[印刷ページ] 溝上慎一の教育論 目次 > 講話 > 「あの子はおとなしい性格だから」は無責任!(Part 2)(2017年7月15日に掲載 2018年6月7日更新) 要点 話すことや発表することが学習の一部であることを生徒学生に伝える。これを授業づくりの基本としてとらえる。指導のタイミングの基本は、コースや学期の「始め」にあるが、「繋ぎ」の指導や介入も重要である。それでも話をしない生徒学生に対しても、授業内の場面、タイミングで当該の生徒学生に指導・助言をする。 話をするのが苦手な生徒学生には、クラスのなかよりも、個別に指導や支援をするほうがいいかもしれない。できれば、生徒学生から目標を挙げてくるのを辛抱強く待つ。授業で「今日はどうだった?」とときどき声をかけてあげることも大事である。 一教員が授業や個別指導で取り組むには限界がある。学校(大学、学部学科、高校、中学校)がさまざまなチャンネ