読書用のデバイスとしてiPadやKindleが脚光を浴びているが、普及台数で見た場合、これらをはるかに凌駕するデバイスが存在する。そう、iPhoneだ。画面サイズこそiPadやKindleには及ばないものの、携帯性の高さはなにより魅力だし、汎用デバイスとあってポテンシャルも高い。使い方によっては、自炊した書籍データのビュワーとして、専用機にはないパフォーマンスを発揮してくれる。 というわけで、前回のiPad編に引き続き、今回はiPhoneで自炊データを快適に読むためのテクニックについて見ていきたい。 なお文中では特に言及しないが、本稿はiPhoneだけではなくiPod touchも対象としている。3G回線への対応の有無など、iPhoneとの機能の違いなどは適宜読み替えていただきたい。