愛知県で2019年に開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員会(会長・大村秀章知事)が名古屋市に負担金の残額3380万円の支払いを求めた訴訟で、争って上告している同市は13日、負担金と遅延損害金の計3927万円を実行委に支払った。 2審の名古屋高裁は昨年12月、支払いを拒む市側の控訴を棄却。今回の支払いについて市は、最高裁で2審判決が破棄された場合に返還してもらうことを条件にした「仮払い」としているが、大村知事は「法的には『弁済』であり、当方としては『弁済』として受領した」とコメントした。