょう(雑種第1世代同士のカップルから生まれた子を雑種第2世代と呼びます)。 今回の研究データに含まれている、交雑を起こす生きものの例。画像はすべてWikipediaより引用。 しかし実際には、雑種第1世代はしばしば両親よりも早く成長して大きくなったり、より甲高い声で鳴いたりするなど、両親が持たなかった性質を持つことがあります。さらに農業では、雑種第1世代は親となった品種よりも品質が安定しやすいということが経験的に知られ

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                                      • 意思決定に人間は要らない!? 橘玲氏が語る、『NOISE』(ダニエル・カーネマン他)の衝撃|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                        心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは、最新作『NOISE』(ダニエル・カーネマン、オリヴィエ・シボニー、キャス・R・サンスティーンとの共著、村井章子訳/早川書房)で、組織やシステム内で発生する判断のばらつき=「ノイズ」について論じている。医師の診断や裁判、または難民認定など、公平で合理的な判断を下すことが前提とされる場面においてノイズが生じるのはなぜか。そしてノイズを減らすために組織はどのようなことができるのか。 作家で『無理ゲー社会』などの著作がある橘玲氏が、カーネマンの業績を振り返りながら行動経済学の誕生の背景を明かしつつ、最新作からノイズという概念の新しさとその有効性について解説する。 カーネマンの新たな挑戦 橘玲氏による書評近代経済学は、目先の損得だけでなく長期的な効用や確率まで正しく計算できる「合理的経済人(エコン)」を“発明”したことで、壮大な理論の塔

                                          意思決定に人間は要らない!? 橘玲氏が語る、『NOISE』(ダニエル・カーネマン他)の衝撃|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                        • 1人だったら研究者になっていない。研究者の斜めの関係をつくりたい。石川由希先生、石川麻乃先生|ワトソン株式会社/深江化成株式会社 若手研究者を応援するnote

                                          太田先生にご紹介いただき、双子でお二人とも研究者の石川由希先生、麻乃先生(以下、ゆき先生、あさの先生)にインタビューさせていただきました。 ショウジョウバエの行動進化とイトヨの生活史の進化—どんな研究をしているかお聞かせください。 ゆき先生:私は、動物がどうやって進化してきたのか、どういう脳の回路や神経基盤で進化してきたのかを研究をしています。ショウジョウバエを材料として扱っています。 ショウジョウバエは、小さいながらも種ごとに行動が違ったり、好みが違ったりします。いろいろなショウジョウバエを比べることで行動がどんな風に進化してきたのかを理解しようとしています。 あさの先生:私は「生活史」を研究しています。例えば、生物が一生の間にいつ繁殖して、いつ成長するのか、など、どのように生物の暮らし方が変化してきたかという生物の生活様式の進化の研究です。 研究材料はトゲウオ科のイトヨという魚です。進

                                            1人だったら研究者になっていない。研究者の斜めの関係をつくりたい。石川由希先生、石川麻乃先生|ワトソン株式会社/深江化成株式会社 若手研究者を応援するnote
                                          • 20/7/19 倫理は永井均しか勝たない - LWのサイゼリヤ

                                            ・倫理学を齧った感想 153.倫理学について語って欲しい(出来ればLWさんのおすすめ本も教えて欲しい) 最近読んだ倫理学の本はこのあたりです。 プレップ倫理学 (プレップシリーズ) 作者:柘植 尚則 発売日: 2010/08/01 メディア: 単行本 メタ倫理学入門: 道徳のそもそもを考える 作者:岳詩, 佐藤 発売日: 2017/08/31 メディア: 単行本 動物からの倫理学入門 作者:伊勢田 哲治 発売日: 2008/11/20 メディア: 単行本 大阪経済大学准教授のHP(→■)がブックガイドとして非常に参考になり、それを見ながら初心者向けの書籍を選んで読みました。 いずれも平易でわかりやすい良書ですが、『プレップ倫理学』はあまりにも教科書的で文脈に欠けるため、単独で読んで満足するよりは最初に読んでおいて後で適宜参照するのが良い気がします。『メタ倫理学入門』は学史上の経緯よりも論理

