買い物が投票になる方式で売り上げを伸ばしているアイドル集団AKB48は、その方法に対してえげつないと批判する者がいるけれど、もっと問題なのは経済への悪影響だ。 この売り上げが多いことだけをもって経済効果200億円と持ち上げている人たちがいるが、品質と無関係な購買は「ジャンク・ショッピング」である。 ちょうどアメリカの人気テレビドラマ『大草原の小さな家』で、田舎の人たちが退屈だからと必要でもないのに買い物それ自体を楽しんで金を出している場面がよく描かれているが、それと同じことである。 これは文化の底が浅いアメリカならではの習慣で、こうしたアメリカ人の屑物買い好きは、必要な物であるとか品質の良い物だから売れるという本来の在り方ではないから、何が売れて、何を作り売るべきか、などが混乱する。そして実際にアメリカ製品が世界から次第に信用を失い、経済が衰退してしまった。 景気が良くなくて商品が売れない