実はAIを使っている、長崎ちゃんぽん「リンガーハット」 予測精度が突如ダウン……どう立ち向かったのか?:発注量を自動調整(1/3 ページ) 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や営業時間短縮は、飲食業界に大きな影を落とした。長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」でおなじみのリンガーハットも、2020年4月の緊急事態宣言以来、さまざまな対応に追われた。 「以前から、当社はAI(人工知能)を使って店舗ごとに売り上げを予測してきました。しかし緊急事態宣言以降、急激に客足が鈍ったことで予測の精度がぶれ始めました。売上予測の結果を基に各店舗で食材を発注していたので、これまでにない難しい判断が必要になりました」──こう語るのは、リンガーハットの是末英一氏(DX推進チーム部長)だ。 長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」は2018年から、売り上げを予測するAIモデルを開発。売り上げ予測に基づいて食