10月23日の夕方、マスコミ各社にちょっとした衝撃情報が走った。肺がん治療のためにテレビ画面から離れていたキャスター筑紫哲也氏に代わり、TBS『筑紫哲也 NEWS23』のメインキャスターに共同通信社の現役編集局長の後藤謙次氏が起用されることが内定したからだ。 共同通信もさっそく人事記事を配信し、後藤氏が23日付けで編集局長から総務局付きとなり、31日には正式退社すると伝えた。11月1日にはTBSと出演契約を結ぶ運びで、年内にも番組出演するという。 みのもんた起用をなんとか回避 「後藤氏は政治部長出身で、とくに自民党旧経世会に強く、亡くなった竹下登元首相や野中広務・元自民党幹事長とは昵懇の仲だった。毎日新聞の名物政治部記者である岩見隆夫と肩を並べるほどの書き手でもあり、野中さんのゴーストライター役ともいわれています」(大手紙の政治部記者) 衝撃を与えたのは、まずはなにより筑紫氏の容体が懸念さ