ある日突然、駐車場にとめてあった車のワイパーのゴム部分が引きちぎられ、あたりにばらまかれる。そんな奇妙な「事件」が、大分市の三佐(みさ)地区で相次いだ。子どもたちが通う小学校のほか、月10台ほどが被害に遭ったところもある。だれが、何のために? そして、その被害を激減させた秘策とは――。 被害が集中するのは、三佐5丁目。大分市東部で臨海工業地帯に近く、住宅が多いエリアだ。市によると、ほかの地域で被害は確認されていないという。 地元の市立三佐小学校では、3年ほど前から敷地内の3カ所の駐車場で被害が出るようになった。ワイパーのゴム部分が「さきいか」のように裂かれ、至る所に落ちていたという。2013年夏からの半年間の被害は、落ちていたゴムを回収しただけで約20本に及んだという。 犯人は、カラスだった。 三佐小近くにある公民館の職員、野上美王子さん(45)は13年秋、小学校の駐車場でカラスが3台の車
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