開館1周年を記念して、阿刀田高館長(右)と浅田次郎さんによるトークショーが行われた(17日午後、甲府市北口で) 県立図書館(甲府市北口)が、JR甲府駅北口に移転してから1周年を迎えた。駅から徒歩3分という立地条件に加え、蔵書数の拡充も図ったことが利用者の増加につながり、開館から半年余りで年間目標とした50万人を達成。利用者は開館1年で97万人を超え、全国の都道府県立図書館の中でもトップクラスとなっている。17日には開館1周年を記念し、同館で阿刀田高館長と直木賞作家の浅田次郎さんのトークショーなどのイベントが行われた。 イベントに先立ち、阿刀田館長は「図書館は大変な活況。今後もどのように県民の読書に寄与していくか考えていきたい」とあいさつ。浅田さんは「これだけ人でにぎわっている図書館は初めて。読書は『勉強』ではなく『娯楽』。子どもたちに読書の楽しみを教えることが大事だ」と、集まった約360人