人間、宇宙の真空に放り出されたら死にますよね、長くはもたない。でも死ぬ前の14秒かそこらは? 人体どうなっちゃうの!? ...と心配で夜も眠れないみなさまの疑問にNASAがお答えします。 NASAの有人宇宙船センター(現ジョンソン宇宙センター)で'65年、真空室で宇宙服の空気漏れで被験者が真空近い状態(1 psi未満)に晒される事故が発生した。 約14秒間意識はあった。これは肺から脳へのO2(酸素)の流れが止まるのにかかる時間にほぼ等しい。 宇宙服はおそらく完全な真空状態には達しなかったと思う。我々も15秒と置かず室内を再加圧し始めたので。高度1万5000フィート(4.6km)相当の気圧まで確保したところで彼の意識は戻った。 被験者は事後報告書で、空気が外に漏れる感触があり、音も聞こえた、最後に意識に残ったのは舌の上の水が沸騰する記憶だった、と書いている。 む、むぉおおお... [NASA