                                              20/7/19 倫理は永井均しか勝たない - LWのサイゼリヤ
                                            • ピーター・ターチン「『大きな誤り』仮説と『大いなる欺き』仮説は大規模な人間社会の協力を説明できるか?:文化的マルチレベル淘汰理論が有望な理由」(2012年6月24日)

                                              The ‘Big Mistake’ and ‘Grand Deception’ Hypotheses: Alternatives to CMLS? June 24, 2012 by Peter Turchin CMLS(文化的マルチレベル淘汰:cultural multilevel selection)が人間の社会進化の説明の役に立たないとしたら、人間の超社会性(無関係の個人から成る巨大集団において協力する能力)はどのように進化したのだろうか? スティーブン・ピンカーは「ユージュアル・サスペクツ」〔おなじみの候補〕である血縁選択と互恵的利他主義を頼り切っている。「ヒトの協力の進化に関する多くの研究は、進化生物学から借りてきた利他主義についての2つの遺伝子レベルの説明、すなわち血縁主義(nepotism)と互恵性(reciprocity)のそれぞれに、人間の認知の複雑性に伴って若干ひねりを加

                                              • 美徳シグナリング - Wikipedia

                                                この項目「美徳シグナリング」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文:en:Virtue signalling 08:08, 21 April 2020(UTC)) 修正、加筆に協力し、現在の表現をより自然な表現にして下さる方を求めています。ノートページや履歴も参照してください。(2020年4月) 美徳シグナリング(英: Virtue signalling)とは、道徳的価値観の顕著な表現を表す蔑称的な語である[1]。元々は進化生物学における徳のシグナリングという正式な学術的概念を説明するために使用されていた。 起源[編集] 進化生物学において[編集] クジャクの雌と雄 自分の道徳的価値観をシグナリングするという考え方は、2015年に「美徳シグナリング」という新語が考案される以前から研究されていた[2][3

                                                • AIで進化を遂げる「知識グラフ」の未来

                                                  人名を検索すると遭遇する「あの人検索 SPYSEE」。2000年代からWEBに触れている方であれば、覚えている方も多いだろう。検索した人物と、関連性の高い人物をネットワーク図で表示する2008年にスタートしたサービスだ。当時注目されていたセマンティック・ウェブ技術を活用し、「知識グラフ(ナレッジグラフ)」のかたちで人物関係を表現した先進的な取り組みだった。本サービスは終了し、いったんは下火となったかに見えるこの知識グラフだが、いま再び注目されようとしているという。 SPYSEEの開発に関わった筑波大学准教授 岡 瑞起氏は、ウェブサイエンスや人工生命の研究で数々の成果を挙げる気鋭の研究者だ。産学連携にも積極的に取り組み、さまざまなサービスを生み出している。知識グラフには、今後どのような可能性があり得るのか。かつて大学で交流のあったNECの研究者 星野 綾子が詳しく話を聞いた。 組織の「空気」

                                                    AIで進化を遂げる「知識グラフ」の未来
                                                  • 鳥や虫は超カラフルなのに、哺乳類はどうしてこんなに地味なの?

                                                    鳥や虫は超カラフルなのに、哺乳類はどうしてこんなに地味なの?2021.05.31 20:0021,566 Daniel Kolitz - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) Image: Elena Scotti (Photos: Shutterstock, Getty Images) via Gizmodo US ハチドリの羽。タマムシの上翅。 光の加減によってゆらめき、虹色に輝くその美しさは息をのむほどです。 ひるがえってヒトを観察してみると、あらためて地味さに気づかされます。というか、ヒト科に限らず、哺乳類に分類される生物ってみんなわりとニュートラルなかんじ。同じ渓流に住む生物でも、カワセミの碧とムササビの茶色とでは彩度が違いすぎます。 哺乳類ってなぜこんなに地味なんでしょう?今回の「Giz Asks」は生物と色の関係についてのお話です。 夜行性ボトルネック説Matt

