外務省から始まった「大臣会見オープン化」の波は少しずつ、他の省庁にも広がっている。長年にわたって記者会見を独占してきた記者クラブは、旧政権にとってかわった閣僚やネット時代に生まれた新興メディアによって、門を開くことを強く求められている。その姿は150年前、異国からやってきたペリーに開国を迫られた江戸幕府のようだ。記者クラブは今後、どう対応していくのか。 記者クラブが会見を仕切る社民党は「旧態依然」 A 外務省、金融庁、総務省と記者会見のオープン化が進んできたが、肝心の「首相会見」の見通しは? B 鳩山首相は12月24 日の会見で「来年はもっとオープンにする」と明言した。それとは別に、官邸の政務三役が「今年度中にオープン化するから、もう少し待ってくれ」とあるジャーナリストに言ったという話もある。 C 首相会見を主催しているのは内閣記者会、つまり記者クラブなので、政府側の意向だけで