カプコンは氷山の一角 狙われる日本企業、ダークネットで流出情報の取引も:この頃、セキュリティ界隈で ゲーム大手カプコンがランサムウェアの被害に遭った事件が連日のように報じられている。だがこれは氷山の一角にすぎない。欧米などと比較してセキュリティ対策が手薄な傾向にある日本の企業や組織に、ランサムウェア集団やスパイ集団が狙いを定めている。 イスラエルのセキュリティ企業KELAによると、2020年6月~10月の間にランサムウェア攻撃を受けた日本の組織は、同社が確認しただけでも11組織に上る。日本の組織のデータがダークネットに流出し、販売されていることも確認したとしている。 ダークネットで売り出されているデータの中には、顧客や従業員の個人情報、企業の機密文書、社内リソースにアクセスするための認証情報などが含まれる。「日本などアジア企業の電子メール求む」「日本のデータベース求む」など、攻撃者が日本を