                                                      鳥や虫は超カラフルなのに、哺乳類はどうしてこんなに地味なの?
                                                    • 書評 「When Men Behave Badly」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                      When Men Behave Badly: The Hidden Roots of Sexual Deception, Harassment, and Assault (English Edition) 作者:Buss, DavidLittle, Brown SparkAmazon 本書は進化心理学者デイヴィッド・バスによるヒトにおける性的コンフリクト,特に男性の配偶戦略が引き起こす問題点(あるいは性をめぐる男性の悪行)についての一般向けの本である.バスは進化心理学の勃興時の立て役者の一人であり,配偶者選好に大きな性差があることを本格的なリサーチで明らかにしたこと,進化心理学の最も有名な教科書の執筆者であることで有名だ. そしてバスはこれまでにヒトの配偶選択についての一般向けの科学啓蒙書を3冊書いている.最初の一冊「The Evolution of Desire」はヒトの配偶者選択全般を

                                                        書評 「When Men Behave Badly」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                      • 上妻世海×宇野常寛 思想としての「遅いインターネット」 | 遅いインターネット

                                                        「遅いインターネット」がこのウェブマガジンと、そして僕(宇野)の書いた本というかたちになって1ヶ月。想像よりだいぶ大きな反響をもらっていて、戸惑っているところもあります。そこで今回は上妻世海さんと僕たちが世の中に投げかけた「遅さ」について話してみることにしました。彼は、僕の知る限り社会の「速度」からいちばん自由な人間です。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」では、現在の速すぎるネット社会の問題とその向き合い方について、様々な観点から特集しています。 「走りながら考える」ことで見えてくるもの 上妻 こうして宇野さんと「遅いインターネット」について濃密に話せる機会ができて、とても嬉しいです。僕は良い本の条件の一つを、読んでいて誰かと対話をしたくなる本、言い換えれば、人と人の〈あいだ〉にある本だと考えていて、『遅いインターネット』を読んだ時に僕が感じていたことは、まさにそれだったからです。

                                                        • 『創造性の誤解を解く鍵としての進化論』|進化思考

                                                          進化思考批判への批評と誤解の解消ー太刀川英輔はじめに進化思考を深く読み込んでくれて、ディープに進化論の角度から批判する論文と記事がいくつか出ています。批判には誤解もあり最初は面食らって腹も立ちましたが、これは進化思考の進化にとって有難い機会だと思い始めました。一回読むのにも時間のかかるこの面倒な本に興味を持ってくれてうれしいです。代表的と思われる2つの批判に対して、著者からの批評をお伝えしたいと思います。 少し長めのこの記事。伝えたい要点は3点です。 1. 進化思考の進化論的な論旨と批判への批評 進化思考の考える創造という現象は、ラマルク的なもの(意思がある)ではなく、ダーウィン的な(意思はない)もの。この誤解しやすい内容を解説しながら批判中の誤解についての解消を目指します。 2. 進化思考で目指したい創造性教育の姿 もし創造性の謎を進化論で紐解けるなら、エラーの練習と生物学的な観察から、

                                                            『創造性の誤解を解く鍵としての進化論』|進化思考
                                                          • ヒトにおける音楽の進化を巡って2つの仮設が学術誌上で対決

                                                            慶應義塾大学(慶大)は10月13日、音楽学、神経科学、進化生物学、人類学、考古学、そして心理学からのエビデンスを統合し、個人がより大きな集団とつながることの促進という点から、音楽を作るための生物学的能力が遺伝子 - 文化共進化を経ていかに発生するかを説明する「社会的絆」仮説を提示したことを発表した。 また、ハーバード大の研究者らが発表した対照的な「信用できるシグナリング」仮説と同じ学術誌に掲載されて、109人の専門家による60の意見論文(片方あるいは両方の論文へコメント)とともに、1つのテーマとして「音楽と進化」についての特集が組まれたことも併せて発表された。 同成果は、慶大 環境情報学部のパトリック・サベジ准教授率いる、国際共同研究チームによるもの。詳細は、神経科学や心理学、人工知能、哲学など、心と脳に関する学術誌「Behavioral and Brain Sciences」に掲載された

