福島第一原子力発電所でタンクから300トン余りの高濃度の汚染水が漏れた問題で、原子力規制委員会は、漏れ出た放射性物質が数千兆ベクレル程度と、かなりの量になるとみられることから、原子力事故の深刻さを表す評価を8段階に分けられた国際的な評価基準で上から5番目の「レベル3」に当初から2段階引き上げることを検討することになりました。 福島第一原発では、19日、4号機の山側のタンクから、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ、タンクの周りを囲むせきの外側にまで流出しているのが見つかりました。 これについて、原子力規制委員会は、国際的な原子力事故の評価基準に基づいて「レベル7」から「レベル0」まで8段階あるうち下から2番目の「レベル1」と暫定的に評価していました。 しかし20日になって、漏れた汚染水が300トン余りに上ることが分かり、含まれる放射性物質が数千兆ベクレル程度とかなりの量にのぼるとみられるこ