2018年5月7日に経済産業省で開催された、「未来の教室」と EdTech 研究会(第3回) の配布資料が経済産業省のサイトにアップされました。 民間の立場から教育に取り組んでいるスピーカーの資料は読み応えがあります。なかでも、僕が興味をもったのは、熊本大学の苫野一徳先生の資料でした。タイトルは、“公教育の「本質」から未来の教育を構想する”でした。 公教育の目的を、苫野先生は以下のように書かれています。 全ての子どもに、「自由の相互承認」の感度を育むことを土台に、「自由」に生きるための力を育む。 自由の相互承認は、法では整備されていますが、それだけでは充分ではなく、社会全体でそれを実現するために、公教育があるといいます。公教育は手段なのです。手段はひとつである必要はないと思います。目的を達成するために、特に社会に属する多様な人々を対象として目的を達成するために、手段は単一ではないと思います