                                                              ヒトにおける音楽の進化を巡って2つの仮設が学術誌上で対決
                                                            • 植物を揺らして害虫防除、農薬不要で収量アップも、市販化に向け実証実験中「振動農業技術」

                                                              植物に特定の振動を与えることで害虫の行動を制御し、農業被害を軽減させる「振動農業技術」について17日までに、九州大学大学院などのグループが研究成果を発表した。農薬不要で昆虫の薬剤抵抗性もない防除法で生産者の省力化につながるだけでなく、収量増加の可能性もあると期待される。研究成果は5月10日、オランダの学術雑誌にオンライン掲載された。 進化生物学が専門の九大大学院の立田晴記教授らのグループが発表した。昆虫は配偶者やエサ探し、捕食者の動きなど、振動を利用して周囲の状況を知ったり、コミュニケーションをとったりしている。こうした反応を逆手にとって害虫の行動を制御する研究が進められている。 実験ではコナジラミを放した温室内のトマトに100ヘルツの振動を与えたところ、コナジラミの幼虫密度が約40%低下し、トマトは受粉が促進された。立田教授は「繁殖がどのように抑制されるのかは現在研究を進めている。受粉促

                                                                植物を揺らして害虫防除、農薬不要で収量アップも、市販化に向け実証実験中「振動農業技術」
                                                              • なぜ体内で共生する腸内細菌を持たない動物が存在するのか?

                                                                近年、動物の体内に存在する細菌叢(マイクロバイオーム)への関心が高まっており、人間の腸内に生息する腸内細菌が人々の気分や食生活を左右することも知られています。その一方で、全ての動物が豊富な細菌と共存しているわけではないようで、ほとんど腸内細菌を持たない動物も科学者の想像以上に多いことが判明しているそうです。 Why Is the Microbiome Important in Some Animals but Not Others? | Quanta Magazine https://www.quantamagazine.org/why-is-the-microbiome-important-in-some-animals-but-not-others-20200414/ マイクロバイオームは食品の消化、栄養素の吸収、免疫システムなど、人間の健康をサポートする重要な存在です。近年では微生物

                                                                  なぜ体内で共生する腸内細菌を持たない動物が存在するのか?
                                                                • 今、進化心理学が熱い! 「マズローの欲求ピラミッド」から 「ケンリックの欲求ピラミッド」へ : ライフハックちゃんねる弐式

                                                                  2019年09月14日 今、進化心理学が熱い! 「マズローの欲求ピラミッド」から 「ケンリックの欲求ピラミッド」へ Tweet 19コメント |2019年09月14日 11:00|心理|Editタグ :マズローの欲求進化心理学 マズローの欲求ピラミッドからケンリックの欲求ピラミッド (D.Kenrick 2010) へ。生物学や進化の理論を取り入れなかったマズローの欲求理論を廃して、進化心理学は生物学的証拠に基づく新しい人間の欲求階層理論を提示する。欧米のマーケター界隈ではすでにこっちのピラミッドが取り入れられている。 pic.twitter.com/xHE3OO12rd— Ore Chang(EvoPsy) (@selfcomestomine) September 4, 2019 画像URL https://pbs.twimg.com/media/EDoSv0uUcAAdKRY?form

                                                                    今、進化心理学が熱い! 「マズローの欲求ピラミッド」から 「ケンリックの欲求ピラミッド」へ : ライフハックちゃんねる弐式
                                                                  • 【朝刊先読み!】定置網にリュウグウノツカイ 胴体を真っ二つに切り離す | 山陰中央新報デジタル

                                                                    細長い体と独特のひれが特徴のリュウグウノツカイ。切り離した胴体をつなげて撮影(隠岐ジオパーク推進機構・立花寛奈さん提供) 島根県隠岐の島町の近海に仕掛けられた定置網に、深海魚のリュウグウノツカイがかかった。自ら体を切り離す自切(じせつ)をしたが、長いひれは完全に残っていた。専門家は「ここまで鮮度の良い状態は珍しい」と話している。 【写真特集】隠岐でリュウグウノツカイ 真っ二つにした跡も 体長170センチで胴体は銀色に光り、鮮度が良い状態を示す黒い斑点があった。いずれも赤い背びれと胸びれ、尾びれが残っていた。 12日午前、五箇地区の沖合にある定置網にかかったのを吉田水産(隠岐の島町北方)の漁師が発見。その時点では生きており、胴体を真っ二つに切り離したという。頭部、尾部とも水揚げに成功した。 島根大隠岐臨海実験所(同町加茂)の吉田真明准教授(40)=進化生物学=によると、リュウグウノツカイは危

                                                                      【朝刊先読み!】定置網にリュウグウノツカイ 胴体を真っ二つに切り離す | 山陰中央新報デジタル
                                                                    • 自己啓発本が売れ続ける理由、専門家が指摘する「猿山の論理」

                                                                      成功目指すためのわかりやすいツール 「弱肉強食」の社会がもたらす需要 「ノウハウ平等主義」という甘い夢 書店に並ぶビジネス本に、「能力開発」をうたうセミナー。こうした営みは一般に「自己啓発」と呼ばれます。一定のノウハウさえ学べば、学歴や職歴に関係無く、誰でも社会的に成功できる――。魅力的な触れ込みとは裏腹に、「効果がない」などの批判が寄せられることも少なくありません。実情について専門家に尋ねてみると、「猿山の論理を体現している」という言葉が返ってきました。果たして、その真意とは?(withnews編集部・神戸郁人) 成功目指すためのわかりやすいツール 自己啓発の領域では、極端な前向き思考といった要素が重視されます。こうした考え方は、どのように生まれてきたのでしょうか? 立教大社会学部の小池靖教授(宗教社会学)は、欧米における近代社会の発展が、一つの契機になったと分析します。 「大衆社会が成

                                                                        自己啓発本が売れ続ける理由、専門家が指摘する「猿山の論理」
                                                                      • 読書メモ:『幸福と人生の意味の哲学』(2) - 道徳的動物日記

                                                                        幸福と人生の意味の哲学 作者: 山口尚 出版社/メーカー: トランスビュー 発売日: 2019/05/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この本では「幸福であることの欺瞞性」や「私たちがひとを苦しめながら生きているという事実」が重視されている。 例えば、私たちが美味しいものを食べて(日常的な意味で)「幸福だなあ」と言えるのも、その食材を作るために牛馬のようにこき使われたひとの苦しみを想像したりはしないからです。そして、仮に自分に関わる因果の網目の全体へ注意を向けることができたならば、そうした瞬間に幸福感を抱けるひとなどいないはずです。 (p.58) 著者がこういう考え方をしているので、この本では基本的に日常的に定期的に味わうタイプの幸福感というものは軽視されることになる。その代わりに重要視されるのが、人生における特殊な瞬間やふとした瞬間にごく稀に訪れたり、人生全体について

                                                                          読書メモ:『幸福と人生の意味の哲学』(2) - 道徳的動物日記
                                                                        • 逃げようと胴体を真っ二つに 定置網に「幻の深海魚」(山陰中央新報) - Yahoo!ニュース

                                                                          細長い体と独特のひれが特徴のリュウグウノツカイ。切り離した胴体をつなげて撮影(隠岐ジオパーク推進機構・立花寛奈さん提供) 島根県隠岐の島町の近海に仕掛けられた定置網に、深海魚のリュウグウノツカイがかかった。自ら体を切り離す自切(じせつ)をしたが、長いひれは完全に残っていた。専門家は「ここまで鮮度の良い状態は珍しい」と話している。 【写真特集】真っ二つにした跡もくっきりと 隠岐でリュウグウノツカイ 体長170センチで胴体は銀色に光り、鮮度が良い状態を示す黒い斑点があった。いずれも赤い背びれと胸びれ、尾びれが残っていた。 12日午前、五箇地区の沖合にある定置網にかかったのを吉田水産(隠岐の島町北方)の漁師が発見。その時点では生きており、胴体を真っ二つに切り離したという。頭部、尾部とも水揚げに成功した。 島根大隠岐臨海実験所(同町加茂)の吉田真明准教授(40)=進化生物学=によると、リュウグウノ

                                                                            逃げようと胴体を真っ二つに 定置網に「幻の深海魚」(山陰中央新報) - Yahoo!ニュース
                                                                          • 学振DC2特別研究員(進化生物学)に採用内定したけん学振うどんの話。 - sun_ek2の雑記。

                                                                            目次。 目次。 はじめに。 僕の学振戦記。 DC1:補欠不採用。 申請書作成。 学振面接。 DC2:採用内定。 申請する研究課題と新型コロナウイルスを絡めた。 ブログのQRコードを申請書に張り付けた。 申請書に書いた業績一覧。 学振特需。 『学振焼肉じゃなくて、年越しうどんじゃなくて、学振うどんな話。』 『学振DC1補欠不採用だったけど、学振うどんの話。』 平成の時代は学振焼肉。令和の時代は学振うどん。 学振うどん奢ります。 この文章を読んで、面白い!役に立った!...と思った分だけ、投げ銭していただけると嬉しいです。 ofuse.me 【宣伝】ギターも歌も下手だけど、弾き語りをやっているので、よければ聴いてください。 www.youtube.com はじめに。 この文章を読んでいるあなたが研究界隈の人ではなく、一般人であるならば、「学振」という言葉はあまり聞いたことがないと思う。下の文章

                                                                              学振DC2特別研究員(進化生物学)に採用内定したけん学振うどんの話。 - sun_ek2の雑記。
                                                                            • ゲノム解析によって明らかになった宮古諸島の人々の由来 | 琉球大学

                                                                              ゲノム解析によって明らかになった宮古諸島の人々の由来 琉球大学大学院医学研究科の松波雅俊助教、今村美菜子准教授、木村亮介准教授、石田肇教授、前田士郎教授、同大学医学部先端医学研究センターの小金渕佳江特命助教(現・東京大学)の研究チームによる研究成果が、進化生物学の学術雑誌「Molecular Biology and Evolution」誌に掲載されました。 <発表のポイント> 内閣府、文部科学省、沖縄県の支援を受けた沖縄バイオインフォメーションバンクプロジェクトの一環として宮古諸島住民の協力を得て1240名のゲノム解析を行った。 集団遺伝解析により、宮古諸島出身者は、宮古島北東部・宮古島南西部・池間/伊良部島の3つの集団に分類されることがわかった。宮古諸島のような比較的狭い地域の住民が複数の集団に分類される例は世界的にも類を見ない。 池間/伊良部集団は、グスク時代の外部からの移住に由来し、

                                                                                ゲノム解析によって明らかになった宮古諸島の人々の由来 | 琉球大学
                                                                              • ホモ・サピエンスのメンタルが折れやすい根本的な理由

                                                                                「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。

                                                                                  ホモ・サピエンスのメンタルが折れやすい根本的な理由
                                                                                • 『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンドが語る「日本が“人口減少社会”を恐れなくていい理由」 | 文春オンライン

                                                                                  ピューリッツァー賞を受賞した『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイアモンドの名を一躍、世界に知らしめたのは、ピューリッツァー賞を受賞した著書『銃・病原菌・鉄』(草思社)だった。さまざまな資料を駆使して「西洋が経済的に優位に立ったのは、人種の優劣ではなく地理的な要因だ」と喝破し、「ヨーロッパ人は優秀」という人種差別的な偏見に反論する内容で世界的なベストセラーとなった。 世界的なベストセラー『銃・病原菌・鉄』(草思社) ダイアモンド氏は、ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めたあと、進化生物学、鳥類学、人類生態学へと研究領域を広げた。複数の言語を操り、パプアニューギニアで長年のフィールドワークを続けるなど、学際的な研究で得た独自の視座による著作はいずれも世界的に高い評価を得ている。 最新刊は『危機と人類』(日本経済新聞出版社)。これまで国家はいかに危機を乗り越えたのかを幅広い事例で

                                                                                    『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンドが語る「日本が“人口減少社会”を恐れなくていい理由」 | 文春オンライン